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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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―黒い手― <師匠シリーズ>

53 黒い手  ◆oJUBn2VTGE ウニ New! 2006/10/15(日) 20:49:55 ID:lY9MF+tv0
その噂をはじめに聞いたのは、ネット上だったと思う。
地元系のフォーラムに出入りしていると、虚々実々の噂話をたくさん頭に叩きこまれる。どれもこれもくだらない。
その中に埋もれて、「黒い手」の噂はあった。

黒い手に出会えたら願いがかなう
そのためには黒い手を1週間持っていないといけない
たとえどんなことがあっても

「バッカじゃないの」
上記の噂を話したところの、ある人の評である。
オカルト道の師匠にそんなあっさり言われると、がっかりする。

「まあ不幸の手紙の亜種だな。どんなことがあっても、って念押ししてるってことは、1週間のあいだになにか起こりますよってことだろ」
チェーンメールが流行りはじめた頃だったが、「××しないと不幸になる」というテンプレートなものとは少し毛色が違う気がして僕の印象に残っていたのだが、師匠はこういうのはあまり好きではないようだった。
しかし、しばらくのあいだ僕の頭の片隅に「黒い手」という単語がこびりついていた。

ありがちなチェーンメールと一線を画すのは、そのスタート契機だ。
「このメールを読んだら」
ではなく、
「黒い手に出会えたら」
つまり、話を聞いた時点で強制的にルールの遵守を求められるのではなく、契機が別に設定されているのだ。

怖がろうにも、その契機に会えない。
「黒い手に出会えたら」
僕は出会いたかった。

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―病院― <師匠シリーズ>

43 病院  ◆oJUBn2VTGE ウニ 2006/10/15(日) 20:35:54 ID:lY9MF+tv0
大学2回生時、9単位。3回生時0単位。
すべて優良可の良。
俺の成績だ。

そのころ子猫をアパートで飼っていたのであるが、いわゆる部屋飼いで一切外には出さずに育てていて、こんなことを語りかけていた。
「おまえはデカなるで。この部屋の半分くらい。食わんでや、俺」
しかしそんな教育の甲斐なく子猫はぴったり猫サイズで成長を止めた。
そのころ、まったく正しく猫は猫になり。
犬は犬になり。
春は夏になった。
しかしながら俺の大学生活は迷走を続けて、いったい何になるのやら向かう先が見えないのだった。

その夏である。大学2回生だった。
俺の迷走の原因となっている先輩の紹介で、俺は病院でバイトをしていた。
その先輩とは、俺をオカルト道へ引きずり込んだ元凶のお方だ。
いや、そのお方は端緒にすぎず結局は自分の本能のままに俺は俺になったのかもしれない。
「師匠、なんかいいバイトないですかね」
その一言が、その夏もオカルト一色に染め上げる元になったのは確かだ。

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―どうして幽霊は鉄塔にのぼるのか― <師匠シリーズ>

790 名前: どうして幽霊は鉄塔にのぼるのか 2006/08/28(月) 21:33:50 ID:9j0TgqFm0
師匠が変なことを言うので、おもわず聞き返した。
「だから鉄塔だって」
大学1回生の秋ごろだったと思う。

当時の俺はサークルの先輩でもあるオカルト道の師匠に、オカルトのイロハを教わっていた。
ベタな話もあれば、中には師匠以外からはあまり聞いたことがないようなものも含まれている。
その時も、テットーという単語の意味が一瞬分からず二度聞きをしてしまったのだった。

「鉄塔。てっ・と・う。鉄の塔。アイアン・・・・・・なんだ、ピラァ? とにかく見たことないかな。夜中見上げてると、けっこういるよ」
師匠が言うには、郊外の鉄塔に夜行くと人間の霊がのぼっている姿を見ることが出来るという。
どうして幽霊は鉄塔にのぼるのか。
そんな疑問のまえに幽霊が鉄塔にのぼるという前提が俺の中にはない。

脳内の怪談話データベースを検索しても幽霊と鉄塔に関する話はなかったように思う。
師匠は、えー普通じゃん。と言って真顔でいる。
曰くのある場所だからではなく、鉄塔という記号的な部分に霊が集まるのだと言う。

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―四隅― <師匠シリーズ>

770 名前: 四隅 2006/08/28(月) 20:24:24 ID:9j0TgqFm0
大学1回生の初秋。
オカルト系のネット仲間と「合宿」と銘打ってオフ会を開いた。
山間のキャンプ地で、「出る」という噂のロッジに泊まることにしたのである。

オフ会は普段からよくあったのだが、泊まりとなると女性が多いこともあり、あまり変なメンバーを入れたくなかったので、ごく内輪の中心メンバーのみでの合宿となった。
参加者はリーダー格のCoCoさん、京介さん、みかっちさんの女性陣に、俺を含めた計4人。
言ってしまえば荷物持ち&力仕事専用の俺なわけだが、呼ばれたことは素直に嬉しかった。

日程は1泊2日。レンタカーを借りて乗り込んだのだが、シーズンを外したおかげでキャンプ地はわりに空いていて、うまい空気吸い放題、ノラ猫なで放題、やりたい放題だったはずだが、みかっちさんが
「かくれんぼをしよう」
と言い出して始めたはいいものの、CoCoさんが全然見つからずそのまま日が暮れた。

夕飯時になったので放っておいてカレーを作り始めたらどこからともなく出てきたのだが、俺はますますCoCoさんがわからなくなった。
ちなみに俺以外は全員20代のはずだったが・・・・・・

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―坂― <師匠シリーズ>

456 坂 ウニ 2006/06/03(土) 12:46:17 ID:3rNkYIQb0
大学1回生の夏。
『四次元坂』という地元ではわりと有名な心霊スポットに挑んだ。
曰く、夜にその坂でギアをニュートラルに入れると車が坂道を登って行くというのだ。
その噂を聞いて僕は俄然興奮した。

いたのやら、いなかったのやら分からないようなお化けスポットとは違う。車が動くというのだから、なんだか凄いことのような気がするのだ。
とはいえ一人では怖いので、二人の先輩を誘った。

夜の1時。
僕は人影のない最寄の駅の前でぼーっと立っていた。
隣には僕が師匠と仰ぐオカルトマニアの変人。やはりぼーっと立っている。
いつもなら僕がそんな話を持って行くと、即断即決で
「じゃあ行こう」
ということになる人なのだが、その時は肝心の車がなかった。

師匠の愛車のボロ軽四は原因不明の煙が出たとかで、修理に出していたのだった。
僕は免許さえ持っていない。
そこで車を出せる人をもう一人誘ったのだが、ある意味で四次元坂よりも楽しみな部分がそこにあった。



457 坂 ウニ 2006/06/03(土) 12:47:07 ID:3rNkYIQb0
闇を裂いてブルーのインプレッサが駅前に止まる。
颯爽と降りてきた人はこちらに手を振りかけて、すぐに降ろした。
「なんでこいつがいるんだ」
京介さんという、僕のオカルト系のネット仲間だ。
「こっちの台詞だ」
師匠がやりかえして、すぐに険悪な空気に包まれる。

まあまあ、と取り成す僕に師匠が
「どうしてお前はいつも、俺とこいつが一緒になるように仕向けるんだ」
というようなことを言った。
面白いからですよ。
とはなかなか言えないので、かわりに、まあまあ、と言った。

師匠と京介さんは仲が悪い。強烈に悪い。
それは初対面のときに、京介さんが師匠に向かって、
「なんだこのインチキ野郎は」
と言ったことに端を発する。
お互い、多少系統は違えどオカルトフリークとしては人後に落ちない自負があるらしい。
いわば磁石のS極とS極だ。反発するのは仕方のないことかも知れない。

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