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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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ぼくのお盆休み

2017.07.01 (Sat) Category : 創作作品

338:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/2017/06/29(木)22:38:16.65ID:q6iXd5va0NIKU.net
長文で創作だけど投稿していいですか



341:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/2017/06/29(木)22:55:28.86ID:scFhOm9v0NIKU.net
>>338
おながいします



342:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/2017/06/29(木)23:10:36.07ID:q6iXd5va0NIKU.net
今、高校3年です。小学校6年と去年のお盆の話をします。

自分の父親は次男で東京に出てるんですが、毎年お盆には田舎の実家に里帰りをします。
母親と、自分や弟もついていくんですが、年によって1泊のときも5泊くらいしてくるときもありました。
小6のときはじいちゃん、ばあちゃんがいたんですが、2年後にばあちゃんが亡くなって今はじいちゃんだけです。
ばあちゃんの葬式にはもちろん行きましたよ。

小6のお盆ですね。・・・このとき自分は死んだと思うんです。
いや、死ぬような怪我や病気ってことじゃなくて・・・実際に死んだんです。
その年は8月の11日には田舎に着いて、16日に帰る予定でした。
父親は公務員で、夏休みの他に年次休暇もとったみたいで、ゆっくりできる年だったんです。

着いた翌日から、捕虫網を買ってもらって虫捕りに行きました。
弟はまだ赤ちゃんでしたから、自分一人でです。
それまでも毎年行ってたんで、裏の畑から渓流、浅い林くらいは場所がわかってました。
カブト虫がいる木が林の中にあって、昼でも何匹かはつかまるんです。



343:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/2017/06/29(木)23:11:19.59ID:q6iXd5va0NIKU.net
その林に行くには、渓流を渡っていかなくちゃならないんですが・・・
渓流といっても小川みたいなもんです。
幅はけっこうありましたが、深さは膝下までで流れもゆるやかでした。
だから家族も子ども一人で外に出してくれたんだと思います。

その渓流を渡り林に入り、前にカブトを捕った木を思い出して、何本か回ってみたんですが1匹もいませんでした。
それだけじゃなくて、いつもならうるさいほどに鳴いている蝉も、オニヤンマ一匹、蝶一匹も見つかりませんでした。

林の中を歩き回って探したんですが成果はなく、つまらなくなったし、静かで寂しくて、なんだか怖くなってきたんです。
それで帰ろうとしました。時間は午後3時過ぎくらいじゃなかったかと思います。
とぼとぼ歩いてると、急に日が陰って暗くなりました。
背後の林の中も黒くなって、何かがそこから追いかけてくるような気がしたんです。・・・それで走りました。

渓流を渡るときは流れから出てる石を5つ6つ踏んでいくんですが、川の真ん中辺で苔に足がつるっと滑りました。
ガーンと強い衝撃があって、マンガみたいですが目から火花が散った感覚がありました。



344:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/2017/06/29(木)23:13:00.57ID:q6iXd5va0NIKU.net
右の側頭部を打ったんだと思います。
しばらく片手で頭を押さえて、半ば水に入った状態でうつぶせになってました。
そのうち少しずつ痛みが引いてきたんで、石の上に立ち上がると、その石のすぐ横の水に自分が倒れてたんですよ。
あ然としました。

半ズボンも同じでしたし、着ていた薄緑のTシャツも同じ・・・
ただ虫かごは自分が肩に下げていて、捕虫網は一つだけ流れに落ちてました。
つまり・・・服と体だけ自分が二つになってるわけです。
そのうつ伏せに倒れている自分の頭のあたりの水が赤く渦巻いていて、出血してると思いました。

わけがわからず、走って逃げ帰りたかったんですが、これをこのままにしておいてはいけないという気がしました。
それで、体の下に手を入れて水の中でもう一人の自分をひっくり返してみました。
顔が見えました。鏡で見る通りの自分の顔でしたが、固く両目をつむっていました。

頭の横が切れているらしく、血がごわっと浮かび上がって流れていきました。
鼻と口に手をあててみましたが、息をしてると感じませんでした。
胸に手をあてても、心臓も動いていないと思ったんです。
これを・・・このままにしててはいけない、という考えがさらに強くわきあがってきました。



345:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/2017/06/29(木)23:13:50.52ID:q6iXd5va0NIKU.net
人に見られるとすごくマズイことになる、そんな気がしたんで両足を持って引きずりました。
・・・重かったですよ。
ひっぱるたびもう一人の自分の頭が石にあたって、ガツンガツンという振動が手に伝わってきました。
なんとか川から上げて5・6m引きずると、くぼみが続いてて中に葦が生えてるとこがあり、そこにもう一人の自分・・・自分の死体を投げ込んだんです。

死体は草に隠れて見えなくなりました。
それが目の前から消えたんでホッとしました。
なぜだか、ずっと見ててはいけないものだという気がしたんですね。

この間、15分はたってなかったと思います。
何かにあやつられているような行動でした。
網を拾って、かなり濡れた状態で実家に戻りました。
・・・家族や祖父母には川で転んだと言いました・・・
が、あのもう一人の自分のことは口に出しませんでした。

その頃には、自分の死体を見たことや、足に中に投げ込んだことが遠い夢のような記憶になってました。
それに自分が生きてここにいるんだから、信じてもらえないだろうとも思ったんです。
川で石に打った頭のところはまだズキズキ痛くて、それには現実感がありました。
ただ血はまったく出ておらず、少しコブになってたくらいでした。



346:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/2017/06/29(木)23:15:39.27ID:q6iXd5va0NIKU.net
・・・次の朝早く渓流にいってみたんです、もう一度確かめようと思って。
死体を投げ込んだはずの葦の中を探してみたんですが、どこにもありませんでした。
消えてしまってたんですね。すごく安心しました。
ああやっぱり、昨日見たのは夢みたいなもんだったって。

たぶん頭を強く打ったショックで、一時的に気が変になっちゃったんだろうと思ったんです。
翌日からはお盆に入って虫捕りはできなくなりました。
だんだんと親戚が集まってきて、花火をしたり墓参りをしたりしました。
そんなこんなで、帰る頃には渓流での出来事は気にならなくなっていました・・・

その後もほぼ毎年、両親と弟とで実家には行きました。
渓流までは10分もかからなかったんで、虫捕りはやめましたが、毎年一人で見にいったんですよ。
もちろんなにもなかったです。そしてばあちゃんが亡くなって・・・
高校に入学した年、渓流のあたりの野原が開発にかかって、林は切られ、川は護岸され、道路が通って家が立ち並ぶ予定だということを聞きました。



347:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/2017/06/29(木)23:17:16.86ID:q6iXd5va0NIKU.net
翌年、高2の去年のお盆です。
じいちゃんは1年でずいぶん齢をとった印象になっていました。
送り盆が終わって次の日帰るという夜、じいちゃんが自分を裏の小屋にさそいました。
どういう用事かわからなかったけどついていったんです。
それまで入ったことがなかったんですが、小屋は2階建ての木造でけっこう広く、じいちゃんは何も言わずに裸電球をつけ、階段をのぼっていきました。

自分も後をついていきましたが、2階は屋根裏のようにせまく、その4分の1を占めるほどの大きな両開きの衣装ダンスがありました。
じいちゃんは、近づこうとする自分を手で制してその鍵も開け、おもむろに扉を開きました。
薄暗い光でしたが、はっきり見たんです。

固く目を閉じ眉間にしわがよった子どもの顔、薄緑のTシャツに半ズボン・・・
小6のときの自分が、そのままの姿で藁束に囲まれるようにして立たせられていました。
肌は青白いものの、腐っている様子はなく嫌な臭いもしませんでした。
額から側頭部にかけて、白くぱっくりと口を開けた大きな傷跡がありました。

じいちゃんは
「忘れてないだろう・・・あの日に死んだお前だよ。翌朝早く拾ってきたんだ。
・・・今はこうだけど、ときどき口をきくんだよ。
代わりたい、早く代わりたいって・・・
じいちゃんもそろそろ体が弱ってきてな、いつまで抑えておけるかわからん。
だから今夜お前に見せた・・・」
こんなふうに言ったんです。



348:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/2017/06/29(木)23:18:29.45ID:q6iXd5va0NIKU.net
オワタ



351:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/2017/06/30(金)05:19:07.01ID:8B4VEu2G0.net
思ってたより怖くてゾワッとしたわ



引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?347
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1497932776/338-351




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幽霊に憑かれてた友人の話

2017.03.28 (Tue) Category : 創作作品

1:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/02/17(金)18:58:43.08ID:SSyDWVVY0.net
思い出しながら順に書くので長くなるが聞いてくれると嬉しい
明日のために頭の整理をしたいが1人で黙々と考えたくなかった
拙い文章だが許してくれ



2:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/02/17(金)19:00:22.47ID:SSyDWVVY0.net
5年程前、俺が大学生だった頃中学時代から仲のいい男友達Aがいた
Aは大人しい性格の優しい奴
俺は無個性極まりない感じで特筆できることはない



3:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/02/17(金)19:02:03.65ID:SSyDWVVY0.net
ある日講義が終わって誰もいない講義堂にAが1人座っていた
でも誰かと話してるんだよな
いくら親友とはいえ気味悪く思った
俺は声を掛けようとしたが何を話してるのか気になって、こっそり聞き耳をたてる
そうしたら許してって何度も言ってるんだよ
頭を抱えて絞り出すような声で

俺はただ事じゃないって焦って、急いで声を掛けに行ったがAは顔面蒼白ながらも大丈夫の一点張り
終いには悪い夢を見たって誤魔化し始めた
その時には深く追求するのも憚れて内心ビビりながらもそれならいいんだ、と話を済ませてしまった



4:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/02/17(金)19:03:21.80ID:SSyDWVVY0.net
今思えば馬鹿馬鹿しいんだが、俺はAが誰かを殺してその罪の意識に苦しんでると思った
推理小説ばかり読み耽ってたからそんな考えに至ったんだろうな
でもすぐにそうではないと知ることになる



5:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/02/17(金)19:05:58.81ID:SSyDWVVY0.net
俺とAともう1人Bっていう女友達3人でよく一緒にいて、そのBは実家がお寺だ
そのBがAからヤバイことしちゃったかもって相談されたと俺に助けを求めてきた
もちろんBに相談したってことは霊的なトラブル
でもBは寺を継ぐこともなければ霊感があるわけではない
かといって俺にもないんだけどな

Bから詳しく事情を聞くと、どうやら何か降霊術の類でも試したっぽくて何かに憑かれた可能性が高いと
何故に推測って疑問に思ったんだがAがあまり詳しく話したがらないらしい
Aの様子がおかしいのは実際に俺も見て放っておくのは危ないと思った
その日に困ってるなら飲みながら話さないかと誘うとすんなりとAは頷く
俺はてっきり断ると思っていた



6:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/02/17(金)19:09:04.67ID:SSyDWVVY0.net
大学を出て駅前の安い居酒屋へ行った
Aはしばらく押し黙っていたが酒が回ってくると少しづつ話し始める
いろいろわからなくなってしまったところもあるが要約して書く

1ヶ月前、亡くなったばかりの祖母の家に掃除をしに行った
Aの分担場所は2階でしばらく1人で掃除
2階、とは言っても古い家だから天井は低いわ害獣はいるわ大変だったらしい
そしてタンスを動かした時に裏から紙が出てきたんだと
Aは後で捨てようとポケットに突っ込んで忘れてそのまま持って帰った
家で紙を確かめると降霊術っぽい何かの手順が書いてあって好奇心に負けて試したらしい

所詮父か誰かの考えた遊びだろうと思ってたら本物だったって
俺がなんで本物だってわかったのか尋ねると、だってずっとついてくるって怯えた様子を見せた



7:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/02/17(金)19:12:58.71ID:SSyDWVVY0.net
Aはこういった経緯は話してくれたが肝心の所は言葉を濁す
手順も何がついてくるのかも教えてはくれなかった
それでも素人の俺達がどう足掻こうがどうにもできないってことはわかる
結局Bが父親に連絡を取ってくれて数週間後のお盆に会ってお祓いをしてもらうことになった

会いに行くまでの間、俺は降霊術のことを調べていた
Aの口ぶりからして有名どころじゃないんだろうが何かの役に立つと思ってな
憑かれるって話で溢れてるからAもこれかなーと馬鹿みたいに呑気に考えていた
お祓いで何とかなるだろうと安易に
当時の自分を殴り倒したいぐらい本当に迂闊だった



8:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/02/17(金)19:16:16.27ID:SSyDWVVY0.net
で、お盆
Bは急遽バイトの予定が入ってしまい後々行けたら行くということになった
店長が足の骨を折ってベテランのBがどうしても必要だったらしい

車を持ってなかったから汽車とバスを使って待ち合わせ場所まで行く
待ち合わせ場所までは1時間ぐらい、周りに山しかなくなる手前ぐらいの所だ
着くともうBの父親が待機していた

そしてAを見るなり顔を顰めたと思えばちゃんと連れてきたな、とか言うんだよ
Aが言ってた奴か?と思ったが誰も教えてくれないままB父の車に乗り込む
そこから寺に着くまでは霊とは関係のない雑談だった



9:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/02/17(金)19:19:10.34ID:SSyDWVVY0.net
寺に着き、早速お祓いをしてくれることになる
しておいた方がいいと言うので俺も一緒にお祓いを受けた
初めてのお祓いだったから緊張したのを覚えてる
お祓いが終わりB父はひどく深刻な顔をしていた

B父「A君、やっぱりちょっとやそっとじゃあかんわ。しばらく泊まっていき」
A「はい」
B父「俺君もB君に付き合ってあげてな。1人にしたら駄目かもしれん」

事前にAからこうなるかもしれないと言われていたので滞在に問題はなかった
2人とも了承し、B父に寝泊まりする所を案内してもらう
泊まる所は寺じゃなくて少し離れたBの親戚が運営する宿で、少々ボロかったが至って普通、特別に宿代を格安にしてもらった
今日はもう休んで明日にまた祓ってみるということだった



10:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/02/17(金)19:24:35.04ID:SSyDWVVY0.net
B父が寺に帰って部屋に2人きりになるとAは突然泣き出してしまった
俺はぎょっとして必死に慰めたが一向に泣き止まないし、どうしたんだって聞いても何も答えようとしない
今まで相当不安だったみたいだし祓えなかったということで爆発したんだと思う

このまま部屋に閉じこもってても気分が沈むだけだと思い、俺はAを外に連れ出して辺りを散策することにした
山と田んぼしかないが気を紛らわすのには充分で、やたら背後を気にはしていたが次第にAも落ち着いてきた
日が暮れ始めた頃に宿へ帰ると女将さんが出迎えてくれた
夕食がもうすぐ出来上がるから先に風呂に入りないよ、と笑顔で言ってくれる

この宿はありがたいことに朝夕食事付き
夕食は地魚中心のメニューですごく美味しかった
食事を済ませた後疲れが出たのかAはすぐに寝てしまった
俺はまだ眠くなかったし本を読んでたんだが、さすがに憑かれてる奴と同じ部屋の夜は怖かったな



12:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/02/17(金)19:26:43.02ID:SSyDWVVY0.net
翌日、朝からまた祓ってもらいまた駄目だった
B父に頭を悩ませてもらっている間、俺達は母屋の方で休ませてもらっていた
Aも落ち着いていたのでいろいろ聞いてみたんだ

俺「ついてくるって何がついてくるん?」
A「小さい子供。誰かはわからん」
俺「声とか聞こえたりする?」
A「聞こえる。訴えかけてくるけん謝ったり無理だって言っても駄目」
この時にあの時謝ってた理由がわかった

俺「B父には全部話した?」
A「電話であらかた。まだ少し話してないことがあるし、明日あたり話してみる」
俺「そうした方がいい。早く祓えるといいな」
A「お前のこと大好きだわ。ほんと、巻き込んですまん」
この時のAの申し訳なさそうな顔が印象に残ってる
何もしてやれなかった自分が嫌になるよ



15:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/02/17(金)19:31:08.13ID:SSyDWVVY0.net
しばらく休憩をした頃、B父が来た
B父「裏山の頂上まで登ってき。若いから1時間ぐらいで着くやろ。A君とその子を一旦引き離したいからなあ」
この寺の裏にはそこそこの高さの山があり頂上までは無数の階段が連なる
今まで登ったことはなく初めてで、俺達は水を携えて登ることとなった

不安げな表情の俺達をB父は笑顔で見送ってくれた
B父の話では途中までは憑き物が後をついてくるが、中腹より少し上にある鳥居を越えるとついていけなくなるらしい
俺には黙っていたらしいがAはB父に体の不調を訴えてたみたい
そこで憑き物と引き離して一時的にでも楽にしようという考えだ
でも実際頂上に着くまでに逆に疲れ果てちゃったんだけどな

着いたらお賽銭を入れて近くに置かれたベンチでぼんやりとしていた
Aにまだ付き纏われてるか聞くといいやと嬉しそうに言う
ただ下山すると憑き物は待ってましたとばかりにまたついてきたらしいが



23:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/02/17(金)19:42:57.65ID:SSyDWVVY0.net
その夜はお互いヘトヘトだったしすぐに寝た
そして2時ぐらいに外の物音で目が覚める
最初は猫だと思ってまた寝ようとしたがAがいないことに気がついて背筋が凍った
この部屋、1階で外に直行できる仕様になっている

俺は暗闇のなか明かりも持たず外に出て、月明かり頼りにAの姿を探した
Aはすぐ側に居たが当然のごとく様子がおかしく、早く連れ戻さなきゃまずいと思った
背を向けられていたんだが本能的なところで感じ取ったのと、包丁を持ち出してたからただ事じゃないって



27:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/02/17(金)20:43:43.66ID:SSyDWVVY0.net
さすがに大人の男が包丁を持ってるのは近づき難かった
刺されでもしたら簡単に対処はできないしで、俺はその場で立ち往生
そうしたらAが唐突に声を張り上げた
「俺は○○じゃない!」
って

よく聞こえなかったが誰かの名前だと思う
さらには包丁を何かに振り下ろすんだよ
見た限りはそこに何もいない
俺はヤバイってとにかく止めに入った
手を押さえつけて包丁を奪おうにもAは我を失ってて、俺も何がなんだかわからなくなってるし最悪だった
最終的に俺が包丁を奪い取って部屋の中にAを引きずり込む



28:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/02/17(金)20:44:50.31ID:SSyDWVVY0.net
それで電気のスイッチを点けたのだが、スイッチや壁が血に濡れていて悲鳴を思わずあげてしまった
憑き物が怒っているのかと思って
でも冷静になってみると手がじんじん痛み、見れば手のひらが真っ赤
どうやら俺は包丁の刃を握り込んでいたようで結構派手に指の腹が切れていた
恐らくこの時に誰かが来ていたら通報されてただろうな
とりあえず手当してから湯を沸かしてついた血を掃除をした

Aはその間も放心状態で一言も発しない
俺はどうしよ、B父の所に走った方が……とか迷いに迷っていた



35:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/02/17(金)22:09:50.90ID:SSyDWVVY0.net
掃除を終えて俺はAに話しかけてみた
俺「いけるか?どこか怪我とか気分悪かったりする?何してた」
A「子供が早くって急かしてきて、それで……言いたくない」
俺「言いたくないならいいけど、あんまり無茶はしないで欲しい」
A「なんで止めたんだよ」
俺「いやだって普通は止めるやろ」
A「早く何とかしないとお前まで死ぬかもしれないのに!!」
俺「憑かれてるのはAだろ?俺のことを心配するより自分のことを考えな」

他にも言いたいことはたくさんあったが俺は気が立っているAを宥めることに専念した
すると徐々にAも普段通りに戻ってきてごめん、と謝ってくれる



36:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/02/17(金)22:13:04.91ID:SSyDWVVY0.net
夜が明けて俺達は朝食を摂りに行った
女将さんに物音と声の件を聞かれたのでふざけていたと答えておいた
それから少ししてB父の元へ
2人ともやけに疲弊してるし俺は怪我をしてるしですごく心配してくれた

俺はその場で事情を話そうと思ったのだが、AがB父に話したいことがありますと
2人は別室に移ったので俺は本堂で1人待つことになった

ここからが問題なんだ
1時間経たないぐらいにB父だけが帰ってくる
B父「俺君、今すぐ帰り。タクシー呼んだから」
俺「なんでですか?Aは?」
B父「A君はまだここにいる。とにかく俺君だけでも帰り。絶対や」
俺「理由を話してくれないと帰れません」
B父「駄目や。今は話せん」

俺がいくら喚こうが帰れ、駄目の一点張で、Aも姿を現してくれなかった
俺は強制的に荷物をまとめさせられ不満を抱きながらも帰宅した



39:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/02/17(金)22:35:11.38ID:SSyDWVVY0.net
強制送還されて数日
午前中に大学で用事を済ませて、帰るか何かしてた時にB父から電話が入った
B父はAの憑き物が払えたら、もしくはAに何かあったら電話すると言っていた

その日の朝Aにメールをしていて返信もあったし、俺はいい報告だと信じて疑わず
そして電話口のB父に言われた
Aが死んだって
俺はその時どんな反応をしたんだろう

続くB父の声は覚えているが、結局その時に理解しきれず後々Bに改めて説明を受けた
Bも大泣きしてるってのに情けないよな
こんなんでよく嫁の連絡受けれたわ



40:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/02/17(金)22:43:48.05ID:SSyDWVVY0.net
Aはその日、いつまで経っても部屋から出てこなかったらしい
違和感を感じたB父が女将さんに頼んで鍵を開けてもらい、首を吊っているAを見つけた、と
遺書はなく、葬儀では周りには心労ということになっていたが、俺とBは殺された意識のが強かった
B父はAが死んでも核心に迫るような話はしてくれない

また今は話せないなんて言うんだよ
言葉で言い表せないぐらい腹が立った
Bは事前に来るなと言われてたみたいで、Aを助けられなかった父親を罵詈雑言で責めていた
Aのこと好きだったのかな
それ以来BとB父は不仲に
俺も寺に足を運ぶことはなくなった



44:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/02/17(金)22:57:13.42ID:SSyDWVVY0.net
長々とすまないな、これで話は終わりです
俺自身Aに何が起こったか詳しくは知らないし、いきなり追い返されたのは今でも納得がいかん
ただ明日B父と会う約束をしている
話と渡したい物があるらしい
怖いけど行ってくる
進展はあるだろうから明日帰ってきて必ずまた書き込む
質問あればどうぞ



43:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/02/17(金)22:50:14.45ID:w7lA97iM0.net
>>39
急に嫁が出てきたんだがどういうことだ?



46:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/02/17(金)22:59:58.20ID:SaGp/M240.net
>>44
嫁って?



48:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/02/17(金)23:09:50.50ID:SSyDWVVY0.net
>>43
大学を卒業した後に結婚したんだ
その内嫁の妊娠が発覚したんだけどすぐ事故で死んじゃってな
その時の連絡は不思議と落ち着いていた
守るべきものができたから多少強くなったんだろうか



47:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/02/17(金)23:03:04.22ID:cfqPHDWW0.net
5年も経ってから口を割るのか…
山の頂上からヘリで脱出していれば



49:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/02/17(金)23:12:07.84ID:SSyDWVVY0.net
>>47
B父に会うってきっかけがあったからな
ヘリで脱出、その手があったかw



52:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2017/02/17(金)23:59:55.39ID:ipYMVhLa0.net
ついに真相が明かされるときがきたのな
おまえさんは二人の死を受けとめたんだんだなぁ
明日の話も聞きたい話ではないだろうな
聞かずに忘れた方がいいような気もするよ、読み手的には真逆だけとね、お前さんにとってはねw



61:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/02/18(土)10:38:04.84ID:1riRReGR0.netSSyDWVVY0.net
>>52
つらいけど人って案外すぐ死んじゃうんだよな
忘れたいけど忘れたら駄目な気もするし、そもそも忘れられないし
今日で全部終わらせようと思う



57:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/02/18(土)02:43:52.24ID:0njOt4ts0.net
Aの親御さんの話が一切出て来ないのが違和感あるなあ



58:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2017/02/18(土)08:01:36.74ID:+xLXjeqY0.net
人一人死んでるのにあっさりしすぎじゃね?
普通は警察が主人公のとこに事情聴取に連絡くるからな
一緒にいで主人公一人だけ帰った後にAが死んでるんだぜ?
普通に疑うだろ



59:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2017/02/18(土)10:29:46.49ID:SCqknTwP0.net
批評家様はお呼びでないよw



60:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/02/18(土)10:35:20.29ID:1riRReGR0.netSSyDWVVY0.net
>>57
>>58
関係ないかって思って書かなかった
俺も警察署に行っていろいろ答えたよ
自殺でほぼ間違いなかったからあまり疑われなかった
メールの内容が危うい所もあったけど
Aの親は憑かれてた件を説明されるのが苦痛で仕方なかったみたい
Aの様子どうだったか聞かせて、と言われたが全部は言えなかったな
だいぶ会ってないし今はどうしてるんだろうか



62:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/02/18(土)10:50:51.50ID:1riRReGR0.netSSyDWVVY0.net
そろそろ行くわ
正直怖いし、緊張する
でもここで吐き出した分まだ楽な気が
また夜に報告します



64:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2017/02/18(土)14:18:30.35ID:iOZfZJQK0.net
>>62
待ってるぞ

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こころぬき

2017.03.12 (Sun) Category : 創作作品

785 本当にあった怖い名無し sage 2006/06/24(土) 18:02:51 ID:+WJgJfJW0
「全然信じられないなあ、幽霊だの妖怪だの」
「そういう人に限って実は心の底では怖がってるのよ」
「まさか。まあいいや、じゃあ君が知ってる妖怪の話を聞かせてよ」
「そうね…『こころぬき』っていう妖怪の話でもしようかしら」
「こころぬき」
「心抜きって書くの。たとえば、人が二人で喋っているとするでしょ」
「うん」
「心抜きはそこにやってきて、二人の心を抜き取って、入れ替えてしまうの」
「入れ替える」
「つまり、Aさんの考えがBさんのものに、Bさんの考えがAさんのものに、っていうふうに」
「入れ替えられた人たちはびっくりするだろうね」
「びっくりする?そんなことはないの。会話はそのまま何事もなく続くのよ」
「心抜きは、気づかれないように心を入れ替えるから」
「ふうん、大したことないじゃない、全然怖くないわ。
やっぱり信じられないわね、幽霊だの妖怪だの」
「そういう人に限って実は心の底では怖がってるんだよ」
「まさか。まあいいわ、じゃああなたが知ってる妖怪の話を聞かせて」


 

引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?133
http://mimizun.com/log/2ch/occult/1150442665/785




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