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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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マッチ売りの少女・異聞(1)

2011.03.28 (Mon) Category : 都市伝説・未分類、分類不能

雪が積もる大阪。人々は寒さに震えながら街中を練り歩く。
そんな都会の片隅に、コギャル風の少女が佇んでいた。

少女は片手にマッチが沢山入った籠を持っており、道行く人に、
「マッチ買ってやぁ」
と声をかける。

大半は無視して通り過ぎるが、たまに親切気で金額を聞いてくる人もいる。
「一本なんぼや」
財布を出しながら問えば、
「五千円」
と、高額な値段が提示される。それを聞いて、その人も買わずに去っていく。
籠の中のマッチは全然減らない。

一つもマッチを売る事の出来なかった少女は、無人の公園のベンチに腰かけた。
帰る家はない。暖をとれる場所に入れる金もない。手元にあるのは籠一杯のマッチだけ。
少女はマッチを一本擦った。小さい火が灯り、煙の臭いが少女の鼻先まで漂ってくる。

仄かな明かりの中に、どこかの家の居間が現れた。小さい頃、親しかった友達の家だと、少女は思い出す。
クリスマスのパーティーが開かれていた。テーブルには御馳走が並び、クリスマス・ツリーの下には、交換のために皆で用意したプレゼントが積もっている。

食卓を囲んでいるのは、引っ越しでずっと会えなかった友人達だった。あの頃と同じ姿、同じ笑顔で少女を誘っている。

そちらに行こうと一歩踏み出した時、夜闇に溶ける様に、パーティーの光景が消えた。
後には夜の公園と、呆然と立ち尽くす少女が残された。黒くなったマッチが足元に落ちている。

少女はベンチに座り、再びマッチを擦った。もう一度、あのパーティーの幻が現れる事を期待して。
仄かな明かりの中に、今度はクリスマス・ツリーが現れた。子供の頃、駅前でよく見たツリーだ。
ツリーを彩る飾りがキラキラと煌めき、幼かった頃、日が暮れるまで眺めていた時の様に、少女は見蕩れていた。ツリーも闇に消えるまで。

少女は残っていた全部のマッチに火をつけた。周囲を明るくするマッチの香りが、鼻孔を擽る。

少女が顔を上げると、そこに、大好きだった祖母がいた。少女にとって、唯一の肉親だった人だ。
祖母は小学校を卒業する前、病で逝去したはずだった。何故大嫌いな両親ではなく、祖母が先にいなくなってしまったのか。神様を呪った事を少女は覚えている。

それなのに、祖母は目の前にいる。子供の時みたいに、優しく微笑んでいる。
少女は涙を流しながら、祖母の胸に飛び込んだ。

翌朝。少女は遺体で発見された。
周囲には、マリファナで作られたマッチが散らばっていた。


(※暗さんからの投稿です。ありがとうございました)


 




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白犬

2011.01.27 (Thu) Category : 都市伝説・未分類、分類不能

661 :本当にあった怖い名無し:2010/11/04(木) 23:42:09 ID:KPVsTomv0

ガキのころ飼ってた白犬
あるころに爺さんが「そろそろ山にかえさにゃならん」
っていってるのをチラっと聞いてたんだが
まだ小学校あがったばっかの自分にはよくわからんかった

果してその白犬は家からいなくなったが
爺さんからも父ちゃんからも「山に捨てた」としか聞かされなかった

当時は大して何も思わなかったが、ここ最近になって
寝る前の布団の中でその犬と戯れた思い出が蘇える



664 :本当にあった怖い名無し:2010/11/04(木) 23:51:17 ID:ZPFfidj+0
>>661
お山からお借りしていた白犬さんだったんだな
切なくて趣のある話だ


(※白さんからの投稿です。ありがとうございました)


 




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標本室

2010.10.16 (Sat) Category : 都市伝説・未分類、分類不能

873 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/07/23 20:46
私は現在、ある地方大学医学部に在籍している者ですが、オカルトではありませんが、医学部にはいろいろと不気味な場所が存在します。

そのなかの一つ、「法医学研究室第一標本室」のお話です。

私の住む地方には検視監制度がなく、いわゆる異状死体は全て大学の法医学教室に搬送され、司法ないしは行政解剖が行われます。

それはそれは様々な異状死体が運び込まれてくるわけで、中には練磨の法医学教室のメンバーでさえ目を覆いたくなるような無惨なものもあります。

これらの異状死体は証拠写真を撮影された後解剖され、遺族のもとに返されるわけですが、まれに、遺族からも引取りを拒否されたり、法医学・解剖学・病理学上、大変興味深い異状死体が搬入されることがあります。

このような医学上珍重な(そして大変グロテスクな)標本の多くが収容されているのが「法医学教室第一標本室」、通称「穴倉」です。

「穴倉」は地階の教室を数個ぶち抜いた非常に広い部屋です。
しかし広いには広いのですが、地階であるせいか、はたまた建物が非常に古いせいか、隅々まで照明がいきわたっておらず、昼間でも電気をフルにつけていないと足元がおぼつかないほどです。

しかし私自身を含め「穴倉」に始めてやってきた人間は、電気がついたとたん、非常に驚いてしまいます。なぜなら壁という壁には異状死体の写真が隙間なく貼り付けられており(しかも多くがフルカラー)、猟奇殺人鬼の隠れ家に迷い込んだような錯覚を覚えるからです。
 

それはもう、さながら「異状死体博覧会」の様相です。

轢死体、水死体、刺殺死体、撲殺死体、銃殺死体、事故死体、病死体、自殺死体、感電死体…そこにはありとあらゆる「死」の見本がそろっているのです。女性の中には冷や汗をかきだしたり、デリケートな方は嘔吐されたり、中には貧血で倒れてしまう方もおられます。男性もやはり、皆さん一様に驚きと、何ともいえないような表情を浮かべてしまうようです。

「穴倉」の不気味な所はここにとどまりません。私も未だに慣れず、やむを得ずにうかがった際にはできるだけ見ないようにしている一角があります。

そこにはなんとおびただしい数の「縊死体のデスマスク」があるのです。

昔、ある法医学者の方が「絞首刑にあった罪人の顔はみな一様であり、もしかすると死体のデスマスクから犯罪を犯すような人間の顔の類型化が可能なのでは。」とお考えになり、行政と協力なさってデスマスクの収集を始められたそうです。

収集当初から「縊死体が同じような顔面になるのは、窒息とその後の過程から当然である。」との反論が大勢だったのですが、その先生は反論には一切耳を貸さず、ひたすら刑死人のデスマスクを全国から集めて回ったそうです。その先生は平成になってからお亡くなりになりましたが、死の床に伏せられるまで、この主張を変えられなかったそうです。


このような経緯で、現在「穴倉」には表に出ているだけで十数体、研究棟のどこかにはまだ数十体のデスマスク標本が眠っているそうです。

やはりこのような標本があると、オカルト的な話が様々に沸いて出てくるのですが、私はあまりそのような話は気にしないようにしています。

夜中にデスマスクの目が開く、涙を流す、断末魔の叫び声を上げる…しかし噂は噂に過ぎず、法医学教室のメンバーでそのような経験をしたという話は聞きません。

ただ、「穴倉」にはまだまだ不気味な場所があり、ふざけ半分で「開かずの間」などと呼ばれています。
大きな南京錠が二個かけられた、おそらく細長い部屋なのですが、教授をはじめ誰も中をのぞいたことがないのはおろか、中に何が収納されているのも知る人がいないのです。

過去に何度も開けようとする試みがあったらしいですが、当人たちが尻込みしたのか、実際に開けてみたという話は聞きません。

しかももはや鍵そのものがどこかに失せてしまっているのです。

その部屋いつから「開かずの間」になったかと言うと、件の「先生」が大学を退官なさってからだそうです。それまでは個人的な標本、おそらくデスマスクを収納していたという話ですが…

来年、とうとうその研究棟も建替え工事が行われ、「穴倉」も消えてしまいます。
そのときあの部屋からは何がでてくるのでしょう?

医学部にはオカルトではありませんが不気味な場所がまだまだたくさんあります。「穴倉」の話もその一つに過ぎません。

また機会があれば、お話できればと思います。スレ汚しの駄文、失礼致しました。


 




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