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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.04.26 (Fri) Category : 

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私は昔から祖父が大好きだった。

2020.08.10 (Mon) Category : 誰も信じない人へ

442:祖父:2009/06/30(火)01:42:09ID:1BOc4NXmO
長いけど祖父の事書きます。

私は昔から祖父が大好きだった。
恰幅が良く無口な人だか、情に厚く優しい人だった。
その祖父が、脳梗塞で倒れ、3年間の闘病の末亡くなった。
亡くなる間際の祖父は、痩せこけていて、言葉も話せない状態だった。
ただ…お見舞いに来た私を見ては嬉し涙を流し、帰る時は覚束ない言葉で
『ありがとう』
と言って涙を流してくれた。

そして祖父が亡くなる一週間前。ちょうど私はアパートを引っ越して、運悪く携帯も停まっていた。
慌ただしかった為、親にも新住所を伝えておらず、私は祖父の死に目にも会えず葬儀にも出れなかった。
祖父の死を知った時、号泣し心の中で何度も祖父に謝った。すごく自分を悔いていた。
祖父を思い出しては泣く日々だった。

それから一年後位だった。
その日は祖父の写真を見ながら泣き疲れて寝てしまった。
寝ていると、ドアを誰かがノックした。
『どちら様?』
と聞いても返事はない。用心深い私なのに、その時に限って確認せずにドアを開けた。
そこには若い男性と祖母がいた。

その若い男性は真っ白な帽子に真っ白なスーツを着ていた。
スーツは今風の物ではなく、昭和初期のようなレトロな物だった。
年齢は20代くらい。

『おじいちゃん!』
私は何故かその男性が祖父だと気づいた。
若い頃の祖父の顔なんて写真でも見た事ないのに。
本当、不思議だけど…。
私は号泣しながら、その男性に
『おじいちゃん、ごめんなさい!お葬式行けなくてごめんなさい』
と何度も謝った。



443:祖父:2009/06/30(火)01:44:08ID:1BOc4NXmO
すると男性は
『もう気にしてない。大丈夫だ。泣くな。おじいちゃんは、そろそろ逝くから、元気でな』
と言って、私の頭をポンポンとして、すーっと歩いて消えていった。

ドアがバタンと閉まる音と共に私は目が覚めた。
夢か…と思ったがドアの閉まる音が余りにもリアルで、いつもドア鍵を閉めているのに、その時だけ鍵が開いていた。
ちなみにその時一緒にいた祖母は今も健在だからか、姿は現在の姿で私に目も合わさず、言葉も発していなかった。

後日、祖母にその事を話し祖父の若い頃の写真を見せてもらった。
30代の頃の写真だったが、あの若い男性と一緒の顔だった。
祖母は
『死んだ人の魂は一番幸せだった頃の姿に戻るって聞いた事あるからね。あんたが泣いてばかりだから来たんだよ』
と言っていた。



夢オチかよって言われるかもだけど、今でも鮮明に覚えている出来事です。



445:本当にあった怖い名無し:2009/06/30(火)02:19:43ID:Wei9QUCAO
>>443
いい話だね
俺は夢だったけど、亡くなって初めて出てきてくれた日が四十九日だったよ
これで成仏できたんだと思った




引用元:不可解な体験、謎な話~enigma~Part54
https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1244957518/442-445





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数年前の同窓会の案内状が届いた

2020.05.22 (Fri) Category : 誰も信じない人へ

1:本当にあった怖い名無し 2020/05/18(月)07:35:29.63ID:Ath+ntvC0
ここでいいのかわからんが、少し不思議な体験をしたので。



2:本当にあった怖い名無し 2020/05/18(月)07:36:29.81ID:mFrhPc9N0
ほう



5:1 2020/05/18(月)07:44:29.16ID:Ath+ntvC0
コロナで世間は自粛中という状況だが、GW明けに8月開催予定の同窓会の案内が届いた。
たびたび開催されていることは知っていたが、俺に案内が来たのは初めてだった(卒業後に色々とあって)

他にも疑問に思うことがあって、往復ハガキをよく見てみると、少しばかり汚れているように見え、開催日の曜日もずれていることに気付いた。
何にせよ、参加するつもりはなかったが、なぜか引っかかるものがあり、幹事の連絡先として記されている電話番号へ電話してみたが
「この番号は使われておりません」
となった。

次に某SNSの古いアカウントを掘り起こしてログインし、繋がりのある僅かな旧友たちへ連絡をしてみた。
すぐに返答のあった人からは
「今年の開催は聞いていない」
「うちにはハガキなんて届いていない」
と言われた。



6:本当にあった怖い名無し 2020/05/18(月)07:48:15.08ID:hAr72lA30
郵便局はたまにやらかすよ



7:1 2020/05/18(月)07:52:32.76ID:Ath+ntvC0
そこで反応のあった人に詳しく聞けば良かったのだろうが、その時点ではそこまで頭が回らず。
宛名は間違いなく私の名前であったが、宛先の住所には印字の薄れた転送先の住所の書かれた紙が貼られていた。

私は今の部屋に3年ほど前に引っ越していて、それ以前も頻繁に引っ越しをしていた。
ここ十年での引っ越しの回数は5回以上。短いときは半年足らずで引っ越しをしていた。
宛名の紙が重ね貼りされていることに気付き、ゆっくり剥がしてみた。

上から2枚目の紙の印字の一部が見え、それは前の前に住んでいた住所であった。
ハガキ本体に書かれていた住所は、当然ながらそのもっと前の住所であった。



8:1 2020/05/18(月)07:58:26.38ID:Ath+ntvC0
引っ越しの頻度が高いこと、転送手続きはそのたびに行っていたため、郵便物が行方不明になることや、しばらくたって届くことは経験済み。
しかし、ハガキに書かれていた住所は少なくとも5年以上も前住まいだ。
ここで
「いつ出されたか?」
に思考がシフトしていれば、あんなことにはならなかったのだろうが。

私は同級生に住所を含め、近況は知らせていない。
SNSでの繋がりは、プロフィールに卒業校を入力していたところ、検索して見つけてくれた数名だけとだけだ。

しかしハガキ本体に書かれた住所を見て、あることを思い出した。



9:1 2020/05/18(月)08:05:53.53ID:Ath+ntvC0
SNSで私を見つけた同級生Aが、近況報告ついでに他の同級生が近々結婚するという話題を振ってきた。

新郎、新婦ともに同級生。
卒業後は一度も顔を合わせたことはなかった二人だが、新婦の方は在学中に色々と関わりがあったので、同級生Aとほか数名との連名でお祝いを送ることにした。
後日、同級生Aを通して新婦がお礼の言葉と共に、お返しを贈りたいと言ってきた。断るのも面倒であったため、そこで住所を教えた。

その時に教えた住所がハガキに書かれていた住所だった。



10:1 2020/05/18(月)08:12:56.59ID:Ath+ntvC0
お返しが届いたのでお礼をしたあと、誰かと連絡を取った記憶はない。だから古い住所が書いてあっても不思議ではない。
しかし、それがなぜ私だけに届いたのか?しかも今年は開催しないと言っている人がいるのに?

数日後、先述の同窓会の返答をしてくれた人以外からも返答があった。内容は同じく
「今年はやらない」
であった。

参加する意志はないのに、なぜかこのハガキが気になって仕方がなかった。

転送の有効期間は1年。
5年以上も前の住所に送っても、本来ならば「宛先人不明」として送り主に戻るはずだ。



12:1 2020/05/18(月)08:25:29.24ID:Ath+ntvC0
郵便局に問い合わせてみると
「調べるのでしばらく時間をいただきたい」
と言われ待たされることに。

自粛生活で暇なため、待っていろと言われても色々と考えを巡らせてしまう。
そこでようやくSNSで返答のあった旧友に詳しく聞いてみようと考えた。

直近で開催された同窓会は7年前の夏。
ハガキに記載されていたズレた曜日と一致した。
幹事の名前を伝えると
「たぶんその人たち」
と教えてくれた。

幹事の名前はこのとき気付いたのだが、男女の2名の名前が書かれていた。
だが電話番号は一つしか記載がなかった。



13:1 2020/05/18(月)08:26:00.84ID:Ath+ntvC0
すまない。
スマホで考えながらプチプチ書いているので遅くなる。



14:本当にあった怖い名無し 2020/05/18(月)08:28:59.30ID:GVxxH59C0
ゆっくりでいいぞ



15:1 2020/05/18(月)09:01:11.19ID:Ath+ntvC0
書きかけですが、仕事が入ったので少し間が空きます。すみません。



16:1 2020/05/18(月)10:14:02.16ID:ynn5nugj0
ここからしばらくPCになります。

SNSでは同窓会から近況報告へと話題がそれてしまい、それ以上の情報は収集することができなかった。
その時点での私の情報源はそれしかなく、そこで調査は行き詰った。

しかし、その日の夜。
知らない人からSNSで友達申請が来たので承認したところ、別の同級生であると告げられた。
先に私が話をしていた同級生から同窓会のハガキの話を聞き、自分が話した方が早いと思って私に連絡をくれたのだった。

彼は私にこう言った。
「ハガキに記載された幹事のうち一人はすでに亡くなっている」
と。



17:1 2020/05/18(月)10:20:08.49ID:ynn5nugj0
亡くなっていたのは幹事として連名で記されていた女性の方であった。

私は
「彼女の名前に憶えがない」
というと、彼はハガキの名前が結婚後の姓であると告げた。
彼から伝えられた彼女の旧姓を見て
「あっ」
と画面に向かって思わず声をあげてしまった。

普通、同窓会の名前には旧姓も併記するはずだが、なぜそうしなかったのかはわからない。

だが、彼女は私にとって忘れたくても忘れられない人物。それは確かだった。
私が卒業後に同級生とほぼ連絡を取らなくなった事件に関わる人であったので。



19:1 2020/05/18(月)10:37:58.31ID:ynn5nugj0
卒業式の前日。
私のすぐ近所に住んでいた仲の良かった女友達から、唐突に手紙を渡された。
「私からじゃないから勘違いしないでね。中を読めば誰からの手紙かわかると思う。」
と言われ。
私は当時非モテを自認して捻くれていたので、その手紙を
「時期的に悪質なイタズラだろう」
と決めつけ、読まずに捨ててしまった。

卒業後しばらくして、手紙の差出人が亡くなった女性であったであったことを知った。
イタズラなどではなく、告白しようとして勇気を振り絞って書いたものであったことも。

しかし、私は当時、手紙を直接渡してきてくれた女友達に好意を持っていた。
家が近かったため、朝の通学時間を合わせて登校したり、放課後に彼女の部活動が終わるのを待って一緒に帰ったりと。

手紙を読まず、差出人の気持ちを無下にしたことは、当然彼女も知ることとなり、そして同級生たちの間にも広まっていった。

進路はそれぞれ違っていたが田舎である。
「あいつはひどい奴」
「ホモじゃないか?」
などと私の進学先の学校まで噂が広まり、私には居場所がなくなってしまった。



21:1 2020/05/18(月)10:55:00.47ID:ynn5nugj0
その後の私は元々目指していた地元の学校ではなく、逃げるように他の地方への進学とした。
ここから私は同級生たちとは10年以上もの間、音信不通となり
「生きているか死んでいるかわからない人」
となった。
それから連絡がついたのは、冒頭で述べた通りSNSで同級生に発見されて。

彼女は病気で亡くなっていた。
同窓会をやると言い出したのは彼女で、その時点ですでに余命宣告を受けていた。
おそらく最後の思い出に、という考えあってのことだったのだろう。
彼女の余命について、ごく一部の人しか知らされていなかったそうだ。
同窓会で皆がせっかく集まるのに、そんな話をしたら暗くなるからという彼女なりの配慮だったそうで。

最後の同窓会の後、彼女は病気と闘い、宣告された余命より半年以上も長く生き、同窓会が開催された翌年の初夏に亡くなった。
亡くなったことも同じくごく一部の人しか知らされていなかったそう。

そしてその七回忌が今年にあたる。



22:1 2020/05/18(月)11:14:19.13ID:ynn5nugj0
同窓会のあのハガキが順当に届いていたなら、当時の私なら返信もせず、すぐに捨てていたことであろう。
幹事が彼女であったことも知ることもなかったろうし、病気であったこと、後に病死したことも知ることもなかった。

彼女の気持ちを無下にしたことは、一時も忘れたことがないとは言わないが、二十年以上の間、心の隅のどこかでずっと引っかかっていた。
亡くなったと知ったときはショックであったが、結婚したことを知って安心した自分もあった。

郵便局への問い合わせの返答はまだない。
だが、これは私に彼女への謝罪をする機会を与えられたものだと考え、墓前で謝罪してこようと思う。

生前に間に合わなかったことは悔やんでも悔やみきれない。
生前の彼女は私のことなど忘れてしまっていて、たとえ間に合っていたとしても、ただ私が過去の記憶を清算するだけ、という自己満足で終わることだったのかもしれないが。



23:本当にあった怖い名無し 2020/05/18(月)11:19:40.80ID:0NGXPnen0
墓参りに行くといい



24:1 2020/05/18(月)11:24:08.27ID:ynn5nugj0
>>23
そうするつもり。
墓の場所は身内の人に教えてもらえるように同級生を通してお願いしている。
ずっと地元には帰っていなかったので、今回連絡を取ってくれた人たちにも顔を見せて来ようと思う。



25:本当にあった怖い名無し 2020/05/18(月)12:09:17.27ID:vZjkRp9q0
そんなん手紙渡す時にきちんと友人からのラブレターですと伝えず誤解を招いたのが悪い
スレ主にオチドは無いよ



34:1 2020/05/18(月)21:33:02.96ID:Ath+ntvC0
>>25
当時はそう思い
「私は悪くない」
と考えていましたが。
せめて中くらいは確認しておけばと。



26:本当にあった怖い名無し 2020/05/18(月)12:10:33.47ID:vZjkRp9q0
生きてりゃそんなスレ違いクソほどあるしな



28:本当にあった怖い名無し 2020/05/18(月)12:33:02.80ID:9/Zdnjqv0
ただの郵便局のミスだよ。
よくある事。
郵便局はなんやかんやで誤魔化してくるけどね。



34:1 2020/05/18(月)21:33:02.96ID:Ath+ntvC0
>>28
おそらくそうだと思います。
私が20年近く同じ携帯電話の番号を使い続けているので、住所が変わっても追跡できたのではないかな、とも。
でもそこを今さら責めても何も生まれませんからね。



29:本当にあった怖い名無し 2020/05/18(月)12:33:57.98ID:9/Zdnjqv0
参加に丸して返信してみればいいやん。



31:本当にあった怖い名無し 2020/05/18(月)16:37:29.74ID:vZjkRp9q0
>>29
二つ丸をつけて



35:1 2020/05/18(月)21:35:06.85ID:Ath+ntvC0
>>31
返信先は卒業記念館?になっているので、今から返送しても誰が見るのか不明ですし、逆に怖いですw



30:本当にあった怖い名無し 2020/05/18(月)16:27:20.45ID:t4Rgv1qF0
予想の十倍良い話だった……



35:1 2020/05/18(月)21:35:06.85ID:Ath+ntvC0
>>30
私にとってはようやく重しが取れるってところですかね。



33:本当にあった怖い名無し 2020/05/18(月)21:19:40.59ID:rTGWbdtO0
その彼女Mさんだろ?



36:1 2020/05/18(月)21:40:33.28ID:Ath+ntvC0
>>33
Mさん?どなたでしょうか?
おそらく違う方だと思います。



37:本当にあった怖い名無し 2020/05/18(月)22:32:35.76ID:eWML64Gp0
良い話だった
>>1乙です



39:1 2020/05/19(火)03:05:58.92ID:ZFXgaT3O0
お墓の場所は身内の方から教えてもらえたので、彼女の命日と七回忌に合わせて地元に帰ることにしました。
仏前にも来て欲しいとお願いされたので、話を通してくれた同級生と一緒に伺うよう調整中です。
旦那さんやお子さんももいらっしゃるので彼女との出来事は話さず、あくまで仲の良かった同級生の一人として訪問してきます。



40:12020/05/19(火)03:36:09.10ID:ZFXgaT3O0
情報を一部省略、書き忘れていたので補足と余談です。

同窓会のハガキに書かれていた携帯電話番号は亡くなった彼女のものでした。
それを知って改めてかけてみたのですが、使われていないという無情なアナウンスしか流れませんでした。

同級生同士の結婚話ですが、新婦は当時私が好意を持っていた女子です。
結婚祝いのお礼をされるとき、あのときのことを言われるのかも?と内心ビクビクしていたのですが、十数年ぶりのコンタクトは
「何年ぶり?元気?」
とあっさりしていて拍子抜けしました。

私に彼女が亡くなったことを伝えに来てくれた同級生は、当時、彼女を無視した私をホモだと言いふらしていた男子です。
彼は当時、彼女のことが好きだったらしく、披露宴で彼女のウェディングドレスを見たときに
「隣が俺だったら」
と悔み、二次会で酔っ払って号泣したそうです。
彼女の旦那と彼は顔見知りなので、彼女の死後も毎年命日には手を合わせに行っているようです。

皆の記憶の中では、私が卑屈になって関係を断ったという認識はなく、進学して勉強に忙しくなったせいで疎遠になったのだと思っていたと言っていました。

こんな話もあって私の中で色々なものが一気に解けました。
人の気持ちや記憶って、時間や経験とともに綺麗に消化されていくものなのですね。
40年以上生きてきて、やっと気づけました。

私の中の最後の大きな塊を解かして、いい思い出として残しておくことにします。
みなさん、最後までありがとうございました。



41:本当にあった怖い名無し 2020/05/19(火)09:39:43.74ID:Ck5VvXDo0
どこがオカルトやねん。
ただのお前の思い出話やんけ。



42:本当にあった怖い名無し 2020/05/19(火)12:32:04.77ID:2FOMIykz0
>>41


不粋だぜ



45:本当にあった怖い名無し 2020/05/20(水)14:55:12.77ID:d3EH2/ut0
なんか泣ける




引用元:数年前の同窓会の案内状が届いた
https://mao.5ch.net/test/read.cgi/occult/1589754929/




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日本平で出会った女

2020.04.30 (Thu) Category : 誰も信じない人へ

696:本当にあった怖い名無し:2007/04/03(火)23:17:07ID:+KKXJV7c0
20年くらい前の恐怖体験ではないが、忘れられない不思議な体験

週末の夜中に、なぜか静岡県の日本平へ行きたくなり一人車で行った。
まぁ昔よく走りに行ってた所なんで懐かしさが込み上げて来たのかな程度だったんです

夜中の2時過ぎ頂上付近の広い駐車場で一人ポツンとジュースを飲んでいると一台の車が来たんです
広い駐車場なのにその車は、俺の車の横に止まり中から一人の女性が降りてきて自販機でジュースを買い俺の方に向かってきた。
暗い中でもちょっと可愛い子とわかり内心、ラッキー!と思った(下心あり)

向こうから声をかけてきて、
「何してるの?」
とか
「どこから来たの?」
とか他愛のない会話をして徐々に盛り上がってきたので思い切って近くに夜景の綺麗な所があるから今から一緒に行かない?と誘い俺の車一台で行くことになった。

車で30分くらいで目的の夜景スポット(ヤンバラという所)に着き、夜景を見ながらどうやってホテルまで誘うか?など頭の中で妄想を膨らませているとその女性が、急に泣き出し今夜、本当は自殺しに日本平に来たことを明かした。

理由は色々ありそんなんが一気に重なって思いつめてた様子だった。
俺の欲望は一気に冷め慰めることだけに集中することにした。
「生きてりゃいい事あるよ」
とか
「そんな可愛いんだからもったいない」
とか
「自殺しても何の解決にもならない」
等ありきたりの話をして思いとどまらせた。
つか、正直ちょっと怖かった

たまに合う目線が逝ってるというか、焦点が定まってないというか
妙に生気が感じられないというか
なんというか、いつの間にか人間っぽくなくなっていた

しばらくして女性は、少し落ち着いたのか
「ありがとう。頑張ってみる」
と言い日本平に帰ることになった

帰りの車の中、まだ鉛の様な空気が漂っていたが、強引に笑い話をしてその場を盛り上げ、彼女の車の所まで行き
「もう死ぬとか考えるなよ」
と言い最後に握手して別れた。
異常に彼女の手が冷たかったのを覚えている
変な夜になっちまったと帰りのほとんど車が走っていないバイパスを飛ばして帰った



697:本当にあった怖い名無し:2007/04/03(火)23:17:22ID:+KKXJV7c0
1時間くらいかけて、家に着きポストを見ると黒い手紙が届いていた。
住所も何も書いてない真っ黒な手紙で気持ち悪いその手紙を開けると
「今夜はありがとう。とても綺麗な夜景が見れて楽しかったわ」
と、それだけが書いてあった

まさか、さっきの彼女か?と思ったが住所など教えていないし後を着けられた覚えもない
速攻で外に出て周りを確認したがそれらしい車も止まっていない

急に怖くなり速攻で手紙をゴミ箱に捨て酒を飲んで寝た。
次の日、昼くらいに起きて昨夜の事を思い出しゴミ箱に捨てた黒い手紙を再度確認する

やっぱりどう考えてもおかしい
昨夜日本平で彼女と別れてから結構なスピードで帰ってきた
コンビニなんかも寄っていない
どこら辺に住んでいる位は話したが住所など教えていない

やはり怖くなって忘れる為にその手紙をゴミ箱に捨て朝食を買いに出かけて家に戻るとまたポストに黒い手紙が届いていた
もう震えがとまらなかった
ポストから手紙を取り出す手がガクガク震えて止まらない

手紙を開けるべきか
そのまま捨てるべきか悩んだ挙句開けることにした
「手紙捨てないで」
と、だけ書いてあった
もう恐怖の絶頂で目の前が暗くなった

もうなんなんだ?これはなんなの?どうなってるんだ?訳がわからなくなり友達を呼んで一部始終を話してその手紙を見せた
友達も訳がわからずとりあえず捨てないで持ってろよと言うだけ
また捨ててまた手紙が着たら怖いだろ
と、持っているのも怖いけど捨てるのも怖い

どうしていいかわからないままとにかく早く忘れる為にも、たくさんある電気とかガスとか請求書の中に紛れ込ませ箱に入れ、その箱をダンボールの中に入れ押入れの奥へしまった
忘れる為に

そんなこんなで数年が経ちそんなこともすっかり忘れていました引越しの日が来るまでは
押入れの中にあるそのダンボールの中の箱を見つけてあの当時の事を思い出すが、さすがに箱の中までは確認しなかった
当時の恐怖は薄れていたが、捨てずに新しい住居に持ってきてまた押入れの奥にしまいある意味封印した。
そんな事も忘れてさらに数年が経ち今に至る。



698:本当にあった怖い名無し:2007/04/03(火)23:17:36ID:+KKXJV7c0
しかしなぜ今になってこの話を思い出したか?
俺が経営する会社の役員が裏切り膨大な借金を残して姿を消した。
信用していた役員(あの当時、手紙の話をした友達)が勝手に俺のハンコを使いいつの間にか借金の保証人にされていた。
毎日のように会社に取り立てにくる金融業者
ライバル会社に渡った(売られた?)顧客リスト
オマケに顧客にまでウチの会社は借金だらけという話まで流されていた

当然、売り上げはガタ落ち社員も全員辞めた。
今まで頑張ってきた10数年の苦労が水の泡となった
絶対的な信用を持っていた人に裏切られ会社もなくし膨大な借金だけが残り何もかもが嫌になり自殺まで考えたある日、家のポストに住所も何も書いていない黒い手紙が入っていた。

当時の記憶が蘇るが、恐怖もくそもない
躊躇なくその手紙を開けた
「生きていれば、いい事あるわよ。死ぬとか考えちゃダメだよ」
と、だけ書いてあった

恐怖とかそんな感情はまったくなく涙があふれ出てきた。
当時彼女に言った俺の言葉だ。
俺は、押入れから例の箱を取り出し当時の黒い手紙を探し出し3通になった黒い手紙を並べて生きてまた頑張ることを誓った。
今は、まだ貧乏生活が続いているが、なんとか一人で生活できる程度にまでになった

あの時の彼女は、いったい何者だったのか今でもわからないが、感謝している。
もちろん今でも、この黒い手紙は、大事にしまってある。



700:本当にあった怖い名無し:2007/04/03(火)23:28:57ID:XoX2YYfdO
全静岡が泣いた(T_T)



702:本当にあった怖い名無し:2007/04/04(水)00:41:48ID:eF+f0jMf0
その女の人はいったいなんだったんだろう?



699:本当にあった怖い名無し:2007/04/03(火)23:24:55ID:5SkrdPM6O
できればうpしてもらえませんか?



701:本当にあった怖い名無し:2007/04/03(火)23:52:52ID:+KKXJV7c0
>>699
うpは、したくない
証拠とか確証とかの話でも、黒い手紙なんざいくらでも捏造できる
つまり、いくらうpったところで証拠にはならない だからうpはしない



703:本当にあった怖い名無し:2007/04/04(水)01:49:25ID:Rkm8dD+UO
証拠を示すためじゃなくて単純にキャーって怖がるためにうpして欲しいんだけどな、俺は

証拠?捏造?ハァ?
つまらんおっさんになっちまった男は魅力なくて嫌だね



704:本当にあった怖い名無し:2007/04/04(水)01:55:59ID:LlQuf0i1O
>>703
全日本平が失笑した



705:本当にあった怖い名無し:2007/04/04(水)06:35:42ID:SFSjr6YNO
別にうpしなくてもいいとオモ。
思い出って言っていいのかか解らんが、その人の思い出はその人のもんだべ。
どんな物、形であれ他人が踏み込むもんじゃないと思う。
携帯からしゃしゃってすまそ。寝る。



706:本当にあった怖い名無し:2007/04/04(水)07:58:48ID:MQwrQPxjO
途中まで彼女にとりつかれての衰退で自殺→運良く?失敗、なんて話しかとおもいきや泣かせるじゃないか。



引用元:実話恐怖体験談 六談目
https://hobby9.5ch.net/test/read.cgi/occult/1170688437/696-706




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