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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.05.19 (Sun) Category : 

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ー甕ー <オオ○キ教授シリーズ>

2018.01.06 (Sat) Category : 創作作品

500:オオ○キ教授◆.QTJk/NbmY:2008/09/15(月)23:00:19ID:1TVHnl7i0
甕 1/8

空気の冴え渡る極寒の頃、兄貴が教授を連れて家に来ることになった。
久しぶりの訪問に、父と母は目を輝かせる。
…この人たちは、教授の本性を知らないから(汗)。

玄関先まで迎えに出たのは、母と私。
振る舞いの上品な教授は、最初の訪問から、母を虜にしていたようだ。
「お父さんより魅力的」
と、はるかに老いた教授と較べられる父…立場なし…。

母の誘導で土間から家に上がりこんだ教授は、狭い廊下の脇によけていた私に、
「今度は少し遠出をしよう」
と告げて、先に進んだ。
「蕎麦はもういいですよ」
教授の後ろから、軽口を叩きながらついていこうとした私。

でも、そこで足が固まった。



501:オオ○キ教授◆.QTJk/NbmY:2008/09/15(月)23:01:13ID:1TVHnl7i0
甕 2/8

教授の背中に、長い髪の【何か】が張りついてる。のが見える。
裸の女性の後姿にも見えるけど、体型が異様…。細い。とにかく痩せている。
骨格標本に皮が張りついているみたい。

肌の色は、死人のように土気色だった。
教授の動きに合わせて、操り人形のごとく、くらくらと揺れる。

「何してんだ?」
最後に入ってきた兄貴が、立ち止まった私の後ろから、能天気な声をかけてくる。
私は兄貴を玄関に押し戻し、母と教授に聞こえない小声で聞いた。
「見えた?兄貴、見えた?」
「は?」
見かけは織田○道みたいなくせに、兄貴は全然気づいてなかったらしい。

でも、
「教授の後ろに、餓鬼みたいな人が…」
と私が教えると、心当たりがあったようで、
「ああ。ついてきたのか」
と、あっさり認めて、さっさと居間に行ってしまった。

厄介なモノを連れてくるのは、教授だけにしてよ~。



502:オオ○キ教授◆.QTJk/NbmY:2008/09/15(月)23:02:00ID:1TVHnl7i0
甕 3/8

居間の座卓に全員が座ったときには、教授の後ろのアレは見えなくなっていた。
それでも、ビクビクしながら酒を注いだりしてたけど、父と兄貴が、例によって羽目を外し始めた頃には気にならなくなった。

「最近はどの辺りを勉強してみえるんですか?」
父が鼻の頭を赤くして、はしゃぐ。
田舎の農家の次男坊だった父には、こういう学問的な話に触れることが、自分のステータスを高めることにもなっているらしい。

「興味があるのは東北ですが、まだお話できるような成果にはなっていませんね」
教授も、この環境の中では、穏やかな笑顔ができるみたい。
「今度は東北行き?」
私が尋ねると、
「広島だよなあ、教授?」
と、すっかり出来上がってる兄貴が口を挟んだ。
「そうだね。そちらが先だ」
教授も相槌を打つ。

母が兄貴に、
「教授に向かってなんですか、その口のききかたは」
と叱った(笑)。



503:オオ○キ教授◆.QTJk/NbmY:2008/09/15(月)23:03:04ID:1TVHnl7i0
甕 4/8

「広島というと、まさか原爆ですか?」
父の言葉に、私は内心で(郷土史と戦争は関係ないでしょ)と突っ込んだけど、教授は、
「ええ。それがらみです」
と肯定した。
「原爆で被災した【ある道具】の出所を調べたいと思いまして」
「それが、回りまわって、いま、うちの寺にあるわけ」
兄貴が付け加える。

兄貴の話に因ると、それは小さな甕(かめ)らしい。
水入れとして使ったもののようだけど、いまではひび割れて、保水力を失っている。
兄貴のお義父さん、つまり先代の住職、が存命のときに、教授が寺に持ち込んだものだ。
教授はそれを【呪具】だと紹介した。

「呪いがかかってる…って、ことですか?」
私が確認すると、教授と兄貴が同時に、
「そうだよ」
と、返事をした。
「あの甕は、水を欲しながら得られず、飢えて死んでいった人間の魂がこもってるんだ」
教授は、たぶんサービス精神なんだろうけど、わざと陰にこもった声で続ける。
父も母も、兄貴さえ、その暗い雰囲気を楽しんでいるようだった。

でも、私は笑えない。だって。
…さっきのアレは、じゃあ、その呪具からとり憑いてきたモノなの?



504:オオ○キ教授◆.QTJk/NbmY:2008/09/15(月)23:04:22ID:1TVHnl7i0
甕 5/8

その甕は陶器質のものであるらしい。
【質】というのは、陶器としては完成されていない、土器と陶器のあいのこみたいな質感だから、なのだそう。
そうすると、かなり古い年代の物ではないかと勘ぐるけど、教授は、
「古墳時代までは行っていないでしょう。せいぜい遡って、奈良時代」
と答えた。
それでも、学術的には価値が高いんじゃないの?

「僕の実家の蔵にあったものでね」
酒に強い教授は、それでも少し酔ったのか、身の上話を始めた。
「由来も何もわからないんですが、代々、こんな呪いの話が語り継がれているわけです」
「我が家には一代に1人は狂人が生まれるのだとか。そして、こっそりと隠される…つまり、家族の手で葬られるわけですな」
「僕の世代には僕と妹がいるのですが、どう見ても、狂人資質なのは僕だ。だから、僕自身、粛清される自覚があったんです。でも」

そんな話をしている間も笑みを絶やさない教授だったけど、次の言葉は、少し、表情を翳らせてた。
「残念ながら、選ばれたのは僕ではなく、僕の妹でした」



505:オオ○キ教授◆.QTJk/NbmY:2008/09/15(月)23:05:00ID:1TVHnl7i0
甕 6/8

話の途中だったけど、私は席を離れた。
見える…。
教授の後ろの【餓鬼】が、教授の肩口にのしかかりながら、顔を上げようとしているのが。
…見たくない。

台所で塞ぎこんでいると、兄貴が顔を覗かせた。
「酒の追加を持ちに来た…って、何やってんの、お前?」
坊さんのくせに何も気づかない兄貴に八つ当たりした。
「教授の後ろにくっついてるあれは何なの?!兄貴、本当に見えてないの?!!」
兄貴は…困ったように首をかしげる。
「うん。まったく見えてない」
「もーっ!!!」
怒りを通り越して、呆れた。



506:オオ○キ教授◆.QTJk/NbmY:2008/09/15(月)23:06:48ID:1TVHnl7i0
甕 7/8

「それ、たぶん、教授の妹さん」
兄貴は、私の正面のテーブル席を確保し、ほお杖をついて、話し始めた。
「教授の妹さんは、10代の頃に家を出て独り暮らしを始めたんだ。理由はよくわからないけど」
「家を出てからはほとんど音信不通。教授も、自分の性格に負い目があったもんだから、会いに行ったことはなかったらしい。…つまり、妹さんが家を出た原因が自分にあると思ったんだな」
「ところが、元気にやっていると思った妹さんは、アパートで餓死した。就職先を解雇されて、収入がなかったんだ」

にわかには信じられない話だった。
でも、兄貴の補足で、なんとなく納得はした。

「いまも生活苦は他人事じゃない時代だけど、教授の若い頃は高度経済成長の真っ只中だ。世の中が豊かになっていく一方で、切り捨てらた人たちは、少数ながら、いたんだよ」

まるで贄だな、と思った。
多くの人間が裕福に満たされるための、犠牲…。



507:オオ○キ教授◆.QTJk/NbmY:2008/09/15(月)23:07:56ID:1TVHnl7i0
甕 8/8

兄貴に促されて席に戻った。
教授の背中には、まだアレがいたけど、誰も気づいていないようだ。
兄貴が、教授に追加の酒を注ぎながら、言う。
「あの甕さあ、ときどき喋るんですよ。中身は聞き取れないんだけど、もんのすごくやかましい」
教授が興味深そうに聞く。
「それは1人の声かね?」
兄貴は笑いながら答える。
「いえいえ。代々の呪いの継承者が集まってるから賑やかですよ」
そして、自信ありげに付け加える。
「そのうち、みんなまとめて成仏させますから、まあ、安心しててください」

その瞬間、教授の妹さんの姿は、淡くなって、消えた。

家族には、
「大口を叩くな」
と馬鹿にされた兄貴だけど、案外頼りになるのかもしれない。
なんて思った。



引用元:【霊感持ちの】シリーズ物総合スレ5【友人・知人】
https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1219147569/500-507













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ー番外編(高校生)ー <オオ○キ教授シリーズ>

2018.01.05 (Fri) Category : 創作作品

454:オオ○キ教授◆.QTJk/NbmY:2008/09/11(木)23:53:44ID:Zf/BtvQm0
番外編(高校生) 1/9

長い話ばかりで恐縮しているのと、兄貴編を書いてみたくなったので、サイドストーリーを投下します。
教授は出ません。郷土史もありません(汗)。

運動系は得意なほうだったけど、特に頭が良かったわけでも、経歴のスペックがあったわけでもない。
なのに、中学、高校と、つけられたあだ名は【アニキ】だった。
同級生からも、なぜか上級生からも。

当時、まだ小学生だった妹は、最初は可愛く、
「お兄ちゃん」
と呼んでくれていたんだけど、俺の悪友たちに感化されて、すぐに、
「ダメ兄貴」
が代名詞の定番になった(泣)。

そんな時代の話。



455:オオ○キ教授◆.QTJk/NbmY:2008/09/11(木)23:54:32ID:Zf/BtvQm0
番外編(高校生) 2/9

俺の一学年上に、名高、という先輩がいた。
高校時、俺は陸上部と心理学研究会という眉唾なクラブに所属してた。
名高先輩は、その陸上部のほうで世話になった人だ。
おとなしくて気弱な性格だったけど、考えなしに行動する俺を絶妙にサポートしてくれたりして、意外と頼りになる先輩だった。
そして、足は抜群に速かった。

名高さんが3年に進み、クラブにも出てこなくなって疎遠になった頃、妙な噂を聞いた。
「受験ノイローゼらしいよ」
彼は、見るからに厳しい家で育てられてるといった内向的な雰囲気を持っていたから、プレッシャーがきついことは、簡単に想像ができた。

気になって、話を聞きにクラスまで行ったこともあったけど、要らん世話を焼く周囲に、
「あんまり関わらないほうがいいんじゃない?」
と押しとどめられて、結局、声をかけることもなく放置してしまった。



456:オオ○キ教授◆.QTJk/NbmY:2008/09/11(木)23:55:05ID:Zf/BtvQm0
番外編(高校生) 3/9

もう肌寒かった10月の半ば。
深夜まで漫画読んで遊びほうけていた俺は、なんとなく視線を感じて、2階の部屋の窓から眼下を覗いた。
名高先輩が立ってた。影が異様に薄かった。
俺はすぐに玄関を飛び出して、先輩が立っていた位置に行った。
けど、もう痕跡はない。

先輩の存在が消滅するイメージが繰り返し浮かんだ。
焦ってあちこちを探すと、俺の家から一区画目にある信号の交差点を、左に折れる影が見えた。
家のほうから、お袋の呼び止める声が聞こえたので、
「すぐ帰るからっ!」
と返事をして、俺は先輩を追った。



457:オオ○キ教授◆.QTJk/NbmY:2008/09/11(木)23:55:56ID:Zf/BtvQm0
番外編(高校生) 4/9

尻尾を捕まえる、という言葉があるけれど、まさにそんな感じで、俺は、先輩の影という尻尾を追った。
もうちょっと真面目に走りこんどきゃ良かった。全然追いつけねえ。
汗だくになりながら着いた先は、学校だった。
寒気がするほどの不安が襲ってくる。
息は完全に上がっていたけど、頭は冷静になれた。冷静にならないと【間に合わない】と思ったから。
校門をよじ登って、校庭に忍び込む。

闇に包まれた校舎は不気味で、ガキだった俺は、足がすくんだ。
先輩の影はどこにもない。学校に入ったのかどうかも定かじゃない。

でもさあ。
真夜中に、音信の途絶えてる俺の家に来るぐらいなんだぜ?よっぽど思いつめてなきゃ、やらないよな。
ノイローゼの人間が、最期の場に選ぶのは、自宅か学校ぐらいじゃないのかよ。

鍵がかかっているだろう昇降口を避けて、俺は、教室棟の脇にある、螺旋状の非常階段を上り始めた。



458:オオ○キ教授◆.QTJk/NbmY:2008/09/11(木)23:56:55ID:Zf/BtvQm0
番外編(高校生) 5/9

階段は、安全基準なんか気にも留めないという造りで、中央部は、最上階から地面まで吹き抜けている。
腰までの手すりはついているけど、そんなもんは簡単に越えられる。
先輩…、まさか、上から降ってこねえだろうなあ(汗)。
振り仰いでも、上部は、鉄階段の底に阻まれて見えなかった。

4階部分に到達して、いよいよ最上階の5階に着こうとしていた俺は、落ちてくる先輩を受け止めるイメージトレーニングに集中していた。

だってな、この先は屋上に到達するしか道がない。
俺が無駄足を踏んでいるんじゃなかったら、先輩は屋上か、階段の上部にいるはず。
螺旋の上から、ひょいっと先輩の顔が覗きそうな気がした。
「…俺、来てますよ…」
思いとどまってほしくて、ビビリながらも声をかけた。



459:オオ○キ教授◆.QTJk/NbmY:2008/09/11(木)23:57:30ID:Zf/BtvQm0
番外編(高校生) 6/9

そしたらさ。おかしいんだよ。
螺旋階段の下のほうから、カンカンと金属を踏み鳴らすような足音が聞こえてきたんだ。
吹き抜け部分に顔を出して確かめると、3階辺りに足が見えた。
な…なんで先輩のほうが下にいるんだよ?!抜いてきたわけもないのに…。

足は下方に向かっている。
俺も方向転換をして、足を追った。
相変わらず早い。距離を離される。
焦る。なぜかわからないけど、思う。
【あの足が地面に下りる前に捕まえないと】



460:オオ○キ教授◆.QTJk/NbmY:2008/09/11(木)23:58:17ID:Zf/BtvQm0
番外編(高校生) 7/9

俺が2階あたりまで下りたとき、先輩は、すでに地上まで数段を残すのみだった。
俺は何も考えずに手すりを越え、吹き抜け部分から下に飛び降りた。

地面までは長かった…。

足裏と足首と膝に、思いがけない衝撃を感じて、悲鳴が出た。
でも、うずくまる前に、階段の出口を塞ぐことができた。
あと1段を残して地面に下りきらなかった先輩は、驚いた顔をして、足を止めた。

その瞬間、すぐ脇の植樹の並木から、盛大な音がして。
屋上から飛び降りたらしい先輩の体が、小枝まみれになりながら俺の目の前に落ちてきた。



461:オオ○キ教授◆.QTJk/NbmY:2008/09/11(木)23:59:05ID:Zf/BtvQm0
番外編(高校生) 8/9

携帯を常備する時代じゃなかったから、救急車を呼んでくれたのは、俺の叫び声を聞いて集まってくれた近所の人たちだった。
木がクッションになったのか、先輩は、俺の呼びかけに答えるぐらい元気で、隣りに座り込んでた。
「なんでお前がいるの?」
と聞かれたけど、
「バカヤロー」
としか答えられなかった。

でも、後々まで一番の謎とされたのは、まったくの部外者だった俺が、自殺未遂をした先輩の横で、捻挫で動けなくなっていたことだったらしい。



462:オオ○キ教授◆.QTJk/NbmY:2008/09/11(木)23:59:45ID:Zf/BtvQm0
番外編(高校生) 9/9

後に住職になった俺は、妹にそのときのことを話し、
「死に急ぐ人間の信号をキャッチしたいから、俺は坊さんになろうと思ったんだよ」
と説明した。
でも、妹は、
「兄貴、キモイ」
と、冷めた対応をしただけだった…。



引用元:【霊感持ちの】シリーズ物総合スレ5【友人・知人】
https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1219147569/454-462











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ーお諏訪さまー <オオ○キ教授シリーズ>

2018.01.03 (Wed) Category : 創作作品

351:オオ○キ教授◆.QTJk/NbmY:2008/09/07(日)00:01:03ID:qVNtFYwZ0
お諏訪さま 前編 1/8

今回は地名も施設名も公表しますね。
説明がうまく伝わるかは、すごく不安だけど(汗)。
あ、そうだ。この話には皇室批判が含まれます。
気になる方は読まないでください。


「旨い蕎麦を食べに行くか」
教授が珍しく縁起のいい誘い方をしてくれた。
どうも、前回の鋏供養が後ろめたかったらしい(笑)。二つ返事で同行を引き受けた。

蕎麦といえば信州だ、というから、中央道をひた走って諏訪に向かう。
諏訪は、観光地である諏訪湖のイメージしかなかったので、
「もう少し北に上がったほうが、ほんとに信州って感じがする」
と提言したけど、却下だった。
要するに、蕎麦で釣って、諏訪に行かせたかっただけなのね…。



352:オオ○キ教授◆.QTJk/NbmY:2008/09/07(日)00:02:29ID:qVNtFYwZ0
お諏訪さま 前編 2/8

諏訪インターを下りると、すぐに、
「北に上がってくれ」
と指示された。
ちょっと意外。まず南下して、諏訪大社の本宮にお参りすると思ってたのに。

諏訪大社っていうのは、竜神さまを祀っている、日本でも屈指の階位を持つ神社なの。
それぐらいの知識は事前に仕入れてる。
上社と下社に分かれていて、本宮である上社には男神、下社には女神が祀られている。
この2人は夫婦なのだそうだ。

上社と下社は、諏訪湖を挟んでほぼ対岸に位置している。
真冬になると、夫婦の神様は、お互いを求めて、諏訪湖に張った氷の上を渡るのだとか。
それが、よく名前を聞く【御神渡(おみわたり)】という現象らしい。

勉強の成果を自慢げに語ると、教授は、
「君らしくロマンチックな着眼点だな」
と、…たぶん、馬鹿にした。



353:オオ○キ教授◆.QTJk/NbmY:2008/09/07(日)00:03:02ID:qVNtFYwZ0
お諏訪さま 前編 3/8

「上社に祭られている男神、タケミナカタは、大国主(おおくにぬし)の息子だ」
20号線を走っている間、教授は、私に【正しい】知識を授けてくれた。
「大国主は知ってるかな?」
「たしか…、【因幡の白兎】の歌に出てきた神様だと…」

大きな袋を肩にかけ だいこくさまが来かかると ここに因幡のしろうさぎ 皮をむかれて赤裸

うろ覚えの歌詞を歌うと、教授は、
「そのとおりだよ。島根県の出雲大社の主神で、国譲り神話の主人公でもある神様だ」
と誉めてくれた。
記憶が正しかったことに私は喜んだけど、
「国譲り神話…が、ピンときません」
と、恥も晒した(汗)。


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