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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.05.03 (Fri) Category : 

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時空の歪み三題(7)

2009.07.22 (Wed) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

772 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:02/07/11 11:09

学生時代、私は八王子に一人暮らしをしていました。
ある時、埼玉の久喜にある友人の家に遊びに行きました。
友人の家に着き、インターフォンを押すと、中から、
「カギ開いてるから入ってこいよ」
と、友人の声。

玄関を開け、入るとそこはなぜか私の部屋だったんです。
ビックリして、外に出るとやっぱり八王子の私の家の玄関前なんです。
訳が分からない状況で困惑していると、友人から携帯に電話が入り、
「お前、どこいったの?コンビニ?」
と、聞いてきました。

後々、説明して理解してもらうのにすごく骨が折れました。と言うか、多分友人は未だに納得してないと思います。
まさに"どこでもドア"的な体験でした。


289 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/07/30 04:27

休みなんでこんな変な時間になっちゃったけど・・
俺もひとつ書いとこう

俺の親父は教師で俺は小学校二年まで教員住宅に住んでたんだ
俺のウチの裏は林になっていてそこに「そこなし沼」って俺らの間で呼ばれてた沼があったんだ
ほんとはちょっとした水溜りのようなもんだったんだけどその周りではクワガタがたくさん捕れるんでよく友達と遊びに行ってた

ある日の事いつものように友達とクワガタ捕りにいくとその沼の奥になにやら白い人影が見える。白いワンピース着た中学生くらいの女の子。
普段人気のまったくない所だし道なき道を泥まみれになりながらすすまないと来れないような場所だってんで不信に・・・は思わなかった^^; 小学生だしね

「遊ぶ?」
って尋ねるとその女の子は
「ちょっといい所しってるんだ。カエルがいっぱいいて面白いよ」
って言って俺の手を引っ張って工事現場みたいな所に連れて行かれた
近くには田んぼがあって確かにカエルがウヨウヨいた

その女の子とカエル捕まえたりして遊んでるうちに遅くなったんでその子と別れて家に帰る事にした
始めて来た場所とはいえ「そこなし沼」からはそう離れてなかったし沼までたどり着けば後は勝手知ったる土地。

暗くなり始めてはいたけど10分もあればつけるだろと思ってた
んで沼も通りすぎて我が家が見えてきた


290 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/07/30 04:28
「ただいまー」
いつものように玄関を開けるとなんだか様子がおかしい・・
まだ帰ってきてないはずの父がいる。いつもの我が家とは違う変な空気
「お前・・・・何処いってたの!!!」
突然母に怒鳴られた。わけがわからない。
「探したんだから!近所中で!」
時計を見てみるとなんと深夜の二時。外を見て愕然とした。


闇。


とても林の中を歩いてきたとは思えないくらい真っ暗
さっきまでちょっと日が落ちかけたくらいだったのに・・

結局そのあとさんざん怒られてこの事は俺が道に迷ったって事でかたがついた
あまりに不思議な出来事だったんで俺と一緒に遊んでた友達にも聞いてみた所
「昨日お前と遊んでないじゃん」
と言われた

確かに思い出してみても友達との記憶は沼までで途切れてるんだよね・・
そこからはなぜか俺と女の子との記憶しかない。沼から帰ってきた時も一人

このスレ見ててこの話思い出したんで親にも聞いてみた
「全然知らなかった・・・気持ちわる・・・あの時さあビービー泣くと思ってたんだよ
怒った時さ。でもあんたなんかボーっとしてるんだよね。確かにちょっと気味悪かったよ
それにあそこ工事現場も田んぼもないよ。唯の山だもん」

俺が深夜遅く一人で帰って来て様子が変だったって所までは事実っていえるんだけど・・
その他の記憶はいったいなんなんだ


107 名前: ぶるぶる 投稿日: 02/08/20 02:01
私が小学校三年生位の時の話です。
そのころ、とても仲よしだった、
きよみちゃんという女の子が、クラスにいました。
彼女と私は、毎日のように学校が終わると、
お互いの家を行き来しては、ふたりで遊んでいました。
その日は、彼女の家の台所のキッチンテーブルで、
ふたりでドラえもんを読んでいました。
その内容は、ドラえもんが、のび太に切抜き絵本
のようなものを出してあげます。



108 名前: & ◆i.GDT3f. 投稿日: 02/08/20 02:01
それには、ケーキやおかし、車など色々なものがあり
切り抜いて組み立てると、本物のように、
食べれたり、乗れたりするというものでした。
きよみちゃんと私は早速、
「おもしろい!まねしてみようよ!」
と、画用紙や、ハサミ、色鉛筆を持ち出しました。
もちろん本物になることなどありえないと、
理解できる年齢でしたが、とても楽しかった
のを覚えています。
そして、日も暮れかかり、私が家に帰らなければ
いけない時間になりました。



109 名前: & ◆tHsziLno 投稿日: 02/08/20 02:02
きよみちゃんは、いつもそうするように、
玄関の外まで、私を見送りました。
そのとき、きよみちゃんが言いました。
「ぶるぶるちゃん。今日のこと、
大人になっても忘れないで」
私はきよみちゃんが、いきなり変なことを
言うのには慣れていたのですが、
そのときは、彼女の様子がいつもと違うので、
なんでー?と聞き返しました。
今こうしてふりかえると、確かにあの日の
きよみちゃんは、いつもと雰囲気が違ったような
気がします。



110 名前: & ◆tHsziLno 投稿日: 02/08/20 02:03
きよみちゃんは続けました。
「今日の私、32才の私なんだ」
ますます私には、訳が分かりません。
でも彼女は続けます。
「2002年だよ。32才。ぶるぶるちゃんのこと
思い出してたら、心だけが子供の私に飛んでっちゃった」
はっきりいって、聡明とはほど遠かった(今もね)
子供の私は、なんだかわからないけど、
2002年と行ったら、超未来で、車なんか空飛んでたりする、
という考えしかないくらい遠い遠い未来。



111 名前: ぶるぶる 投稿日: 02/08/20 02:04
「ふーん。ドラえもんの未来からかー!」
なんて、ばかな受け答えしかできませんでした。
きよみちゃんは、そんな私を笑いながら、
「それが全然!マンガの世界とはちがうよー」
と言いました。
そして、私ときよみちゃんは、また明日遊ぶ
約束をして、別れました。
今考えると、なんであのときもっと問い詰めなかったんだろう
と後悔しますが、なんせ子供だったし、
きよみちゃんも私と同様、ドラえもんの影響で、
ふたりでよくSFチックなことを、夢見ていたので、
別にきよみちゃんが私に言ったことが、
そんなに変とも思わなかった。



112 名前: & ◆i.GDT3f. 投稿日: 02/08/20 02:05
翌朝、学校に行くと、いつものように
きよみちゃんが私に、話しかけてきます。
まるっきり、いつものきよみちゃんでした。
そして、私もまた、きよみちゃんが私に
言ったことなど、すっかり忘れて、
そのまま毎日が過ぎて行きました。
そして、私たちは5年生になり、それと同時に
私は地方へ引っ越すことになりました。
そしてそのまま、きよみちゃんと、二度と
会うことはありませんでした。



114 名前: ぶるぶる 投稿日: 02/08/20 02:06
今年、2002年。私は32才になりました。
そしてハッとします。
あの日のきよみちゃんの言葉を思い出して。
もしかして、もしかして、もしかして..と。
私はその後も、引っ越しを繰り返し、
今では海外在住です。
きよみちゃんを探したいのですが、
結婚してれば名字も変わっているだろうし、
どうやって見つけられるか。
あの頃の私は、片親だったので
(当時はまだ珍しく、世間からは白い目で
見られがちだった)、
「ぶるぶるちゃんと遊んじゃだめよ。片親なんだから」
と、思いっきりよその子供の親が、
私の目の前で言うなんてことも、珍しくなかったし、
大嫌いだった先生にも、
「片親だからね。目つきも悪くなるんだろう」
と言われたこともあった。



115 名前: & ◆i.GDT3f. 投稿日: 02/08/20 02:07
ごめん省略されちゃった。
大嫌いだった先生にも、
「片親だからね。目つきも悪くなるんだろう」
と言われたこともあった。
そんな中、きよみちゃんだけが、私の友だちで、
子供時代の唯一の理解者であったと思う。
会いたいと思う気持ちがそうさせたのか、
2週間ほど前に、"あの日"の夢を見た。
あの日と同じ、きよみちゃんのおうちの台所。
イッチンテーブルいっぱいに、画用紙と色鉛筆。
私が自分の家から持ってきた、コロコロコミック
が二冊置いてある。



116 名前: ぶるぶる 投稿日: 02/08/20 02:08
(当時コロコロコミックは、結構高価だったので、
私ときよみちゃんは、かわりばんこに買って、
ふたりで回し読みをしていた)
台所からは、6畳ほどの今が見え、
きよみちゃんのお母さんが、緑色の座椅子に座って
テレビを観ている後ろ姿が見えます。
本当に、何もかもが、私がこの夢を見るまで
忘れていたことまでが、はっきりと、目の前にありました。
きよみちゃんが、ケーキの絵を画用紙に描いて、
色を塗り、私はその横で、ハサミを持って、
きよみちゃんが描くケーキを見つめています。



117 名前: & ◆i.GDT3f. 投稿日: 02/08/20 02:09
私は、夢の中で、
「これは夢だ」
と自覚していました。
きよみちゃんが、ふと手をやすめて、私を見ます。
そのとき、私は彼女に言いました。
「きよみちゃん。今日の私も、32才!」
きよみちゃんは、びっくりした顔をしたと思うと、
私を見つめて言いました。
「忘れなかったんだ。ぶるぶるちゃん..」
きよみちゃんは、半分泣き笑いような表情です。



118 名前: ぶるぶる 投稿日: 02/08/20 02:09
私も、泣きそうになるのをこらえながら、言いました。
「ドラえもんの未来じゃなかったねー!」
そして、ふたりで泣きながらも、大笑いしました。
そして...私は目が覚めました。32才の私の体で。
私は、泣いていました。
ただの夢だったと思う。でも、私は
時空を超えて、あのときのきよみちゃんに、
会いに行ったのだと思いたい。
きよみちゃんが、そうしてくれたように。

 








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Title : 無題

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2011.10.22 (Sat) 11:24 編集

Re:無題

貼るaaの選択間違ってるだろw

2011.10.22 15:01

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