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2024.05.04 (Sat) Category : 

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アショカ・ピラー

2009.01.23 (Fri) Category : ミステリー・オーパーツ

オーパーツ (OOPARTS) とは、「場違いな工芸品」という意味。

それらが発見された場所や時代とはまったくそぐわないと考えられる物品を指し、英語の Out Of Place Artifacts の頭文字をとったものである。

アショカ・ピラー
インドの首都にあるニューデリーのクトゥプ・ミナール寺院には「アショカ王の柱」と呼ばれる高さ約7m、地中部が約2m、直径約44cmで推定重量は約6トンの鉄柱が建っている。

この柱は4世紀ごろ、グプタ朝のインド統一を記念して製造されたと言われている。
だが、以来1700年もの時を経た現在も錆びていないと言われている(実際には少し錆びている)。

それは99.72%という純鉄に極めて近い成分のためだと考えられているが純鉄の精製技術は19世紀以後の発見であるため化学史と一致しないのが謎とされている。

また、古代インド人がこれほどの技術をどのようにして習得したのかも謎につつまれている。
柱の表面にはサンスクリット語が刻まれているという。



と、ここまでがオーパーツとしての定説。
真相は以下の通り。

この鉄柱は1500年以上、熱風とモンスーンなどの強い風雨にさらされながらもこれまでほとんど錆びたことがない。
鉄にとって錆は宿命的なもので、現在の技術では、ステンレスなどの合金加工でそれをしのぐ方法しか発見されていない。

ところがこの鉄塔は、99.72%という高純度の錬鉄で作られており、α鉄に属する唯の不純物を多く含有する鉄に過ぎない。つまり簡単に錆びてしまうのだ。

(ステンレスは、ニッケルやクロムを多く含んでおり、1914年にドイツで発明されている)
にもかかわらず錆びていないのは不純物であるリンにあるという。

熱い鉄を叩くと鉄に含まれるリンが表面に押し出されて鉄と結合してリン酸鉄を作り出す。それが表面を覆って防サビ効果を上げていたのである。

インドで産出される鉄鉱石のリンの含有量は、オーストラリアや南アフリカに次いで多くなっていることが分かった。
さらに、古代インドでは鉄を熱する際に、リンを含むカッシア・アウリキュラータの根を炉の中に加えていたという。

メカニズムが解明された現在では、既にオーパーツという意味では違うかもしれないがアショカ・ピラーは鉄を叩いて作る製鉄技術とリンを含む鉄鉱石、カッシア・アウリキュラータの根という要素が重なってできたインドの歴史的遺産なのである。

また、この鉄柱に背中を押しつけ、両手を回してつかむと幸運に恵まれるという言い伝えがあり観光名所としても有名な場所である。


 








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