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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.04.20 (Sat) Category : 

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ミミズバーガー

2007.09.23 (Sun) Category : 都市伝説・考察・真相

すでに噂の発生から20年以上過ぎている古典的な都市伝説。

さすがに昔ほどの勢いはなくなったが、近年でも
「使われているのはカラスの肉だ」
などという新バージョンが登場したり、1999年最大のインチキ本、「買ってはいけない」がこの噂を
「かつて『文芸春秋』(90年11月号)に、『大手のハンバーガーに乾燥食用ミミズが使われていた』とメーカー開発室長の詳細な証言が載っていた」
として紹介したりと賑やかで、今だにこの噂が現役であることをうかがわせる。

「ハンバーガーに怪しげな肉が使われている」という噂は1970年代後半にはすでに確認できる。

ただし噂が生まれた当初、ハンバーガーに使われているとされたのはミミズではなく猫の肉だった。

話の構造も少し違っていて、裏口のゴミ箱覗いた客がそこで猫の頭を見つけたり、バイトの若者が開けてはいけないといわれていた冷蔵庫を開けて吊るされているたくさんの猫を見つけたりといったものだったのだ。

ここで猫が登場したのは、おそらく「渋食の猫」という昭和20年代後半に流布した都市伝説からの影響だろう。
この「渋食」とは当時の銀座にあった、安くて美味いと評判の「渋谷食堂」のこと。

ある日のこと、この渋食の客が何かにつまずくかして店の裏手にあったゴミ箱をひっくり返してしまう。
するとゴミ箱の中にはたくさんの猫の頭が!
もちろんこれは根も葉もないただの噂だが、ミミズバーガーならぬニャンバーガーの噂話と全く同じ構図であり、ニャンバーガーの原点がここにあるのが判る。
ところで猫のルーツが渋食であるとすると、いったいミミズのルーツはどこにあるのだろう。

主な説は2つ。

一つは「アメリカから入ってきた」という説。
ニャンバーガーの噂とほぼ同時期に、アメリカでは「マクドナルドのビッグマックは蛋白質を加えて大きくするためにミミズの肉を混ぜている」という噂が流れていた。
この噂が日本に入ってニャンバーガーに結びつき、ミミズバーガー伝説が生まれたとするのがこの説だ。

そして、もう一つは現在もっとも人気のある「専門用語からの誤解」説。
実は食肉業界では挽き肉のことをその形状から「ミミズ」と呼ぶことがあるそうで、その話がどこかで誤解されてミミズバーガーの噂になったのではないかというのがこの説。

どちらの説ももっともらしく、かといって証拠はなく、さりとて否定もしきれないという点で共通している。
まあ、どちらが正しいのかはさておくとして、このような経緯で登場したミミズバーガーはたちまちのうちにニャンバーガーを蹴散らし、この伝説の主役の座を確保してしまったのである。
やはり猫肉よりもミミズ肉の方がインパクトが強かったからだろう。

ミミズだとか猫だとかカラスだとかの肉が使われているという噂が誕生する背景には、「牛肉は高い、それなのにハンバーガーは安い」という疑問を多くの日本人が抱いていたことがあげられる。
高い肉を使って作ったはずのものが安いのだから、これは何か裏があるのだろうというわけだ。

では本当に牛肉は高く、ミミズや猫やカラスの肉は安いのか?
まずミミズだが、漢方薬などに使われる「食用ミミズ」が存在することは事実。
だがこれは極めて高価な食材であり、砂嚢と呼ばれる砂袋を取り除く作業などの手間もかかりるので、とてもではないが牛肉の代替品などにはならない。

次に猫やカラスだが、これはそこら辺をうろついているやつを捕らえてくれば済む話なので一見原価はタダに見える。
しかし、猫やカラスを捕らえてくる人に払う人件費の存在を忘れてはいけない。
ハンバーガーの需要を考えると、これに費やされる肉の量はかなりのものになる。

それだけの数の猫やカラスを捕獲するにはやはり相当な人手や設備が必要となるので、猫やカラスの原価とて決してバカにはできないのだ。
それに、それだけ大規模の捕獲作業をしているなら嫌でも人目につくはずなのに、野良猫やカラスを大々的に捕らえている業者の姿など誰も目撃していないのもある。

やはり世界規模で流通網が整い、大量飼育によってコストが極限まで下げられた海外の牛肉に太刀打ちできるような食材は存在しないようだ。

ちなみに、あるサイトで実験したところ、100グラムのミミズを捕まえるのに1500円かかったそうだ。





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