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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.04.30 (Tue) Category : 

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数年前に、妻ともうすぐ1歳になる息子を連れて、妻の郷里へいった時の話です。

2023.02.23 (Thu) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

316:303:2022/12/20(火)00:00:09.81ID:kWXo2/8d0.net
遅くなりました。303です。
基本的に実際に体験した話ですが、話の本筋に影響しない程度の身ばれ防止フェイクを入れる事をお許し下さい。

数年前に、妻ともうすぐ1歳になる息子を連れて、妻の郷里へいった時の話です。
私達は義父母と義弟に歓迎されて楽しく過ごさせてもらっていました。
何日か滞在していたのですが、その何日目かに折角なので皆で温泉に行こうという話になりました。

良い感じの日帰り入浴のできる温泉までは車で1時間程の距離があります。
私達は息子がいるので、チャイルドシートのある自分達の車での移動となりますが、シートは意外に幅を取るので、全員を乗せる事はできません。加えて義弟は帰りに寄り道をしてから帰りたいということで、車3台で移動することになりました。



317:303:2022/12/20(火)00:07:38.89ID:kWXo2/8d0.net
出発前にナビを設定し、目的地を確認したところで、義父母の車と義弟の車についていく形で出発しました。
出発してから30分ほど走ったころ、信号のタイミングではぐれてしまい、先導する2台を見失ってしまいました。
しかし、ナビを設定して確認したのを知っているので先に進むことにしたようです。

程なくして、ナビが左折を指示してきました。そこで左折をしたのですが、大きな道路から外れ住宅地へと進むやけに細い道だったので、妻に
「この道でいいの?」
等と確認をしたのですが、日が暮れていた事もあり
「分からない」
との事、目的地をきちんと設定したことは間違いないので、そのままナビに従って進むことにしました。

それから10分程走ると、車は山道というには大げさですが、ナビが案内するような道ではないとは断言できるような道へと到達しました。ナビに目をやると、この先で右方向へ行けば再び大きな道路へとつながり、信号を避けたショートカットルートだったのかもと考えていたのですが、その交差点でナビは左斜め方向へ進むように指示を出してきました。

私はとりあえずナビに従えば最後には着くだろうと考えナビの通りに信号もない林の中の交差点を進みました。
その道へ進んで数分も経ったかどうかの頃、ナビが「ポンッ」と音を出しました。

しかし、カーブの連続で、ナビに目線を落とすことができなかった私は、何かあれば音声で知らせてくるだろうとそのまま走っていたのですが、立て続けに「ポンッ」数秒して「ポンッ」また数秒して「ポンッ」とおかしな動作をしているのが明らかだったので、ハザードを出して車を停めナビを見てみました。



318:303:2022/12/20(火)00:12:35.58ID:kWXo2/8d0.net
ナビは右へ左へと地図をスライドさせては「ポンッ」と音を出し、ルート再検索と表示して、また右へ左へと地図をスライドさせて「ポンッ」を繰り返しています。

ナビには目的地への直線が表示されて方角がわかるようになっているのですが、「ポンッ」という音と共に出てきたルートは線の示す方角どころか明後日の方向へと向かっています。
地図を縮小してみても、目的地とは全く違うところへと続き、途中で途切れている状態に。
土地勘のない私はお手上げ状態でした。

とりあえずUターンできるとこを探すことにした私達は、そのまま道を進みました。
車のすれ違いもできない細い道にカーブ、外灯もない道を進むと、大きく右へとカーブした先に未舗装の空きスペースらしきものが見えました。

この頃には妻はすっかりびびってしまって無言になっていましたので
「ここでUターンして戻るよ」
と声をかけて少しでも安心させようとしました。

カーブは狭く急なので、かなり速度を落とし徐行に近いスピードで曲がり、曲がり終えるぐらいのところで左へとハンドルをきって空き地へと車の頭を入れました。
暗すぎて目視が全く役に立たず、バックモニターを見ながら、ゆっくりと右にハンドルを回しながらバックし、感覚的にこれでいけるかなというところで目線を上げました。

私が目線を上げるのと、妻が悲鳴を上げるのは同時でした。
ヘッドライトに照らされた空き地には無数の案山子が不気味に並んでいたんです。



319:303:2022/12/20(火)00:17:57.29ID:kWXo2/8d0.net
私は一瞬ぎょっとしましたが、案山子であることがすぐに分かったので
「案山子だよ」
と笑って、来た道を戻り始めました。

妻はいつの間にか寝てしまっていた息子に覆いかぶさるようにして震えて下を向いています。
再びナビが「ポンッ」と音を出したのは、先の交差点でした。
ナビに目をやると、ルート再検索の後、左方向、つまり最初にこっちにいけば大きい道につながると言っていた方向へと案内していました。

先の交差点から大きな道へと出て間もなく、義母から電話がかかってきました。
ハンズフリー設定をしているので車のスピーカーから義母の声が聞こえます。
「今どこにいるの?あんまり遅いから心配して電話したのよ」
といいますが、時間的には、義父母達がそろそろ目的地についたかな?ぐらいの時間のはずです。

とりあえず、
「すいません。ナビがちょっと。もう大丈夫です、先に入っていて下さい」
といった返事をして電話を切りました。
勘違いかもしれませんが、時間は思っていたよりも30分ほど経過していました。
それから目的地までは何事もありませんでした。



320:303:2022/12/20(火)00:22:37.45ID:kWXo2/8d0.net
目的地に着くと、とてもいい感じの造りの温泉でした。
妻は、到着するなり車を降り、義母のところへ行って何やら話をしています。
「怖かった」
という声が聞こえてきたので、先ほどの事を報告しているんだなと思いながら、荷物を持ち眠そうな息子を抱っこしました。

「すいません、おまたせしてしまいまして」
と言いながら妻の近くへ行くと、義母も妻も真剣な顔をしています。
長らく待たせて更に立ち話で時間をとらせてしまうのもなんなので、その場では何も触れずに温泉を満喫しました。

帰りは、ナビを設定しているにも関わらず、ちょっと離れるとすぐに義父は車を寄せて待ってくれました。
加えて義弟は私達の車を挟む形で私たちの後ろを走ってくれました。

そして寄り道をしないまま、義実家まで私達の後ろについてくれ、義実家に到着したのを確認してから単身寄り道へと戻っていきました。
どうやらこの後書く事を知っていての行動だったのだと思います。
その後、妻が息子を寝かしつけにいき、私と義父母は居間にいました。

「実はね、私君」
義母が話し始めました。
「妻ちゃんから聞いたけど、初めてじゃないのよ」
私はそういう話なんだろうなという予感があったので、詳しく話を聞くことにしました。



321:303:2022/12/20(火)00:26:52.55ID:kWXo2/8d0.net
妻は里帰り出産をしたのですが、義母と出産を控えた妻が産院へ行った後、少し気分転換にドライブをしたらしいのですが、その時に、義母の車のナビがおかしな動作をしだして、目的地とは全く違うところへ行こうとしたそうです。

義母は土地勘がありましたので、割と早い段階でおかしい事に気づき自分の知る情報を頼りに走り、暫くしてナビは正常に戻ったということです。
そして、そのナビがおかしくなった場所というのが、例の交差点から程近い所だったようです。

先に「そういう話なんだろう」という予感があったと書いたのには理由がありました。
妻を怖がらせまいとして、その時には何も言いませんでしたが、あの案山子は明らかに変だったのです。
私は土地勘もない身で外灯もない狭く暗い道を走っていたので、カーブの際も徐行に近い速度で進入しています。

ですから、ヘッドライトの明かりで時間をかけて空き地があることを把握することができました。
空き地に車の頭を入れ、バックして、いざ戻ろうとするその瞬間まで、実は私は案山子を見ていません。
カーブを曲がりながら、Uターンをしながら慎重に慎重を重ね確認を幾重にも行っているわけですから、当然案山子はすでに見ていないといけないはずなんですが、見ていなかったんです。



322:303:2022/12/20(火)00:32:17.83ID:kWXo2/8d0.net
妻はそのまま息子と一緒に寝てしまい、起きてきてから話を聞くことができました。
妻がビビッてしまっていたのも、悲鳴と共に息子に覆いかぶさるようにした理由もそこで明らかになりました。

以前、義母と共に遭遇した時は、何となく
「子をくれ」
と言われたような気がしたのだとか。
その時はまだその程度であったのが、今回、頭の中に直接響くような声ではっきりと
「くれ!」
と言われたようです。
目的が子供だと確信して、息子をとられまいと覆いかぶさるようにしたのだそう。

次の日だったかまたその次の日だったかに、義母と妻が以前から一緒に行こうと約束をしていたところへいった帰り、授乳の為、駐車場のあるコンビニへ立ち寄りました。
妻が授乳をしている間、車のブラインド等はしていても不審者が覗いたりしないように、私は車の前に立って授乳が終わるまで見張りをしていました。
すると、交差点の向こう側から一人の男性が歩いてきました。

別に服がちょっと派手なだけの普通の男性でしたが、私の近くまでくると
「失礼ですが、何をされている方ですか?」
と尋ねられました。



323:303:2022/12/20(火)00:35:32.08ID:kWXo2/8d0.net
私が不審な者を見る目をしていたのか
「いえね、あなたのオーラはとても珍しい色をしているんですよ。それで気になって」
ますます不審者だなと思いながら
「ちなみに何色なんですか?」
と尋ね返してみたところ
「金色です。どうも・・・」
と言いながら去って行きました。

コンビニに用事あったんじゃないのかい!と思いながら去る男性を見ていますと
「守られてますね」
と呟いてそのまま行ってしまいました。

車に戻り、妻に
「変な人に絡まれたわ」
と笑いながら言うと、妻は不思議そうな顔をしています。
「いつ?」
「今そこで」
「ずっと一人だったよ?」
私は男性が歩いていった方を見ました。
時間的に交差点あたりにまだいるはずだと思っての確認行動でしたが男性の姿は確認できませんでした。

そのコンビニは、最初に大きな道から外れるようにナビされた交差点のすぐ近くでした。
私達は婚前の約束もあって、コロナ禍にあっても毎年最低でも一度だけは万全の対策を取って顔を見せに行っています。
その際、今回の温泉にも何度か行きましたが、あれ以来ナビは一度もおかしな動作をしていません。

長文駄文失礼しました。



324:本当にあった怖い名無し:2022/12/20(火)00:43:46.61ID:iiPWSCt40.net
その案山子と近づいてきた男とは似ていなかったかい?



325:303:2022/12/20(火)00:45:15.89ID:kWXo2/8d0.net
>324
案山子は、日本手ぬぐいに目口を描いたようないかにもな案山子だったので
似ているとは感じませんでした。



326:本当にあった怖い名無し:2022/12/20(火)00:48:14.72ID:iiPWSCt40.net
外見はそのようでも…雰囲気とか特徴とか…。
実は案山子が関わる話しで似たような話しを聞いた事があって…それは女なんだが…。



327:303:2022/12/20(火)00:56:18.86ID:kWXo2/8d0.net
>>326
案山子は本当に何十体とあって、衣装もばらばらだったので似たような格好だったりがいなかったという断言はできませんが、少なくとも直感的に似てる等結びつくような、そういう感じはなかったです。
男性はどちらかというと、芸能スカウトマンですと言われたら納得してしまいそうな感じでしたよw



328:本当にあった怖い名無し:2022/12/20(火)01:19:34.76ID:iiPWSCt40.net
所謂、昔の傾奇者系のいでたち…というのはその場にそぐわないファッション…という意味なので今で言えばそんな誰もしないようなスカウトマン系等も含まれるのかも知れない。



329:本当にあった怖い名無し:2022/12/20(火)01:24:48.16ID:jJFBjSdV0.net
案山子の話、怖かったあ



331:本当にあった怖い名無し:2022/12/20(火)01:27:12.50ID:iiPWSCt40.net
あと考えられるのはやっばりキツネ憑き系のオカルト話しに似ている気がする。

動物憑き霊系の場合、たまにとんでもなく場違いなファッションで現れる事が多い。
案山子に化けてても…目鼻口があべこべだったり…腕や足が逆だったり…数本数がとんでもなかったり…要は動物から観た人間だったり…
タヌキは結構適当なモノマネをする…とか田舎の年寄はよく言うね…



332:本当にあった怖い名無し:2022/12/20(火)01:32:06.32ID:iiPWSCt40.net
北陸の本家筋の爺様は田舎の動物は犬猫に至る迄、人間に化ける…と本気で信じてる。
そして奴等は子供も欲しがるが…人間の文明品を欲しがる…という話しも聞いた事がある。



333:本当にあった怖い名無し:2022/12/20(火)01:37:30.39ID:iiPWSCt40.net
爺様は本気な顔でキツネが化けた人間に腕時計をくれとせがまれたそうで…。
ただ顔の配置が無茶苦茶ののと言葉が変なので…狐化けだと見抜けた…と真顔で言ってた…。
同様な話で狸バージョンもあるが…狐に較べると更にツメが甘かったそう。



334:本当にあった怖い名無し:2022/12/20(火)01:40:05.81ID:iiPWSCt40.net
この話の場合は子供を欲しがる…というのは脅しで車とかナビとかに興味があったのかも…とも思える。



335:303:2022/12/20(火)01:44:59.08ID:kWXo2/8d0.net
原因が何かとかそういうのは、解明されるような後日談もないので分からないですがそのナビがおかしくなった町は、時折不可解なことが起こる土地なんだという話は義母だったかに聞いたことがあります。
何か聞いたことがある不思議な話がいくつかあるのでしょうね。



336:本当にあった怖い名無し:2022/12/20(火)04:31:55.16ID:yVONwYLu0.net
山道で車のナビが異常な方向を指して迷うとか不思議な体験…って話はいまいち現実的過ぎてにわかには評価しづらいかなぁ…
それただのGPSの誤差からくる体験じゃね?って思ってしまうんだよね、個人的には
でも山での怪異は非常に興味深いので現代怪異のひとつとしてはありかもです



337:本当にあった怖い名無し:2022/12/20(火)08:14:58.45ID:YM0JgqYB0.net
面白い



340:名無し先輩:2022/12/20(火)14:19:10.46ID:c5TwIvCQ0.net
>>335
興味深かったし、読みやすかったです、うん





引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?373
https://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1669544672/316-340






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自称霊感持ちの友人

2023.02.16 (Thu) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

953:本当にあった怖い名無し:2022/11/25(金)13:38:04.82ID:Dv7zz9Sf0.net
俺がまだ中2の頃霊感のあるという元友達との話。
その自称霊感少年(以後A)は頻繁に
「あ、あそこにいる」
だとか誰もおらんとこに挨拶したりなどなんかわざとらしい感じがあって当然ながら信じてなかった。
でもいいやつではあったし頻繁に遊びに行ったりもしてた。

そしてゴールデンウィーク前にまた胡散臭い話をAに聞かされた。
要約するとこの前霊が見えた時に必死に念じたら除霊できたっていう話だった。
その時数人でいたんだが全員信じずおちょくってたらいつまでもほんとって言い張るもんだからじゃあ心霊スポットに行ってみて異常が出たらそれして異常が消えたら信じるってことになった。

そこから予定はすぐに決まって中学校で噂になってた心スポにAと俺ともう1人Bが行くことにした。
そこで捻くれていた僕は事前になんか仕掛けといてやろうということでBを誘って当日の昼頃に紐を引っ張ると集めたB家の犬の毛が散らばり落ちてくるって言うなんとも簡単な物を作った。
ちなみにその心スポは山の方にあるのね。
そこ結構月明かりがあるんだよね。

それで夜まあ向かってる途中でもあそこにいるだの言ってていざ到着したらやっぱり雰囲気ってのはすごいし本当に何か起こるんじゃないかなってみんな萎縮してた。
で、色々うろついて仕掛けたところについて白々しい演技をしながらヒモを引っ張ったわけそしたらドサって毛じゃありえない音がした。
それでよく見たら何体もの小さい鳥?



954:本当にあった怖い名無し:2022/11/25(金)13:38:52.89ID:Dv7zz9Sf0.net
みたいなやつが何かどろっとした液体を纏いながら落ちてきた。
もう意味がわかんなかったし恐怖と混乱でみんな座り込んだ。

で、肝心のAは漏らしながら後退りしてたよ。やっと逃げなきゃって気持ちになった。
三人でオボついた足で走った。

で、帰る時トンネルを通るんだけどなんでか殆どのトンネル内のあの暖色の明かりが消えてた。
意味深に一箇所光ってるとこがあってそこにバスケット?って言うのかなそれがあった。
恐怖がすごかったし見たくなかった。だけどBがあれ見てみようって言った。
みんな反対したけど一人で行かせるのは良くないってことで全員で見に行った。

そしたら案の定赤ん坊がいた。
この時間にこんな場所に居るはずないのに。
そしてその赤ん坊をよく見るとなんていうか顔のパーツが反転してるのね。しかも異様な形の口で啜ってた。

俺らが仕掛けた犬の毛。
さらに目や手から黒い液体が滲み出てきた。
もう恐怖、絶望がすごくて逃げなきゃって思いつつも赤ん坊から目が離せない。

そしたら急に赤ん坊が泣き出した。
その数秒後に何かが走ってくる音がトンネル内に響いた。
その音で全員ハッとして人のことなんて気にせず我先にって走った。
山から離れ街灯も出てきた時三人は固まって帰り始めた。
でもまあ終始無言。でも離れようとはしない。

そんなこんなで各々が家に帰って、今日のことは他言無用ってことになった。



955:本当にあった怖い名無し:2022/11/25(金)13:39:21.78ID:Dv7zz9Sf0.net
そして休みも明けて学校が始まった。
その二ヶ月後ぐらい。もう俺とAはそれを忘れかけてたんだけどある日Bに家に呼ばれた。
Bの家の犬が亡くなったって。なんで俺たちにそれを言ったのか聞くとこう言った。

黒いどろっとした液体吐きながら苦しんで亡くなったって。
そこでフラッシュバックしたのがあの光景。赤ん坊がしゃぶっていた犬の毛。
もう三人とも何も考えらんなかった。

たくさん反省もした。
もう遅いと分かっていても俺らの浅はかな行動で犬を殺してしまったという事実に。たくさん謝った。
多分その謝罪には俺を呪わないでって意味を込めた本当に浅はかでふざけた謝罪だったと思う。

突然だが俺には結構歳の離れた弟がいる。
騒動の翌年の弟が小1の時。
弟にイマジナリーフレンド?ってやつができた。俺らには見えないってやつね。

絵を描く時間に家族の絵を描いてきたって俺に見せてくれたんだ。
そこには五人が書いてあって(俺らは4人家族)あと一人は(俺らには見えない)かっくんを描いたと説明を受けた。
初めてかっくんの外見を見ると思ってワクワクしてたらおかしかった。
顔のパーツがとかじゃなく逆立ちしてるみたいな感じだけど顔は上にある。

伝えるのが難しいんだけど足が手の役割をしてて手が足に役割をしてるそして顔が上にある。とにかく異形だった。
そして俺が絶句してたら弟がいつもお兄ちゃんに話しかけてるよって言ってきた。

なんて言ってるか聞いたら
「忘れない」
って。
関係あるかなんてわかんないけど俺もいつか死ぬんじゃないかって今も怯えてる。
たいしたオチなくてすまんな。



958:本当にあった怖い名無し:2022/11/25(金)13:48:11.62ID:XfMkyoT10.net
こういうのでいいんだよ



959:本当にあった怖い名無し:2022/11/25(金)13:54:40.64ID:ik/1duxR0.net
結局、Aは凡人だったのかね?



960:本当にあった怖い名無し:2022/11/25(金)14:59:23.70ID:Dv7zz9Sf0.net
>>959
寺の息子とかじゃないし多分凡人ですね



961:名無し先輩:2022/11/25(金)18:27:10.95ID:Yum/MDX/0.net
面白かった



引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?372
https://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1665384287/953-961





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廃病院での肝試し

2023.02.07 (Tue) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

736:元ヤン:2022/11/16(水)00:14:35.96ID:fCTlIlBc0.net
私がパッチワークとかつぎはぎが嫌いになった話です。

あれは私が中学校二年の夏休みの時でした。
当時の私は学年でも目立つヤンキーグループにいました。
その頃、二個上の先輩と付き合っていた私は夏休みということもあり、毎日先輩の家に入り浸っていました。
その日も夜になり先輩の家に行くと、最初は二人きりでしたが先輩の友達と私の友達も集まって夜中には六人になっていました。

その日はなんだか生暖かい夜で、外を歩いている時もなんだかじわっと、湿気がまとわりつくようだった夜でした。
夜の1時を過ぎた頃、みんながこれからどうしようか話している時、窓際にいた私はふと物音に気がつきました。
窓の外からパタパタと走る足音、そして女の子の笑い声が聞こえたのです。

こんな時間になんで子供がいるんだろう?
一瞬不思議に思いましたが、よく考えれば居酒屋で飲みに行くのに子供を同伴する親がいます。
きっとその手の親が今まで飲んでいて、子供と一緒に帰っているのだろう。そう思いました。

先輩達はちょうど夏だし肝試しをしようと言い出しました。
私達女子は「怖いよ」「気持ち悪い」「虫が嫌だ」と言っていましたが、内心では怖いの半分面白そうなの半分でした。

私たちの地元には大きな廃病院があります。
そこは割と有名な心霊スポットで、隣の区や離れたところからも私達みたいなヤンキーが肝試しに来ることがありました。
噂によるとそこは戦争中、結核の病院で大勢の人が亡くなったとか。
またはいろんな人体実験をしていたとか言われていました。

病院の周りには鬱蒼と茂った木があって、まるで森の中に病院が建っているようでした。
昼間も来たことはありますが、薄暗くひんやりしているところです。

メンバーはリーダー格のA先輩(私の彼氏でラッパーみたいな恰好)、私、私の友達のD子とE美。
そしてB先輩(髭を生やした痩せ)、C先輩(モヒカンのデブ)の六人です。
みんな懐中電灯と虫除けのスプレーを用意して先輩達の原付の後ろに乗り、2人乗りのスクーター3台で、廃病院を目指しました。



737:元ヤン:2022/11/16(水)00:17:23.32ID:fCTlIlBc0.net
先輩の家を出たのは2時を少し回った頃で、途中でお酒を買ったので病院に着いたのは更にそれから三十分後でしょうか。

病院の周りを囲む金網のフェンスは何箇所か破れているところがあり、その一箇所が病院の裏側にあります。
敷地内に入ると高く生い茂った木がまるで真っ黒い塊のように頭上を覆いつくして月を隠していました。ですから真っ暗です。
そこから蝉の声が四方八方から降ってきていました。

昼でもちょっと薄気味悪い場所なのに、夜中に来るとその不気味さは比べ物になりません。
病院の建物の前に来ると、先輩達が
「今日は誰も来てないな」
「俺たちだけだ」
というようなことを話していました。
さっきも話したようにここは割と有名な心霊スポットなので他のグループと鉢合わせすることもそんなに珍しいことではないのです。

懐中電灯で建物を減らしてみると、窓という窓はほとんどが割られていて、窓の奥は真っ暗です。
これは肝試しに来た人たちが割ったものだと聞きました。
病院の壁も長年雨風にさらされて、誰も手入れをしていないせいか黒ずんでいてコンクリートが剝がれているところもあります。

裏側から入った私たちは、そのまま右側にある病院の中庭だったところに向かいました。
確かそこの扉の一つが鍵がかかっていないので簡単に入ることができるのです。
「あれ、セミが鳴いてない」
D子が言いました。
そういえば来た時はうるさいくらい鳴いていた蝉の声が全然聞こえません。
なんだかおかしなくらい静かになっています。

「蝉、寝たんじゃん?夜だし」
B先輩が言いました。
「ああ。それだよそれ」
C先輩がテキトーな感じで言いました。
私たちは特に気にもせず、今日の肝試しはどうやろうかを打ち合わせを始めました。
ここには何度も来ているので、だいたいの中の構造は分かっています。
「じゃあ、2人一組になって順番に五階のレクレーションホールで待ち合わせるってのはどうよ?」
「いいじゃん!それやろうぜ」



738:元ヤン:2022/11/16(水)00:19:30.91ID:fCTlIlBc0.net
この病院は五階建てで五階の一番隅にレクレーションホールがあります。
そこに男女一組となっていこうということになりました。

この病院は両端に階段があるのでただ、階段を上がっていくだけではすぐにレクリエーションホールに着いてしまいます。
それでは面白くないので、ちゃんとワンフロアごとに見て歩こうということになりました。
右側の階段から昇ったら次の階は左側の階段まで歩いて行くというルールです。
そして、レクレーションホールでみんな揃ったら買ってきたお酒を飲もうということになりました。

「ビールが温くなるからサクッとはじめようぜ」
A先輩がそう言うとみんなで組み合わせを決めました。
当然、私は彼氏であるA先輩と組むこと。
D子はB先輩と。
E美はC先輩と。
組み合わせが決まると、まずはB先輩とD子が中に入っていきます。

割れた窓を見ていると、懐中電灯が動いているのがわかりB先輩とD子が今どこを歩いているのかも、外から見ていて分かりました。

時折、D子の楽しそうな笑い声が聞こえてきます。
次に3分ほどしてからC先輩とE美が行きました。
外から見ていると、B先輩とD子が四階に。
C先輩とE美が二階に差し掛かったところでした。
「よし、行くか」
私達二人も病院の中に入ります。

廃墟特有の鼻につくようなカビと埃の臭いがします。
病院の中は荒れ放題で下にはガラスの破片もあるから注意して歩きました。
ジュースの空き缶やらお菓子の袋も落ちています。



739:元ヤン:2022/11/16(水)00:20:39.25ID:fCTlIlBc0.net
「あれ、なんか静かになった」
それは私が気が付きました。
さっき入った時は上の方からD子やE美の笑い声が聞こえたり、B先輩C先輩の声も聞こえていたのに、それがぴたっと止んでしったのです。
「どうせどっかに隠れて俺らのことビビらそうとしてんじゃね―の」
「あっ、そういうのね」
A先輩に言われて、私も納得しました。

私と先輩は、それから3階4階、そして5階と見て回り、レクレーションホールに近づきました。
すると、レクリエーションホールの入口からうっすらと明かりが漏れています。
「あれ、明かりついてない?」
「あ、ほんとだ。じゃあそこにみんないるんだな」

廃病院なので電気は通ってませんから、てっきりみんなが懐中電灯を明るくしているんだと思いました。
レクレーションルームが近づいていきました。みんなの声はしません。そのかわりひそひそと聞き取れないような声で話している声が聞こえました。
それは女の人と女の子の声です。
何だろう、こんなところに親子で肝試しに来てるんだ……
と思いましたが、そんなことはあるわけないだろうと考えました。

ただ、ここに来るまでの間、D子たちの姿を見かけなかったので、みんな間違いなくレクリエーションルームにいるのは間違いありません。
今度は私たちが逆におどかしてやろうと思い、足音を忍ばせてそっと近づきました。
そして部屋の中の様子を伺おうと思って覗いて見ると、B先輩もD子もC先輩もE美もみんな無表情で突っ立っていました。
そして、その前に女の人と女の子が立っていました。



740:元ヤン:2022/11/16(水)00:21:40.76ID:fCTlIlBc0.net
女の人は長い黒髪に赤黒いワンピース。
女の子はブラウスに赤いスカートを履いていました。
背の大きさからして、年齢は五六歳といった感じだったと思います。
私たちの方からは二人の背中しか見えません。

「何やってんだ?お前ら。バカみてーにつっ突っ立って」
A先輩が声をかけても、先輩達は反応しませんでした。
そのかわり女の人と女の子がこちらを振り向きました。
私はその時声を出すこともできず、あまりの恐怖に思考が飛んでしまったんです。
それは先輩も一緒で、驚いた顔のまま固まってしまいました。

振り向いた女の人の顔はまるでパッチワークのように皮膚が縫い付けられていて、それは服から出ている肩、腕、脚、全身の皮膚がつぎはぎでした。
赤黒く見えたワンピースは、血みどろなのだとこのときわかりました。
女の子も同じで、普通なのはおさげにした髪だけで、女の人と一緒で体中がつぎはぎです。

「見られた…」
女の人が言いました。
「そんなところにいないで、こっちにおいでよ~」

女の子が口を大きく開いて笑いながら発した言葉は、まるで背筋が凍るようにゾクッとしたんです。
その時に我に返った私たちは悲鳴を上げて走り出しました。
なぜあんなのがいるのか、あいつらは何だろうか、そんなことを考えている暇はありません。とにかく走りました。
走って後ろを見ると、なんと女と女の子が私たちを追ってきます。



741:元ヤン:2022/11/16(水)00:23:48.99ID:fCTlIlBc0.net
「うわっ、やべえ!!」
「どうしよう?どうしたらいい?」
「いいから走れ!」
背後からはケタケタと女の子の笑い声がします。
「うわっ!来た来た来た来た!!」

私が泣きそうな声で叫ぶと、A先輩は
「先に行け!」
と言って
「俺がやる!おちょくりやがって!ぶっ殺してやる!」
と言い、ポケットからナイフを取り出すと私に背を向けました。
私は死に物狂いで階段を降りましたが、後ろの方から
「ぎゃあっ!!」
というA先輩の短い悲鳴とポキポキ…ぐちゃ…という聞いたこともないような音が耳に入ってきたのです。

それでも私は足を止めるわけにはいきません。
とにかく階段を降りて一階の自分たちが入った所まで行かないと!
でも、その後どうしたらいい?誰もいない外に出て、私1人でどこまで逃げたらいい?
私、スクーターの鍵もってないじゃん!!
不思議なもので一生懸命走っているのにも関わらず、次から次へと考えることが頭に浮かんできます。

ようやく一階に着いた時二階の階段を降りてくる音がしました。
私はとにかく外に出ようと気力を振り絞って走りました。
後からは
「おいで~おいで~」
と血も凍るような恐ろしい声とけたたましい笑い声が聞こえてきます。
目の前に私達が侵入したドアが見えてきました
私がドアノブに触れるか触れないかした瞬間、肩を氷のように冷たい手が掴みました。
恐ろしい力引っ張られましたが、私は構わず扉を開けました。その時形に焼けつくような痛みを感じました。

「何やってんだ?君」
扉の外には警察官が二人、ライトを向けて立っていました。
「助けてください!変なものが追ってくるんです!」
息も絶え絶えに言うと、私はその場で倒れてしまったそうです。



742:元ヤン:2022/11/16(水)00:25:10.68ID:fCTlIlBc0.net
その後、警察官が呼んでくれた救急車で私は病院に運ばれました。
目を覚ますとそこは病院で、私は二日ほど意識が戻らなかったそうです。
そして肩から背中に掛けて十数センチほどの皮がむしり取られていました。
病院に運ばれたときは血塗れだったそうです。

私を助けた警察官が中を見ると、D子たち四人は体の皮を一部剥がされて精神病院に入院してしまいました。
A先輩は今でも行方不明です。
あの親子の姿はありませんでした。

それ以来、私はそうした肝試しのような遊びは一切しなくなりました。
夜になると雨戸を閉めて外の音が極力聞こえないようにして寝ます。
あれからだいぶ経ちますが、たまに聞こえてきます。
真夜中に外を走る足音と子供の笑い声。
あれはきっとつぎはぎの化け物が、もしかしたら今でも私を探しているのではと思ってしまうのです。



743:元ヤン:2022/11/16(水)00:26:36.37ID:fCTlIlBc0.net
終わりです。長々と失礼しました。



744:本当にあった怖い名無し:2022/11/16(水)07:32:30.38ID:Kueg2UXX0.net
モヒカンデブわろた




引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?372
https://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1665384287/736-744





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