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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.03.28 (Thu) Category : 

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応援更新No003 ―深夜のOL―

2012.09.25 (Tue) Category : 都市伝説・ホラー・オカルト

何人かの社員が深夜に渡る編集作業を続けていた。翌朝には印刷所に渡さなければいけない。
写真のレイアウトを決め、そこに説明文を付け加える。見出しを大文字で指定し、データが正しいかどうかを確認。編集長は帰ってしまったため、若手だけでそれらの作業が行われていた。

社員のIも、背中を何かに押される様な気持ちで仕事をしていたが、中々捗らなかった。空腹で集中力を欠いていたのだ。
席から立ち上がり、
「誰か食べるもの買って来て」
と大声で言おうとしたが、辛うじて思い止まった。
フロアには殺伐とした空気が流れている。イライラしている彼らを刺激したら、どんな反撃が返ってくるか解らない。

誰かお使いを頼めそうな人がいないかと席を回ると、ワープロに向かって仕事をしている女の子が目に止まった。長い髪の毛が綺麗に整えられている。

こんな子うちにいたかな、と思いながらも、Iは声をかけた。
「ちょっと悪いけど、夜食買って来てもらえる?」
女の子は無視して仕事を続けている。
「聞こえなかった? 腹減ってるんだ。夜食、買って来てよ」
空腹と睡眠不足でイライラしていたIは、大声を上げながら、女の子の肩を掴んで振り向かせた。

その女の子には、目と口がなかった。肉色の顔には、鼻や眉毛しかない。
女の子の顔を見たIが悲鳴を上げると、皆が振り返った。のっぺらぼうの女の子は困った様に立ち上がると、しばらくの間、Iと目を合わせていた。目がないのにこういう表現はおかしいが、とにかく見つめ合っていた。

のっぺらぼうは首を傾げ、髪をかき上げた。そして歩き出すと、ドアを開けて出ていった。
フロアは静まり返っていたが、やがて皆仕事に戻り出した。Iだけが口も聞けずに立ちすくんでいた。

おばけが出たくらいで仕事を中断するわけにもいかないので、Iはその後、自分で夜食を買いに行った。

(大手旅行雑誌社Rの話)

(※暗さんからの投稿です。ありがとうございました)






 








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Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Title : 無題

この社畜っぷりが怖い

NONAME 2012.09.25 (Tue) 20:52 編集

Re:無題

ワタシも社畜ですが、こんなもんです。

2012.09.26 19:04

Title : 無題

忙しいのはおまえだけじゃない!
てめえの腹が減ったならてめえで食いもん買って来いバカヤロー!

と仕事中に奇憚読んでるアタクシが言いましたとさw

鼬の仔 2012.09.26 (Wed) 10:38 編集

Re:無題

忙しいのに大量更新してるこっちのことも考えやがれ!



とか勝手にやってるのにキレてみたりw

2012.09.27 20:53

Title : 無題

>おばけが出たくらいで仕事を中断するわけにもいかない

わかります。。(TωT)

ぬ氏 2012.09.26 (Wed) 12:31 編集

Re:無題

うん、よくわかる…(´;ω;`)

2012.09.27 20:56

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