忍者ブログ

都市伝説・・・奇憚・・・blog

都市伝説を中心にホラー、オカルト系の話題をお楽しみください。 メールはyoshizo0@hotmail.co.jpへ ☆☆投稿やまとめて欲しい話題のタレコミなど、情報提供受付中! ☆☆ありがとう5000万ヒット!☆☆

[PR]

2024.03.29 (Fri) Category : 

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

無数の手

2007.09.25 (Tue) Category : 都市伝説・定番

ある若者たちが深夜の廃校へ肝試しに向かった。
ところが、いざ現場についてみるとそのあまりにも不気味な雰囲気に圧倒されてみんな怖気づいてしまう。
その様子を見て、一番威勢の良い若者が憤慨したようにこう言った。

「なんだよおまえら、だらしないな。これしきのことで」
これを聞き、バカにされたと思った他の仲間たちは、
「そんなことを言うのなら、お前一人で入ってみろよ」
などと言ってその若者をけしかける。
するとその若者は、
「じゃあ、あの一番上の階の窓から手を振ってやるよ。よく見てろよ」
と言うやいなや学校の中へと駆け込んでいった。

しばらくすると、若者が言っていた窓から一本の手が差し出された。
その手は仲間たちに向けてゆっくりと振られている。
「あいつ、すげーな。口だけかと思ったら、ホントにあんな所にまで行きやがったよ」
彼らは舌を巻き、口々に仲間の勇気を称えた。
しばらくすると手は引っ込み、校舎の中から若者が戻ってきた。
ところが、なぜかその若者は浮かない顔をしている。
いったいどうしたのだろう?仲間たちは問いただす。

すると彼は、こう答えたのだ。
「いや、ホントにごめん。やっぱリ怖くて上まで行けなかったんだよ」
では、いったいさっきの手は・・・

そう思って彼らがもう一度校舎の方を見ると、校舎の窓という窓から無数の手が差し出され、彼らに向かってゆっくりと振られていた。




.







拍手[0回]

PR

この記事にコメントする

Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

スポンサードリンク
ブログ内検索
カテゴリー
最新コメント
[03/28 RobertGot]
[03/24 RobertGot]
[03/22 Peterfub]
アクセス解析
カウンター

Powered by [PR]

忍者ブログ