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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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仮一夜

2011.01.05 (Wed) Category : トピックス

田舎の奇妙な風習 仮一夜

▼明治16年、ある村の裕福者の家で祝言があげられることになった。奥座敷中央に花婿・花嫁の座が敷かれ、それを挟んで両親や縁者、村の有力者が居並ぶ中でしめやかに三々九度が行なわれた。

▼さて、この村には昔から残る奇習があった。婚礼の夜にはまず花嫁が婿の父と同衾し、試みが済んだ後、改めて祝言の盃をとり交わすというもので、これをこの地方では「仮一夜」と呼んでいた。

▼その夜もそれは当然のように行なわれた。花嫁が仲人に手を引かれ、しずしずと次の間へ入った。この部屋は屏風が張り廻らされており、外から中は覗けない。花嫁はここで一旦花嫁衣裳を解き、長襦袢1枚となって「将来の義父」を待つのである。義父がその部屋に入っていったのは午後9時頃のことだった。

▼いかに風習とはいえ、それをじっと黙って待っている夫の気持ち、また夫にそれと知られていながら義父に身をまかせる娘の気持ちは我々現代人には理解しにくい。が、ともかく予定では仮一夜の儀式が終わり次第、父親は衣服を正して席に戻り、花嫁も再度白無垢姿に戻って祝言の続きとなる手はずであった。

▼ところがいつまで経っても、2人は戻ってこない。1時間経ち、2時間経ち‥その頃にはまだ、淫らな野次を飛ばす者もおって、酒が入っていたこともあってか心配する者は少なかった。しかし午前1時を過ぎ、2時を回るにあたって、とうとう花婿の堪忍袋の緒が切れた。

▼屏風の外から「親父ッ、いいかげんにしろ!」と怒鳴ったが返事はなく、物音ひとつしない。これは‥と思って屏風を取り除け、中に入ってみると、2人とも裸で抱きあったまま、冷たくなっていた。外傷はなく、心臓麻痺と思われた。

▼しかし、どちらも普段から健康体で、かといって殺人の疑いもなく、結局うやむやのまま事件は片づけられた。不思議な事件と言わざるを得ないが、これを機にこの奇習が絶えたという話も聞かないから、かの地ではやはりしばらく、この「仮一夜」は続けられたのだろう。


(※白さんからの投稿です。ありがとうございました)

 








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Title : 無題

両方ともテクノブレイクで撃沈!

あれ?
女にテクノブレイクってありましたっけ?

火巳ヶ家 2011.01.06 (Thu) 00:51 編集

Re:無題

テクノブレイクは「性ホルモンの過剰分泌による死亡」の総称なので、女性にも充分ありえますよ。

2011.01.06 13:27

Title : 無題

私ファザコンだけどこれは
イーヤーだー(x_x)

怒髪天使 2011.01.06 (Thu) 02:57 編集

Re:無題

流石に男女関係を結びたいと思うほどのファザコンは少ないと思いますよw

2011.01.06 14:56

Title : 無題

親父はハッスルしすぎて心臓麻痺
新婦は恥ずかしすぎて心臓麻痺ってことかな?

しろ 2011.01.06 (Thu) 08:13 編集

Re:無題

恥ずかしすぎて心臓麻痺ってあるの?

2011.01.06 14:57

Title : 無題

似たような話を、某電子コミックのバナーで見たような気がしなくもw

・3・ 2011.01.07 (Fri) 02:26 編集

Re:無題

エロ的な作品にはありそうな展開ですよねw

2011.01.07 16:14

Title : 無題

怒髪天使さんて女だったんだ。
そこにびっくりした。

NONAME 2011.01.07 (Fri) 06:28 編集

Re:無題

ワタシも昔びっくりしましたw

2011.01.07 16:22

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