917 本当にあった怖い名無し sage 2008/02/22(金) 12:47:16 ID:nq/7aFzz0
祖父が死んで、もう12年になる。
幼い頃から「蛍は死んだ人の魂だから、粗末に扱うな」と祖父に教えられてきた。
去年の8月15日の夜、父と俺とで家族総出の花火大会の後始末をしてた。
二人きりでいると死んだ祖父の話になって、
「爺さん、帰って来てるかな」
と話したその時。
目の前を過ぎる小さな光が。
それを見て、父と俺は呆気に取られた。
蛍が一匹、瞬きながら俺達の頭上を飛び回り、家の屋根を行ったり来たり。
「爺さんが帰って来たんだ」
どちらともなくつぶやいたら、蛍は真っ直ぐ天に向かって飛び上がり、星の瞬きの中に消えた。
父いわく、63年生きて来てこの時期に蛍を見たのは初めてだとの事。
あれは間違いなく祖父だったと、俺と父は信じている。
昨日は祖父の9回目の命日だったから、外に出しても良いだろうと思い、ここに書き込んだ。
[10回]
PR