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苗字
2009.03.15 (Sun) | Category : 都市伝説・伝説・伝承系
「たいと」は、現在確認されている中で画数が最大の漢字である。その総画数は84画で、部首はあめかんむりとする説があるが確かではない。
日本人の苗字であるとされ、他に「だいと」・「おとど」とも読むという。
日本で苗字として用いられたとされる国字(和製漢字)。 「
双方は本来同一字だったと推測されるが、『実用姓氏辞典』などが(2)の字形で「たいと」と読むとする一方、『難読姓氏辞典』だけが(1)の字形で「だいと」「おとど」という読みを載せている。
何れも出典が不明のままであり、後述するように苗字としての存在すら認め難い現況を考え合わせれば、この漢字について確定的な基本要素(形・音・義)は何一つないことになる。
『今昔文字鏡』には66147番に (2) の字形でこの文字が登録されており、BTRON仕様OSの「超漢字」は初期の頃、この文字が表示できることを広告のキャッチフレーズとして用いていた。TRONコードから今昔文字鏡が撤退した現在では、GT書体枠に収録されている。
「
1960年代初め、ある生命保険会社(別の説に日興証券会社)にこの苗字を持つ青年が現れ、名刺を残していったともいわれるが、真偽のほどは定かでない。
なお、国語学者の笹原宏之によれば、かつては親が自分の子のために造字や難読字を用いてその名とする事実があったことを指摘した上で、この漢字も本来苗字などではなく、「
漢字の世界の都市伝説と呼ぶにふさわしい話ではある。
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