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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.11.01 (Fri) Category : 

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怒りを生きる力に

2008.07.14 (Mon) Category : 誰も信じない人へ

14歳の時に友人が殺されました。犯人は服役して、もう出所してます。

24.5才の時に夜、水を飲みに台所に行くと誰かがいました。
あまり見える方ではないのにはっきりと髪形が見え、
「そろそろ、大人になりなよ」
と言われました。
誰かはわからず
「幽霊だけみたなぁ」
と思いました。恐くはなかったのが印象的でした。

言われた言葉も引っかかり、次の日に母に話しました。
「昨日、幽霊見た。ショートカットの女性で細めで……あ……」

その時やっとその幽霊が
「大人の姿で会いに来た友人」
だと気がつきました 

14歳の時に
「犯人が出所した時、犯人が本気で許せなかったらこの手で殺そう……」
と思ってました。
多分、その時が犯人の出所した日だったのでしょう。
実刑判決15年でしたから。10年ぐらいで出て来たのだと思います。

14歳で時が止まった彼女なら……大人になれと言われて当然だと思いました。
14歳の時も生きるのが辛かった私は、私が代わりに死ねば良かったと思ってました。
24.5歳の時も生きる事に疲れて引きこもってました。友人は一喝してくれたみたいです。

今はバイトしてます。資格も取ろうと勉強する予定も立てました。
14歳の時に心の底に沈めた殺意や怒りはテレビで集団暴行や暴行殺人のニュースを見る度に握りこぶしとなって出て来ます。そんな時、友人のことを思い出すと私の中で彼女はいつも微笑んでました。
事件から17年間……いつも心の中で友人は微笑んでいた。

犯人を許すことはできなくても、私の中の殺意や怒りはどうにかできると思い始めた今日この頃です。

今考えると彼女の死は人生の分岐点でした。

中学1年の終りに、彼女の背中を見ながらなぜかはっきりと
「この子、死んじゃうんしゃないか?」
と思いました。
半年後に生まれて初めてやった占いで、身近に死が近付いている暗示が出ました。 

その時は
「死んじゃうんじゃないか?」
と友人に思った事を忘れてましたし、遊びだと思ってました。

だから、全てが分かった時は友人が死んだ悲しみより、
「未来を変えられなかった自分」
に悔しくて仕方がなかった。
何度か「虫の知らせ」はあったのに、なにも出来なかった。占いは一切封印して、雑誌の星占いも嫌いになった。 

14歳の私が当時の彼女にできることはただ一つ、彼女が生きた事を忘れないこと。
だから、葬式の時は泣かなかった。泣いたら涙と一緒に怒りも犯人への殺意も流れてしまうからだろう。
骨壷になった姿を見て、流石に涙があふれたけれど終りじゃなく何かが始まる気がしてました。

就職して憧れてた東京に遊びに行けるようになり、関東にあった友人の墓へも何度か参りました。
何度目かの墓参りの時に
「細長いコーラの缶」
が浮んで離れませんでした。 

ペットボトルか350が全盛期なのになぜ?と不思議に思ってたら、友人の記憶だと気がつきました。
お備えのジュースも味が変わりはじめ、気が付いたら元々あったらしい霊媒体質に磨きがかかってました。

三十路越えてハイパー化する体質とともに、嫌でも命の大切さを学ばされました。
人を殺すかもしれなかった手は二十歳ぐらいに左手は人差指の側面、右は人差し指と薬指の側面ほくろができて、両手のほくろを見ようとすると無条件で拝むようになるのです。 

右の薬指のほくろも見ると、仏像と同じ手の形になります。拝んでるのではなく、ほくろを見てるだけなんですが。

何度か人が亡くなる体験をして、人が死んだら泣ける人間になれました。
葬式では故人の言葉も頭に響くようになり、世間話されて笑いそうになったり……。

来年から人を生かすための勉強を始めます。
犯人が来ても当たり前のように治療する私になりたい。
生きる事は多分、そんな事だと思うので。









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