都市伝説・・・奇憚・・・blog
ハートの8
2008.02.02 (Sat) | Category : 誰も信じない人へ
自分が16歳だった頃体験した、ちょっとヘンな話。
熱烈に好きだった娘がいたんです。
仮に名前をA子さんとします。
A子さんとは結構意気投合してたので気軽に部屋とかも遊びに行ってました。
でも、気弱だった自分はどうしても想いを告白する事ができませんでした。
ある日、A子さんの部屋で何をする訳でもなくダラダラと一緒にテレビを観てたりしたのですがふと本棚にあった『トランプ占い』の本が目につきました。
まあ、ヒマでしたので
トランプを借りて恋愛占いでもやってみる事にしました。
『相手は誰?』
『ヒミツー!!』
とか言いながらコッソリと目の前のA子さんの事を想いながらカードを混ぜて占った結果は・・・『ハートの8』のカード。
『あなたは彼女に愛されています!!』 という最高の結果でした。
『おおーうらやましいねー!!』
A子さんは何も知らずはしゃいでくれます。有頂天になった自分は
『でも、こういうのは、2回やると悲惨な結果になったりするもんだよね。』
と、照れ隠しにもう一度占ってみたのです。
すると出てきたカードはさっきと同じ『ハートの8』。
『不思議な事もあるもんだねえ・・・ハハハ。』
しかし、なんだか妙な気分になったので、もう一度よーくカードを混ぜてやってみたんです。
恐る恐る引いたカードはやっぱり・・・『ハートの8』。
いつのまにか二人とも無言になっていました。
自分はヤケクソになって7回ぐらいやったんですが・・・
自分の引くカードは全部同じ『ハートの8』。
『よっぽど相手に愛されてるんだねえ・・・』
A子さんも笑いが引きつってきました。
一応、相手はあなたなんですけども・・・。
嬉しいというよりキツネにバカされた気分でした。
誰かが応援してくれてたのでしょうか。
しかし、その真意は結局確かめれず自分はその後上京してしまい音信不通となってしまいました。
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