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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.05.19 (Sun) Category : 

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ありがちなヤツ

2021.10.01 (Fri) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

289:本当にあった怖い名無し:2007/08/12(日)21:25:48ID:27vnaKet0
ちょっと長くなるが投下

地元のH県K市に「魔女の家」と呼ばれる心霊スポットがある。
が、しかしこの手の「家系」の心霊スポットでヒットした試しがない。これまでもそういった「家系」や「廃病院」に行ったがこれといって何もなかった。

霊感が強い訳ではないが、実際に心霊体験や金縛りにもあったし、それなりに怖い体験もしてきた。
が、この時の「魔女の家」はさすがに萎えた。ネーミングで萎える。

魔女の宅急便のキキでも居るのか?と言いたかった。

まあ、ネタになるだろうと思っていざ出発。車で1時間くらい走り、その建物がある山に入る。
その山の入り口が既に出る、らしく(入り口に白い服を着た女が立ってる)と言う話だが何も見えない。

まあ、友人と
「そんな簡単にでねーよwww」
と山の奥へ。

しばらく走って目的地に到着。うっそうと茂る枯草の中、その「魔女の家」はあった。
が、聞いた話よりは立派な外観だったし、夜、と言う事を除けばさほど気味悪いモノでもない。

そもそもこの「魔女の家」でどんな恐怖があるのか?
実は「誰もいない山奥の家で、明かりが灯っている」
ただそれだけなのだ。

怖くもなんともない。

まあ、そりゃこんな山奥に住む変わり者もいるだろう、と。それは個人の勝手だし、そんな「魔女の家」なんて変な名前まで命名されて
住んでいる人にしてみたらいい迷惑だ。



290:本当にあった怖い名無し:2007/08/12(日)21:26:24ID:27vnaKet0
だが何故「魔女」なんだろう?

不法侵入した奴を捕まえては黒魔術でも行っているのか?

にしてはそんな話は聞かないし、うろ覚えだが「人形が沢山ある」と言う噂話くらいだった。
人形=魔女と言う図式は余りにも強引だし、どこでどう魔女になったのかは未だに分からん。

ワシ鼻の老婆が住んでいるのかも知れないし、もしかしたらもっと具体的な何かがあったのかも知れない。

実際のその建物は2階に明かりが灯ってた。
なんと言うかベッドの間接照明みたいな感じのオレンジっぽい明かり。

が、それで
「本当だ!魔女の正体を確かめてやる!」
なんて勇んで不法侵入する程バカじゃない。

どう考えても人がいるからだし、そこで無謀にも不法侵入してK察のお世話なんかになった日には違う意味でネタ提供になってしまう。
で、外観をグルっと一周して、友人と
「ツマンネー」
って言いながら帰る事になった。



291:本当にあった怖い名無し:2007/08/12(日)21:27:05ID:27vnaKet0
が、本当の恐怖はこれからだった・・・。

これで帰ったらネタもクソもないから、帰り途中にある水子の墓に行く事になった。
その霊園の側で車を停め、途中から徒歩になる。

そしてある一点の場所を過ぎた時、空気が変わったのが分かった。
・・・重く、寒く、悲しい空気が満ち溢れてる。
足取りが重い・・・。

正直帰りたかった。直感で
「ここはマズい!」
脳がそう警告を発していた。
が、若さとは愚かなもので

「怖くなんかねーよ」
とアホ二人が進む。
入り口に着き、門をくぐる。

それまで風が緩やかに吹いていたのだが、霊園に足を踏み入れた途端に風が止んだ・・・。
先程まで寒かった空気がいつの間にか生暖かい空気に変わっていた。

暗闇から視線を感じる、がその方向に目を向ける事を本能が拒絶した。
重い足取りを無理矢理前に進ませる。

そして墓地の一番奥まで到着したが、あまりの雰囲気の重さに早々に引き上げたかった。
友人も俺も一言も話しない。

友人もきっとこの空気の異常さに気付いていたと思う。
どちらともなく
「帰ろう」
と言い出し、入り口の方に向かう事になった時
「・・・カラ・・・・・・カラ・・カラカラ・・・・」

という不思議な音が聞こえてきた。
気味が悪くなり早足で入り口に向おうとした時、風もないのに墓に飾ってある「風車」が一斉に狂ったように回りだした!



292:本当にあった怖い名無し:2007/08/12(日)21:27:53ID:27vnaKet0
10、20の数ではない100以上の風車が一斉に回ってる・・・
まるで俺達を帰さないかのように!

さすがにパニックになり
「逃げろ!」
と俺は叫んだ!
友人の顔はもう真っ青だ!

お決まりではないけど、途中友人が転倒した。何もない平坦な道のはずなのに。
一人で逃げる訳にも行かず、友人のもとに駆け寄り手を貸す、その時見てしまった・・・

一番奥の墓の鏡面のような墓から無数の目がこっちを見ていた・・・そして
暗闇に紛れて墓と言う墓から黒い触手のような靄?が無数にこちらに向ってきている!
マズい!
あれに捕まったら二度と戻れない!そう感じた。
風車は相変わらず狂ったように回っている!

友人もこの異常事態でパニックになり、入り口に向って猛ダッシュ!
そして背後のから
「・・・オギャアァァァァ・・・」
と赤ちゃんの泣き声が!

死ぬ!正直そう思った。もうダメだとも思った。
そしてやっと入り口の門が見え、くぐり抜ける瞬間に耳元で

「・・・モウスコシダッタノニ・・・」

確かにそう聞こえた。
子供の声でそう聞こえた。
怨みの篭ったその声は明らかに自分達を連れて行こうとしていた。



293:本当にあった怖い名無し:2007/08/12(日)21:28:51ID:27vnaKet0
門を出たその直後、あれほど回っていた風車はもう止まっていた。

あれはなんだったのだろう?とりあえずこの場を離れる事にし、車を発進させ近くのコンビニまで避難する事になった。
コンビニに着き、コーヒーを買い車内でタバコを吸いながらさっきの事を検証する事にした。

俺「さっきさ、出る直前にもう少しだったのにって声が聞こえたんだよ・・子供の声でさ・・・」
友人「え???マジ?」
俺「すごく怨みがこもってたよ、あの声・・・本当に洒落にならん・・・」
友人「・・・あのさ」
俺「どうした?顔真っ青だぜ?」
友人「あの時コケたじゃん?その時見たんだよ・・・目の開いてない赤ちゃんが俺の足にしがみついてたの・・・それでパニックになって払おうとしてたんだけど、数が尋常じゃなかったんだ。少なく見積もっても20人以上はいたよ・・・」

それを聞いてゾッとした。

そして友人が最後に



「門を出る直前に俺が聞いたのは・・・」





ワタシノコドモカエシテ・・・




だったそうだ。



294:本当にあった怖い名無し:2007/08/12(日)21:29:46ID:27vnaKet0
この話に後日談はないし、怪現象も起こっていない。
が、その場所にはもう二度と近づきたくない。

下手な自縛霊よりも水子の霊の方が怖い。
念の強さが違う。

生きたかったと言う念が。

また、それに拘わる母親の念。
この子を生みたかった、生かせたかった・・・。

色々な事情があってこの世に生を受ける事を許されなかった新しい命。
そう考えると恐怖もあったが後味が悪かった。

まだあの時の声は忘れられない。

長文、連投、読み辛くでスマソ




引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?167
https://hobby9.5ch.net/test/read.cgi/occult/1183546062/289-294






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