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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.05.19 (Sun) Category : 

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ー毒男の怖い話とか雑談とかー <毒男シリーズ>

2019.10.23 (Wed) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

1:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)00:20:59.79ID:IYP/3ch6a.net
|A-) 少ししたら開始
   レスが無くなったらさるさん食らったか寝たかと思ってね



12:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)00:36:35.26ID:IYP/3ch6a.net

 ー2人の弟ー
幼稚園のころ、一歳違いの弟と近所の公園で遊び、家に帰る途中のできごと。
その日、なぜか弟は足がのろく、何度も先にいってしまいそうになった。
やがて自分と弟との距離は50、100メートルとあいていった。
道は長い直線。

母親に弟を責任もって連れて帰ってきて、誘拐とかあるとこわいからといわれていたので自分は後ろをふりかえり、弟の姿を確認しつつ歩いていたのだが、距離は不思議に広がるばかり。
ついにその道を大きく曲がって、自分一人家についてしまった。
するとテレビの前で弟がねっころがっているではないか。

状況が飲みこめず、もう一度長い直線の道までひき返したがすでにそこには弟の姿はなかった。
川をはさんでいるので弟が近回りしたとはとても思えない。
心配してずっと見てたし。
だからテレビの前の弟を本当の弟だと考えることにした。
今考えれば、遊んでいた弟はどこにいってしまったのだろう。
気になる。



17:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)00:42:34.85ID:IYP/3ch6a.net

 ー谷川岳の救難無線ー
谷川岳の救難無線
部室で無線機をチェック中にどうしてもSOSとしか聞こえない電波がFMに入るんだけどどお?
と部員が聞いてきた、その場に行くと確かに長点・短点を連続3回クリックする音が聞こえる。
「間違い無いな!」
とアンテナを振りその方向は上越国境、信号強度は高い、即座に顧問に連絡し車をだしてもらう、警察には確信も無いのでとりあえず報告は後にする。

電波の位置を特定する事をFXといい、われわれは車3台で渋川・沼田へ入り方向を確認。
3時間ほどかけてほぼ特定できたのが谷川岳方向だった、天神平駐車場へ車をいれると平日の夕方ということもあり止まっている車は少なかった。

小型の無線機をポケットにいれて再度方向確認、もうアンテナが無くても信号強度は強く3方向に分けて移動すると先輩のbさんの無線機が飽和状態でハウリングを起こした、通常こんなことは無いので一同で驚く、bさんに続いて登山道を入りほんの20m位でザックを発見した、さらに見回したところ男性の死体を見つけた。



18:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)00:43:15.45ID:IYP/3ch6a.net
すぐに自分は取って返して警察に連絡した。
「こんなこともあるのかと」
一同興奮しながらも警察がくるのを待った、その時は誰も気がつかなかったがもう無線機は音声を出していなかった、当然登山者が持っているものと誰もが疑がわなかった。
でもどうして?死体が電波を出すんだ?、警察も当然その事情を聞き無線機を探したが登山者はもっていなかった、そしてその方は死後2日はたっているといわれた、こんな駐車場のすぐ近くで誰にも見つからずいたのかと思うとふしぎだった。

さらに捜索すると沢の水の中からそれは出てきた。
もちろん水没して使い物にならない、ではいったい誰が電波を出したのだろうか?
もしやと思い人数を動員して付近を捜索したかが誰もいなかった。

駐車場に残った車もなくなった本人のものと確認され登山カードも他にはなかった
いったいだれが無線機で俺たちをよんだのだろうと同窓会の度に話題になる秋の日の思いでです。



20:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)00:46:21.67ID:IYP/3ch6a.net

 ー黒いクネクネー
母の同僚の体験を又聞きした話で申し訳ないのですが…。

クネクネってご存知ですよね?
知らない人はいないというほどのあの有名なクネクネです。

母の同僚のNさんと言う方の体験談です。
彼女Nさんが学生だった時代、学校をサボって5・6人くらいの仲間と
山道のような人気の無い場所で騒いでいたら、仲間の1人が遠くの方の電柱を指差して
「あれは何だ?」
と。

その仲間の指差した方を見ると、上半身だけの黒い人型の影がNさん達の方を向いてクネクネと体を動かしていたそうです。
Nさんは一瞬見てすぐに目を逸らしたそうなのですが、その場の全員が
「やばい!!」
と騒ぎ始めて急いでその場を離れようとしました。

ですが、Nさんのバイクだけエンジンがかからず(ただ、焦っていたせいなのですが)背後にクネクネ動く[何か]の存在を感じながらなんとかバイクのエンジンをかけその場を逃げ出しました。
NさんはPCオンチですし、怖い話もどちらかと言うと好きじゃないほうなので、まさかネットから知っては無いはずです。

そして、その話を聞いた後、母に
「まさか、この中のメンバーが頭おかしくなったりしてないよね?」
と半分冗談で聞いてみたら、1人は急に首つって自殺してしまったそうで、また1人は妊娠した事を家族には告げず自宅のベランダで出産して放置。
死んだ赤ちゃんの傍で笑い続けている所を家族に発見されそのまま精神病院に入院したそうです。



23:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)00:50:10.19ID:IYP/3ch6a.net

 ードアを閉めてはいけないー
夢遊病の人が寝た状態で徘徊する時、もしドアを閉めて出て行ってしまったらその人の魂が帰って来れず、死んでしまう。という迷信みたいなものが私の住んでいる地域にあるのですが、皆さんの住んでるところではどうでしょうか?

Sと言う少年は夢遊病で、寝たと思ったら起き上がって外を徘徊することがよくあり、家族もS少年のことは分かっているのでドアが開いているか、閉まっているかだけを確認して、さほど気には留めていなかったそうです。

そして、その日も寝たとおもったら起き上がって、外に出て行ったS少年が使ったドアを確認した家族は、そのドアが閉まっている事に気付き、父親が慌てて追いかけました。
父親がやっと追いついた先でS少年は、当時既に使われていなかった深い空井戸に今、まさに飛び込もうとしていた所でした。

その後家族はS少年をお払いしてもらい、お払い後はS少年の夢遊病も止んだのですが、やはり彼には何か憑いていたのでしょうか?



24:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)00:52:58.40ID:IYP/3ch6a.net

 ー規則正しい幽霊ー
前にすんでいたマンション。
ある日を境にして隣に部屋から
夜11時半→洗濯開始 0時→入浴音 1時→風呂から上がって洗濯終了
という音が毎日聞こえるようになった。
「うるさいなぁ…今度管理会社に…」
とか思ってた

ある日夜中に喉が渇いて近所のコンビニへ。
家に帰る途中となりの部屋を見ると…電気消えてる…
速攻家に帰るといつもの様に音がしてる。

次の日管理会社に
「すいません、隣なんですけど今住んでますか?」
回答「え?○○日前に引っ越したんで今誰も…なにかありました?」
この時なぜか怖いというより、随分規則正しいお化けもいるもんだと思った。
「何でもありません」
といって電話を切る。

その晩も音がし始めたため、隣に向かって
「入浴は結構ですが深夜の洗濯はちょっと…」
と試しにいってみた。
次の日から…洗濯をやめてくれたw

後日談として、その数週間後新しい入居者が入ったんだけど、その日を境に音は止まった。引っ越したのかなぁ。



26:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)01:01:51.72ID:IYP/3ch6a.net

 ー黒い影ー
子供の頃の話なんだけど俺は鍵っ子で、その日も一人で家にいた。
一階の居間でテレビ見てた。
そしたら二階で誰かが歩いてるような音がした。
俺は別に怖いとか思わなくて、テレビ見てた。
そしたら足音が階段を降り始めたのがわかった。
一歩一歩踏みしめるようにドン、ドンって。
その時になってやっと俺も怖くなってきた。

足音は一階に降りるとゆっくりと廊下を歩いて居間の前まで来たのがわかった。
俺は居間の戸の方を見た。
居間の戸はすりガラスになってたんだけど、その向こうに黒い影が立ってるのがわかった。
細長い影で、頭が異常に長くて、夕暮れ時の人の影みたいだった。
ただ口の部分だけはっきり唇があるのが見えてそれがパクパク動いてた。
声は聞こえないけど何か喋ってるみたいだった。

そこから記憶が無くて、気がついたら両親が帰ってきてて、俺に
「誰か来たか?」
と聞いてる。
俺は意識がもうろうとして何も言えないでいた。
両親は
「なんで〇〇(俺の名前)しかいない時に来たのかなぁ」
なんて言ってた。
まるであの影のことを知ってるようだった。

それから数年後に両親とも病気で死んだので、結局その影の正体は聞けずじまいだった。



28:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)01:06:52.19ID:IYP/3ch6a.net

 ー母は知っている?ー
小学校4年くらいの頃の出来事です。
その日、父は出張、母は近所のお通夜だったか何かに出かけていて、高校生の姉と二人きりで留守番していました。
うちのリビングは玄関に近い側とキッチンに近い側と二つドアがあって、その二つのドアはコの字型の廊下でつながっています。

姉が入浴中、リビングで一人テレビを観ていると、玄関側のドアがノックされました。
私は母が帰ってきたと思い、嬉々としてドアを開けましたが誰も居ません。
気のせいかと思っていると、一分程して今度はキッチン側のドアがノックされました。
開けても、やっぱり誰も居ません。

姉がふざけてるのかと思ってドアの裏や廊下の先を確認しても、人の姿はありません。
それどころか、お風呂の方から確実に水音がしています。

さすがにちょっと怖くなり、クッションに埋もれて必死にテレビに集中しました。
すると、数分後再び玄関側のドアがノックされました…。

私はもう怖くて怖くて、ドアを開ける事ができませんでした。
その場にじっとしていると、またもや一分程して今度はキッチン側のドアがノックされました。
泣きそうになるのを堪えていると、次は一分も空けずに玄関側のドアがノック!
そして、一人の人間がやっているのだったらありえ無い間隔で10秒も挟まずにキッチン側のドアがノックされたのです!

その直後、
ドンドン…ドンドン…ドンドン
と玄関、キッチン、玄関…と数秒毎にノックの応酬!
子どもだった私はもうただパニックおこして泣き喚きました。



29:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)01:07:20.50ID:IYP/3ch6a.net
私の泣き声に反応したかのようにノックが止み、私は一目散にリビングを出て姉のいる風呂へと走りました。
姉はシャンプー中で泡だらけ。姉のイタズラの可能性は確実に消えました。

裸の姉は、泣きじゃくる私に非情にも
「何?やだ、出てってよ~」
と冷たい言葉を言い放ちました。(ねーちゃん……)
私はリビングに戻るのも怖かったので脱衣所でガタガタ震えていると、車の音が聞こえてきました。
今度こそ、母親が帰ってきたのです。
私は必死に玄関まで走り、母の胸に飛び込んで一部始終を泣きながら語りました。

すると…この時の母の何とも言えない表情は今も忘れられないんですが、
「それはね、お母さんがあんたを驚かそうとしてイタズラしたの。ごめんね。」
と、なぜかやたらと優しい口調で母は言いました。
子ども心に
「嘘だ!お母さん何か隠してる」
と感じれる、張り詰めた空気が漂っていました…。
母は何か知っていたのでしょうか?十五年程経った今勇気を出して聞いてみたい気もするのですが…。

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34:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)01:27:17.15ID:IYP/3ch6a.net

 ー安いアパートはご用心ー
先日の話です。 長文ですみません。

私は、今年から一人暮らしを始めました。
初めての一人暮らしでうかれていたり、友達を呼んでワイワイと騒いだりしていました。
しかし、ある友達を家に呼んだら玄関から入ろうとしません。
不思議に思って聞いてみたら
「この部屋 言いづらいけどよくない!出なくちゃダメ!」
そう一言残して、部屋に入らず帰ってしまいました。

なんだろう…なんでだ?毎日居ても何もないし…
幽霊だって出た事ないしな… 何かの間違いだなって思って友達の言葉を あんまり気にしていませんでした。

ところが、夜中になぁ~んかおもっくるしい気がして目が覚めた時の事です。
どこからかチョロチョロと水が流れる音が聞こえました。
ぁ~ ちゃんと閉め忘れたのかな…
って確認に行ったら台所の水がチョロチョロと出ていました。
またベットの中に入ると トントン… なんか物音が聞こえました。
なんかイヤだな…って思いながら布団の中にもぐって気のせいだ気のせい!って思いながら目を固くつぶって聞こえなくなるのを待ちました。

だけど、最初は小さくトントントン…… だんだん ドンドンドンドン…音が近づくのがわかりました。

あまりにもうるさいし 怖いのを承知でそっと周りを見回しました。
しかし、見回すと音が消えてし~んとしていました。
あれ?寝ぼけていたのかな??って思い また布団の中に入ろうとした瞬間、ベットの回りを兵隊さんっぽいのが行進しているんです!!
あまりの怖さに声も出ず 布団にもぐる事もできず、ただただ震えて 行進しているのを見るだけでした。



35:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)01:28:09.94ID:IYP/3ch6a.net
その状態が10分ぐらい続いて やっと消えました。
もぉ~ 私は怖くて怖くて携帯を片手に部屋を飛び出そうと玄関に走って行ったら背後に何かの気配を感じたんです。
すると耳元で

「あ゛~  あ゛~ 」

ってはっきり聞こえました
すごい恐怖と鳥肌がたち 泣きながら裸足で外に出ました。

すぐにこの前友達が言っていた事を思い出し友達に電話してみました。
夜中だったけど、友達は電話に出てくれて 今あった事を話しました。
やはり、あの部屋にはイヤな空気があって入っちゃいけないって思ったみたいです。

朝まで時間があったしパジャマ姿に裸足だったので友達に来てもらいました。
とりあえず、服と靴が欲しかったので 友達と一緒に部屋へ入ろうと思ったのですが電気をつけて服と靴を抱えてダッシュで飛び出しました。
玄関のドアを閉めた直後 ドアをおもいっきり蹴るような音で
どぉ~ん!!
って音と衝撃がドアから感じ取れました。
他の住民の中に、私が邪魔してしまったようです。

すぐに部屋を解約しようと 不動産へ行き事情を話すと自殺とか何もないが、同じような理由で出て行く人は3人目だと言われました。
安いアパートには注意ですね。
今は、また実家に戻って落ち着いたら部屋を借りようと思っています。



37:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)01:38:31.60ID:IYP/3ch6a.net

 ーお前ら屋上出たいのかー
地元にある公立の高校は昔荒れていて、教師が学校の屋上から飛び降り自殺(教師いじめでノイローゼになったらしい)が相次いで以来、屋上への扉には鍵がかけられて絶対入れなくなっている。
その扉の前の階段の踊り場は煙草を隠れて吸う絶好の場所だった。

その日も友達と二人でサボり屋上の前の踊り場で煙草を吸いながら喋っていたら誰かが階段を登ってくるのが上から見えた。
慌てて煙草を消し上ってくる人物が誰かと見ていた。
「なんだお前達授業はどーした。」
ほっとした。
用務員の白髪のじいちゃんだった。
「あーちょっと‥」
ヘラヘラ笑ってごまかすと

「お前ら屋上に出たいのか。」
そー言いながら作業ズボンのポケットから沢山の鍵をとりだした。
(刑務所の鍵みたいなリングにひとつにまとまってるやつ)
顔覚えられ担任に言われたらヤバイと思ったから
「イエイエ、もう行かないと」
と言いながら立ち上がり逃げるよーに階段を降りた。



38:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)01:39:05.82ID:IYP/3ch6a.net
休み時間にクラスの奴らに話すと、屋上出られんなら出てみたいと学校中探したんだけどあのじいさんは何処にもいなかった。
帰ったのかと先生にきいたんだけどそんな用務員さんはいないと言われた。
確かにいつもみかけるのは一人だしおじさんくらいの歳で白髪でもない。
それともうひとつ。

屋上のドアは鍵をかけられ閉鎖されたが何十年と経つ間紛失したらしい。
どうせ開かない様にしているんだからと特に鍵を新しくすることもなかったそうだ。
あのじいさんは何だったのか‥
もし扉を開けてもらっていたら‥

「お前ら屋上出たいのか」

じいさんのあの言葉を思い出すとぞっとする。



48:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)02:23:02.45ID:IYP/3ch6a.net

 ー日記ー
前の会社にいた時のこと。
後輩のA君が、同僚のBを好きだとわかった。
調査してみたらBもAくんが好きらしい。
これは話が早いと思ったのだが、本気で好きになってしまうとあんなものなのだろうか。
ふたりともモジモジして一向に話が進展しない。
仕方がないので、Bの同僚のC子と俺で世話を焼き、飲みに誘ったりして無事にくっつけた。

それから1年後のこと。
その会社では半年に1度ぐらいのペースでパソコンを新しくする。
貧乏会社なので4~5台程度購入し、現場レベルのトップに支給される。
で、そいつらが今まで使っていたパソコンは下のスタッフへ、下が使っていたパソコンは廃棄、
という具合になるわけだ。ま、パソコンのお下がりだね。

貧乏会社でシステム部なんてご大層なものはないので、自分でデータをバックアップし、メーラーなどの設定を保存してから、データと設定を削除し、パソコンを次の人に引き渡す。
受け取った方は自分の設定をしてデータを入れる。
アプリを入れるのが面倒なので、フォーマットはしないで済ませるのだ。

俺の直属の部下であり、お古のパソコンを受け取った新入りのD君が神妙な顔で相談に来た。
「あの、すみません○○さん(←俺の名前)、ちょっとこれを見ていただきたいんですが…」
と言ってお古のノートパソコンを差し出す。
画面を見てみるとフォルダが開いていて、その真ん中に「日記」と書かれたテキストファイルがポツンと。
「何これ? 君の日記を俺に見て欲しいの?」
「いや、パソコンに入っていたんですけど…」



49:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)02:23:53.19ID:IYP/3ch6a.net
そのファイルはシステムフォルダの奥の奥、普通なら絶対開けないな所に入っていた。
D君がどうやってそれを見つけたのかは面倒なので省く(ファイル検索でたまたま見つけたらしい)。
「中身見たの?」
「さわりだけ…」
「わかった。じゃあこれはオレが何とかする。君は忘れるように」
ファイルをコピーした後、削除してからパソコンをD君に返した。

彼の前にこのパソコンを使っていたのはC子だ。
つまり日記は彼女のもの。
どうやら彼女は削除をし忘れてしまったらしい。
どんな日記なのか興味があるではないか。

最初は実に他愛のない内容だった。
仕事がうまくいっただの、取引先の誰々がむかつくといったもの、ランチがおいしい店を発見したとかね。

だが、ある頃から内容が一変する。
『私の方がBよりもずっとずっとA君を好きなのに…』
はぁ?A君が好きぃ?ってお前、俺と一緒になってA君とBをくっ付けたじゃねえか。
『B君がCを好きだと知って、言うに言えなくなってしまった…』
切ない乙女心も綴ってあった。
ちょっと同情した。
が、そのうち内容がかなりヤバイ方向に。

『BからA君と結ばれたことを聞かされた。あんなくそ女のくされマ○コに入ったクソチ○コなんて、腐って落ちてしまえ。阿部定の呪いをこめて』
(ほぼ原文ママ。伏字はしてありませんでした)



50:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)02:24:51.44ID:IYP/3ch6a.net
こぇぇぇぇぇ。
しかし、C子もよく阿部定なんて知ってるな。
そして最後の日記。

『A君もBも死んでしまえ。ふたりをくっ付けた○○(俺の名前)も、ふたりを祝福している会社の連中も死んでしまえ。みんなに呪いがかかるよう、会社のコーヒーメーカーにねずみの生き血を入れた。これからずっと続ける』

そういえば、この日記のころから、コーヒーにうるさい社長が
「コーヒー豆を変えたか?」
「入れ方を変えたか?」
「水を…」
と言い出したのを思い出した。
ちなみに俺はコーヒーを飲まない(飲めない)。
どうやってねずみの生き血を手に入れたのかは知らないが、彼女はやる。きっとやる。

上司に相談するとか、匿名でC子に警告するとか、いろいろ考えたが、どれもすぐに俺だと分かるだろう。

どうしようもないまま数日が過ぎた。社長との会議中、また
「コーヒーの味が…」
と言い出したのでコーヒーメーカーを変え、置き場所を湿っぽい給湯室から総務の机の隣に変えることを提案。
あっさり了承したので、この問題は解決した。
まさかみんながいる所で生き血を入れることはできないだろう。

一月もしないうち、俺はより条件のいい別の会社からオファーがあり、そこに移った。
A君やBもほどなくして辞めたそうだ。



51:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)02:25:28.18ID:IYP/3ch6a.net
それからさらに1年後、会社を辞めた連中で飲むことになった。
A君も来た。今ならC子がA君を好きだったこと、それを日記に残していたこと(もちろんコーヒーメーカーや阿部定のことは伏せて)を話してもまあいいだろう。

「よっA、久しぶり」
「○○さん久しぶりです」
「元気にしてる?」
「何とか。仕事が忙しいですけど」
「それはいいことじゃん。そうそう、あのさ、Aに言おうと思ってたことがあるんだけど…」
「何ですか? 実は僕も報告することがあるんですよ」
「何?」
「実は俺、C子と結婚したんです」
「えっ、ま、マジで。それはおめでとう…」

もちろん日記のことなど言い出せず、なぜBと別れてC子と結婚することになったのも聞きだせず、ただ女の執念は恐ろしいと思いました。
ふたりは今も幸せに暮らしているそうです。



61:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)03:40:17.56ID:zzR5+xHQa.net

 ー旅プロー
3年前の話です 某県某所
私は当時相棒と二人で旅プロをしていました。
その日、21時過ぎにその県に入りました。
打つのは明日 ということになり、その日は現地調査をしたのです。

22時過ぎ その店に入りました。
極端に薄暗くはあったのですが、客の入りは席の8割を占めるほどでした。
念入りにデータなどを取った後、私たちは近所のホテルにチェックインしたのです。
なぜかその日はよく眠れませんでした。

翌朝 8時に起床して昨晩のホールに向かったのです。
私は驚愕しました。
なんと確かに昨晩は盛況だったホールが潰れているのです。
しかも、潰れてから数年異常も経っている荒み様でした。

ふと相棒がつぶやきました。
『なにしてんだ?早く並ぼう』

私は冷や汗が止まりませんでした。
無我夢中でアクセルを踏むと、高速に乗りそのまま東京に帰ったのです。
あの時一体相棒は何を見たのでしょうか…

それ以来その県には二度と立ち寄っていません…



63:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)03:47:22.92ID:zzR5+xHQa.net

 ー心霊写真撮影ー
思い出したことを打ち込んでいたらこんなに長くなってしまった。ご容赦を。

これは俺が小学5年生だった時の話だ。
当時、俺の通っていた学校では『心霊写真』を撮影するのが流行っており、俺のクラスの何人かも使い捨てカメラを持って、放課後の校舎で幽霊が出そうなところを撮影しながら探索する遊びをよくしていた。

もちろん何処を撮っても心霊写真なんか撮れないし、放課後の校舎をいつまでもウロウロしていたって先生に怒られるだけなので、単に怖いもの見たさというか、スリルを友達と共有したかったのだと思う。
そんな遊びも時が経つにつれて自然と廃れていったのだが、俺と2歳年下だった弟(同じ学校の3年)は写真撮影の遊びを続けていた。

そんなある日、いつものように放課後の校内を走り回っていると、体育館のほうから
「ゴットーン」
と何かが床に落ちて反響する音が聞えた。
誰かがバスケでもやってるのかと見に行ってみると、誰もいない。
しかし、体育館のステージの前に緑色の「一輪車」が一台放置されていた。

俺も弟も、(誰かが遊んだまま片づけなかったのだろう)と思った。
一輪車で遊んで放置したまま帰る生徒も結構いたし、特別不思議な光景ではなかった。
ところが、その一輪車はつい今、乗り捨てたかのように「車輪が惰力で僅かに回っていた」
おかしいなと思って、いつも放課後に心霊写真遊びしていた友達のTの仕業ではないかとステージの裏に向かって名前を呼んでみたが、応答はない。

弟が誰か隠れていないか調べてみたが、ステージの裏はおろか、体育館の倉庫にも誰もいなかった。
放課後なので体育館と校舎を繋ぐ通路以外は扉にすべて鍵がかかっていたし、俺は急に気味が悪くなって弟と校舎に戻った。



64:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)03:48:14.44ID:zzR5+xHQa.net
俺が走り出すと弟もビビりだして、二人でランドセルを取りに5年生の教室へ走ったのだが、便所に行きたくなってしまった俺は、教室の前にあるトイレに弟を連れて入った。
弟は小便がしたいわけではなかったが、一人では怖いので用が済むまで俺の後ろに立たせた。

その時、突然「大」の個室の中で
「ゴットン!」
という大きな音がし、もう完全に飛び上がるくらい二人で驚いて弟は真っ先にトイレから逃げ出してしまった。
今でも覚えているが、俺は気が動転して、小便の途中だったにも関わらず、ズボンを上げてトイレを出ると、ランドセル引っ掴んで風のように走って帰った。

そんな怖い思いをしても、子供ってのは不思議なもので、一晩経って翌日になるとケロっと何事もなかったように登校できる。
俺も弟も朝になると昨日の恐怖よりも、放課後にあの不思議な現象の正体を解明してやろうと思っていた。

だが、教室に入ってみると、クラスの連中の雰囲気がおかしい。
いつもなら朝からギャーギャー騒ぎ立てているのに、ほとんど着席してこじんまりとしている。
原因は「黒板」にあった。

「きのう、放課後に一輪車であそんでかたづけなかった人がいます。あそんでかたづけなかった人は、休み時間に○○先生に~~」

とか何とかという内容が書かれていたのを覚えている。
担任は女の先生だったが、清掃などにはうるさい先生だったので、朝からクラスが辛気臭い雰囲気だったわけ。
俺は身に覚えがあるというか、昨日の放課後に体育館に放置された一輪車を見ているので、100%あの一輪車のことだと思って、自分には関係ないけどビクビクしていた。



65:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)03:49:50.82ID:zzR5+xHQa.net
でも、問題は何であんな体育館に放置された一台の一輪車くらいで、こんな風に黒板に書き出されなきゃいけないのか、ということだった。
一輪車を片づけないで放置する生徒は実際多かった。
5年生だけでなく、1年~6年生まで遊具を片づけない奴らは結構いた。
それなのにこのピリピリムード。
やがて1時間目になり、担任が教室に入ってくるといつものように挨拶済ませて、授業を始める前に黒板の連絡内容についての話が始った。

「うちのクラスの前にお手洗いがありますね。そこの男子トイレの個室の中に昨日の放課後、1年生用(緑)の一輪車が置いてありました」

その言葉を聞いた時、俺は予想に反する見当違いに、(?)と首を傾げた。
いや、首を傾げかけた俺はぷつぷつっと鳥肌を立てた。
「昨日のこと」だ。

教室前のトイレに駆け込んだ俺と弟は個室で大きな物音を聞いている。
あれは個室の中で一輪車が倒れた音ではなかったのか、と俺は理由もなく恐ろしくなってきた。
うちの学校での一輪車は3種類あり、大中小を各学年ごとに色分けして使用している。
緑が1年~3年、黄色が3年~4年、赤が5年から6年となっている。

小さい緑の一輪車なので、低学年坊主のイタズラかと思われたが、自分の学年(5年)のトイレの個室に放り込まれていた悪質なイタズラである。
当然、高学年のほうに疑いがかかるのは当然であったが、誰も心当たりはない。
ただ俺と弟だけは、昨日の放課後、5年の男子トイレに誰かがいたのではないか、という漠然とした疑いは抱いていた。
この事件はちょっとした問題となり、後日、全校生徒の間でも遊具の管理や整理整頓をきちんと行なうように指導された。



66:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)03:50:58.82ID:zzR5+xHQa.net
それからというもの、遊具を遊んだ後に放置する生徒はいなくなったが、結局犯人は分からず終い、またクラスにかけられた疑いが晴れぬまま、5年生徒の誰かだろう、という結論には俺や他のクラスメイトも釈然としないものがあった。

そこで俺は真犯人を幽霊と勝手に結論づけて、再び放課後の心霊写真遊びを始めた。
当然、怪しいのは5年の男子便所。弟はもうあの出来事以来、ビビってこの遊びには付き合わなくなってしまったので、俺一人で空の暮れかけた放課後の校舎を徘徊する。今考えてみるとゾッとするが…。

使い捨てカメラでトイレの隅々を撮影し、(心霊写真よ出ろ!)とワケの分からぬ念じを込めながら、鏡に自分の姿を映して撮ってみたり、黄ばんだ便器を撮ってみたり、床を撮ってみたり、掃除用具の暗がりの中を撮ってみたり、もちろん問題の個室のほうも入念に撮影した。

後日、学校から帰ってくると、親に頼んでいたカメラの写真が出来上がったことを知り、ランドセルを玄関に叩きつけて自分の部屋に飛び込んだ。
40数枚撮影した写真を一枚一枚ワクワクしながら凝視する。

怪しいものが少しでも写っていたら、あの放課後の出来事は幽霊の仕業だったのだ、と自分で納得できるからだった。
…しかし、現実とは味気もないもので、撮影したすべての写真には「心霊」らしきものは何も写っていなかった。
ピントもロクに合わず、滅茶苦茶なアングルからの便所一色の写真だ。

俺はひどくショックを受けて、もう今後は心霊写真などという馬鹿げた遊びはやめようと思った。
ところが、机の上に散らかした写真を封筒に戻そうとしていた時、ある事実に気がついた。

何のことはない。
現像された写真よりもネガフィルムに写っている枚数のほうが2、3枚多いのだ。
その足りない分のネガを窓に当てて見てみると、ネガではよく分からなかったが、トイレの個室を写したものであった。



67:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)03:51:51.87ID:zzR5+xHQa.net
そこで俺は、写真の枚数が足りないことを母親に尋ねてみると、母親は奥歯に物がつっかえたような言い方で
(ああ、残りのはね、捨てた)
俺はこの母親の一言に心底腹を立てたのを覚えている。
俺が撮影したのに勝手に捨てられたのではたまったものではない。
母親の意図も理解せず、俺は一人でプリプリ怒りながら、居間のゴミ箱の中身をムカっ腹立ててひっくり返しぶちまけ、捨てられた写真を探した。

そしてあの瞬間だけは今でも脳裏にこびりついている。
2、3枚だったと思うが、ゴミに混ざって「執拗に捻じ曲げられた写真」を発見した。
母親のやり方が頭にきた俺は、写真の一枚を無理矢理広げる。

そこに写っていたものは、個室の天井の通気孔を覆っている網からこちらを覗く、首をひねった長髪の女だった。

――ずっと後になり母親に訊いて分かったことだが、うちの小学校では昔、事故で両脚が不自由になった女子生徒がおり、中学に入学する前日、自殺して亡くなったという。
理由は不明だが、体育が大好きな生徒さんだったそうで、学校から家に帰ると近所でいつも緑色の一輪車を乗り回していたらしい。
その話を訊いた時、彼女は両脚の無くなった身体で今も一輪車に乗ろうとしているのではないか、と恐ろしさと悲しさのまじる複雑な気持になったのを覚えている。



68:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)03:53:29.83ID:zzR5+xHQa.net
…以上が俺の小学生の頃の思い出だが、実はこの話には続きがある。
俺が小6になった6月頃のことだったと思うが、同じクラスの生徒で放課後、バケツで育てていた稲に水を注していた奴が、「奇声を上げながら廊下を四つん這いで走る女」を見たのだという。
その話を聞いた女子がキャーキャー恐がり、男子はみんなそいつを馬鹿にしてからかっていたが、俺が学校を卒業する頃にはクラスの連中がその女の幽霊を、
「ツンバイさん」「ツンバイさん」
と呼ぶようになった。
四つん這い(つんばい)だから、ツンバイさん。
でも俺は知っている。
彼女にはとっくに両脚なんか無いことを。

何でも、稲に水を注していたその生徒の話では、四つん這いで走っていた女の両脚は足ではなく、「両手」だったんだと。



74:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)04:01:39.87ID:zzR5+xHQa.net

 ーきれいな音楽ー
自分の友人の話。

昔、自分のバンドの曲やらカバーする曲やらを、次のライブにサポートを頼んだ人に渡さなきゃいけなかったんだって。
その人からテープを預かり、彼は曲を入れ始めた。

カバーする曲を聞きながら、録音してると録音が終わった。
確認のため再生してみると録音したはずの曲が入ってない。
その代わり、ものすごくきれいな音楽がはいっている。

ミュージシャンな彼はその曲を吸い込まれるように聞いたそうだ。
なんだか録音したものが入ってないことなんかどうでもよく思えてきたらしい。
このきれいな、この世のものとは思えない音楽を、どうしても自分のものにしたい。
そう思ってもう一回再生してみたそうだ。

するとどうだろう。
さっきとなんだか違う。でもきれいな音楽だった。



75:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)04:02:19.03ID:zzR5+xHQa.net
繰り返しているうちに、だんだん気持ち悪い音楽に変わってしまった。
「これはやばい!」
とやっと思ったのだろうか。
すぐに近くの神社にもっていったそうだ。

するともうテープを渡した瞬間に

「すごいもの持ってきたね。君がきれいだって言ったのは、死者のうめき声だよ。聞いてるうちに何を言ってるかわかってきちゃったんだよ。だから毎回違うものに聞こえたんだよ。」

彼がきれいだと言った音楽は、本当にこの世のものではなかったそうだ。
それ以来、彼はふと見ると白いものが浮いてるのが見えるそうだ。
それはビルから落ちたり、カーテンの隙間を通ったり色んなところを通ると何回か彼は話す。

そんな彼と別けあって2週間も同じ部屋で一緒にすごした。
出て行く日、そんな話をされて何か持ってきてないかいまだに心配だ…



77:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)04:16:07.10ID:zzR5+xHQa.net

 ー返事をしてくれー
高校生の時、夏休み中に親戚の伯父さんの家へ遊びにいった。
伯父さんに会いに行ったわけではなくて、その伯父さんが一週間ほど地方に出張するので、その一週間を伯父さんの家で過ごさないかと。
伯父さんは一人暮らしなので、気兼ねなく自由に使ってくれていいと言われた。

夏休みの内の一週間、地元から離れた伯父さんの家で
「のんびり過ごすのもいいか、小遣いもくれるっていうし。」
と出かけたんだ。

その日に出発する予定の伯父さんは会うなり小遣いをくれて、部屋の間取り、近所のコンビニなどを教えてくれてすぐ入れ替わるように出ていった。
気掛かりだったのは、
「呼ばれたら返事をしてくれ」
と言う伯父さんの言葉だった。
親戚連中と付き合うのが、苦手ではないものの、得意でもない俺は
「あ、はい、わかりました。」
と意味がわからないまま流したんだけど、空港に着いた伯父さんから再度
「戸締まりをよろしく。あと呼ばれたら返事をね。」
と促しの電話があったのでさらに意識してしまった。
「呼ばれるって…霊的な事か?気持ち悪…」
明確な事はまったくわからなかったので、普通に過ごすことにした。
家のまわりを探索して、コンビニでカップ麺を買って夕食にした。



78:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)04:17:05.74ID:zzR5+xHQa.net
八時をまわった頃、居間でテレビを見ていると
「〇〇さん」
と呼ばれた。
「はいっ!?」
とっさに返事をしたんだけど〇〇は俺の名字じゃない、伯父さんのでもない。とっさに返事をしてしまった。
振り返るが誰もいない。
声は寝室から聞こえた。

外へ出ようにも玄関までの道程が恐い。(三階なので階段かエレベータで一階へ降りなければならない)
降りたとしても明るくなるまでの10時間以上もコンビニにはいられない、ウロウロする土地勘もない。
電気を付けたまま朝まで過ごした。

それから6日間、毎日一回かならず名前を呼ばれた。
トイレに入れば玄関から、風呂に入れば台所から、かならず声が聞こえてきた。
時間はバラバラで昼間に呼ばれることもあった。

声がするだけで害がある訳ではないので五日目からは返事も随分適当なモノになっていた。
霊的なモノなんだろうとは分かっていたけど、こんなモノかって感じもあった。
あまり考えないようにしたかったのもあった。

六日目の夜、返事をしなかったらどうなるだろうと考えた。
電気の点いていない寝室から聞こえた声に返事をしないまま目をやると、女がいた。
血を流していたりしない普通の女。
ただ、デカかった。
2メーター程の大女。
さすがに逃げた。



79:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)04:18:11.96ID:zzR5+xHQa.net
伯父さんが帰宅する七日目の日、部屋には入らず玄関の外で伯父さんを待った。
「名前を呼ばれた?」
と聞かれ、
「はい」
と答えた。
「返事は?」
と聞かれ
「はい、しました…」
と答えると、
「そうかぁ…」
と言ったっきりなにも言わなくなった。
それ以上なにも聞けなかった。

あの人が人間なのか、霊的なモノなのかは今もわからない



80:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)04:31:16.72ID:zzR5+xHQa.net

 ーいかが致しますか?ー
数年前の話。

私は、ある晩夢を見た。
家の前に一台の霊柩車が止まり、男が降りてきて、私に言う…
「もうお一人様乗れる余裕が御座いますが、いかが致しますか?」
そこで私は目を覚ます。

不思議な事に、その日から、毎晩同じ夢を見るようになった。
霊柩車でやって来る男は、毎晩私に同じ質問をしてくる。
「もうお一人様乗れる余裕が御座いますが、いかが致しますか?」
少し気味が悪いと感じながらも、まあ、そんな事もあるだろうと、私は気にせずにいた。

ある日、私はデパートへ買い物に出かけた。
一通り店内を見て回り、最上階のレストランで昼食を済ませ、そろそろ帰ろうかとエレベーターの前まで来ると、多くの人がエレベーターを待っていた。
私は心の中で舌打ちをする。
(この人数では一回で乗り切れないかもしれないな…)
そんなことを考えている間にエレベーターが最上階に到着した。
客達が次々にエレベーターに飲み込まれて行く。



81:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)04:31:45.62ID:zzR5+xHQa.net
私が乗り込む番になる。
見た感じ、エレベーターは満員だ。
しかし、重量オーバーを告げる不愉快なブザーは鳴っていない。
どうしようか?と思案していると、エレベーターガールが微笑みながら、私に言った…

「もうお一人様乗れる余裕が御座いますが、いかが致しますか?」

ドキッとした。毎晩、夢に出てくる霊柩車の男と、まったく同じセリフだ。
「いえ、結構です」
私は反射的にそう答えていた。
エレベーターガールは丁寧に頭を下げると、ゆっくりエレベーターのドアが閉まっていった。

次の瞬間、金属が引きちぎれるような音と、凄まじい轟音。
数秒後に地震のような激しい揺れ…
…エレベーターは地下まで落下していた。
エレベーターに乗っていた客とエレベーターガールは即死だったそうだ。

その日以降、私が再び、あの不思議な夢を見る事はなかった。



84:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)04:48:09.22ID:zzR5+xHQa.net

 ー沖縄での話ー
今年の春休み、自分は沖縄にキャンプしてきた。
一緒にいく友達の祖父母が沖縄の離島にすんでいて、いろいろお世話になることができるからだった。
昼から夕方までは海であそびまくってた。女なしでむなしかったけどなwww
もちろんそんときは観光客たくさんだった。
海で遊び終わってからはその友達の祖父母の家でなんと…寿司を…めちゃうまかったw

んでさ、夜8時くらいになったんだけどやばいのね。暗いうえに物音もしない。
その島は信号さえもないような島でもちろん街灯なんてあるわけなかった。

その友達のばあちゃんちでゆっくりして9時かな?海辺で青春のごとく花火して…
夜10時くらいに俺らが泊まるテントに向かった。
その途中お婆ちゃんが草むしりとってなんか結び合わせたりしててさ、
昔ながらの遊びかな?とかおもいつつテント到着。

目の前に暗い海、ちかくには沖縄特有のでかい墓。正直めちゃこわかった。
とどめはそのおばあちゃん。
さっき草で作ってた物を俺らに渡してきた。
もちろん俺は
「これなんですか??」
って聞いたよ。うん。聞かなきゃよかった…。お婆ちゃんの返事は
「これ?魔除けだよ…。テントの入り口においておきなさい。」
だってさ。



85:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)04:49:15.21ID:zzR5+xHQa.net
ガクガクブルブルの夜…かとおもったらやっぱ青春真っ盛りw
皆で夜おそくまで可愛い女子とかの話してたわwwwテンションマックスw

気づいたら2時ぐらいで皆いつのまにか寝ていた…いつもキャンプでは俺が最後にねるんだよなw 
一人で携帯いじってた。
したらさ、すげぇ近くを猫とかが通りまくってるわけよ。
まぁ泊まってるところ林だしな。まぁしょうがねぇ…とおもって携帯でずっとゲームしてたわw

んで3時ころかな?また猫がきたんだけど何かが違う。
耳澄ましたらずっとテント周りぐるぐる廻ってるんだよな。これが。
それだけならまだしも鳴き声が今までの猫と違って…
あきらかに赤ちゃんが「泣いてる」って感じの泣き声だった。
一回入り口の前でとまったりすることもあった。

んで一瞬いなくなったときがあったんだけど何分後かには足音増やして泣き声大きくしてきやがった…
…それにこれは後になっても友達にいわなかったがテントとか突付いてくるんだよ。
猫が届くわけ無いような上の方を。
…(゜⊿゜)…って感じで友達起こしたわww
そしたらいなくなった。
もちろんその後は寝れなかった。

後に港で仲良くなった売店のおばちゃんに聞いた話だと、
俺らが泊まったところはめちゃくちゃ沖縄戦の激戦地で霊がでる量も半端ないらしい。
あんとき魔除け貰ってなかったら…そうおもうと本当に怖い。



86:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)05:06:24.50ID:zzR5+xHQa.net

 ー髪の長い白い服を着た女ー
これは俺が高校時代の夏休みに体験した本当の話。

当時の俺は週刊少年ジャンプを一足早く買うために、発売日の前夜(明け方の3時過ぎくらい)に近くのコンビニに買いに行くのが毎週の楽しみだった。
(実際、コンビニなどでは前日の深夜くらいには入荷していた)

俺が住んでいるのは5階建ての社宅の2階。
そして、うちの階段には1階に2世帯住んでいるだけで他は空き家。
つまり、俺の家(2階)より上は誰も住んでいない。
その日も、いつものように勉強をして深夜まで時間を潰し、3時くらいになって家を出た。

すると、ドアを開けてすぐ、3階へと繋がる階段が見えるのだが、そこの階段に髪の長い白い服を着た女が立っていた。
その表情は無表情。
生来、ビビリの俺はびっくりして飛び上がった。
しかし、ドアを既に閉めてしまったので一目散に階段を駆け下りてコンビニへと直行した。
当時は携帯もなかったし、公衆電話はあるものの、時間も時間だし家に電話して迎えに来てもらうわけにはいかなかった。
1時間くらいコンビニで時間を潰して、空が少しずつ明るんできた頃、家路についた。

社宅につき、階段を下から恐る恐る覗いてみた。誰もいない。
今のうちに! そう思って駆け足で階段を駆け上り、家のドアを開けて鍵を内から閉めた。
これで一安心だ、と思って灯りをつけたままだった俺の部屋に戻る。

部屋のドアを開けて、机に買ってきたジャンプと飲み物を置いたそのとき、後ろに何か気配を感じ、振り向くとそこには先ほどの女がニンマリと笑みを浮かべて立っていた。
明け方の4時過ぎに社宅中に俺の叫び声は響き渡った。
女は、俺の声で駆けつけた父親によって警察に突き出された。

今思うと、家を出るときに鍵を掛けずに行ったせいで、俺と立ち代って女が俺の部屋に入り俺の帰りを待ってたんだ。



87:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)05:17:28.90ID:zzR5+xHQa.net

 ーきっとずっと傍で見守っているー
幽霊は出てこないけど俺にとっては洒落にならない話。

ちょうど去年の今頃。俺は友人のE、Rと近所のファミレスでだべってた。
EはRつながりで知り合った女の子。
おとなしくて可愛い子なんだけど、鬱病+過食症でかなり苦しんでた。

その日は、少し調子がよくなったから久しぶりに会いたいという彼女の提案で集まったんだ。
俺もRも過食症って病気の辛さはわからない。
ただ欝持ちってところで話が合って。
特にRは、彼女が自殺未遂した時にずっと傍にいてあげたらしく(俺はまだ知り合ってなかった)、かなり信頼されてた。

でも俺から見たらRってあんまり頼れない奴で。
自分が具合悪い時は全く人のこと考えない言動をするし、それで大喧嘩になったこともある。
Eのときはたまたまタイミングがよかったんじゃね?くらいに思ってた。

で、その日はR、調子良くなさそうでさ。大丈夫かなって思ってたら、案の定。
「普段、Eってすごくおしとやかに食べるじゃん。過食しちゃう時って、獣みたいに食うの?想像つかねー。」
思わずEのほう見たら、ちょっと困ったような顔で
「うーん。そうかも…?」
とりあえずほっとして、あとでEがトイレに立った隙に、あんなこと言うもんじゃねえよって釘刺したんだけど(Rの奴「俺はEを知ろうとして~」とかほざきやがった)。

その日の夜、E、首吊って死んじゃった。



88:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)05:18:10.85ID:zzR5+xHQa.net
行ったよ。お葬式。
Rはぶっ倒れそうな顔色だったけど引っ張ってった。
したらさ、俺らを見つけたEのお袋さんが、目ぇ真っ赤にしながらしきりに
「ありがとうございました」
とか言うの。
理由は以下。

「Eの遺書に、特にRさんにお世話になったって書いてあって。

『Rさんには心から感謝している。死んでも彼にしてもらったことだけは絶対に忘れない。きっとずっと傍で見守っている』

って」

今、R、入院してる。
夜中になるといつも騒ぐらから大変らしい。

口は禍の元。
おまえらも気を付けろよ。



89:毒男◆B.DOLL/gBI:2014/11/24(月)05:18:52.47ID:zzR5+xHQa.net
|A-) 終わりー
   また今度ね



90:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/11/24(月)06:24:21.20ID:k2Mpm8Oq0.net




91:過去ログ★:[過去ログ]
■このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています




引用元:毒男の怖い話とか雑談とか
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1416756059/




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