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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.04.20 (Sat) Category : 

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「祟られ屋」マサさん(3)

2019.05.28 (Tue) Category : 創作作品

588:傷(3)◆cmuuOjbHnQ2007/03/12(月)03:53:53ID:WgOItSsC0
続きの投下がないみたいなので投下します。

マサさんの話によると、死霊や自縛霊といったものは、鉄杭で七方の地脈を絶って、一方向を開けて、霊格や神格の高い神社仏閣との間の地脈を開いて繋げる事で、1年ほどで浄化されてしまうらしい。

浄化された土地に、お寺から貰ってきた護摩や線香の灰や神社から貰ってきた水を撒いて鉄杭を抜けば「普通の」土地になるらしい。
呪詛には呪詛返しの方法があり、生霊は、祟っている方か祟られている方のいずれかが死ねばそれまで(…なんだかな~)。
色々方法があるらしいが、人形などの身代わりと火を使う方法が良く使われるのだという。
この辺りは日本も朝鮮もやり方は大差ないらしい。

元々、日本の神道の形式と朝鮮の呪術や儀式の形式は良く似たもの多いのだそうだ。
故に日本の祈祷師や拝み屋と朝鮮のそれは素人目には区別がつかないことも多いのだという。
俺にはどちらも良く判らないのだが。

生霊が「場所」に憑くというのは比較的、珍しいらしいのだけれども、
多くの場合は上記の自縛霊に用いた方法と人形を用いた方法の合わせ技で浄化できるのだそうだ。



589:傷(3)◆cmuuOjbHnQ2007/03/12(月)03:57:04ID:WgOItSsC0
いずれにしても、これらはマサさんの仕事の範疇ではないらしい。
マサさんが扱うのは、儀式を踏まないで神社や祠を破壊して「神」を怒らせてしまったり、盗まれてきた神社の「御神体」や寺の「ご本尊」を知らずに買ってしまって、「一族」が根絶やしにされるような祟りを受けた場合だそうだ。

話を聞いた時
「そんな罰当たりな真似をする奴がいるのか?」
と聞いたら、朝鮮人には神社仏閣に盗みに入って盗品を売り捌いたり、神社や祠に火を放ったり破壊したりする輩が今でも少なからずいるそうだ。

自分の中に「神」を持たない故に、他人や他民族の宗教や信仰に対する配慮や、その対象に対する「畏れ」に著しく欠けているのだと言う。
「畏れ」のあるなしに関わらず、そんな真似をすれば日本人でも地獄行き確実で救い様がないけれど、先日書いたように高位の「神」の助力が得られない朝鮮人の場合は更に深刻で、一族全てが祟られて絶えてしまう危険があるらしい。

一族を絶やすようなレベルの祟りになると地脈や鉄杭を用いた方法では浄化以前の「鎮める」段階で100年、200年といった時間がかかってしまうし、一族に祟りが行き渡り絶えてしまう。
特に祟りの元となったもの、祈りや信仰の対象であったものを「物」として「金で買う」と言う行為は、非常に強い祟りとなるそうだ。

霊力の高い品物だと移動する先々で祟りを振りまき、「売買」される事により纏った「穢れ」により、非常に性質の悪い悪霊となってしまうのだそうだ。
だから、出所不明のアンティークの品物、特に宗教に関わる品物は売り買いしない方が良いらしい。



590:傷(3)◆cmuuOjbHnQ2007/03/12(月)03:59:00ID:WgOItSsC0
マサさんが「祟られ屋」だと言うのは、金銭やその他の「対価」を受け取って儀式(内容は判らない)を行い、その「一族」の代わりにマサさんの「一族」が祟りを受けるからだ。
マサさんと例の「井戸」は「繋がって」いて、マサさんを通して井戸に送り込まれた「祟り神」は祟りや呪だけを井戸の「悪霊」に吸い取られ、結界の外に拡散してゆくのだと言う(井戸の中にはマサさんの父親の遺髪と血、マサさんの髪の毛と血と臍の緒が入っているらしい。これは聞き出すのに苦労した)。

鉄杭の結界は「神」や「清いもの」は外に通すけれども、「穢れ」や「悪霊」は外へは通さない(外からは引き寄せているらしい)。
簡単に言うとそんな原理らしい。



591:傷(3)◆cmuuOjbHnQ2007/03/12(月)04:02:04ID:WgOItSsC0
マサさんがPと俺を呼び寄せたのは、Pの一族(父方)は朝鮮半島にいた親類縁者が朝鮮戦争で死に絶えてしまっており、Pは一人っ子で、Pが死ぬとP一族が絶えてしまうかららしい(母方の一族、嫁いで家を出た女は関係ないそうだ)。
俺がPと同様に呪われた原因は、Pから祟りに関連して金銭を受けたことによるらしい。

ただ、事故や病気(癌や心筋梗塞、脳溢血)といった形ではなく、外傷という形で現れた非常に稀なケースらしい。
そして、生霊と女の家の「守り神」がどうやら一体化しているらしいこと。
「神」の霊力も強いが、生霊を飛ばしている女の「霊力」が非常に強いらしい。
しかるべき修行をすればテレビに出ているインチキ霊能者が束になって掛かっても適わないレベル。
その霊力ゆえに「神」と一体化したとも言える。

P家に売り込みに来た祈祷師のオバサンも、市井にいる祈祷師・霊能者の中で、彼女よりも強い霊力を持つ人は10人いるかどうかというレベルの力を持った人だそうだ。
ただ、傷を受けた原因は俺とPの個人的要因もある。

俺はユキと何度も交わる事により精力や「気」を極度に浪費していた事、Pは深酒をして酒気も抜けていないような状態で、しかも寝不足で、俺と同様に非常に「気」の力が落ちていたことだ。
俺達のように極端な例は稀だが、薬物や大量のアルコールで精神のコントロールや気力が下がった状態、荒淫によって精力を浪費した状態で心霊スポットなどに足を踏み入れる事は「祟り」や「憑依」を受ける危険や可能性が非常に高くなって危険なのだと言う。


すまない、もう眠くて死にそうなのでここまで。



592:本当にあった怖い名無し2007/03/12(月)04:02:47ID:hQrDqHFm0
待ってました!
乙です。
おやすみなさい



593:本当にあった怖い名無し2007/03/12(月)05:35:32ID:2JbSvKOR0
傷さん乙でした。
時間があるときで良いのでまた続きお願いします。
おやすみなさい。



引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話をあつめてみない?160
http://hobby9.5ch.net/test/read.cgi/occult/1173196483/588-593













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