忍者ブログ

都市伝説・・・奇憚・・・blog

都市伝説を中心にホラー、オカルト系の話題をお楽しみください。 メールはyoshizo0@hotmail.co.jpへ ☆☆投稿やまとめて欲しい話題のタレコミなど、情報提供受付中! ☆☆ありがとう5000万ヒット!☆☆

[PR]

2024.04.19 (Fri) Category : 

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

あんまさい

2018.12.17 (Mon) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

25:本当にあった怖い名無し 2018/10/27(土)05:51:46.54ID:ITVHNWjW0
今から大体10年位前俺が中学生だった頃の話
当時家庭の事情から俺は沖縄に住んでいて両親とは別々(県外)に暮らしていた。

そんな家庭の事情もあってか俺は相当悪ガキでやっていい事と悪い事の区別も付いていないようなガキだった。
それと当時から俺は幽霊やおばけと言った物が大好きで見えもしない癖にずっと幽霊やおばけを探していた

小学生の頃には友人の家の近くにある廃アパートにふらっと1人で入り探索した後友人と合流するみたいな事ばっかりしてた。
自分語りはここまでにしておく



26:本当にあった怖い名無し 2018/10/27(土)05:53:38.44ID:ITVHNWjW0
中学一年~三年まで三年間
朝方寝て昼に起きて、また朝方まで遊んでって毎日を繰り返していた。
その日も昼に友人が俺を起こしに来ていつもの溜まり場に行くことになった。

んで沖縄に住んでた事がある人は分かると思うんだけど、いわゆるヤンキーとかって墓を溜まり場にする事が多いんだよね。

沖縄の墓は内地と比べて一家族ごとの墓がめちゃくちゃでかくてちょっとした古墳の様なサイズの物もある。

なんで墓を溜まり場にするのかって言うのは推測だけど人が滅多に来なくて近くに民家も無く、悪さ(喧嘩、タバコ、酒盛り)するにはピッタリだったからだと思う。

ここで話を戻す
友人1人といつも溜まり場にしていた墓に着きそこで他に3人の友人と合流した。
軽く挨拶を交わして腰を下ろして一服し他の友人に声をかけた。
「今日はどこいく?」
他の4人がうーんと唸る

今日は誰も宛が無い様だ。
俺自身特にその日は他校の生徒と遊ぶ約束などはしていなかった為何も言わず
その後1時間ほどしょうもないことを駄弁っている最中俺はふと思った事を口にしてみた。



27:本当にあった怖い名無し 2018/10/27(土)05:54:44.67ID:ITVHNWjW0
「ここってお前らの中の誰かの家の墓なのか?」
全員が違うと答える
「ここの墓の人って俺らに溜まり場にされてどう思ってるんだろうな…」
すると勇次(仮名)が答えた
「案外死んだ後も賑やかで喜んでんじゃね?笑」
皆でひとしきり笑った後に俺が
「じゃあ聞いてみようぜ」
と言って骨の納めてある入り口?の石をゴゴゴと横に滑らせて開けようとした。

別に俺に恐怖心は無く悪霊でもなんでも良いのでおばけが見たいとホントにそれだけの理由だった。
皆が慌てて俺を止めに入るがこういったオカルトに対する好奇心で動き出した俺はもう止まらない
蓋を完全に開けきる頃には勇次以外の皆は墓を囲む塀の外側に逃げていた



28:本当にあった怖い名無し 2018/10/27(土)05:55:14.46ID:ITVHNWjW0
俺は構わずその入り口に手を突っ込み中から壺の様な物を取り出し胸の辺りに掲げ
「おい、写真撮ってくれよ記念撮影しようぜ!」
と言い勇次に手招きをした勇次は苦笑いし
「お前ほんとヤバイな」
と笑いながら俺の左隣に立ち完全にドン引きしてる友人3人に向けてピースサインをした

友人3人は携帯を取り出し1枚写メを撮りさっさと仕舞え、と興奮した様子で慌てていてその様子が可笑しくて俺は笑いながら
「なんだよお前らおばけが怖いのかよまだ昼間だぞ」
と発破をかけたがそういう事を平気で出来るお前が怖いよとひきつった顔で返すのだった

さてまだ胸の辺りに壺を抱えてるが何も怪異は起こらない

それならと俺は壺にされている蓋に手をかけて
「お邪魔します」
と小さく呟いてから蓋を開け中身を拝んだ
中には顔があった
灰色の顔怒っているような真顔の様な判断付かない顔で俺と向き合っている

(立ちながら真下を向いているのに人と目が合うなんて初めてだな)
なんてどうでも良い感想を抱いた。



29:本当にあった怖い名無し 2018/10/27(土)05:55:46.79ID:ITVHNWjW0
壺を覗いたまま動かない俺を異常に思ったらしい皆も一言も言葉を発することは無かった
もしくは心の底からドン引きしていたのかもしれない
その顔と俺が面を合わせて三秒ほどだっただろうか
灰色の顔の唇が動き
「あんまさい」
と呟く様な声がした

俺は(悪い事したなぁ)と思いつつ
「お邪魔しました」
と小さな声で言いつつ蓋を閉め壺を元に戻し入り口の石をゴゴゴと閉め
初霊体験がこれかぁ…と少し残念な気持ちと初めて幽霊を見られたと言う興奮渦巻く気持ちで友人達に謝りカラオケでも行こうぜと誘いその場を後にした

その後も変わる事なくずっとその墓を溜まり場にしていたがこの件に関連すると思われる怪異は何も無かった

怪談話を読むのは好きだけど書くのは初めてだしブログなんかもやったこと無いんで自分の体験を書くのも初めての事なので読みづらかったらすまん
分からないことあったら質問してくれ



31:本当にあった怖い名無し 2018/10/27(土)12:18:06.96ID:9jrmeBcb0
>>29
墓や骨壷で遊ぶ勇気が凄いわ
怖くなかったの?



36:本当にあった怖い名無し 2018/10/28(日)11:52:33.53ID:t2q+B5H80
>>31
正直全然怖くなかった
近しい人の死を体験したことが無かったのもあってなんの罪悪感も無かったけど
今では流石に罰当たりすぎて申し訳ない事したなぁと思ってる



32:本当にあった怖い名無し 2018/10/27(土)15:02:49.02ID:XjkzL/hS0
あんまさいってどういう意味なんだろ



33:本当にあった怖い名無し 2018/10/27(土)15:20:34.36ID:WVr/+mDn0
>>32
あやまんなさいって意味では?



34:本当にあった怖い名無し 2018/10/27(土)20:28:41.96ID:kGJDkiyB0
>>33
謝罪で済むならだいぶ優しい霊ですね
せめてお酒やたばこを供えてたらまた違ったのかな



35:本当にあった怖い名無し 2018/10/28(日)09:18:57.38ID:tfS89xay0
>>34
タバコなんか供えられて喜ぶなら悪霊じゃないか
それもかなりタチの悪い



36:本当にあった怖い名無し 2018/10/28(日)11:52:33.53ID:t2q+B5H80
>>33
あんまさいってのは沖縄の方言で俺の住んでる地域では
「めんどくさい、やりたくない」
みたいなニュアンスで良く使われてたよ



引用元:実話恐怖体験談 弐拾壱段目
http://mao.5ch.net/test/read.cgi/occult/1539653231/25-36




.







拍手[0回]

PR

この記事にコメントする

Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

スポンサードリンク
ブログ内検索
カテゴリー
最新コメント
[04/19 Philipfotly]
[04/18 RobertGot]
[04/18 BlakeHof]
アクセス解析
カウンター

Powered by [PR]

忍者ブログ