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【新】海・山にまつわる怖い話・不思議な話1(1)

2018.12.12 (Wed) Category : ミステリー・不思議な話

1:本当にあった怖い名無し 2017/08/12(土)21:41:48.82ID:tFvP4+cN0
海山怖い話復活!

(※管理人注:雷鳥氏がいないと思ったら石じじいばかりになってしまった…)



539:本当にあった怖い名無し 2018/05/07(月)13:47:00.49ID:sXVstYCi0
石じじいの話です。

彼は石を求めて山を歩く時に、テントを持参して数泊することもめずらしくなかったそうです。
ある山でテントで寝ている時に、テントの床(布地)からぐっと、何かが背中を突いてきたそうです。
じじいは驚いて飛び起きて床を見ましたがその後何も起こらない。
触ってみましたが固いものはない。

動物でもいたのかと考えて、床を叩いてからまた寝ましたが、いっときするとまた突いてくる。
ぐいっと。飛び起きて見ると何もない。
『背中のツボを押してくれるけん気持ちよかったが、これが刃物で刺されるかもしれんと思うたらおちおちねてもおられんかったわい』
とじじいは考えて、テントから出て倒木の上に座って一夜を明かしたそうです。

『地べたに座っとっても尻刺されるかもしれんけんね』
『おおごとよ』

朝になってテントをたたんでみると別に変わったところはありませんでしたが、バショウと思われる大きな枯葉があったそうです。近くにバショウなどないのに。



540:本当にあった怖い名無し 2018/05/08(火)18:40:59.12ID:ZvJpssTK0
じじい和む
ぶっすり肛門とか刺されたらたまんないもんあ



541:本当にあった怖い名無し 2018/05/08(火)21:53:45.60ID:VsFYwnA50
和むねー日本昔話みたいで好き
常田富士男に朗読してもらいたい



546:本当にあった怖い名無し 2018/05/12(土)09:18:59.42ID:D4X+/Brv0
石ジジイの新作?
久し振りにに見たなぁ



555:本当にあった怖い名無し 2018/05/13(日)19:20:29.08ID:a1/FhTnp0
石じじいの話です。

じじいから聞いた話を書きとったノートのなかで、とても短い走り書きのような断片から。

(1)
じじい、山中で上空に飛行機30機以上の編隊をみる。
音せず、すべての飛行機が白い色
戦時中のB29もこのようなものか?
そのような多くの飛行機が飛ぶのだろうか?と思った。

:とのこと

(2)
触ると痛い石があるとのこと。
なめらかな表面で、色は青白色
熱なし
触ると皮膚にするどい痛みが走ると。

:とのこと

(3)
市の役人が妻を石を使って撲殺。
その男曰く:
『妻が、この石で殺してくれるように頼んだのだ。石も、そう言っていた。』

:とのこと

##



556:本当にあった怖い名無し 2018/05/14(月)15:52:07.41ID:YXhyF58l0
触ると痛いのやだな



557:本当にあった怖い名無し 2018/05/16(水)21:46:50.87ID:Szh+Lw520
石じじいの話です。

じじいは、滝つぼに落ちたことがあるそうです。
石を詰めたリュックを背負って、滝巻きをしていた
ときに掴んだ木が折れて、かなり下の滝つぼにドボン。

もちろん石のように底に沈みましたが、上から水がどんどん落ちてくるのでその力(重さ)で上には浮き上がれない。リュックを捨て横に泳いで浅瀬に逃げて這い上がったそうです。
石の入ったリュックを滝つぼの中に置いてきてしまったので、腰に結わえていたロープを持ってもう一度水中に潜って、ローブを縛り付けてそれを引いて徐々に滝つぼから取り出したと。
げに恐ろしきは、石マニアの執念。

『怖い思いしたで。打ちどころわるかったらおだぶつで』
『滝つぼに落ちたら横に泳いで逃げんさいよ』

まあ、怖い話やけど、おばけは出てこんのかな?



562:本当にあった怖い名無し 2018/05/18(金)11:59:43.86ID:y/fzU3+dO
我は海山でも特に何にも感じないけど石じじいみたいに石の詰まったリュックサックを背負ったまま溺死したら覚悟の入水自殺として処理されちゃうねぇ



564:本当にあった怖い名無し 2018/05/18(金)20:22:02.58ID:6tPDVssT0
石じじいの話です。

山中で不思議な女性に会ったそうです。

山を登っていると、上から山仕事姿の女性が降りてきました。
風体は大原女のようだったと。

しかし、その女性は真っ黒な布帯で目隠しをしていました。
それでも、すいすいと山道を下りてきたそうです。
じじいはわきに寄って道を譲りましたが、女性は手をちょっとあげて、『こんにちわ』と挨拶したと。

『こ、こんにちは、気いつけていきんさいや』
じじいはかえしましたが、女性は、
『はあい、だんだん』
とこたえてすたこらとおりて行ったそうです。
後ろ姿を見ていましたが、黒い帯は後頭部でしっかりと結ばれていました。

「あれは女の仙人やったかもしれんがのう。」

悪い人だったら怖いね:と当時のノートには自分の感想が



568:本当にあった怖い名無し 2018/05/19(土)11:44:51.87ID:MeWb0/jy0
石じじいの話です。

じじいから聞いた話を書きとったノートのなかで、とても短い、走り書きのようなものから。

(1)
野良犬が、石を咥えて歩いていた。
餌を与えて、その石を取り上げたが普通の泥岩
犬はそのまま立ち去るが、他の野良犬が石を欲しがりあとをついてきた。
:とのこと

(2)
山で脚が生えて四つ足(ママ)で走る石を2つ見た。
:とのこと
[書き込み者註]
今考えると、『アポロ18』みたいですね。

(3)
ものすごく芳しい匂いを放つ石を拾ったことがある。
香木のようないい匂い。嗅いでいると恍惚となる。
しかし、次の日、大量の鼻血がでた。
因果関係不明。
『他の人にあげちしもうたわい』
:とのこと



569:本当にあった怖い名無し 2018/05/19(土)16:07:14.73ID:R0IcoK4K0
走る石かわいいなあ
ペットにしたい



570:本当にあった怖い名無し 2018/05/19(土)18:23:32.04ID:Hp+bm0GBO
>>568
石に擬態した生物(妖怪?)なのかと思った
捕まえて調べてみたい



572:本当にあった怖い名無し 2018/05/20(日)21:10:42.69ID:8MpiKDS00
石じじいの話です。

石を求めての山行では、いろいろな人に出会ったそうです。
仙人や浦島太郎のような人がいたということは以前お話ししましたね。

じじいが峠路を歩いていると、自分とおなじような服装と装備をした男性が前から歩いてくる。
地下足袋にゲートル、リュックを背負って岩石ハンマーを持っている。

同業者かと思い声をかけたところ、その人物は、東日本にある某帝国大学の学生でした。
この辺りはめずらしくたくさん化石が出るので卒業研究で調査しているのだと。
彼が作ったその地域の詳しい地質図を見せてもらったそうです。
理知的な男性だったそうです。

『その人がのう、あとになってのう、野党の議員になって国会で活躍したやけんね。たまげたい。』



574:本当にあった怖い名無し 2018/05/22(火)11:58:53.32ID:rwSGpg8m0
石じじいの話です。

じじいの歩く山には猿がたくさんいましたが、なかなか賢いやつもいたようです。
山で石集めをして、石をハンマーで叩いて、小さく割っていた時に(形ではなく中身重視なときは軽くするために割ったとか)、猿の群れと遭遇したそうです。
猿は弁当を盗るので警戒しました。

その場を離れて遠くで見ていると、群れのなかから、一匹、ひ弱そうな、やさがたの個体がおずおずとじじいが石を割っていたところに近寄ってきて、石の破片をひとかけら取り上げたそうです。
『それは食いもんやないがぁ』
と思って見てるとその猿は、その石片を持って群れに戻って、それでいきなり、近くの猿に切りつけたそうです。
すぐに群れは騒然となりました。その刃物猿は別の個体にも襲いかかったようでしたが、群れの混乱で、じじいはその後を見失ってしまいました。

『あがいなちいさな猿が、がいなことするもんよ。』
『猿まね、ゆうけど、あがいなことお、どがいしておぼえたんやろうのう』

そのあと、猿を山で見かけるとちょっと怖かったそうです。



575:本当にあった怖い名無し 2018/05/22(火)12:17:05.69ID:kmnor3q7O
>>574
もしかして進化を見たのか?



576:本当にあった怖い名無し 2018/05/22(火)13:37:44.02ID:iYrgMaJO0
動物モノのいい話かと思ったら怖いなそれ



578:本当にあった怖い名無し 2018/05/22(火)14:10:24.90ID:W46q7g5C0
ボスになれたのか気になる所



579:本当にあった怖い名無し 2018/05/22(火)16:59:07.63ID:kmnor3q7O
その猿が、その後しばらくして、火を起こしていたりしてな



580:本当にあった怖い名無し 2018/05/22(火)17:52:39.56ID:+A+7l+Z30
殺人を見ていて覚えたってことか



581:本当にあった怖い名無し 2018/05/23(水)23:20:07.17ID:FOGlrKlF0
石じじいの話です。

不思議な火事に出会ったそうです。
山を歩いている時に、ものが焼ける匂いがしてきました。
木材などが焼ける匂いで、
「これは山火事ではないか?!」
と思ったじじいは緊張してあたりを見渡しましたが、山の木々が燃えている気配はない。
匂いは強くなります。

警戒しながら歩いていると谷間にでました。そこに狭い田畑があって家が建っていました。
その家が全焼していました。燃えた家屋木材がくすぶって煙を出していたそうです。
大変なことだと思って近寄ってみると、周りが水浸しで消火活動をした形跡がある。
水で柔らかくなった地面にたくさんの足跡が残っていました。
しかし、周りに誰もいない。誰もいない。
家畜も犬も見当たらない。

じじいは、大声で人を呼んでみましたが、応えはない。
夕闇が迫る静けさのなか、くすぶっている木材がはぜる音だけが聞こえていたそうです。
『まだ火は残っちょったが、だれもおらんのよ。あれやったら、まだ延焼してもおかしゅうないようなことやったで。人がおったんかのう?』



582:本当にあった怖い名無し 2018/05/24(木)00:00:20.87ID:sgGHPZZq0
サンカだろうかね



586:本当にあった怖い名無し 2018/05/27(日)01:30:20.69ID:kf9ytblJ0
石じじいの話です。

彼のホームグランドは四国でしたが、そこでの話です。
じじいは、南から北へのルートを辿って化石を集めていたそうです。
彼の話を聞いたときの子供の私が書いたメモには「あんもらいと」とありますが、これはいま調べたら、おそらく「アンモナイト」の間違いでしょう。

彼はアンモナイトや貝の化石を集めて北に向かって山を登りました。
高い山脈があって、その北側にはサンゴの化石がとれる石灰岩があったのだそうです。
その山脈を超える道を歩いて登ろうとすると、麓の農家の畑で作業をしていたおばあさんがじじいを呼び止めたそうです。

彼女曰く:この道を登ると、山を超える峠に小さなトンネルがある。
そのトンネルをくぐって通ると、死ぬ人がいる。
「そやけん気をつけんさいや」
じじいは驚いて詳しく尋ねたそうです。

「そのトンネルを通るとな、死ぬひとがおるんよ。ひと月以内に死ぬな。」
「そがいなもんやったらあぶのうてみなつかえんのやないかな?」
「いや、死なんもんもおるんよ。死なんかったもんは何度通っても死なんのよ」
「なんぞそれ?」
と思いつつ、じじいは道を登りました。



587:本当にあった怖い名無し 2018/05/27(日)01:31:00.75ID:kf9ytblJ0
砂や泥の岩に化石を探しながら、山を登りきると小さなトンネルが口を開けていました。
当時の軽自動車一台がぎりぎり通れるくらい。
短いので、向こう側の口が見えていました。

迷信など信じないじじいでしたが、麓のばあさんの冗談とは思えない真面目な顔を思い出してトンネルをくぐるのを躊躇したそうです。
「遠回りになるけんど脇に昔の道があるけん、そこを回りんさい」
という言葉を思い出しましたが、脇の斜面をまっすぐ上がってトンネルをやりすごすことにしました。
斜面を登りきると尾根で樹木はなく草っ原で風が強かったそうです。

ちょうどトンネルの上でした。
そこで、石積みのようなものが目にはいりました。それは、すごく古い墓だったそうです。
砂岩の墓石は風化して刻んである文字はほとんど消えてて、かすかに、「~子」と読めたことから子供の墓だろうと。
水を供えるためのものか綺麗な花模様の唐津の椀が土に埋もれて残っていたそうです。

相変わらず強い風は吹いていました。
じじいは飴玉を一つおいて立ち去りました。
峠を下りてからの化石探しは豊作だったそうです。



588:本当にあった怖い名無し 2018/05/27(日)12:20:54.37ID:ErxkDCxS0
ええ話や



589:本当にあった怖い名無し 2018/05/27(日)14:42:32.93ID:+/QUq87D0
>>587
四国なんだね、徳島の剣山とかの話は無いのかな?

(続きは『続きを読む』をクリック)






591:本当にあった怖い名無し 2018/05/28(月)11:35:06.92ID:hagv252p0
石じじいの話です。

ダニの話です。
ダニは注意しないと知らない間に体に喰いついていて、血を吸って灰色にふくれ上がっているそうです。
噛まれると、かなり長期間離れないそうです。
ダニが膨れ上がるまでには気がつくそうですが。

藪こぎをした後は、体に食いついていないかどうか、服を脱いで体を弄ってみます。
背中は自分では見えませんからね。
喰らいついているを見つけたら、細く小さい頭部が残らないようにぐっと深くダニの頭部までをつまんで引っこ抜くのだとか。
『あたまが残ったらやっかいよ。ヘソにくいつかれたら危ないけん気をつけんといけない。山をあるくもんはみなしっとらい』

じじいの話を思い出して調べてみると、つまんで引っこ抜かないで、タバコの火を近づけて自分から離れるようにする:という方法があるとか。そんなに都合よくタバコや線香もっとらんでしょう。

じじいが言うには、野外で作業をするときには、蚊取り線香は無力で(小さくて煙が少ない)、木綿のボロ布を藁で巻いたものに火をつけて燻らせて煙をだして虫除けにするとか。じじいの地元では、それは「かすべ」と呼ばれていました。



594:本当にあった怖い名無し 2018/05/28(月)16:57:57.88ID:hagv252p0
石じじいの話です。

不思議な落石にであったそうです。
細い林道を歩いていたときに、山の上から「どっすん、どっしん」と大きな音が響いてきたそうです
「ばっきん、ばっきん、ずっしゃん」と木が折れる音もする。

じじいは、
「これは落石か?!」
と思い身構えました。逃げようにも逃げ道はなく、音がしてくる(と思われる)方向と逆方向へ林道を走って逃げました。
すると、じじいの前方の山側の樹木が何本も折れて林道に倒れて落ちてきました。
同時に、林道の斜面側の端が、ざくっと崩れたそうです。

そして、斜面の下の方の樹木が倒れ始めて大きな音は、山斜面の下の方に遠ざかっっていったそうです。
つまり、「落石」はじじいの前を木々をなぎ倒しながら林道の一部を削って通り過ぎたのです。
『おおごとやったね。』
と私
じじいは、
『そうよ、もうすこしでおだぶつよ。しかしのう、その落ちてきた石が見えんかったんよ』
『がいにおおきな石やったろうと思うが、見えんかったんで。こう、木がバ~っと倒れていくんよ。大きな石やったろうに見えんかったい』

そんな巨大な落石が見えないものでしょうか?
それが出す音から逆の方向へ逃げたのに、石(かどうか見えないので不明)は、じじいの眼前を通ったそうです。
音が反響してじじいが音の方向の判断を誤ったのかもしれません。



601:本当にあった怖い名無し 2018/05/29(火)12:12:03.11ID:I3FbLpHN0
ツツガムシ病などは、風土病として発病することが(病気ではないかという認識が)北陸地方などで江戸時代から知られていたそうですね。
これは、じじいの話にも似たようなものがありました。短いですが。

石じじいのはなしです。

石じじいが訪れた村の近くに、そこに行くと死ぬことがある、という場所があったそうです。
以前のトンネルの話と似たようなものです。
そこには、村人は恐れて安易に近づきませんでした。

ただ、村人が絶対に、まったく行かないかというとそうでもない。
近くを通ることはあったそうです。
しかし、子供がそこに行くことを厳に戒めていたということです。
そう言われていても、さすがに子供、ごくたまに遊びに行った子供がしばらくすると高熱を出して死ぬ、ということがあったと。

医学治療のおぼえがあったじじい曰く:
『あれは破傷風やったんかもしれんね。限られた場所にばいきんがおったんやないかなあ。子供はあそんどったら擦り傷なんかするけん、それで感染したんかもしれんで。』

『かすべ』には宗教的な観点はまったくありませんでしたw
野外で作業したり、山歩きなどをする人は容易に理解されると思いますが、開けた、空気の動きの大きな野外では、普通の蚊取り線香では虫除けの効果は少ない。

かすべを複数用意して、作業している場所(山のなかや畑)で、まわりに間隔を開けておいておきます。
もちろん置く場所は綺麗に草などを刈って取り除いて、土の状態にします。

山野を生活の場にしているひとのほうがかえって、山の魔のものの存在については否定的でした。彼らは日常的に山の現象に接していたのですから。

むしろ、そのような自然を知らない町(都会)の人のほうが、神秘を想像で感じて、「それらしいおはなし」を作ってしまっていたようです。
そのほうが知識と経験のない人にとってはわかりやすいから。



602:本当にあった怖い名無し 2018/05/29(火)12:19:05.14ID:M2YEAovT0
山では現実を見るというか、経験と知識を持ってきちんとわきまえてないと死に直結するし生活出来ないからね
おとぎ話なんかより現実の山の方がこわい



605:本当にあった怖い名無し 2018/05/29(火)22:18:52.82ID:nUKeVVC40
昔は感染症で死ぬ確率が今よりも高かったから
ちょっとした傷が元でしんじゃうんだよね



613:本当にあった怖い名無し 2018/05/30(水)22:19:07.68ID:geoXDb6t0
石じじいの話です。

かつて、全裸で公衆の面前を走る『ストリーキング』というパフォーマンスがはやったことがあります。
これは、ヌーディズムや露出狂とは違ったベクトルをもった行いでしたが、じじいは山中でそれらしきものに遭遇したそうです。

『いや、たまげたい。あれはみまちがいやなかったで。まっぱだかやったい!』
じじいが山を登っていると、前から「けだもの(じじい弁)」が走り下って迫ってきたそうです。

「こりゃいけん!いのししじゃ!」
とじじいは道の脇に飛び逃げました。
その「けだもの」はものすごい勢いでじじいの脇をかすめて走り下っていったそうです。
しかし、それは、よつんばい(ママ)ではしる、全裸の人間だったそうです。

毛が生えていない、肌色の手足の長い人間だったということです。
じじいはあっけにとられて、走り去っていく真っ裸を呆然と見ていた、ということです。 
『で?!それで?それは男やったん?おんなやったん?(興味津々)』
と私。
『いや、それが、あっけにとられてのう、おちXこかおXこかどっちか確かめるのを忘れたんよ』
とじじい。

使えないじじい。
(写真機はもっていなかったそうです:まあ、持っていても速射はできなかったでしょう。)
この話をじじいから聞いたあと、山に行ったときに子供ながら
「ここでまっぱだかになって走ったらきもちええやろうな。」
と思った私は変態でしょうか?



616:本当にあった怖い名無し 2018/05/31(木)11:56:34.47ID:/VxmCgFn0
石じじいの話です。

みなさんには忘れ得ぬ人はいますか?
じじいが子どもの頃。戦争のずっと前。

じじいの部落の近くに片腕で炭焼きをやっている男性がいたそうです。
土佐から移り住んできた人だったとか。
彼は、左手首がありませんでしたが、片手でナタをもって木を割ったり、器用に仕事をこなしていたそうです。
独り者だったので、生活もすべて片腕でこなしていたのでしょう。

明るく気さくで身持ちの良い人物だったので周りからも好かれていました。
酒もタバコもやりませんでした。

噂では、
「彼は、他人のために、自分の手首を自分で切り落としたのだ」
ということだったそうです。

曰く:暴漢に襲われた人を助けるために闘って負傷したのだ;他人の借金を返すためだ(どういう理由で?);病気の人を看病していて、その病気がうつって腕を切り落としたのだ;などと。
また曰く:彼は、もともと僧侶で、自分の求道のために自らの肉体の一部を絶ったのだ、とか。

片腕の理由を彼自身は語らなかったので、村人の勝手な推量の話しかありませんでした。
村人のなかには真実を知っていたものもいたのかもしれませんが。

数回、きれいな女性が彼の元を訪ねてきたことがあったそうですが、それがだれで彼とどのような関係だったのかは、こどものじじいには知るすべはありませんでした。

彼は若死をしました。炭焼きのための小屋で倒れていたそうです。
その際、彼の親戚と連絡がついたのかどうか、じじいは知らないと。

『どがいな生まれの人やったんかのう。物腰のおだやかなええひとやったが。習字がうもうてのう。その人のお墓は今もこの近くにあるんで。』



618:本当にあった怖い名無し 2018/06/01(金)17:28:10.15ID:A7LE3hpG0
石じじいの話です。

石に魂を込める方法というのがあるそうとか。
じじいが人から聞いたそうです。

まず、深い山に分け入って綺麗な小石を求めます。清浄な地の石でないとだめだとか。
それは、どんな色でも形でも良いらしいのです。
それを持ち帰って、綺麗に洗って布に包み手に持って「念を込める」のだそうです。

石は握らず手に持って、その石の中に自分が入っていく;自分がその石の内部の匂いを嗅ぐ、ような気持ちを強く持つのだそうです。

そうしていると、その手に持っている石の重さを自分で調整できるようになるそうです。
重くなれ、と念じると手に重さを感じる。(こっくりさんみたいですが)

そういうことができるようになると、その石を離れて、家の障子や家具、柱、樹木の枝などの他の物体を自分の意思で振動させる、揺らせることができるようになるそうです。

この聞くと、「石」というものは念力を集中させる訓練のための道具にすぎないと思うのですが、道具としての石を清浄の地で自分で見つけなければならない。

じじいにそれを教えてくれた行者のような人は、自分もできる、と宣っていたそうですが、やって見せてくれたことはなかったそうです。
同じようなことは、紀州に行ったときにも聞いたことがあったそうです。

『そがいなことができるようなってなにんやくにたつんかのう。ありゃ自分で自分にまじないをかけるようなもんやのう。』



620:本当にあった怖い名無し 2018/06/02(土)13:44:11.43ID:pwUkWiVj0
石じじいの話です。

石に魂を込めるというのと似ていますが、自分の記憶を蘇らせてくれる石というものがあったそうです。

未来を予言してくれる石があったと以前お話ししましたが、過去を見せてくれるものもあるという。
なんのへんてつもない小さな青い泥岩だったそうですが、それを頭の脇において眠ると、とてもはっきりとした正確な(どうですかね?)昔の記憶が夢の中で蘇ると。

昼寝で、手に持ったり衣服のポケットなどに入れて、うとうとしても同じ効果がえられるとか。
ただ、楽しい思い出だけを復元する、というように記憶の種類を選択することはできなかったといいます。

特定の年代の記憶を選んだり、同じ記憶の重複復元を避けたりすることはできたそうなのですが、その方法については、私のメモにはありません。
『その石をもっちょった人は暇があればうとうとねとって昔の夢をみとったわい。それでええんかのう?忘れたい思い出はなかったんかね。』



628:本当にあった怖い名無し 2018/06/03(日)20:51:58.52ID:gLLvxdFu0
山での遭難のニュースは独特の不安感と恐怖をもたらすものですね。
どうやって亡くなったのだろうと考えてしまいます。
一瞬だったのか?じわじわだったのか?
亡くなるまでの記録(遺書のようなものも)があるとこれまた怖い。
航空事故でもそのようなものを残された方がいましたね。

そうだ。
じじいの話でそういうのがありました。



629:本当にあった怖い名無し 2018/06/03(日)20:52:26.56ID:gLLvxdFu0
石じじいの話です。

じじいは、そのような遺書のような書きつけを山で見つけたことがあるそうです。
目指していた石が露出する尾根近くの岩場に到着して休憩していたじじいは、ちょっと先にひらひらと布のようなものが風にはためいているのに気がつきました。

みてみると、ゴムの雨合羽がぼろぼろになっていました。
古いものだったのでしょう。
石をどけてみてみると中に油紙で包まれた手帳が入っていたそうです。
もしやとおもってじじいはそれを読んでみました。
それは登山の時の記録ノートのようなものだったそうです。
万年筆で書かれていました。
(昔のインクは耐久性があって消えませんでした)

西日本の幾つかの山を登った時の記録や感想、そこまでの交通の経費のメモがおもでした。
山に登った時にその持ち主が作ったであろう俳句もいくつか書かれていました。
最後のページまでめくってみてじじいはぎょっとしました。
そこには、最後の言葉と思われる文章が記してあったそうです。



631:本当にあった怖い名無し 2018/06/03(日)20:53:13.88ID:gLLvxdFu0
女性に向けた文章だったとか。
女性へ、幸福な結婚を祝うことば;
楽しかった思い出を得たことへの感謝のことば;
手の届かないところへ彼女がいってしまうことへのさびしさと無念;
と。

文章から察するに、持ち主は、その女性と付き合っていて結ばれなかったのでしょう。
詳しい内容はわかりません。
じじいが話してくれたときには、私が子供だったので、あまり理解できなかったし、じじいもその内容を詳しく私に語ることを避けたのでしょう。

自分の母親への感謝の気持ちをあらわす文章もありました。
その手帳には持ち主の住所氏名が記されていました。紛失した場合の拾得者へ返送の願いも書かれていました。
じじいは、それを読んで大慌てで雨合羽のあった場所の周りをさがしまわりました。
他の残留物を探すためです。

何もありませんでした。
もちろん遺体の一部なども。
ただ、その雨合羽の近くに、ピッケルの頭と思われる金属があったそうです。
それにはローマ字と数字が刻印されていましたが、じじいには読めませんでした。
数字のみ1935と読めたそうです。



632:本当にあった怖い名無し 2018/06/03(日)20:53:34.09ID:gLLvxdFu0
『その手帳は遺書やったんかのう。気持ちを整理するために書くだけ書いておいていったゆうこともあったかもしれんのう。ぼくにはまだわからんやろうけどのう。』
『それで、その手帳はどうしたん?』私
『手帳も合羽もピッケルも持って帰ったで。ピッケルはその手帳を持っとった人のものかはわからんかったけどな。その住所に手紙を出したんやけどとどかんかったわい。電話もなかったしな。』

  そこに置く 朱の登山帽 雲と行く



639:本当にあった怖い名無し 2018/06/04(月)00:38:14.24ID:ZZ6CGr5a0
寺生まれ並にウザいね、誰とは言わんが



641:本当にあった怖い名無し 2018/06/04(月)19:30:11.45ID:4YT9SpKW0
石じじいの話です。

見つけると死ぬ石があったそうです。
どういうものか?

山林作業などで山に入った大人や遊びにいった子供が死んでいる。
その死体は例外なく、赤茶色の珪石を握っているのだそうです。
あるいは近くにそれが落ちている。
当然、現場検証が行われるので、その石もほとんどの場合、警察によって発見され回収されます。

ある刑事が、その共通性に気がついて、警察にも知己の多かったじじいに尋ねたそうです。
じじいは、
「石は、上記の通り赤茶色の珪石であり、そのあたり一帯ではまず見つからない石だ」、
ということを教えました。
石は、4個ほど警察に保管されていたそうですが、どれも同じような石でピンポン球くらい。
『その石ひろた警察の人はだいじょうぶやったん?』と私

じじい曰く:
『そうよ、そのことよ。警察の人や死体見つけた人らは皆、死ななんだ。あれは、最初に山で見つけて手に持ったら死ぬんかもしれん、ちゅうことやったね。』
事件性は認められず、そのような珪石に関わる死亡事案はいつのまにか起こらなくなりました。
死亡と石は偶然だったのかもしれませんが、偶然がそれほど重なるものでしょうか?

『なあ、気いつけんさいよ。その赤い石は、なにも山にだけあるとはかぎりゃせんので。学校へいく道端に落ちとるかもしれんし、泳ぎにいった浜におちとるかもしれんが。』
 おどかすなよ、じじい!と怯えたものです。

でも、いま、こう書いて考えてみると、その石は、死んだ人たちだけがあらかじめ持っていて、その石の効力で皆死んだ、とも考えられるのではないでしょうか?

その人たちが、その石を入手した時期が同じくらいであれば、それによって死ぬ時期も似通ったものになるのでは?しかし、そうなると、なぜ彼らが同時期に石をどうやって入手したのか?どうして、同じような時間経過で死ぬのか?がわからない。



646:本当にあった怖い名無し 2018/06/06(水)20:16:49.41ID:fW71Uw8e0
石じじいの話です。

山中に、「死にたくなる場所」があったそうです。
春先の清々しい晴れの日に山を歩いていたじじいは急に死にたくなったそうです。
地面から風が吹いた様に感じたそうですが、そのあと急に気分がふさぎ込んで、いろいろと過去の嫌な思い出が浮かび、絶望感が湧き上がったそうです。

『いい年をした自分は、こんな石探しのようなバカなことをして世間様に顔向けができない恥ずかしい人間で、死んだ親もこんな息子では成仏できない・・・・ほらほら、あの時に、朝鮮人に言った言葉が、あとであんなことを・・・・』

ロープを持っていたので、それで首をくくろうとしたようでした。
急に、
「きぃっーっ!」
という鳴き声(?)が聞こえて、真っ黒な鳥が近くを飛び去りました。
それで、我にかえったそうです。気づいた時に、その鳥が鳴いたのだと思った、と。
その時、ロープを、アノ輪っかの形にして持って立っていました。
すると、再び気分がふさぎ込みはじめたそうです。

じじいは、慌てて、山中を走りました。
走れば大丈夫だろうと思ったそうです。
大汗をかいて、じじいは何かにつまずいて倒れました。
もう、死にたい気持ちは全く無くなっていて、かえって、強い幸福感につつまれていたそうです。
村に降りて話をきいたら、その山のなかでは、昔から何人も自殺した人がいたということでした。

『じぶんの本当のこころのなかが出たんかのう?別に悲観しとったわけじゃないけんどな。そういう場所やったんかねえ。そうよ、そのあとにな、がいにお腹が空いてな、ようけ飯食うたで。』



647:本当にあった怖い名無し 2018/06/06(水)20:40:54.71ID:PZvAg22i0
>>646
死にたくはならないがヒダル神に似てるな



648:本当にあった怖い名無し 2018/06/06(水)23:50:34.83ID:O1070NdC0
>>647
ひだる神

石じじいのホームグランドは、まさにその妖怪?の本場でした。
調べてみると、水木しげるの本にも出ています。
山中を歩いていると、急に激しい空腹感をおぼえて動けなくなる、という。
私にも何度か経験があります。
石じじいも私も同じところの出身なので、ある種の「風土病」ではないか?と疑ったりもしました。
(そんなことはないのですが)
自覚症状としては、脳貧血、低血糖症のような感じです。
なにか食べ物を持っていると、それを食べると回復します。
ほうっておいても、時間がたつと回復します。

このような魔物?に憑かれた時には、山の神さまに木の枝などを手向けると助かる、ということがじじいの故郷あたりでは伝わっていました。今はもうないでしょう。
山中に祀られている石仏です。
この石仏が祀られていると、まあ、心強いのですが、 普通の場所に祀られているわけではない、と石じじいが言ってましたね。
『気いつけんさいよ。長居は無用で』
と。



650:本当にあった怖い名無し 2018/06/07(木)12:08:44.46ID:wx4eXMzE0
滝壺が綺麗な色過ぎてつい飛び込みたくなるのは子供の頃からあるな
間違いなく死ぬんだけど本当に綺麗でさ
怖いほど美しい色
エメラルドグリーンだったり瑠璃色だったり



652:本当にあった怖い名無し 2018/06/08(金)19:47:47.33ID:+o2KHUL50
>>650
川の青黒い淵なども飛び込んでみたくなりますね。
いや、これは、じっさいに子供の頃に飛び込んでみる(みた)わけですが。
淵になった部分は流れが早く、そこに砂もたまらなくなっていることが多いですね。



引用元:【新】海・山にまつわる怖い話・不思議な話1
https://mao.5ch.net/test/read.cgi/occult/1502541708/1-652




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