都市伝説・・・奇憚・・・blog
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錆びたノコと老人
2007.11.23 (Fri) | Category : 人を信じすぎる人へ
俺が高校生の頃の話
高校三年の受験期は土日も学校に勉強しに行ってた。
多分今頃の時期だったと思うけど日曜日にいつもみたいに学校で勉強して、ちょっと疲れたんでコンビニに行って立ち読みしてた。
コンビニの雑誌コーナーには俺ともうひとり客がいて、その他にも店内にはぱらぱら2、3人の客がいたと思う。
ぼへーっと雑誌を眺めてたら一人客が入ってきたのが分かった。
視界の端に人を捕らえたんで
「ああ、雑誌コーナーにさっきの客が来たんだな」
と思いながら特に気にせず雑誌を見てた。
入ってきた客は、雑誌コーナーにもう一人いた客の近くで立ち止まった。
少しその場で佇んでいてから、今度は俺の方に歩いてきた。
そして俺の横で立ち止まった。
「まあ、なんか雑誌探してんのか」
と思いながらまた気にせずに雑誌を読み続けた。
するとその客の方から俺の目の前に何かがぬっと突き出された。
「?」
ぼろぼろに錆びた折りたたみ式ノコギリだった。
「うわっ」
と思って客の方を振り向いた。帽子を被った小柄な老人だった。
テンパりながらその老人の容姿をよく眺めると全身の毛穴が逆立った。
目は恐らく白内障に罹っているらしくて白く濁っていた。
俺をじっと見つめている。
帽子にはマジックか何かで文章が書き連ねられている。
(鳥肌実のスーツに更にびっしりメッセージが書き込まれているのをイメージしてもらえると分かりやすいです。そんな感じの帽子です。)
何かブツブツ言っている。どうも俺に話しかけているようだ。
「……これで外人ぶっ殺すんだよ…この刀でぶっ殺すんだよ・・・」
折りたたみ式ノコギリを持つ手がぷるぷる震えている。
うえええええええええええ おっかねええええええええ
脳内でテンパりつつ笑顔を作って
「ああ、そうっすかw」
とか適当に相槌を打っていた。
しばらく俺に話しかけた後、俺に背を向けて店内をうろつき出した。俺は雑誌を棚に戻してとりあえずその場を離れた。
老人は雑誌コーナーから出入り口の前をゆっくり歩いている。
すぐに店から出てゆくことは出来ない。
仕方が無いので老人の対角線になるようにそちらの方を伺いつつ店内を歩いていた。
レジでは別の客が買い物をしていた。
老人はその横に立ち止まり、俺のときと同様にノコギリを突き出した。
多分同じようなことを言っているんだろう。
店員は老人を無視してレジ対応をしていた。
客も無視しているように見えた。
その内老人はコンビニの出入り口から見て店内の奥の方へ歩き出した。この隙に何とか店外へ逃げ出した。
「警察に通報したほうがいいのかな?(レジで刃物見せるとか、形としては強盗だよなあ)」
とも考えたが何よりもさっさとこのコンビニから離れたいと思い、ダッシュで逃げた。
その老人を見たのは後にも先にもこの一回です。
後から考えると店員の対応が余りにも冷静だったので、
「もしかしたらそのコンビニにはよく来る基地外だったのかな」と思いました。
でもこれ書きながら
「まさか俺にしか見えてなかったなんてこと無いよなあw」
とか思ってしまってちょっと嫌な気分です。
高校三年の受験期は土日も学校に勉強しに行ってた。
多分今頃の時期だったと思うけど日曜日にいつもみたいに学校で勉強して、ちょっと疲れたんでコンビニに行って立ち読みしてた。
コンビニの雑誌コーナーには俺ともうひとり客がいて、その他にも店内にはぱらぱら2、3人の客がいたと思う。
ぼへーっと雑誌を眺めてたら一人客が入ってきたのが分かった。
視界の端に人を捕らえたんで
「ああ、雑誌コーナーにさっきの客が来たんだな」
と思いながら特に気にせず雑誌を見てた。
入ってきた客は、雑誌コーナーにもう一人いた客の近くで立ち止まった。
少しその場で佇んでいてから、今度は俺の方に歩いてきた。
そして俺の横で立ち止まった。
「まあ、なんか雑誌探してんのか」
と思いながらまた気にせずに雑誌を読み続けた。
するとその客の方から俺の目の前に何かがぬっと突き出された。
「?」
ぼろぼろに錆びた折りたたみ式ノコギリだった。
「うわっ」
と思って客の方を振り向いた。帽子を被った小柄な老人だった。
テンパりながらその老人の容姿をよく眺めると全身の毛穴が逆立った。
目は恐らく白内障に罹っているらしくて白く濁っていた。
俺をじっと見つめている。
帽子にはマジックか何かで文章が書き連ねられている。
(鳥肌実のスーツに更にびっしりメッセージが書き込まれているのをイメージしてもらえると分かりやすいです。そんな感じの帽子です。)
何かブツブツ言っている。どうも俺に話しかけているようだ。
「……これで外人ぶっ殺すんだよ…この刀でぶっ殺すんだよ・・・」
折りたたみ式ノコギリを持つ手がぷるぷる震えている。
うえええええええええええ おっかねええええええええ
脳内でテンパりつつ笑顔を作って
「ああ、そうっすかw」
とか適当に相槌を打っていた。
しばらく俺に話しかけた後、俺に背を向けて店内をうろつき出した。俺は雑誌を棚に戻してとりあえずその場を離れた。
老人は雑誌コーナーから出入り口の前をゆっくり歩いている。
すぐに店から出てゆくことは出来ない。
仕方が無いので老人の対角線になるようにそちらの方を伺いつつ店内を歩いていた。
レジでは別の客が買い物をしていた。
老人はその横に立ち止まり、俺のときと同様にノコギリを突き出した。
多分同じようなことを言っているんだろう。
店員は老人を無視してレジ対応をしていた。
客も無視しているように見えた。
その内老人はコンビニの出入り口から見て店内の奥の方へ歩き出した。この隙に何とか店外へ逃げ出した。
「警察に通報したほうがいいのかな?(レジで刃物見せるとか、形としては強盗だよなあ)」
とも考えたが何よりもさっさとこのコンビニから離れたいと思い、ダッシュで逃げた。
その老人を見たのは後にも先にもこの一回です。
後から考えると店員の対応が余りにも冷静だったので、
「もしかしたらそのコンビニにはよく来る基地外だったのかな」と思いました。
でもこれ書きながら
「まさか俺にしか見えてなかったなんてこと無いよなあw」
とか思ってしまってちょっと嫌な気分です。
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