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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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幽霊を叱る

2017.09.12 (Tue) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

189:1:2006/08/21(月)20:52:34ID:5Tv11Ecw0
私の、今までの人生で唯一の(って言っても20年いってないが)心霊体験。
微妙に洒落にならない。

3~4年前だったと思うが、その日私は、部屋で本を読んでいた。
家に家族はいるが、居間でくつろいでいたり自室でテレビを見ていたり。
私の部屋は自室同然に使ってはいるものの、厳密には家族3割、私7割という使用状況で、入り口にはドアすらなく、他の部屋のテレビの音などがうっすら聞こえる状態で、静かな状態で本に熱中していた。

私はとにかく本が好きで、面白いと思えばジャンルに関係なく無節操に読む。
自慢出来ることは、TV「トリビアの泉」で銀の脳を取ったことがあることと、全国模試の国語で学年1位を3連続取ったことだったりする。
とにかく、一度本にのめりこむと、読み終わるまで手放そうとしない。

その日も私は、静かな部屋で本をずーっと読んでいたのだが、急に、部屋の隅からカリカリカリカリ…と小さく壁をひっかくような音がする。
ネズミ?と思ったが、この団地の一角でネズミなんか一度も見たことはない。
でも聞こえてくる位置にはタンスやら物が置かれていて、いたとしても実際小動物程度だろう。
聞こえてくる音の距離感からして壁の向こう(お隣さん)ではなく、確実にこの部屋の中ではあるようだし…。
気になるなあ、と思っていると、妙な事に気が付いた。



190:2:2006/08/21(月)20:53:29ID:5Tv11Ecw0
音のする方向、部屋の隅に目線を向けると、音がピタッ、と止むのだ。
立って覗き込みに行ったり、音を立てたりはしていない。顔を動かすだけ。
それだけで音が止まり、そして本に目を戻すと、また再びカリカリ音がする。
そんなことが繰り返し繰り返し起こるのだ。

動物ならこんな事はない。
普通は人間の仕業だが、さっきも言ったようにそこにはタンスやらがあるだけで、人が入れるような隙間なんかない。
この部屋には私1人だし、壁の向こうはお隣さんなのに、「目線」に反応する何かがいて、小さくカリカリと音を立て続けている…

私には霊感はまったくない(当て物が得意とか、ちょっと勝負強いくらい)が、何かいるんだな、というのはその時点でわかった。
しかし霊なのか人間なのか半信半疑、試しに
「うるさい!」
と音で叱ってみた。
すると、ピタッと止んだ。本に目を戻しても、さっきまでのように再開しない。

…が、それは少しの間だけで、またすぐに音がしはじめた。
しかし人間のイタズラなら、今ので何かしら反応はするだろう。
怒った事でしばしひるんでいた様子だから、機械音や動物の類とは考えにくい。
という事は…やっぱり、いる。



191:3:2006/08/21(月)20:54:08ID:5Tv11Ecw0
ここで、確実にそういうモノがいる、と思ったのだから、怖がるなりなんなり、他の部屋に逃げるとかすればよかったのだが。

その時の私は
『…邪魔だなあ。本読めないじゃん』
などと考えて、椅子から腰を浮かそうとすらせずに、どうしたらいいか思案したのだ。

うるさいし気になるけど、霊現象の対処ってどうすべきだろう。
霊感もなければお祓いも出来ないけど、祟られるのは嫌だし…。
いらん知識の詰まった脳内の、オカルト関係の引き出しをあさった結果。

『こういう幽霊って、自分に気付いて欲しい、なんとかして欲しいって思って何かしら現象を起こしたりするんだっけ…』
と思い起こした。
祟られたくなければとにかく気迫で負けちゃダメだ、とも考えた。
そして、音の方向を気迫を込めてぐっと睨みながら、

「あのな。私には何もできないから。うっとうしいし邪魔だからどっか行け」
と声にドスをきかせて、一喝してみた。
すると、音はまたピタッと止み、それ以降全くしなくなった。
私は満足してそのまま本を読み続けた。その後に祟られたりもしなかった。



192:4:2006/08/21(月)20:54:59ID:5Tv11Ecw0
しかし、わからない。なんであんなことが出来たのだろう?
私は前述の通り面白いことが好きで、オカ板常連だったりはするが、基本的には怖がりなのだ。「リング」を観て寝れなくなったりしたし、ネットで呪いのページなんか開いてしまうと一日ガクブルしている馬鹿だ。
たいして怖くない現象だったとはいえ、心霊体験は初めてだったのに。

今思い返していても…そもそも幽霊に向かって叱るって。お前。
自分でもツッコミどころ満載すぎて、脱力せざるを得ない。

しかし、これだけはちゃんと覚えている。普段は全く腹を立てない私はその時、本を読むことを邪魔されて、本気でウザがっていた。
軽く人格が変わっていた。
舌打ちしかねない勢いだった…幽霊に対して。

幽霊に取り憑かれるのと、本に取り憑かれるの、どっちがマシだろう。
そんな風に思った。



193:本当にあった怖い名無し:2006/08/21(月)20:55:11ID:mcKU/cjD0
(; ゚Д゚)



196:本当にあった怖い名無し:2006/08/21(月)21:13:48ID:BZjW9E5D0
ぱっと見しかしてないが
要するに
幽霊ウザス、ってことでおk?



197:本当にあった怖い名無し:2006/08/21(月)21:20:14ID:Ml88v8Lx0
体長1センチで厚みゼロの幽霊が箪笥と壁の間でカリカリやってる事を期待しながら読んだ。



199:本当にあった怖い名無し:2006/08/21(月)22:13:01ID:LSb8SD/v0
ID:5Tv11Ecw0はネズミを知らないんだな。
やつ等は視線を向けただけで警戒するし、すごいやつだと意識を向けただけで逃げる。
一喝したら治まったって。
そりゃただ逃げただけだ。

分からないものを勝手に幽霊にしてしまうオカルト脳が洒落にならない。



200:本当にあった怖い名無し:2006/08/21(月)22:22:26ID:qaf3lHrd0
分からないものを勝手にネズミにするのもかなりのオカルト脳なのは内緒だ!



引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?140
http://mimizun.com/log/2ch/occult/1155910800/189-200





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