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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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見えない本

2016.09.21 (Wed) Category : とりあえず和みたい人へ

40:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/2016/07/11(月)02:01:13.85ID:e1OT4cU10
大手じゃなくておじいさん一人と奥さんの二人でやってる古本屋でバイトをしてた頃があって、漫画本とか単行本より古書とか紐で製本されているような本を取り扱っていた

古書あるあるっていうか、業界人なら結構経験するんだけど仕入れたはず本の冊数が店舗で整理すると少ないことがよくあって、これだけ聞くとじいさん達も老いさらばえてきたなって話なんだけれど、それは数え間違いじゃなんかじゃなくて数える人によって冊数が変わる

例えばおじいさんが10冊仕入れてきても奥さんが数えたら6冊しかなくて俺が数えたら8冊しかない、みたいなことがざらにあって、目の前で奥さんに数えて貰うと確かに6冊なんだけど自分で数えると何故か8冊ある、みたいな感じで人によって目に見えない古書が混じってる時がある

そういう人によって見えたり見えなかったりする本は売り出しても大抵気づいたらなくなっていて、ヤフオクに出品して落札されても、いざ郵便で発送すると配送事故でお客の手元に届く前に何処かに消えることが殆ど。
だから縁起が悪いってことは特にないんだけれどどんなに高価でも捨てるっていうのが暗黙のルールになっていた

ひどいのタイプは誰にも見えない本で、そういう本は仕入れた時にも店舗に並べる時にも誰も気づかなくて、お客が手に取って値札がないぞとレジに持ってきた時にはじめて気づくそういうお客には欲しいなら売るけどなくなるよっていう旨を伝えるようにしてる不気味がって買わないお客もいるけど大抵のお客は面白がって持って帰って2、3日後に青い顔をしながら店に来る

一番驚いたのは小学生位の女の子が一人で来店して色んな本を見てたんだけどレジに来た時に重そうに空気を小脇に抱えて持ってきたことがあった

じいさんも奥さんも自分も店にいたんだけれど誰にも一冊も見えてなくて本が好きなら無料で持って帰っていいよというと喜んで空気抱えて帰っていった

それから味を占めたのか自分がバイトを辞めるまでたまに来店しては誰にも見えない本を無料で持って帰っていた。
どんな本だったのか聞いておけばよかったとたまに思います


 

引用元:ほんのりと怖い話スレ その118
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1468075799/40



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Title : 無題

おもしろすぎる!

すごい不思議なお話ですね。物語にできそう。

古本屋さんにいきたくなった。

まめちよ 2016.09.23 (Fri) 12:48 編集

Re:無題

本屋さんって楽しいよね!

2016.10.04 20:43

Title : 無題

誰にも見えない本も、結構な冊数あるもんなんですね~!
こういう不思議話面白いから好きです♪

ネフェルタリ 2016.09.24 (Sat) 18:17 編集

Re:無題

どこの隙間に収納されてたんだろうかww

2016.10.04 20:16

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