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酩酊症

2007.11.09 (Fri) Category : トピックス

明らかに酔っ払ってる女が酒なんて飲んでないと言い張るので、ちゃんと調べてみたところ体内で勝手にアルコール成分が作られるという病気だった、という話がある。

岩田和夫・東大名誉教授が未だ医学部の現職教授でおられた頃、世にも珍しい患者30名ほどに出会っている。 この患者さんたちは揃って、会社や家庭で全く身に覚えのない非難を受けて悩んでいた。 その非難というのは、彼らが時と所をわきまえずに、酒を飲んで酔っているのは怪しからんという
ものだった。 患者さんたちも、日常食事の後しばらくすると身体がほてり、顔は赤くなり、陽気な気分になることが再三あったが、それは絶対に飲酒のせいではなかった。どだい、数人の人は酒が飲めなかったのだ!

患者の中には、この変な症状を医師に打ち明けて予防法を尋ねたが、盗み酒でもしているのだろう、と一笑に付された人もいたらしい。

岩田教授の研究の結果、この患者さんたちの「病気」 は、腸管の憩室 (けいしつ)にアルコール発酵性の強いカンジダ(Candida albicans) とかサッカロマイセス (Saccharomyces cereviae) などという真菌 (カビ)がたくさん住みつくと起こることが判明した。

食物の成分のうち、炭水化物は消化されてブドウ糖やグリコーゲンに分解され、エネルギー源になるが、カンジダなどの真菌はこれらの糖やでんぷんなどを発酵させてアルコールを作り出す性質を持っている。従って、食事の後には昼夜を問わず体内でアルコールが作り出され、その結果酩酊状態になるというわけである。 カンジダの感染がひどい人は、一気飲みをした時のような急性アルコール中毒を起こすこともあるという。


岩田教授はこの病気を「酩酊症」 と名付けた。この酩酊症を予防するには、カンジダ等に感染しないことが大切だ。しかし、もともとカンジダは人の口の中や皮膚などに普通に住みついている。そして時々頑固な皮膚病や肺炎や女性のカンジダ症などを起こす悪玉である。だからこのかびを全く体内に入れないよう予防するのは困難である。 サッカロマイセスときたら、生ビールの中にたっぷり生存しているし、ヨーグルトや漬物の中にも含まれているという。







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