北海道（１）

北海道の某所は女だけの村だという。男はなぜか居ない。

男がまれに村に迷いこむと竜宮城に来た浦島のような接待をうけるという。
この女だけの村の話はアイヌの伝説や江戸時代の好色物の小説が起源だといわれる。また間宮林蔵の探検記にも女だけの島の話が出てくるというが真相はいかに・・・・

青森県・八甲田山

　ある日の深夜、青森県の八甲田付近でドライブを楽しんでいたカップルが、休憩のために後藤伍長像のある銅像公園に立ち寄った。女は公園にある公衆トイレに用を足しに行きたかったのだが、辺りには人気もなく、なんとも寂しい夜である。そこで彼女は男にトイレの前まで一緒に来てもらい、外で待っていてもらうことにした。
　女がトイレに入り、しばらくしてからのことだ。男が一人、所在なげにタバコの煙をくゆらせていると、どこからかザッ、ザッという怪しい音が聞こえてきた。音は時間がたつにつれ、段々と大きくなってくる。まるで大勢の人たちが、こちらに近づいてきているかのようだ。するとその時、暗闇の中からぼんやりと、たくさんの人影が浮かび上がった。彼らはみなボロボロの旧日本軍の軍服を身にまとい、ザッ、ザッと軍靴を響かせながら、ゆっくりと男のほうに近づいてくる。パニックに陥った男はその場から逃げ出し、車に飛び乗ると彼女の帰りも待たずに、一目散にふもとの町まで逃げ帰った。
　…翌朝。彼女が心配になった男が、問題のトイレに引き返してみると、女はまだそこに座っていた。いったいここで何があったのか、彼女の目はうつろで、髪は一夜にして真っ白になっていたという。その後、彼女は精神病院に入院し、数年後に亡くなってしまったそうだ。

青森県（１）

青森県にもベイブリッジがあるという。
そこでは事故が多発し、ほとんどの車が海へ転落してしまうのだそうだ。
奇妙なことに、引き上げられた事故車の中には、首のない胴体だけの遺体があるという。
かなりの確率で首の消えた死体があがるのだそうだ。