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一緒に逝こうや
2012.10.11 (Thu) | Category : 人を信じすぎる人へ
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/04(水) 15:51:07.93 ID:Oa1L5Ck50
書き溜めてきたから投下すっか。
怖いっつーか胸糞かもしれん。
俺が中学3年だった時の話。
実家の庭に離れを建ててもらって1部屋は俺の部屋、もう1部屋はふすま1枚隔てて寝たきりの爺ちゃんが寝てた。
母ちゃんが爺ちゃんの世話のために出入りしてて毎日ガタガタしてたけど、出入りは掃きだし窓からしてくれてて俺の部屋を通ることもなかったし、俺は自分の部屋が出来て嬉しかった。
爺ちゃんは完全な寝たきりで糞尿垂れ流し、飯も流動食で「あうあうあー」状態だった。
たまにその声がふすまの向こう側から聞こえることがあって、俺を呼んでたのかもしれないけど思春期の俺は完全無視のクズだった。
爺ちゃんがいるおかげで家族で出かける事も出来なくなったり、母ちゃんの負担が大きくていつも疲れててそれを父ちゃんに当たるもんだから喧嘩が増えたりして爺ちゃんが来てから家族の空気は最悪だった。
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/04(水) 15:52:48.80 ID:Oa1L5Ck50
ある日の夜、母屋から父ちゃんと母ちゃんが喧嘩してる声が聞こえた。いつもにも増して激しかった。
原因はいつもの通り爺ちゃん。
俺は受験生だったしいい加減にしてくれ・・・って感じで、心の中で
「早く爺ちゃん死んでくれねえかなあ」
と初めて思っちゃったんだ。
そんなことばっかり考えてたら「あうあうあー」が隣りから聞こえたんだけど
「知るかよ死ね」
って思って布団かぶって無視した。
次の日の朝 母ちゃんの叫び声で目が覚めた。
俺のすぐ隣り、ふすま1枚向こうで爺ちゃんが死んでた。
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/04(水) 15:54:55.83 ID:Oa1L5Ck50
一応警察と監察医が来て、離れに居たのは俺だけで、すぐ隣りだし何も気づかないわけがないだろ?!と責められ質問攻めにされた。
結局病死扱いになったけど、ウチの家族が揉めてたのは近所にも知られてたし、俺が母ちゃんの為に殺したんじゃないかって噂が立って葬式でも視線が痛かった。
その葬式の最中、いざ出棺って時に俺は気分が悪くなりぶっ倒れた。
白目剥いて痙攣してたらしい。
でも俺は意識がなんとなくあるんだよ 周りの声が聞こえるの。
母ちゃんが
「○○(俺)を連れてかないで!」
って泣き叫んでるのが聞こえた。
でもその声に混ざって
「やっぱりねぇ・・・バチが当たるのよね」
「あの子が殺ったんでしょ?いいきみだわ」
って近所のババアのコソコソ声が聞こえるわけ。
あとで聞いたらその場でそんなこと言ってる人がいるわけないでしょ!って怒られたけどな。
で、救急車が来る音が聞こえ始めたなあと思ってたら最後にさ・・・
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/04(水) 15:56:51.34 ID:Oa1L5Ck50
「お前も一緒に逝こうや」
ってはっきり聞こえたんだ。
爺ちゃんの声だった。
結局俺は病院に運ばれて爺ちゃんの骨は拾えなかった。
数日経って納骨の日、墓に着いてマイクロバスから降りる時に父ちゃんから
「ちょっとだけ持ってくれ」
って爺ちゃんの遺骨を手渡された。
それを抱えた俺がバスを降りようとしたら扉がガチャンって勝手に閉まって俺の手が挟まれた。
指が半分ちぎれかけて爪が吹き飛び、爺ちゃんの遺骨の白い袋に俺の血が飛び散った。
血だらけの遺骨抱えてる姿はシュールだったろうな。
死んで欲しいって願った俺を、あの夜苦しかったかもしれない爺ちゃんを無視した俺を恨みながら死んでったのかなぁって今でも思う。
爺ちゃんごめんな。
書き溜めてきたから投下すっか。
怖いっつーか胸糞かもしれん。
俺が中学3年だった時の話。
実家の庭に離れを建ててもらって1部屋は俺の部屋、もう1部屋はふすま1枚隔てて寝たきりの爺ちゃんが寝てた。
母ちゃんが爺ちゃんの世話のために出入りしてて毎日ガタガタしてたけど、出入りは掃きだし窓からしてくれてて俺の部屋を通ることもなかったし、俺は自分の部屋が出来て嬉しかった。
爺ちゃんは完全な寝たきりで糞尿垂れ流し、飯も流動食で「あうあうあー」状態だった。
たまにその声がふすまの向こう側から聞こえることがあって、俺を呼んでたのかもしれないけど思春期の俺は完全無視のクズだった。
爺ちゃんがいるおかげで家族で出かける事も出来なくなったり、母ちゃんの負担が大きくていつも疲れててそれを父ちゃんに当たるもんだから喧嘩が増えたりして爺ちゃんが来てから家族の空気は最悪だった。
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/04(水) 15:52:48.80 ID:Oa1L5Ck50
ある日の夜、母屋から父ちゃんと母ちゃんが喧嘩してる声が聞こえた。いつもにも増して激しかった。
原因はいつもの通り爺ちゃん。
俺は受験生だったしいい加減にしてくれ・・・って感じで、心の中で
「早く爺ちゃん死んでくれねえかなあ」
と初めて思っちゃったんだ。
そんなことばっかり考えてたら「あうあうあー」が隣りから聞こえたんだけど
「知るかよ死ね」
って思って布団かぶって無視した。
次の日の朝 母ちゃんの叫び声で目が覚めた。
俺のすぐ隣り、ふすま1枚向こうで爺ちゃんが死んでた。
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/04(水) 15:54:55.83 ID:Oa1L5Ck50
一応警察と監察医が来て、離れに居たのは俺だけで、すぐ隣りだし何も気づかないわけがないだろ?!と責められ質問攻めにされた。
結局病死扱いになったけど、ウチの家族が揉めてたのは近所にも知られてたし、俺が母ちゃんの為に殺したんじゃないかって噂が立って葬式でも視線が痛かった。
その葬式の最中、いざ出棺って時に俺は気分が悪くなりぶっ倒れた。
白目剥いて痙攣してたらしい。
でも俺は意識がなんとなくあるんだよ 周りの声が聞こえるの。
母ちゃんが
「○○(俺)を連れてかないで!」
って泣き叫んでるのが聞こえた。
でもその声に混ざって
「やっぱりねぇ・・・バチが当たるのよね」
「あの子が殺ったんでしょ?いいきみだわ」
って近所のババアのコソコソ声が聞こえるわけ。
あとで聞いたらその場でそんなこと言ってる人がいるわけないでしょ!って怒られたけどな。
で、救急車が来る音が聞こえ始めたなあと思ってたら最後にさ・・・
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/04(水) 15:56:51.34 ID:Oa1L5Ck50
「お前も一緒に逝こうや」
ってはっきり聞こえたんだ。
爺ちゃんの声だった。
結局俺は病院に運ばれて爺ちゃんの骨は拾えなかった。
数日経って納骨の日、墓に着いてマイクロバスから降りる時に父ちゃんから
「ちょっとだけ持ってくれ」
って爺ちゃんの遺骨を手渡された。
それを抱えた俺がバスを降りようとしたら扉がガチャンって勝手に閉まって俺の手が挟まれた。
指が半分ちぎれかけて爪が吹き飛び、爺ちゃんの遺骨の白い袋に俺の血が飛び散った。
血だらけの遺骨抱えてる姿はシュールだったろうな。
死んで欲しいって願った俺を、あの夜苦しかったかもしれない爺ちゃんを無視した俺を恨みながら死んでったのかなぁって今でも思う。
爺ちゃんごめんな。
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Title : 無題
爺ちゃんは許してくれてると思いたい
NONAME 2012.10.12 (Fri) 00:14 編集
Re:無題
どうなんだろうねぇ…
2012.10.12 15:04
Title : 無題
お年寄りは大切に と言いたいところだけど、寝たきりになってしまえば家族の負担も増えるのは事実。介護疲れで心も荒んでしまう。
そうなるのは嫌だからと、家族から離れてひとりで終焉を迎える人や最初から家族を持たない人が今後増えるんでしょうね…
火巳ヶ家 2012.10.12 (Fri) 10:55 編集
Re:無題
ボクもこのままいくと孤独死確定です
2012.10.12 15:10
Title : 無題
「お前も一緒に逝こうや」
「やなこった」でOK
鼬の仔 2012.10.15 (Mon) 11:16 編集
Re:無題
「ふざけんな」でも可。
2012.10.17 15:07
Title : 無題
ドアの誤作動で本当は、もっとヤバいことになっていたのを爺ちゃんが助けてくれて手だけで済んだ。
そう思いたい
NONAME 2012.10.19 (Fri) 18:38 編集
Re:無題
どうだろ。
2012.10.19 20:00