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橋渡り
2010.08.19 (Thu) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
250 名前:橋渡り1 投稿日:03/06/29 02:52
「誰にも喋ったこと無いんですけどね」
Oさんはそう言うと,ゆっくり話だした.
小学校の頃,Oさんが学校に遅刻したことがあったという.
その理由は結局Oさんは先生にもご両親にも話さなかったのだという.
子供心に
何か変だ
と思っていたからだ.変だと気付いてしまったOさんは,怖くて先生も両親にも話せなかったのだ.
ランドセルを背負ったOさんは,普段通りに家を出て学校へ向かった.
周りには同じ学校に行く生徒が何人もいるはずの時間にも関わらず,その日に限って,誰もいない.
「周りに知ってる子供がいないんですよ.そしたら,今日はお休みかな?って思うじゃないですか」
不安になりながら通学路を歩いていると,
「こっちだよ」
と声がしたという.
そちらを見ると,自分と同じくらいの少年がいて,おいでおいでをしている.
記憶にない子供だったが,今まで誰もいない道を歩いて来た
Oさんはちょっと安堵した.
「え,なに?」
「こっちにみんな集まってるんだよ,知らないの?」
「知らないよ?」
「なんだぁ,早くおいでよ」
そういうと,通学路の道から路地に入っていく.普段から寄り道などはしないOさんは,不安になりながら,少年の後をついて行った.
角をいくつか曲がると,普段見たことのないどぶ川に出た.
道はそこで終わっていた.
どぶ川は大人が両手を広げたくらいの幅で,おおよそ1メートルおきに,コンクリで出来た橋のようなものが
渡されていた.少年はそのコンクリに乗り,
「ここから行くんだよ」
と言うと,次のコンクリに飛び移った.
「できないよぅ」
Oさんがぐずっていると,
「大丈夫.ほらっ」
少年が何度も2本のコンクリの間を往復して手本を見せる.
Oさんはそれを見て,最初のコンクリに立ち,次のコンクリに飛び移った.
「できたできた」
少年はOさんに向かって言うと,次のコンクリに飛び移った.
Oさんはそれについていく.
いくつコンクリを渡っただろうか.Oさんは凄く不安になった.
「どこにみんないるの?」
「もうすぐだよ」
「もう学校はじまっちゃう」
「もうすぐ着くよ」
少年が,とんとんとんと連続して飛んだ.
あっ 待って
そして,Oさんは次のコンクリを踏み外した.
踏み外したとたん,
もうだめだっ
と思ったという.しかし衝撃があったが水の感触が無い.
目を開けると余り見覚えの無い場所だった.
え?
見回してみると,それは学校の裏にある貯水池だった.
普段から先生や両親に,近寄ってはいけないと普段から言われていた貯水池のすぐ横で,Oさんは転んでいたのだ.
Oさんは泣きながら学校へ駆け込んだ.もう学校は始まっていた.
遅刻だった.
先生は目を丸くして驚いたが,遅刻の理由を何度尋ねられても,Oさんは言わなかった.
「あの時,踏み外さなかったら,私はここにいなかったんでしょうね」
Oさんにとって一番怖かったのは,踏み外した瞬間に,少年がものすごい形相で怒っていたことだという.
「誰にも喋ったこと無いんですけどね」
Oさんはそう言うと,ゆっくり話だした.
小学校の頃,Oさんが学校に遅刻したことがあったという.
その理由は結局Oさんは先生にもご両親にも話さなかったのだという.
子供心に
何か変だ
と思っていたからだ.変だと気付いてしまったOさんは,怖くて先生も両親にも話せなかったのだ.
ランドセルを背負ったOさんは,普段通りに家を出て学校へ向かった.
周りには同じ学校に行く生徒が何人もいるはずの時間にも関わらず,その日に限って,誰もいない.
「周りに知ってる子供がいないんですよ.そしたら,今日はお休みかな?って思うじゃないですか」
不安になりながら通学路を歩いていると,
「こっちだよ」
と声がしたという.
そちらを見ると,自分と同じくらいの少年がいて,おいでおいでをしている.
記憶にない子供だったが,今まで誰もいない道を歩いて来た
Oさんはちょっと安堵した.
「え,なに?」
「こっちにみんな集まってるんだよ,知らないの?」
「知らないよ?」
「なんだぁ,早くおいでよ」
そういうと,通学路の道から路地に入っていく.普段から寄り道などはしないOさんは,不安になりながら,少年の後をついて行った.
角をいくつか曲がると,普段見たことのないどぶ川に出た.
道はそこで終わっていた.
どぶ川は大人が両手を広げたくらいの幅で,おおよそ1メートルおきに,コンクリで出来た橋のようなものが
渡されていた.少年はそのコンクリに乗り,
「ここから行くんだよ」
と言うと,次のコンクリに飛び移った.
「できないよぅ」
Oさんがぐずっていると,
「大丈夫.ほらっ」
少年が何度も2本のコンクリの間を往復して手本を見せる.
Oさんはそれを見て,最初のコンクリに立ち,次のコンクリに飛び移った.
「できたできた」
少年はOさんに向かって言うと,次のコンクリに飛び移った.
Oさんはそれについていく.
いくつコンクリを渡っただろうか.Oさんは凄く不安になった.
「どこにみんないるの?」
「もうすぐだよ」
「もう学校はじまっちゃう」
「もうすぐ着くよ」
少年が,とんとんとんと連続して飛んだ.
あっ 待って
そして,Oさんは次のコンクリを踏み外した.
踏み外したとたん,
もうだめだっ
と思ったという.しかし衝撃があったが水の感触が無い.
目を開けると余り見覚えの無い場所だった.
え?
見回してみると,それは学校の裏にある貯水池だった.
普段から先生や両親に,近寄ってはいけないと普段から言われていた貯水池のすぐ横で,Oさんは転んでいたのだ.
Oさんは泣きながら学校へ駆け込んだ.もう学校は始まっていた.
遅刻だった.
先生は目を丸くして驚いたが,遅刻の理由を何度尋ねられても,Oさんは言わなかった.
「あの時,踏み外さなかったら,私はここにいなかったんでしょうね」
Oさんにとって一番怖かったのは,踏み外した瞬間に,少年がものすごい形相で怒っていたことだという.
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Title : 無題
え、登校中に霊に会う時は周りに人がいなくなるっていうのはお決まりなの?
僕が小学4年の頃、いつも通り朝家を出て学校に向かってたんですが周りの雰囲気がなんか変…
頭の悪い僕は数分経ってやっと 周りに人が一切いない 事に気付きました
人どころか車すら走ってない
やだなー怖いなー(稲川淳二風)とは思わず「今日はなんかあるのかな」ぐらいに考えながら普通に歩いていると、道の左側に並んでいる民家の一つの玄関先に一人の女の人が立っているのを発見
ベージュっぽいワンピースを着ているちょっと変な人
どんな顔か見てやろうかと視線を上にずらしてびっくりしました
首から上が無いんです
すぐに目を背けて「絶対見たらダメだ!絶対見たらダメだ!」と頭の中で考えながら早歩きで目の前を通り過ぎたんですが見えるんですはっきりと
上手く伝わるかな
視線はまっすぐ進行方向を向いてるんですが視界の外にいるはずの女の人がこっちを向いてるのを背中で感じるんです
早くその場から逃げ出したいけど走ったらマズイかもと何故か思い、徒歩をちょっと早めたぐらいの中途半端な早歩きで逃げていたのを今でも覚えてますw
しばらく早歩きしてたんですが気が付いたら辺りはいつも通り人が歩いていて、車が走っていました
そして普通に学校に着き遅刻する事もありませんでした
高校生の今になって「あの時もし~をしてたら俺はここにはいなかったかも」みたいな話もなく、平凡に暮らしています
ただ、一つだけ嫌な事がありまして
これ書いてる途中からずっと見えるんですよね、僕の背後にいる首の無いワンピースの女の人が
のなめ 2010.08.20 (Fri) 06:14 編集
Re:無題
ちょっと待って
なにこれ怖い
掲載決定!
2010.08.21 17:52
Title : 無題
怖www
さる 2010.08.20 (Fri) 08:37 編集
Re:無題
帰りが夜遅いワタシは、いつも人っ子一人いないのが普通なので、むしろ誰かがいたらビビリます。
2010.08.21 17:56
Title : 無題
小さい時って見えるって聞くけど、
自分ももしかしたら
記憶に覚えがないだけで経験しているかも(∋_∈)…
ガガ 2010.08.20 (Fri) 12:08 編集
Re:無題
そうかもしれませんね。
ワタシも経験あるのかなぁ。
2010.08.21 17:56
Title : 無題
のなめさん…何故…その話を投稿しなかったんですか…ガクガクブルブル(((・∀・)))
(・∀・) 2010.08.20 (Fri) 17:01 編集
Re:無題
掲載しちゃいました!w
2010.08.21 18:06
Title : 無題
ちょっ…、のなめさぁん!!(;□;)
つるかめ 2010.08.20 (Fri) 19:09 編集
Re:無題
のなめさんの人気に嫉妬
2010.08.21 18:06