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ストーンヘンジ
2010.03.29 (Mon) | Category : ミステリー・オーパーツ
【概要】
ストーンヘンジは、イギリス南部・ソールズベリーから北西に13km程に位置する環状列石(ストーンサークル)のこと。
円陣状に並んだ直立巨石とそれを囲む土塁からなり、世界で最も有名な先史時代の遺跡。
考古学者はこの直立巨石が紀元前2500年から紀元前2000年の間に立てられたと考えている。
しかしそれを囲む土塁と堀は紀元前3100年頃まで遡るという。
馬蹄形に配置された高さ7mほどの巨大な門の形の組石(トリリトン)5組を中心に、直径約100mの円形に高さ4-5mの30個の立石(メンヒル)が配置されている。
夏至の日に、ヒール・ストーンと呼ばれる高さ6mの玄武岩と、中心にある祭壇石を結ぶ直線上に太陽が昇ることから、設計者には天文学の高い知識があったのではないかと考えられている。
また、当時としては高度な技術が使われており、倒れないよう安定させるため石と石の間には凹凸がある。
遺跡の目的については、太陽崇拝の祭祀場、古代の天文台、ケルト民族のドルイド教徒の礼拝堂など、さまざまな説が唱えられているが、未だ結論はでていない。
今日では、全てではないにせよ、ほとんどの天文学的な申し立ては、おおげさであると言うのがコンセンサスである。
【真相】
ストーンヘンジを建造するために必要な技術仕様には多くの憶測が混じる。
石の設置については、石を立てるために木製のAフレームを立て、人力で石をロープで引いて立てたのだと考えられていた。
横石は、木製のプラットホームに載せて段階的に上げていき横に滑らせて乗せたか、傾斜を押し上げたかしたのだろう。
石を積むのに使ったほぞ穴は、当時の人々が高い木工の技術を持っていたことを示す。
彼らは木工の技法で石を立てる知識を持っていたのも難しいことではなかっただろう。
ストーンヘンジを建設するのに必要な推定労働力は、延べ数百万人時に上る。
ただ、当時の技術でも建造は可能(かなり大掛かりな技術ではあるが)だということで、本来の意味での「オーパーツ」ではない、というのが現状の見方である。
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