都市伝説・・・奇憚・・・blog
お雛様のご利益
2008.06.03 (Tue) | Category : 誰も信じない人へ
スレ違いかもしれんが…
今年の2月末頃、仕事中に車上荒らしにあって営業カバンを盗られた。
鞄の中に金目の物は無かったんだけど、会社の重要書類と領収証が入ってたんだ。
自分の仕事はいわゆる「顧客情報」の扱いに非常に神経質なところで、書類の紛失が公になれば理由を問わず俺がクビになるどころか、代理店契約解除→会社あぼーんの可能性大…
書類の件は伏せたまま車上荒らしにあった事だけを会社に報告(会社の車なのでこっそり直せなかった)、営業に出るフリして現場近くを探して見ても鞄が見つかるはずもなく、マジ自殺の考えが頭をよぎっていた。
途方に暮れたまま家に帰ると、何も知らない嫁と子供が笑顔で出迎えてくれる。
ふと、まだ雛人形を飾っていなかっのを思い出した。もう12時近いし普段なら
「明日にしよう」
と思いそうな物だが、この日に限って妙な使命感に囚われ天袋から一式を取り出し、飾り付けをした。
飾っているうちに何故か
「お雛様が助けてくれる」
と感じはじめた。
そこで飾り終わったお雛様に必死で
「書類が出てきますように」
とお願いした。今思うと稚拙な考えだけど、その時はもう必死だった。
それから毎晩お雛様の前で正座し、とにかく祈っていた。どちらにせよ寝られなかったので、夜中の2時から3時頃に真っ暗な中、お雛様の前にいた
「何か欲しいものがあれば言ってください、可能な限り用意します」
毎晩そんな感じの祈りが5日程続いたある日、家に帰ってくるとお雛様の前に団子が供えてある。嫁が言うには「娘が朝から「お雛様がおだんご食べたいんだって~」とずっと言ってるので買ってきた」
との事。
その夜お雛様の前に行くと、お雛さまが微かに笑っているように見えた。
翌日の夕方警察から連絡があり、それらしい物が見つかったとの事、慌てて交番まで行き、確認すると正に盗られた鞄! 中身も全て無事でした
帰ってお雛様に厚く御礼申し上げました。
このお雛様、別に古いものではなく、2年前に娘の初節句にあわせ購入した物です(高くもない) が、我が家の家宝に認定します。
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