都市伝説・・・奇憚・・・blog
留守番電話(1)
2008.04.01 (Tue) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
たしか伊集院が話してたネタなんだけどまだ出てないと思うから、書いてみます。
既出だったらなじってくれ(笑)
数年前、友人Kの彼女が事故で亡くなりました。
周りから見ても、K達は凄く仲が良くてそろそろ結婚か?なんて言われてる時のことです。
その死に方というのが、Kの彼女が会社の帰りにKの家による旨を、公衆電話からKの家の留守電に入れている時に、その公衆電話にトラックが突っ込むという悲惨な物でした。
だからKの留守番電話には
「あ、私。今から行くから待っててね」
という彼女の声の後に、タイヤのスキール音。
そして彼女の悲鳴。公衆電話の破壊される音。
彼女の事故の一部始終が、克明に録音されてしまっていたのです。
それからのKは仕事も辞め、外出もせず見ているのが辛いほどにやせ衰えていきました。
しかし、私達は懸命にKを励まし続けその甲斐もあってかKも何とか
「俺がこんなんじゃ、あいつも悲しむに違いない」
と立ち直りはじめたのです。
そして数日後、やはり彼女との思い出が多すぎる今の部屋はKにとって辛すぎるらしく、Kが引越しをするということになり仲間皆で引越しを手伝うことになりました。
朝から始めた引越し作業も、夕方近くになり何とか大方のものを運び出し終え、あと少しとなった時のことです。
突然、友人がはずしていた電話機からあの時の留守電の音声が・・・。
「あ、私。今から行くから待っててね」と・・・。
それを聞いたKは真っ青になり、またふさぎ込んでしまいました。
私は留守電をはずしていた友人を外に連れ出し
「なぜ気をつけないんだ!」
となじりました。
しかしその友人は、ぼそっとこう言うのです。
「ありえないよ・・・だってコンセントつながってなかった。 いやそれどころか、テープは先に取り出しておいたのに・・・」
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