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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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自分の子供のように

2008.02.12 (Tue) Category : 誰も信じない人へ

高校生の頃、買ったばかりの単車で峠道を激走中に片足がビッコの白い小犬が道の真ん中に突然飛び出してきた。
急ブレーキしたけど間に合わず、
「轢いちゃった・・・」
と思ったけど、犬が単車にぶつかった衝撃も感じず、あたりをいくら探し回しても、さっきの犬の影すらみえない・・・
キョトンと道ばたにたたずむ漏れを尻目に、バイク乗りたちが夜の峠道を走りすぎていく。
気を取り直して峠道を再び走りだす。しばらく行った場所でバイク乗りたちの人だかりができていた。一目瞭然だったけど対向車線をはみ出したトラックとバイクの正面衝突事故。
もしも犬が飛び出さなければ、漏れがトラックとぶつかっていたかも知れない・・・ビッコの小犬に感謝しつつ帰路をいそいだ。 

そんな出来事もケロッと忘れていたが、正月にひさびさに家族があつまり、ふとしたコトからビッコの白い小犬の話をした。
「もしかしてチョビじゃない?」
といいつつ、古いアルバムの中から1枚の写真を取りだして見せる母親。
「ナニこの犬?」
「お前が2歳の時に死んだ家のマルチーズだ」
と親父
何でも赤ん坊だった漏れを、まるで我が子のように思ってくれていたらしい。
(なんでも身籠もっていた小犬が流産したとか・・・)
いつでも傍らにいて、幼い漏れの顔をペロペロ舐めたりしながら・・・
チョビが死んでチョビが側にいなかくなった漏れは烈火のごとく泣き続け、漏れにチョビのことを忘れさせるために家族間でチョビの話はタブーとなったらしい。
ビッコになったのも、階段から落ちた漏れの下敷きになってしまったのが原因なのだとか・・・
恥ずかしいけどチョビの写真を持ちながらポロポロ涙してしまいました。

難しいことは分からないけど、チョビが守ってくれた人生の分だけでも誰かのために役立たせるよ。









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