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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.11.25 (Mon) Category : 

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俺でも泣ける

2008.01.02 (Wed) Category : 誰も信じない人へ

俺が、まだ会社にいた時の話
仕事を終えて帰ろうとしてたら電話がかかってきた
じいちゃんが危篤だという電話だった
しばらく前から入院してたのは知ってたが容態が急変したらしい
俺は急いで病院に駆けつけた
親が病室の前にいた
俺が、親にじいちゃんはどうなんだ?と聞くと
「もう最後だから早く顔を見せてやれ。お前の名前をずっと呼んでたぞ」
と言った
俺は子供の頃から、じいちゃんによく似てると言われていてた
夏には二人でよく花火を見に行った
病室に入ると体中に管をいっぱい付けられたじいちゃんがいた
声が出なかった
俺が部屋でつっ立ってると親が入ってきた
俺が、じいちゃんの名前を呼ぶと、じいちゃんが目を覚ました
俺の顔を手で触って
「もっとよく顔を見せてくれ」
と言った
じいちゃんは
「苦しいからこの管を外してくれ」
と言った
俺が
「苦しいんは今だけや。直ったらまた一緒に花火見に行こうな?」
と言ったら、じいちゃんはにっこりと笑ってうなづいた
涙がでそうになった
俺はそれ以上じいちゃんを見てられなかったので病院を出た
次の日にじいちゃんが死んだという連絡が入った
不思議と涙は、でなかった
ただ人間ってこんなにあっけなく死ぬのか、とだけ思った
俺は家を出て深夜の国道を車で猛スピードでぶっとばした
車の中で、じいちゃんが死んだのに何で俺は泣けないんだろう病院では、あんなに泣きそうだったのに自分は白状な奴だと思った
車を走らせながらなんとなく車のラジオをつけた
どこかで花火大会をやってたらしく電波に乗って花火の音がラジオから流れてきた
涙が出た
なんや俺も素直に泣けるやんけと思った







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