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2024.11.22 (Fri) Category : 

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海・山にまつわる怖い話・不思議な話 2(6)

2019.01.04 (Fri) Category : ミステリー・不思議な話

1:本当にあった怖い名無し 2018/09/03(月)05:27:24.12ID:ZaefMXTA0
夜の海は怖いね、引きこまれそうでさ。
昼の海もね、ひしゃくを持った巨人が現れそうでさ。
夜光虫は不思議だよ。海蛍。
板一枚隔ててそこは地獄。
城ヶ島の自殺、流れ着くところは・・・・あの世でいっしょになろうね。
沈む死体と浮かぶ死体。スキューバで見た。
島に行きたい、遠くの島に。

いつの時代もそこにある異界、山。
知られざる深山、身近な里山、神社仏閣の「お山」、あるいは昔山や丘だった場所…

というわけで「海・山にまつわる怖い話・不思議な話」
海や山にまつわる怪談・奇談を語っていきましょう。

※ここは実話のみのスレではなく昔話、伝聞何でもありです
※荒らしはスルーでよろしく>ALL

前スレ
【新】海・山にまつわる怖い話・不思議な話1
http://mao.5ch.net/test/read.cgi/occult/1502541708/


(※管理人注:雷鳥氏がいないと思ったら石じじいばかりになってしまった…)




303:本当にあった怖い名無し 2018/11/23(金)19:44:46.63ID:H9xaBW9K0
石じじいの話です。

小石を畳に撒いて、人の将来を占う子がいたそうです。
その子供は、まだ小さかったのですが、いつの間にか白い小さな石を5つ持っていました。
それを畳に投げ撒いて、石の配置で人の死「のみ」を占ったそうです。

石をどこから手に入れたのかその子は言わなかったので、そのへんで拾ったのだろうということでした。
最初は、子供の遊び、と思っていた大人たちでしたが、ある時、その子が
「もうすぐ、XXのおじさんが死ぬ」
と言ったそうです。
家族のものは子供をたしなめましたが、老人でもないそのおじさんは、すぐに死んだそうです。

その後も、何度か、他人の死の予想を的中させました。
その子は、自分の占いのことを『めいしん』と呼んでいたそうです。
漢字で書く、いわゆる「迷信」とは違った意味だということでしたが。

ある時、その子は、
「うちらは、みんな死ぬんで」
と家族のものに言った後、行方不明になりました。
彼は、ため池に浮かんで死んでいたそうです。
石は、その子の座机の引き出しに残されていました。

事故だったのか?入水自殺だったのか?(ちいさな子供が自殺するとも思えませんが)
その後、その子の家族は、戦争(出征して戦死、空襲で死亡)で全滅しました。
結果論ですが、その子の占いは当たったわけです・・・
まあ、「みんな死ぬ」という占いの結果は、絶対にはずれないのですが。

「あの子の持っとった石は後に見せてもろうたけど軽うてな。石やのうて骨を磨いたもんのように見えたけんどね。古そうなもんやったな。」



306:本当にあった怖い名無し 2018/11/24(土)03:05:27.04ID:W6JZNrJ+0
>>303
動物の骨を使った占いは世界中にあるけど誰が子供に教えたのか。。。



307:本当にあった怖い名無し 2018/11/24(土)11:59:48.12ID:rhjZFMSi0
>>306
選ばれし者には天から知識を授かるんやろ。おそらく本人に訊いたとしても何でか解らないけどやり方だけ知ってたと言うやろ。



304:本当にあった怖い名無し 2018/11/23(金)20:00:20.40ID:H9xaBW9K0
石じじいの話です。

メモから短い話を2つ。
(1)海の話
じじいの島の友人が話してくれたそうです。
ある漁夫は、信心深い人で、他の者よりの多く魚を取り、年を重ねても体がよく動いたそうです。
ある日、彼は、
「今日往生する」
と言って、島の人々を訪ねて回って挨拶をしました。

その後、彼は、浜に行って腰まで水に浸かって西に向かって合掌して念仏を唱えました。
光明遍在の偈を唱えて、「願以此功徳」の文を高らかに誦していましたが、念仏の第七遍目に晏然として息絶えたそうです。
海に浸かったまま立って往生を遂げていたのです。

(2)虫を呼び寄せる鏡があったそうです。
鏡といっても、今の鏡ではなく、銅板を磨いて錫メッキをした昔の鏡です。
そのような鏡は、すぐに曇るので、ザクロの汁で毎日磨いて曇らないようにするのですが、問題の鏡は、そのときにはすでに曇ってしまっていたそうです。

その鏡は普段は木箱にしまわれていました。
鏡を取り出して、鏡面を上にして縁側などの、外に置いておくと、どんどん虫がよってきたそうです。
もう、黒山の状態になるほど虫が集まったということです。

大昔の武家の嫁入り道具の一つで、もともとは支那で作られたのだ、とも、備前の古墳から盗掘されてきたものだ、とも言われていたそうです。



308:本当にあった怖い名無し 2018/11/24(土)20:33:40.88ID:B+E1qHoQ0
>>304
仮に大陸由来の鏡だとして作られた当時の大陸に金属と一緒に
まさか人間や動物を溶かし込んで念を込めるなんて言う風習でもあったんでしょうかね
いずれにしても気味が悪いね



309:本当にあった怖い名無し 2018/11/24(土)20:59:15.02ID:1/lYFKP20
>>308
金属製品を鋳造する際に有機物や生体を溶かすなんて、獣の槍っすか?



310:本当にあった怖い名無し 2018/11/24(土)22:16:28.18ID:W6JZNrJ+0
>>308
どこを読めば人間や動物を溶かし込んでってなるんだ?
なんの虫かわからないが科学的に考えればフェロモンか似た物質がついていたとか?



313:本当にあった怖い名無し 2018/11/25(日)01:15:34.66ID:J4VulN/U0
>>310
どこを読んだってそんなことは書いてない事くらいわかるだろ
そんなにムキにならなくてもいいよ

ただ骨の一部とかに念を込めてとか血とかをいくらか混ぜてみたいな儀式を製造過程でやってるんではないかとオカルト風に想像してみたまでよ


(続きは『続きを読む』をクリック)












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321:本当にあった怖い名無し 2018/11/25(日)12:27:33.95ID:Bpvdx54v0
石じじいの話です。

レプリカントなどの「人間に奉仕するべく人工的に作られたヒトモドキ」は、人類の夢なのでしょうか?
死ぬまで思うままに働かせることができるという。

じじいは、朝鮮に住んでいたときに何度か満州に赴きました。
満州には、いろいろな民族が住み、なかにはロシア人もいたそうです。
いわゆる白系ロシア人という人々でしょう。

農業、貿易、商業(食堂、食料品店、パン屋)などを生業にしていようです。
革命動乱から逃げてきた人々ばかりではなく、長らくそこに住んでいた人も多かったとか。
かならずしも反共ではなく、ソ連側と通じているものもいたそうです。
なかには、ユダヤ人もいたそうで、ユダヤ寺(シナゴーグ?)も建てられていました。

帝政ロシアでは、帝国科学アカデミーの学者によって「不死兵士」の研究がおこなわれていたそうです。
そのような兵士は、手足を切り落とされても、上半身だけになっても生きているのだと。
特別な餌を大量に与えると傷の回復が早いということでした。
手を失っても噛み付くことで戦えるのだと。

その兵士は、選別して子供の頃から育てて「医学的処置」を施すことによって作り上げられるのだそうです。
「パクロビーチェリ」(とメモにはあります)と呼ばれていたそうです。
研究は実用に近い段階だったそうですが、ボリシェヴィキ政権になってから、その研究所がどうなったかはわからない、ということでした。

この話をじじいにしてくれたロシア人は、アメリカに移住すると言っていたそうです。



323:本当にあった怖い名無し 2018/11/26(月)20:56:46.31ID:9HqcKuRi0
石じじいの話です。

メモから二題。

(1)音を発する石があったそうです。
まあ、ありがちですが。
その音はとても小さなものでした。
非常に微弱な音をず常に発している
夜など静かな時に、石に耳を近づけて集中すると、なんとなく聞こえる。
自分の耳鳴りではないか?
気のせいではないか?
と所有者は思ったそうですが、当時はマイクロフォンとか集音装置や録音装置が庶民にはありませんでした。

それで、石を太鼓の皮の上に石を置いてみたそうです。
太鼓の皮が振動して、音が増幅されるのではないか?という工夫でした。
少し音が大きくなって聞き取りやすくなったそうです。

太鼓の皮の上の石の周りにメリケン粉をまいておくと、その粉が、ふるふると震えて移動したので、物理的に音を出していたのだろう、ということでした。
お宝として大切にされたということです。

(2)ある時、田舎に女性がやってきて、杉の苗木を観音堂の端に植えたそうです。
そして、
「八百年後、この育った木を見に来る」
と言って去りました。。
じじいが話してくれた時点(あるいは、じじいがその話を聞いた時点?)で、その杉の木は、二抱え以上の大木に育っていました。
このことは、言い伝えとして残っていて、また、寺の古文書にも記されているとか。
まだ800年に達してないが、その時がきたら本当にその女性がやってくるのだろうか?と地元の人たちは、その木を見守っているのだそうです。

800年長生きするというのは、八百比丘尼の話が有名ですが、800という数字は、「とても多い数」という意味ですね



325:本当にあった怖い名無し 2018/11/28(水)11:51:41.21ID:bMAm31xM0
石じじいの話です。

じじいが朝鮮で聞いた話です。

ある村に、巫師のようなものがやって来て、一晩、部屋を使わせてほしいと村人に言ったそうです。
とうぜん、そのような下賤なものを家に入れてやるものはおらず石もて追われたのですが、村外れの貧しい農夫が、自分の家を使わせてやりました。
その人物が、部屋を使わせてくれれば礼をする、と言ったからです。

泥棒かもしれない、ということで、家人は全員で警戒していました。
その人物は、薄暗いなか、小さな壺を部屋の真ん中に置いて、壺の上に糸を張り巡らして、何かをしているようだったと。

次の日、巫師は、
「おかげで目的を遂げることができた、これはお礼だ」
と言って、一掴みの黄金を農夫に渡して立ち去りました。
どうしても、その夜に、部屋の中で、「ある作業」をしなければならなかったのだそうです。

その使われた部屋には、ほんの少し、肉が腐ったような匂いが残っていました。
その黄金で、その小作人は富強なものとなりました。
それを羨んだ村人たちは、また、その巫師が自分たちの家に部屋を借りに来ないものか?と待ち望みましたが、巫師は二度と来なかったそうです。
朝鮮が日本に併合される前の話です。



326:本当にあった怖い名無し 2018/11/28(水)12:42:17.86ID:dUXOOJP+0
日本昔ばなしみたいなお話



327:本当にあった怖い名無し 2018/11/28(水)14:36:17.78ID:8CB5T1v10
コトリバコに通じるような



330:本当にあった怖い名無し 2018/11/28(水)17:10:45.00ID:zI2s06BXO
>>325
まさか『幸福の壺』じゃないよな?



331:本当にあった怖い名無し 2018/11/28(水)19:57:33.84ID:bMAm31xM0
>>325
について、
>>327,330
「コトリバコ」、「幸福の壺」について調べてみました。
うーむ、陰惨な話です。
壺を使う呪詛としての「巫蠱」などは中国の話で有名ですが、それに類するものですかね?

以前、石じじいの話で、朝鮮でのできごとで、ある人が壺を入手したが、それの中には、腐敗臭のような強烈な匂いがのこっていて、その壺を持っている人が死んでしまう、という話を書いたことがあります。
今回の話に出てくる壺となんらかの関係のあるものなのでしょうか?



334:本当にあった怖い名無し 2018/12/02(日)19:27:10.08ID:WercWBoc0
石じじいの話です。

戦後もずいぶんたってから、朝鮮より帰ってきたじじいを友人が訪ねてきたそうです。
同じ村に住み、子供の頃に同じ学校に通った女性で、彼女は地元に残っていたのです。
その女性とは別に恋愛関係はなかったそうですが、戦争中の経験を話し合って楽しい時を過ごしました。
べつに戦争体験は楽しいことではありませんでしたが、お互いの話が、自分たちが経験したことがない話だったからです(日本と朝鮮)。

彼女は、地元で行われた、竹槍訓練;バケツリレー訓練;アルマイトの弁当箱の供出;松根油の開発;食糧不足;灯火管制などについて話しました。
女学校に通ったが、毎日動員で授業がほとんどなかったと。
都市爆撃に飛んでいくB29爆撃機の編隊、市街地で機銃掃射してくる艦載機を見て、この戦争は勝てないと彼女は思ったそうです。
いつ戦争が終わるのか?とばかり考えていたと。

楽しい歓談は、夜も遅くまでつづきました。
また明日、と彼女が出ていったあと、じじいは手を合わせて彼女の冥福を祈ったそうです。



335:本当にあった怖い名無し 2018/12/03(月)03:54:37.93ID:UCQ9ZEeE0
>>334
次の日も来たのかな?



339:本当にあった怖い名無し 2018/12/03(月)14:28:16.88ID:E6psaKCdO
>>334
石じじいにその気は無くても、女性は愛していたので亡くなっていても訪ねて来たのかもな



341:本当にあった怖い名無し 2018/12/03(月)19:34:33.28ID:VVyu0CE40
>>334
やって来た時に、死んだ人間だってわかってたんだな
ちょっと泣いた



343:本当にあった怖い名無し 2018/12/06(木)22:10:18.95ID:0LqaPCCZ0
>>335

石じじいの話ですが、その女性が、その後、じじいのもとを再訪したかはメモにはありません。話を聞いた私の記憶にもありません。
ただ、その女性は、戦争中に空襲で亡くなっていた、ということでした。

供出されたアルマイト弁当箱や金属類は、終戦後になって予科練の庭に山積みにされていた(利用されなかった)そうです。
軍隊でもお役所仕事だったのでしょうか?
機銃掃射してくる戦闘機から逃げるには、向かってくる方向の直角方向にぎりぎり逃げるのだ。
横には弾丸は来ない。
あわてて、進行方向に逃げると撃たれる。

私の母が話してくれた豆知識です。
操縦士の顔がはっきりと見えるほど近距離を飛んだそうです。



344:本当にあった怖い名無し 2018/12/06(木)22:12:31.98ID:0LqaPCCZ0>>354
石じじいの話です。

じじいが石仲間から聞いた話です。
光る石があったそうです。
まあ、光を発する鉱物は珍しくないものですが、その光量が半端なものではなかったと。
その石は、石膏で固めてありましたが、譲り受けた人が石膏を割って取り出しました。
それは強力な青光を発する石でした。
毎日、夕方から光り始め夜明け前には光を失ったと。
発光開始時刻と消光時刻は決まっていたとも言います。

ちゃぶ台の上において湯呑を伏せておいても、それを通して光がでてきたそうです。
そのまま置いておくと部屋中がまばゆいほど明るくなりました。
外においておくと、あたり一面が昼間よりも明るかったそうです。
夏だったのですが、その光には虫はいっさいよってこなかったのです。
また熱も持たなかったようです。
その青い光を見て犬は怯えましたが、人には害をなさなかったと。

しかし、光があたる家具や建具、表具などが、みるみるうちに劣化していきました。
光沢を失う、紙が黄変して破れやすくなる、壁がもろくなる、掛け軸の紐がすぐに切れる、など。
すぐには影響は出ないものの、長期間その光を浴びると人体にも害があるのではないか?と持ち主は考え、その石を再び石膏のなかに封印したそうです。
その後、その石はどうなったか、はメモにありません。



345:本当にあった怖い名無し 2018/12/06(木)22:23:20.87ID:0LqaPCCZ0>>348
石じじいの話です。

山が人を呼び出すことがあったそうです。
ある日、突然、「山」に人が呼び出される。
呼び出される人は、近くに住む人間の場合もあるし、ある程度遠くの人の場合もある。
ある時、突然、その山に行かなければならない、と思うようになるのだとか。
行かないとおさまらないようになって、必ず来るのだそうです。
山の場所は、夢にみてわかるということなのですが。

その山は深山幽谷というわけではありませんでしたが、あるていど険しいところだったと。
山に登って奥深く分け入って、そこで一晩過ごすと、つきものが落ちたように山から帰ってきます。
他の人が連れ立って山に入ってはいけないのだそうです。
呼ばれた人ひとりで行かねばならない。

一晩を過ごす場所は決まってはいませんでしたが、どこでもよいというわけではなく、呼ばれた人が山を歩いている時に、「ここだ」と感じてわかるのだそうです。
ある樹木のそば、岩のそば、切り立った崖のそば、など、数カ所に限れていたようです。
その山に入ったまま行方不明になった人間はいない、ということでした。

「ぬくいときならええが、冬に呼び出されたらたまらんで。あそこらへんは、冬はさむいけんね。」



引用元:海・山にまつわる怖い話・不思議な話 2
http://mao.5ch.net/test/read.cgi/occult/1535920044/303-345





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