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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2024.12.03 (Tue) Category : 

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凝視する男

2007.11.21 (Wed) Category : 人を信じすぎる人へ

ちょうど10年前の話です。 
当時高校1年だった私はインディーズバンドのライブに行くのが趣味で、未成年なのですが打ち上げに出て翌朝の始発電車で帰宅する事が時々ありました。 
その日も始発電車到着5分前くらいにホームに到着し、ベンチで始発待ちをしていたのですがふと「電車まだかなぁ」と思い右側を見ると、顔面右半分が大きな青アザで覆われた20代後半の男性が私の2mほど前方に立っており、こちらを凝視してました。 
一瞬だけ目が合ったのですが、別になんとも思わず目をそらしたところ、彼は私の前で立ち止まり左隣へ腰を下ろしました。 
「なんかヤだなぁ」と思いながら俯いて座っていたのですが、視線を感じ左を見ると彼は隣で上半身を右に向けて私を凝視していました。
「は?!なに?!恐い!!!」と思いましたが始発到着の時間が迫っていたのでなんとか耐えました。長いので一旦きります。 

すぐ電車がきたので、彼が乗り込んだのを確認してから 
3両離れた車両へ乗り込みホッと息をついたのですが、なにぶん遊び疲れた身体なのであっという間に睡魔に襲われてしまったようで、停車振動で目が覚めると目の前に居ました。彼が。ジーッと刺すような目でこちらをみています。 
私の頭はパニックに陥りましたが、車両を移動ししようにも彼に背中を向けるのは危険と判断しとにかく寝ずに我慢しようと思いました。 
同じ車両には誰も乗っている人が居なく、刺されても目撃者がいない状態です。 
かくして電車は発車しました。私の頭は相変わらず混乱状態ですが、それでも疲れには適わなかったようで、またも私はウトウトしてしまいました。 
「ヤバイ!!寝ちゃう!!」と思い目を開けると、彼は居ませんでした。 
「降りたんだ・・・よかっ・・・・・????・・・!!!」 
彼は目の前には居ませんでしたが、同じ長椅子の端に居ました。上半身をこちらに向けて。 
もう本当に恐くなり、どうしたものかと考えあぐねている時に停車した駅で彼がスッと立ち上がり電車を降りていきました。 
心の底からホッとしましたが、彼はホームの端に立って、車両の中に居る私の目を見つめたまま通過していきました。 
文章にすると全く恐くないのですが、当時16歳の私には無茶な話です。 
あれから始発電車に1人で乗ることはありませんでした。 
長文スマソ。 







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