青木ヶ原樹海

○磁石が効かない？
→方位磁石は（ところどころ大きくぶれることがあるらしいが）ほぼ正常に動作する。常に方位磁石の動作に注意しながら使いこなせば、さほど問題はない。磁針偏差も通常とは多少異なる程度のようだ。
GPSも携帯も通常通り使える、という。

ただし、通常のハイキングコースを外れると足元は悪く、当然頭上は木ばかりで視界は悪く、必然的に足元を注視して歩行することになり、方角を見失うことは多々あるという。
軽い気持ちで入れば迷うことは必至だが、きちんとした装備さえあれば出られずに遭難、ということはなさそうだ。

○脱出不能？
→実は樹海は深いところでも５キロも直進すれば何ならの舗装された道に出ることが可能である。
普通のところでも３キロ直進すれば遊歩道か国道139号線に出ることができる。
この直進というのがミソだが、まっすぐ前の手ごろな木に目標を定めて、何が何でもそこまでたどりつき、またまっすぐ前にある木に…というふうに歩いていけば、樹海からは脱出できるそうだ。

○樹海に住んでいる修行僧がいる？
→この修行僧は実在する。
この修行僧がいるというのは乾徳道場とよばれる道場。
この修行僧は無宗教で訪問した客にお茶をとうもろこしをご馳走してくれるという。
今ではこの修行僧がいるかどうかは不明だが、話の元となった乾徳道場は実在する。

○自殺に最適？
→この自殺したら発見不可能という話は１０年ほど前までだったら本当だったが、最近になってこの神話は崩壊した。
通信機器の発達や（樹海は携帯の電波が届く）、GPSの導入などによって、地元の経験豊富な人が最新の機器を使えば、樹海の中で行けない所はなくなってしまったのだ。