Ⅱコンのマイク

ファミリーコンピューターの２コンにはなぜかマイクがついていた。

この謎の２コンについて任天堂の開発のお偉いさんがこう洩らした。
とあるインタビューで２コンのマイクについて聞かれると「私もなぜ付いているのかわからないんだよね……」

実際マイクがゲーム中で使われることは少なく、少ない例として名作シューティングゲームスターソルジャーで特定の場所で「ノモトさん～」と叫ぶと黄金の指が出てくるというのが有名である。
ちなみに黄金の指を取るとレーザーが打てる。

スパルタンX

ファミコンが熱かった時代、ファミコンに青春をかける少年の戦いを描いたファミコン漫画も流行っていた。
某ファミコン漫画のスパルタンXの回に載っていた裏技が子供達の間で噂になり、皆その裏技に挑戦した。
その裏技はスパルタンXの２４回目のクリア後に、真のラスボス、シルビア（主人公の恋人）が現れるというものだ。Ｘはアルファベット２４番目、つまりスパルタンＸのＸとはゲームを２４回ループしたあとに現れるシルビアが真のＸだったというのだ。
当時それを信じた少年達は必死になって２４回クリア（ループ）を目指した。。

スクウェアエニックス

スクウェアエニックス（当時エニックス）の「ミスト」というゲームの、パズルを解いて日付を入力する場所があるが。
その答えは「5：46」。阪神大震災の時刻…。

スーパーファミコンでファイナルファンタジー６（スクウェアエニックス、当時スクウェア）が発売されたのが９４年４月。 
松本サリン事件があったのが同年６月。 
ＦＦ６には「毒で城ひとつの人間を無差別皆殺し」というイベントがあった。 
（川に毒を流すと川下の城に毒ガスが充満して、敵兵・捕虜・非戦闘員もろともみんな死ぬというもの） 
　ゲーム後半には「狂信者の塔」というダンジョンも…。

ドラえもんの最終回（３）

のび太には実はモデルがいる。
栃木県のある病院に入院している３４歳の青年がその人物だ。
彼は病院のベッドの上に植物人間状態で眠りつづけているのだが、ときおりうわ言で不思議な道具で自分のことを助けてくれる友人の夢のことを話すときがある。
実は藤子・F・不二雄はこのうわ言を書きとめ、その内容を物語として再構成することで「ドラえもん」を描いていたのだ。
藤子・F・不二雄の死後もドラえもんのテレビ放送や劇場アニメの制作が続けられているのは、この青年がまだ生き続けていたから。
ところが、つい最近この青年が死んでしまったため、まもなくドラえもんは終わりを迎える。
のび太が植物人間だった、最終回を放送して…

ドラえもんの最終回（２）

ある日のこと、ドラえもんが急に動かなくなってしまった。
未来からドラミを呼んで調べてもらうと、原因は電池切れであることがわかる。
ところが、ドラえもんには予備電源がない。
実は旧式のネコ型ロボットは耳が予備電源となっており、そのためメインの電源を交換しても記憶データを引き継げるのだが、ドラえもんは耳をネズミに齧られて無くしているため、もし電源を交換してしまうと今までののび太との思い出が全て消去されてしまうというのだ。
ドラえもんの設計者を呼んで助けてもらうことも考えたが、ドラえもんの設計者が誰かというのは極秘事項扱いで明かされていないため、それは不可能なのだという。
のび太はそれを聞くとドラミに礼を述べ、ドラえもんをこのままにしておいて欲しいとだけ告げた。

数年後、のび太は海外留学から帰国して最先端技術を持つ企業に技術者として就職した。
ドラえもんが動かなくなったあの日から、のび太は変わった。
毎日毎日、あんなに嫌いだったはずの勉強に打ち込み、中学、高校、そして海外の一流の大学へと自らの力だけで進学したのだ。
就職後ものび太は最新技術を吸収しつづけ、超一流の技術者となる。
全てはある目的のため・･･

それからどれくらいの月日がたったであろうか。
のび太は自宅の研究室に妻のしずかを招き入れた。
研究室の中には、あの時と同じままのドラえもんの姿が。
しずかが黙って見守る中、のび太はドラえもんのスイッチを入れる。
不安はない。
なぜなら、のび太はこの日のためだけに技術者となったのだから。
「のび太くん、宿題は済んだのかい？」
部屋の中に昔のままのドラえもんの声が響いた。
ドラえもんの設計者の謎が明らかになった瞬間である。