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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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出る便所

2010.03.03 (Wed) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

605 名前:ガッツ☆いちもつ 投稿日:03/03/06 00:30
私の知人Uの体験談を書かせて頂きます。

夏、Uは友人4人と川魚を釣るため、渓谷のコテージに泊まる事になった。
コテージに到着し、管理所でコテージの鍵と調理器具一式を借りていると、管理所のオヤジが、話し掛けてきた。

「あんたら、釣りしに来たのかい?それとも、怪談話かい?」
U達は、「怪談話?」と思いながら、こう答えた。

「釣りだよ。まー、季節が季節だから怪談話もするかも知れねーな。」
オヤジは、更に質問してくる。
「酒は、結構持ってきてるのかい?今夜は飲み明かすのかい?」

U達は皆、大酒のみで缶ビールをワンケースと焼酎を持って来ていた。
「あぁ。結構飲むと思うよ。でも、明日も釣りをするから、早めに寝ると思うけどな。」
その問いにオヤジは「・・・そうかい。ならまぁ・・」と答えた。

どうもオヤジの様子がおかしい。
U達は、気になり、
「なんだい?怪談話をして、遅くまで起きてると、なんかあるのかい?」
とオヤジに聞くと、オヤジは手の甲を胸の前で垂らし、こう答えた。

「いやぁー、男だけで泊まりに来るとなぁ、たまに出るんだよ。
 特に怪談話をしていると、出やすいらしい。
 それ目的で来る客も多いんだがなぁ。
 結構前になるが、知らないで泊まりに来た客が、見ちまってな。
 そんで、ショックでぶっ倒れちまって救急車で運ばれちまった。
 だから、一応忠告しておこうと思ってな。」

そして、オヤジは続けてこう言った。
「あんたら、見たいかい?」
Uは、「ちょっと見てみたい。」と思ったが、周りの4人は反対の意見だったようで、
「勘弁してくれ。見たくねーよ。」

と口を揃えて即答されてしまった。それを聞いたオヤジは、
「そうかい。そうかい。見たくないかい。」
そう言うと、少し離れた高台にある小屋を指差した。

「ほら、あそこに小屋があるだろ。あれが共同便所なんだが、あそこで出るんだよ。何が出るかってーと、“手”が出てきよる。で、覚えておいて欲しいんだが、夜中に便所に行ったら、必ず便器をにらみ続けてくれ。」

Uは、「へぇ~」と興味津々で便所を見ていた。オヤジは更に話を続ける。
「便器をにらんでれば、その“手”は出てこない。少しでも目を逸らすと、“手”が出てくるからな。引きずり込まれないように、にらみ続けるんだよ。」

今まで怪現象の体験をした事がなく、幽霊等には興味津々のUだが、さすがに、
「汲み取り式に落ちるのは、勘弁。」と思ったらしく、オヤジに「気を付けるよ。」
と言い残し、管理所を離れた。

コテージに着くと、やはり格安だった為、単なる掘っ建て小屋で、便所は付いていなかった。
その日の釣果はそこそこで、持参した食材と釣った魚で飯を食い、あまった魚を肴に酒を飲み始めた。
ビールの利尿作用が聞き始め、Uの仲間4人は便所に行き始めた。

そして、便所から戻るたび同じ事を口にする。
「あの便所こえーよ。マジ出ても不思議じゃねぇー。」
Uは、4人の胆の小ささにゲラゲラ笑っていた。

当のUは、何故かその日は便所が遠く、もよおさなかった。
酒も入り、悪乗りしたUは、
「そんじゃー、そろそろ怪談話でも始めるか!」
と言い出した。

仲間の4人は、慌てて止める。しかし、Uはそんな事お構いなしで、一方的に話し始めた。
Uが話し終わると、仲間の4人も観念したのか、それとも酔っていた為か、怪談話を順番に話し始めた。

一通り怪談話も終わると、「そろそろ寝るか。」という事になった。
ビビりまくっている4人は、床に着く前に「もう、あの便所には行かない。」とコテージの周りの草叢で立ちションをした。

しかしUは、寝る前も尿意は無く、結局1回も便所に行かずに寝る事となった。

深夜Uは、ふと目を覚ました。
起きた瞬間、半端ない尿意が襲ってきた。膀胱が悲鳴をあげている。
「やばい、洩れる!」と布団から飛び起きると、Uはコテージを飛び出し、洩らさないように内股小走りで共同便所へ向かった。

便所に飛び込み、引き戸を閉めた。
さすがに、これは恐い。

裸電球の明かりは揺れ、壁はシミだらけでシミと木目は人の顔の様に見える。
管理所のオヤジが言っていた事をUは思い出し、和式の便器をにらむ。
しかし、Uにはもう余裕がない。
一気にジャージとパンツを膝まで下ろし、膀胱に貯まっていた尿を排泄した。

「はぁぁ・・・。」
決して、オヤジが言ってた事を忘れたわけではない。
放尿の快感が、気を緩ませたのだろう。いつものクセが、出てしまった。
Uには、放尿中「はぁぁ」と息を吐きながら、うっとりと見上げてしまうクセがあった。

便器から目を離した事に気付き、「あっ、しまった!」と思ったその時。
まどろむ瞳に何かが、映った。

青白いモノ。
女の顔?

Uは、「管理所のオヤジが、驚かせる為に、天井にお面を貼り付けたのか??」と思った。
が、その時、青白い“女の顔”の閉じていた目蓋は開き、ニタニタと笑った。

「あが、あが」
悲鳴をあげたい、なのに口は開いても、悲鳴が喉に詰まり口から外に出てこない。
尿が止まらない! でもジャージを上げなきゃ! そして逃げなきゃ!
右手はジャージを持ち、左手は引き戸にかけた。

「今だ、逃げろ!」と思った矢先、Uの見開いた目と青白い“女の顔”の白内障のような濁った灰色の瞳と目が合ってしまった。
「あっ」
0コンマ何秒の空白。

いきなり、青白い“女の顔”が、ところてんを押し出すように、どぅるぅんと垂れ落ちてきた。
Uの視界を青白い“女の顔”が塞ぐ。

Uの喉を塞いでいた悲鳴は、固形物のように吐き出され、左手は渾身の力で引き戸を開いた。
「あがぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
Uは、獣のような悲鳴を上げながら便所から勢いよく飛び出した。

しかし、ジャージとパンツが膝の動きを封じ足が前に出ない。
Uは、そのまま高台を転げ落ちた。

朝、管理所のオヤジにUは起こされた。
起きたUは、下半身丸出し、ジャージはびしょ濡れ、そして共同便所から5mほど離れた
所で倒れていた。

Uは、慌ててジャージを穿くと、オヤジは笑いながら、
「あーあ、あんだけ念を押したのに。 あんた、見ちまったんだろ?」

Uは、がくがくと頭を縦に振り、
「あ・・あ・・あぁ、み・・見た!」
と答えた。

「そーか。まー安心しろ。俺も何回か見てるけど、その後、呪われたり恐い思いはしてねーからさ。」
とオヤジは言うと、手を差し伸べ、Uを起こし上げた。

立ち上がったると、体中打ち身や擦りキズが出来ているのか、ズキズキと痛んだ。
Uは、オヤジに、
「あれは何だ?」
と聞くと、オヤジは、
「知らね。何年か前から、いるんだよ。迷惑だから、お前さんが持って帰ってくれると、良いんだがね。」
と、洒落にならない事を笑って言った。


以上が、知人Uの体験談です。

Uは、この話を私にした後、ぼそりと呟いた。

「この話を聞いて、お前が持って帰ってくれると、良いんだがね。」


 








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連れて行こうか

2010.02.28 (Sun) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

428 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/03/04 22:24

私には10歳離れた妹がいまして、寝物語に話していたりしていたせいか、弱いながらも霊感がついたようです。

そうは言ってもちょっと見えるとか、夜中に誰もいないのに何度も名前を呼ばれた程度の経験だったのですが、少し前、電話してきた話を聞いていて

「これはキテる!」

というのがあったので書かせてもらいます。

今年の4月頃の話でした。
彼氏が引っ越しをしたというので、妹が荷ほどきの手伝いに行った時のことです。

彼の部屋はマンションの3階。
通りとは面していないのでそれほどうるさくないはずなのですが、幹線道路らしく、車の音はよく聞こえました。

一通り荷物をほどき、邪魔な段ボールはベランダに置いて、その日は新しいベッドで、彼は壁側に、妹は窓側で眠りました。

昼間の疲れからかすぐに眠りについた妹ですが、夢をみたそうです。

夢の中で、妹は銭湯から帰るところでした。
首にタオルをまいてプラプラと歩いていると、暖かいラーメンが食べたくなったそうです。

大通りの向こうにあるお店に向かって歩いていると、街路樹の植えてある大きな交差点に出ました。
アベックが立っていました。歩道を降りた路肩に。

彼らは信号が青になっても動こうとせず、じっと佇んでいます。
妹が交差点に着くまで何度も信号が変わったのですが、それでも動こうとしない彼らを不思議に思い、妹は声をかけてみました。

「あの、どうかしたんですか?」

女性の方が低い声で答えました。

「・・・なんだかとても寒くて・・・・」

よく見ると二人ともパジャマを着ています。
足にはスリッパを履いていて、まるでさっき病院を抜け出してきたような出で立ちでした。

「今から私ラーメンを食べに行くんですけど、良かったら一緒に行きませんか?」

寒そうにしている二人を見て親切心が働いたのか、妹はそう言いました。

「・・・ええ・・・ありがとう・・・」

女性の方が静かに答えます。

信号が変わるのを待ち、三人は並んで歩き出しました。ですが、妙なんです。
普通アベックなら寄り添って歩くものなのに、この二人は妹を挟むようにして歩き出すのです。
それも妹の体に触れながら。

「いいなぁ・・・暖かい体・・・いいなぁ・・・・」
「あったかぁい・・いいなぁ・・・欲しいなぁ・・暖かい体・・・」

妹の体を撫でるようにして二人はそうつぶやいているのです。

これはヤバイと思った妹は、信号を渡りきると、首に巻いていたタオルを渡しながら二人に言いました。

「ごめんね、私急いでいるから先に行くね。ラーメン屋さんはすぐだから。寒いならこのタオルを巻いてね。」

妹は二人を振り払い、急ぎ足で歩き出しました。
追ってくると思い後ろも見ずにいたのですが、その気配はありません。

少しして振り返るとアベックは妹と別れた信号機のところで、いまだに立ち止まっています。
ちょっとだけほっとして前を向いた瞬間、真後ろから

「いいなぁ・・暖かい体・・欲しいなぁ・・・」

と言う声が聞こえて来たのです。妹は必死になって走り出しました。
ここで妹は目を覚ましたそうです。時間は朝の4時頃でした。

妹が飛び起きたのに驚いて、彼も起きたそうですが、話をろくに聞こうともせず、また眠ってしまいました。
彼は幽霊を信じないたちです。

それも「いると思うと怖いから」という理由なので、怖い話が大の苦手なのでした。
まあ眠かったというのもあるんでしょうが・・・。
彼の態度に頬を膨らませながらも、妹もまた眠りにつこうとしました。

その時、道路を歩く足音が聞こえて来ました。
もう車もろくに通らない時間です。

シンと静まり返った世界では小さな音でもよく響くのかもしれません。
ただ、普通の足音ではありませんでした。

パタ・・・パタ・・・パタ・・・
スリッパのような足音です。
先ほどの夢のことがあります。
妹は単なる偶然だと思いながらも耳をじっとすませていました。

足音は徐々にマンションに近づいて来ます。

パタ・・・パタ・・・
足音はマンションの入り口付近まできたようでした。

 (早く行ってよ・・・)
妹は心の中で願っていました。

けれど足音はより近くなってきます。

パタ・・・パタ・・・パタ・・・
どうやら路地を抜け、マンションの裏手に近づいて来るように聞こえます。

妹の頭はパニック状態でした。

(まさか?・・・けど・・・・)

足音は彼の部屋の真下辺りで止まりました。

もうすっかり眠気は醒めていました。
今は足音に全神経を集中させています。

ギッ、ギシ・・・
何者かがベランダの柵をよじ上るような音がします。
音は1階から2階へ上がってきました。

ゆっくりと上る音の主がどこを目指しているかなど、考えたくもありません。


ギシ・・・ギシギシ・・・
遂に音は妹の寝ているベランダから聞こえてきました。
ギシ、・・ギシギシ・・・・・・

ドン!

ベランダに置いてあった段ボールの上に何か重い物がが降りる音がしました。
確かに窓の外に誰か・・・「何か」がいます。

ですが、ベッドを降りてカーテンを開ける勇気などありません。
妹はそのまま目をぎゅっとつぶっていました。

向こうに何かが立っている、それは見なくてもはっきりと感じられたそうです。

普通は念仏を唱えたりしそうですが、妹は怖がりながらも、声に出さずに腹を立てていました。

「あたしになにが出来るっていうのよ!何にも出来ないんだから早く出てってよ!今すっごく幸せなんだから!体なんか、絶対あげないからね!」

やがて、妹は金縛りにあいました。
布団のまわりに人の気配がします。それも二人。
かなり悪意に満ちた霊気を感じた妹は

これは絶対目を開けちゃあだめだ!と思ったそうです。

ですが、むりやり瞼をこじ開けられるかのごとく、目が徐々に自分の意志に逆らって開いていくのです。

開いた目には、例の二人が映っていました。

二人は妹のベッドの周りをゆっくりと回っていました。

最初、布団の周辺を歩いていたのが、徐々に輪を狭めるようにして妹に近づいてきます。
それにつれ、腰を曲げ、しゃがむような格好で顔を近づけて来ました。

女性の髪が顔に当たっているのがわかります。

それこそ妹の顔から10cmくらいまで近づいた時、


連れていこうか・・・

という女の声が妹の頭に響いきました。

落っこちているおもちゃでも持っていこうか、というような、素っ気ない言い方でした。
二人は動けない妹の布団を剥ぐと両手を持って引っ張りあげようとしました。

(いや、いやだって!あたしは行きたくない!!)

妹は動けない体で必死に抵抗しました。
どうにか動かせるようになると、夢中で女の手を振り払いました。

すると女性は

なんでそんなことをするの?

とでもいうように、顔をしかめると手を離し、そのまま押入の方へ歩き出して行きました。
二人は押入のドアから、どこかに吸い込まれるように消えてしまいました。

引っ張られた感触よりも、あのときの女性の髪の感触の方が嫌だった、と妹は言っていました。

怖がりの彼にこんな話をするわけにもいきません。
ですから、彼はまだそのマンションに住んでいます。

それにしても、妹が連れて行かれようとしたのは、やっぱり「あの世」だったのでしょうか・・・・


 








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車の荷台に…

2010.02.27 (Sat) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

371 名前:ガッツ☆いちもつ 投稿日:03/03/04 01:52
友人Yが経験した話を書かせて頂きます。

結構、最近の話です。
現在Yは、父親の体調不良のため、会社を辞め、家業の小物問屋継いでいます。
 
元来Yは、凄まじく、おっちょこちょいで、ここ数年で自家用車1台、仕事用バン2台廃車にしています。
全て大事故で、崖から5m落ちて廃車、民家のブロック塀を薙ぎ倒しながら踏み切りに突っ込み廃車(始発前に修復できた為、賠償金は400万)、工事用特殊車両に突っ込み廃車。

Yは、これだけの大事故にもかかわらず、必ず無傷でした。
(かわりに、保険のブラックリストに入りましたが・・・。)

で、Yが最近起こした事故について書かせて頂きます。

仕事用バンは、後部席を全て取っ払い、普段は現品のダンボールを天井まで隙間無く詰め込まれている状態ですが、その日は納品個所が多く、後部のダンボールは2/3ほどに減っていました。

最後の納品を済ませ、両国にある事務所に戻ろうとした時だった。
時間はまだ4時、
「この分なら、急げば5時前に事務所に着いて、早上がりだな。」
と思い車をかっ飛ばした。

大きな交差点を左折した時、かなりのスピードで曲がった為、後部でダンボールが崩れる音がした。
Yは、大雑把な為、そんな事はお構いなし。
更にスピードを上げ、また一気にカーブを曲がった。

後部で今度は、ダンボールに入っていた小物がばら撒かれる音がした。
Yは、
「ありゃ、やっちまったか。」
と思い、どのダンボールの中身がばら撒かれたか、確認しようと、後ろをチラリと振り向いた。

その瞬間、固まった。

誰かが、後ろに乗ってる。
ダンボールとダンボールの隙間から、後ろ向きで体育座りをする子供の肩と腕が見える。

しかも、その子は上半身裸だ。顔は見えない。
髪型を見たと頃、小学3、4年生の女の子か?

Yは即座に
「小学生の帰宅時間か。いじめられっ子が、この車に逃げ込んだのか?」
と思った。

Yは、即座に路肩に車を止め、ハッチバックを開けた。
ところが、誰もいない。
声をかけたが、返事も無い。

大きめのヌイグルミも積んでいた為、
「ヌイグルミと見間違えたか?」
と思ったが、どう考えても、人間の肌だった様な気がする。

崩れたダンボールを戻しながら確認するが、やっぱり誰もいない。
Yは首を捻りながら、とりあえず運転席に戻っり、念のために、再度後部へ声をかけたが返事はない。
とりあえず、見間違えって事にし、Yは再度車を走らせた。

気味が悪いので、さっさと帰るため首都高に乗った。
しばらくすると、また後部でバラバラバラとダンボールから小物が撒き散らされる音が。
「積みが甘かったかな?」
と思い振り向く。

やっぱり、いる。
ダンボールとダンボールの隙間から、上半身裸の女の子体の一部がチラリと見える。

Yは、運転しながら、
「あっ、こいつヤバイかも。」
って思ったがとりあえず、声をかけた。

「どうした?いじめられたか?家何処だ?」

やっぱり返事は無い。
ルームミラーからだと、ダンボールが邪魔して、女の子が見えない。

まだ、日が照っていた為か「ヤバイ」とは思ったが、恐怖心はなかった。
「もし、いじめられっ子だったら、辛くて返事も出来ないかもなぁ」
とも思えた。

「よし、もう一度振り向くか」
と思った時、ダンボールが崩れる音がした。
Yは、
「おーい。」
と声をかけながら振り向いた。

今まで、ダンボールとダンボールの隙間からしか見えなかった女の子は、ダンボールが崩れたため、全身が見えた。

いや、全身じゃない。
半身?
なんだ? なんだ? なんだ??

その子の半身はダンボールの側面から出ていた。
体を右と左で真っ二つにし、半身をダンボールの側面に貼り付けた様に、そこに座っていた。
 
 

「あぁぁぁぁぁ~~~っ」
Yは叫んだ。
その瞬間、ガッシャァーーーーン!!


首都高の左車線に止まっていた工事中の工事用特殊車両にカマを掘っていた。
Yは、フラフラと車から出て、ハッチバックを開けたが、やっぱり誰もいなかった。

現場検証が終わり、車を撤去し、警察署ボーっとしていると、車で親爺さんが迎えにきた。
親爺さんの車に乗り込むと、
「またか!」
と拳骨をくらった。

普段言い返すYが黙っている。
Yの様子のおかしい事に親爺さんは気付き、
「どうした?」
とたずねると、Yは事故の理由をぽつりぽつりと親爺さんに話した。

今日起こった出来事を話し終えたYに向かい、親爺さんは豪快に笑いながらこう言った。


「お前も見たか!やっぱり中古車はダメだなぁ!次は新車を買うか?!あっはっはっはっは!!」

そんな豪快な親爺さんをYは素直に尊敬している。


以上、友人Yの体験談でした。
Yから聞いた話なので、真偽のほどは怪しいが、実際大事故は起しており、やたらと、車が変わっているので、真実なんでしょうなぁ。


 








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和服姿の女の子

2010.02.27 (Sat) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

359 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/03/04 00:19
中学生の頃、自分の部屋のベッドで寝ていたらいきなりドアがパタンと開いた。
ん?と思いそちらに寝ぼけ眼を向けると和服姿の女の子がそこに立っていた。無表情で。

状況が理解できずボーッとしているとその子はズカズカと部屋の中に入り、さも当然のように自分の布団に潜り込んできた。
狭いシングルベッドの中、その子は無表情なまま自分のすぐ横にいた。

怖いというより正直ビックリしていた。
声を出そうにも出なかった。体も横にしたまま動かなくなっていた。
いつの間にか金縛りにかかっていた。

目の前に女の子の顔がある。でもその子はこちらを見ていなかった。
ただ、天井を見つめていた。
まばたきもせず、ただ一点から視線は動かなかった。
本当に、まばたきは一度もしていなかったように思う。

同じ布団に入っていたのはほんの数分(に感じた。)
その子は来た時と同じように、いきなり布団から出るとこちらを振り向く事もなくスタスタと部屋を出て行った。
ドアを開けっ放しのまま。

今でもあれは一体何だったのかサッパリ分からない。


 








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助けた子供

2010.02.26 (Fri) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

317 名前:1/3 投稿日:03/03/03 20:49
大雨の日震度4の地震があり、土砂崩れの危険があるということで山の斜面の新興住宅地に住んでいた俺は、家族と一緒に近くの待避所に避難することになった。

途中で近所の友人と一緒になり話ながら歩いていくと、彼が道の途中で何かを見つけた。
ガードレールの下の斜面に女性がいる。

下に落ちた荷物を拾おうとして滑り、足をくじいて登れなくなったらしい。
通りがかった人たちと一緒に彼女を引き上げることにして、近所の大学生→俺→友人の順にガードレールから「人間の鎖」
を作って雨でぬかるんだ斜面を降りていった。

友人が彼女の近くまで降りていくと彼女が何かを差し出した。
激しい雨音の中に赤ん坊の泣き声が聞こえる。

女性は妊婦で、斜面を落ちたショックで生まれてしまったらしい。
とりあえず先に赤ん坊を引き上げることにして、上の道で待機していた人に預けることにした。
視野の隅で赤ん坊を渡された人の顔色が変わるのを見た気がした。

再び人間の鎖を伸ばして降りていくと、女性がいない。
友人が女性を探そうとして、手を離そうとしたとき上から声がした。

「おい、早く上がって来い。」
上の人に女性がいなくなったことを伝えたが、とにかく上に戻れと言うだけで話が通じない。

友人が再び女性を探しに行こうとしたとき、再び上から声がした。
「そいつを行かせるな!戻って来い!」
叫び声に尋常ではない様子を感じ取ったので、しぶる友人を強引に上に引き上げた。

上で待っていた人に教えてもらったところではどうやら俺達が引き上げたのは、嬰児のミイラだったらしい。
にわかには信じられなかった。

激しい雨の中でも赤ん坊の泣き声ははっきり聞こえていたのだが…


 








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