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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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もう一人

2010.05.07 (Fri) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

597 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/04/23 23:54
土地の古老ってことばはすっかり死語ですが、まだ私の子供の頃にはいたんですよね。

土地の昔話や(年齢がばれますが)若いみなさんは聞いたこともないだろう「日露戦争従軍記」なんてものまで語ってもらったりもしました。

当時で90はいってたんではないでしょうか。
いわゆる「ぼけ」もなく矍鑠としていて、とにかくいろいろな話を聞かせてもらいました。
これもそのひとつです。

とりあえず「古老」じゃあまりよろしくないので、以下ではとりあえずSさんということにしましょう。

先に申し上げておきますが、これはSさんが語ったことを記憶だけをたよりに「洒落こわ風味に」書いてみたものです。

ただ、余計な脚色はしてません。
Sさんの本当の体験か子供であった私を怖がらせようとして作った話か、まったくこちらにもわかりませんが、私の方でつけたした部分はありません。

大正の頃のこと。
ある日、Sさんの家のそばにある川で水死体があがったそうです。
若い男性で、近所の人はだれも知らない人。どこか別の土地から来た人だったみたいです。

自殺か事故か、それとも他殺か、それもはっきりしない。身元をあきらかにできるものも持っておらず、しかたがないのでとりあえず○○寺まで運んでお経だけでもあげてもらおうということになった。

で、Sさんが○○寺まで運ぶことになったそうです。

大八車っていうんですか、よく時代劇なんかにでてくる荷車。

大八車そのものかどうかわかりませんが、とにかくあれみたいなものに乗せて死体を寺まで運ぶことになった。
死体に筵をかぶせて紐で固定し寺へと向かったそうです。

その途中。ごろごろという車輪の音のほかに妙な音がする。・・・・Sさんは服をこすりながら、
「ちょうどこんな感じの音が」
といってました。スルスルという感じの音です。

とにかくそのスルスルという音がついてくる。
なんだろうと振り返ってもなにもない。死体が変なところでこすれているのかと確認しても固定した紐が緩んでいる様子もない。

首をかしげながらまた荷車を引きはじめると、やはり音がついてくる。
スルスルスルスル・・・・Sさんが立ち止まると音はやむが動き始めるとついてくる。

だんだん気持ち悪くなりながらもようやく○○寺について、住職に話をして死体を運ぼうと筵を開いた時、住職がこういったそうです。

「おや、もうひとりの方はどうしたね?」

もうひとり?なんのことかわからず問いただすと、住職は
「これは心中だよ。女の方はどうした?」
というんです。

いよいよわけがわからず、Sさんが
「いや死んでたのはこの人だけでした」
と答えると住職は、こう言ったそうです。

「Sさん、あんた、車のうしろに女の人がついてきたのに気がつかなかったか?」
住職には見えたのだそうです。女の人がずっとついて来てるのが。

「今も立ってるよ。この男の人のそばにね。……女の方の亡骸を探しなさい。ふたりそろわぬことには成仏もできまい」

こう言われてSさんは慌てて川に走ったそうです…・・その後川の少し上流で女性の死体が見つかったそうです。

どうやらいっしょに飛びこんだあと結んでいた紐が切れてしまったようで、別々に死体があがることになってしまったらしいとのこと。

Sさんはこんな感じのことを言ってました。
「どうやらあのスルスルというのは着物の女が歩くときにする衣擦れの音だったのかな」


そういえば、私は「心中」とか「衣擦れ」とかいうことばをこの話ではじめて教えてもらいましたなあ…


 








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ろうそく

2010.05.05 (Wed) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

585 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/04/23 20:44
母方の祖母が亡くなったときの話。

お葬式などを終えて親戚みんなが祖母の住んでいた家に集まった。
母をはじめ伯母たちが台所で夕食の準備を始めたので、まだ幼かった私も手伝いに行った。
台所では母たちが忙しなく動いていて、私は何をしていいかわからずに立ち尽くしていた。

ふと見ると、食器棚のガラスに無数のろうそくが映っている。
仏壇は別の部屋にあるし、台所にそんなにたくさんのろうそくがある訳がないのに。
不思議に思った私はそれに触ろうとした。

するとガラスの向こうのろうそくを触ることはできないが、風をおくると火がゆらめいた。
空気は通すらしい。

わたしは好奇心から、ふっ、と息を吹きかけてみた。
1本の火が消えた。
火が消えると同時に映っていたたくさんのろうそくも消え、元通り台所の様子が映った。

後で、あの世には人の寿命の長さを決めるろうそくがあるという話を聞いた。
私のせいで誰かが死んでいたらどうしよう、シャレにならない。


 








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井戸の中

2010.05.05 (Wed) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

542 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/04/22 18:40
私がまだ小学生の頃。正月に広島にある祖父の家に行きました。
そこで私は熱を出して寝込んでしまったのです。

和室の真ん中に布団を敷いてもらって、うつらうつら。目が覚めると、夕方でした。
隣の部屋に通じる襖に、冬の淡い日差しが薄赤く映えています。

と、その襖がするすると開きはじめ、二十センチ程の隙間に女の子の顔が現れました。
髪を坊主にした女の子。私をじっと見下ろしています。
襖の向こうは真っ暗で、そこに浮かび上がる白い顔は能面のようでした。

「まひるが呼んでるよ。」
その子が口を開きました。

まひるというのは僕より二つ年下の従兄弟で、確か東京に住んでいました。
(まひるちゃん来ているんだ……)

発熱で朦朧とした頭でそんなことを考え、女の子に聞き返しました。
「どこで?」
「井戸の中。」
(井戸?)

確かに祖父の家には井戸がありました。でも、そんなところで…
「そんなところで何してるの?」
「知らない。もうだめかもね。」

その子が表情一つ替えずにそんなことを言いました。
その後眠りに落ちたのでしょうか、私の記憶はここで途切れています。

一月ほど経ったある日、母親からまひるちゃんが死んだと聞かされました。
冬休み中に用水路に落ちて水死したそうです。


 








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山で…

2010.05.04 (Tue) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

493 名前:1 投稿日:03/04/22 03:05
僕の住んでいる町に標高の低い山があります。
その山は、海岸からチョット離れていて頂上に登ると開けた空間がありかなり拾い範囲の街並みと太平洋が一望できます。
 
標高は低いですが一応、山脈の一部で奥に進むと、木々の緑が欝蒼として夏でも海から吹き上げる潮風で
肌寒さすら感じます。

ある日、気分転換に車で頂上に登り、暫く小さな街を走る電車やキラキラと光る海を眺めていました・・・・
すると雑草の茂ったハイキングコースの奥から
「カーン!カーン!カーン!」
と言う音が聞こえてきました。

その音は金属的な音ではなく乾いた木と木がぶつかり合う様な感じでした。
「何だろう?」
そんなに遠くから聞こえてくる感じがしなかったので音源を確かめたくなって、その方向に進んでいきました。

起伏のあるハイキングコースを10分ほど進んでいくとそこから右に外れた奥から聞こえるようでした。
コースから外れてしまうのでどうしようか考えたのですが緩やかな斜面だったので、足を進めました。

ですが、足元に気を取られながら進んでいるうちにいつの間にか音が止んでいる事に気が付き足を止め、もう一度、その音がするのを待ちましたが再び音がすることは有りませんでした。

少しの間、その場に身を沈め周りを見渡すと、木々がザワザワと風に踊っています・・・
僕は、何故か異様な雰囲気に恐怖を覚え、戻ろうとしましたが風の止んだ静寂の中に、今度は
「パキッ!パキッ!・・・パキッツ!」
と言う人の足音にしてはチョット軽い音で何かが確実に、こちらに向かって来る感覚がします。

「野ウサギかな??」
その時僕は、人気の無い山の中で自分以外の血の通った物に出会えるかもしれない?

と言う気持ちから、恐怖心よりも好奇心が大きくなっていました。
「パキッ!パキッ!」「パキッ!パキッ!」
音は、段々と近づいてきます・・・

「もうスグ見えるかもしれない」
と思ったとき、足音は止まりました・・・

僕の気配に気が付いたのだろうか?残念な気持ちで様子を伺っていると突然
「わぁぁぁ!わぁぁぁぁ!」
と、男の子の泣き声が聞こえてきました。

いいえ、聞こえて来るというよりも頭の中に響いて来る感じで
「わぁぁぁ!わぁぁぁぁ!」
と泣き叫んでいるようでした。

姿は見えませんが、5才位で半ズボンに長袖のシャツ男の子が顔に小さな手を当てて、泣いている姿が頭の中にハッキリと浮かんできます。

とたんに先ほどの恐怖心が蘇り、駐車場に向かって夢中で走り出しました。

その間も泣き声は止みません。
それどころか、背後に気配すら感じます!

僕は訳も分からず
「ごめんなさい!ごめんなさい!」
と謝りながら走っていました。

ハイキングコースに出て、息を切らして走っていると突然、足首を掴まれた感じがして目の前が真っ白になり気を失ってしまいました。

転んで気を失ったのか、転ぶ前に気を失ったのかそれは分かりませんが、気を失っていた時間は5分も経って無かったようでした・・・


気が付いた時には、もう声も気配も感じず静かな木々の中から小鳥の声が聞こえるだけでした。

僕は慌てて立ち上がって、車に戻りドアを閉めると閉鎖された空間の安心感を感じて、少し落ち着き気を失っていた時に聞いた声を思い出しました。

たしか、
「お母ちゃん・・どこに居るの?」
そんな声を聞いた気がして・・・

現実か夢か分からなくなっていた僕は掴まれた感じがした左の足首を見て
「あぁ、現実だったのかもしれない。」
と再び寒気を感じました・・・・

白い靴下に、しっかりと泥の付いた手形のようなものが残っていたのです。

僕は急いで山を降りましたがその後しばらくの間、車のバックシートに人が座っている気配を時々感じました。

お祓いをしたので、今ではその気配も無くなりましたが以来、その山には登っていません。


 








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おんぶ紐

2010.05.04 (Tue) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

484 名前:1/3 投稿日:03/04/22 01:28
兄夫婦には小学生の長男がいるんだがその子がまだ赤ん坊の頃、兄夫婦は都下のM市に住んでいた。
そこからうちの実家は、歩いて10分程度の距離だったのでよく運動がてら義姉が赤ん坊連れて遊びに来ていた。
その頃に起きた不思議な話。

ある日もいつものように甥をおぶって義姉が訪ねてきた。
赤ん坊がぐずっているので、母が手伝い、背中からおろして寝かせようとした時、おんぶひもが千切れかかっているのに気づいた。

母が、
「あら?これどうしたの?危ないねぇ。」
というと、義姉の顔色が変わり急に座り込んで泣き出したという。

その日も家の中の用事を済ませて義姉は家を出た。
いつも線路沿いの同じ道を通るのだが、ある地点にさしかかった時線路上のはるか遠くの方に、こっちに向かって歩いて来る人影が見えた。

何となく変な気がしたが、整備の人だろうと思った義姉はそのまま赤ん坊をあやしながら歩き続けた。

何気なく見ると、さっき遠くの方に見えた人影がいつの間にかすぐ目の前の線路に立っている。
義姉は一目見てとても変だと思った。

「それ」はきちんと茶色っぽい背広を着てネクタイもしているのだが、妙なのは首のかわりに、鯉のぼりの吹き流しのような細長い赤い布が何本もついていてそれがひらひらと風になびいている。

義姉は「それ」が自分達をじっと見ていると感じたそうだ。

すると突然、おぶってた赤ん坊が火のついたように泣き出した。
義姉が我に返るともう「それ」はいなかった。

ビックリしたが、霊とかそういう感じがしなかったので見間違いだろうと自分に言い聞かせたそうだ。
そのまま家に訪ねて来たのだが、千切れかけたおんぶひもを見たとたん、怖くなって泣いてしまったんだという。

そのおんぶひもはまだ新しくて、かなり丈夫な素材で出来ていたし、安全性のためかなりの負荷にも耐えられる作りなので、何かの拍子に千切れるような物ではなかった。
家を出るときには間違いなく、そんな風になっていなかったそうだ。

まるで、もの凄い力で引き千切ろうとでもしたかのように繊維が延びてほどけ、もう少し力を加えればブッツリ逝きそうだったという。

この話は母と義姉両方から聞いたんだが、甥も全然元気で、それ以降は別に何も起こっていない。
でも話を聞いて以来その道を通るの気味悪い。
人身事故も多い沿線でつ。


 








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