都市伝説・・・奇憚・・・blog
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猫
2010.05.14 (Fri) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
80 名前:猫イイ! 投稿日:03/04/27 01:50
学生時代に大学のすぐ裏のアパートに住んでいたんだが夏のある夜のこと、暑苦しくて窓を全開にして漫画を読んでたらいきなりその窓から顔面ぐちゃぐちゃの人間が入ってきた。
スカートにノースリーブの服の普通の格好だったから一瞬人が入ってきたのかと思ったけどここは三階だし、なにより輪郭がぼやけてるというか大きくなったり小さくなったりしていた。
ぐわんぐわんと。
身長1メートルくらいから部屋の天井に頭がつくくらいまで。
なんか自分がどういう大きさかわかってないみたいな。
顔もぐちゃぐちゃ動いていたけど、これは傷口が動いてるみたいだった。
こっちにじわじわ向ってきてたけど俺は完全に金縛りみたいになって机の椅子から動けなかった。
そしたらいきなり部屋で飼ってた猫が
「フギャアアアア」
って叫んで毛を逆立てて威嚇しはじめた。
それで我に返って椅子からずり落ちるみたいに降りてから壁際に寄った。
そいつはふらふらと台所のほうへ消えて行って玄関のドアからすぅっと出て行ったみたいだった。
マジで恐かった。
よくお化けは犬に弱いとか言うけど、猫でも役に立つんだ。
ていうか猫よりヘタレの俺って・・・・
その日の夜、大学構内で自動車部のDQNが酔っ払って暴走中に学部生をはねたらしい。
その女の子は即死。
それ聞いて「やっぱり」って思ったよ。
自動車部は当然ソッコー廃部。
その猫、妙に鋭いところがあって別の日の夜に宗教の勧誘っぽい女がチャイム鳴らして来た時にスゲー吼えだした。
玄関に来客があってものぞきに来ることなんてないのにその時は飛んでやって来た。
女は楽しいサークルがどうとか訳の分らんことを言ってたのでとにかく追い出した。
猫はそいつの後ろになにか見たんだろうか・・・
ちなみにその猫は今このPCの上で寝てる。
学生時代に大学のすぐ裏のアパートに住んでいたんだが夏のある夜のこと、暑苦しくて窓を全開にして漫画を読んでたらいきなりその窓から顔面ぐちゃぐちゃの人間が入ってきた。
スカートにノースリーブの服の普通の格好だったから一瞬人が入ってきたのかと思ったけどここは三階だし、なにより輪郭がぼやけてるというか大きくなったり小さくなったりしていた。
ぐわんぐわんと。
身長1メートルくらいから部屋の天井に頭がつくくらいまで。
なんか自分がどういう大きさかわかってないみたいな。
顔もぐちゃぐちゃ動いていたけど、これは傷口が動いてるみたいだった。
こっちにじわじわ向ってきてたけど俺は完全に金縛りみたいになって机の椅子から動けなかった。
そしたらいきなり部屋で飼ってた猫が
「フギャアアアア」
って叫んで毛を逆立てて威嚇しはじめた。
それで我に返って椅子からずり落ちるみたいに降りてから壁際に寄った。
そいつはふらふらと台所のほうへ消えて行って玄関のドアからすぅっと出て行ったみたいだった。
マジで恐かった。
よくお化けは犬に弱いとか言うけど、猫でも役に立つんだ。
ていうか猫よりヘタレの俺って・・・・
その日の夜、大学構内で自動車部のDQNが酔っ払って暴走中に学部生をはねたらしい。
その女の子は即死。
それ聞いて「やっぱり」って思ったよ。
自動車部は当然ソッコー廃部。
その猫、妙に鋭いところがあって別の日の夜に宗教の勧誘っぽい女がチャイム鳴らして来た時にスゲー吼えだした。
玄関に来客があってものぞきに来ることなんてないのにその時は飛んでやって来た。
女は楽しいサークルがどうとか訳の分らんことを言ってたのでとにかく追い出した。
猫はそいつの後ろになにか見たんだろうか・・・
ちなみにその猫は今このPCの上で寝てる。
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犬
2010.05.14 (Fri) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
54 名前:犬 1/4 投稿日:03/04/27 00:25
あれは小学校六年のころ、夏のさかりだった。
僕は母方の田舎に一人で泊まりに来ていた。
田舎のせいか夜することがなくて、晩飯を食ったあとはとっとと寝るのがパターンになっていた。
特に寝苦しかったある熱帯夜に蚊帳の中でゴロゴロしているとふいに
ウウウウウウウウウ
と犬が唸るような声がどこからともなく聞こえてきた。
聞き耳を立てていると シッシッシッシという水を切るような足音が家の前を通り過ぎて行ったみたいだった。
僕は起きだして縁側に出てみると暫くしたら家のブロック壁の向こうを犬の気配が戻ってきて、そしてまた通り過ぎて行った。
野犬かなあと思いながら佇んでいると祖母もやってきて
「犬じゃろうか。ちょいと見てくる」
と言って、玄関のほうへ行ってしまった。
僕は壁のすぐ向こうが幅広のドブだったことを思い出して、
「ドブんなかを走ってんのか~」
と納得したが、祖母は大丈夫だろうかと心配になった。
それから少しして祖母が帰ってきた。
「どうやった?」
と聞いたが何故か答えてくれなかった。
祖母は僕を座らせて改まってこう言った。
「あれはもののけじゃ。犬の幽霊じゃ。見てはならんぞ」
祖母はよく恐い話をしてくれたので、これも僕を怖がらせようとしているのだなと思い、
「どんな幽霊?」
と聞くと
「四肢しかない。首も頭もない。それがドブを走っとる」
僕は想像してゾッとした。
「ええか。あれは昔から夏になると出るこどもをさらう山犬の霊じゃ。こどもを探して一晩中走りまわる。絶対に見てはならんぞ」
都会っこを自称する僕も、そうしたものがあってもおかしくない田舎独特の空気に気圧されてビビリあがってしまった。
僕は祖母の言うとおり大人しく布団に入った。
しかし布団を頭から被っても犬の唸り声がかすかに聞こえる。
何度目かに家の前を足音が通り過ぎた時、ふと思った。
頭もないのにどうやって犬がこどもをさらうのか?
一度気になると止らない。
僕はどうしても犬の幽霊を見たくなった。
そもそもリアルな足音を聞いているのに、それが幽霊だと言われてもだんだんうそ臭くなってくる。
祖母の怪談の神通力も子供の好奇心には勝てなかったらしい。
僕はこっそりと部屋を抜け出して玄関へむかった。
外に出て見ると、街灯の明かりがかすかに側溝を照らしていたが肝心の犬の幽霊は見あたらなかった。
僕はやぶ蚊と戦いながら家の前でじっと待っていた。
なにか餌でも投げたら飛んでやってこないかなあ、と考えていた時「それ」がやってきた。
フッフッフッフと荒い息遣いが左手のほうから聞こえてきて黒い影が見えた。
側溝は大人の背丈ほどもあったので、上にいるかぎり犬に飛び付かれることもないと高を括っていた僕は暗い中でよく見ようと見を乗り出した。
黄色い街灯に照らされて犬の頭が見えたとき、僕は
「やっぱりばあちゃんのホラじゃあ。 ただの犬や」
と妙に勝ち誇った気分になった。
が、「それ」が目の前を通り過ぎた時心臓に冷たい物が走った。
犬はなにかを咥えていた。
僕には全く気付いていないのか、犬は血走った目で泥水を刎ねながら走り去って行った。
僕はその一瞬にわかった。
人間の赤ん坊がその顎に咥えられていた。
首がぶらぶらしていて、今にも千切れそうだった。
僕は腰を抜かしてその場にへたり込んだ。
1歩も動けなくなったが、「ばあちゃんはこれ見てほっといたんか」という考えがぐるぐる頭を回った。
大人に教えなあかん大人に教えなあかんと呟いてるつもりがカチカチ歯の根が合わなかった。
そうしているとまた犬の足音が近づいてきて、目を反らせないでいると今度は赤ん坊の首が根元からなくなっていた。
そして犬が走り去って行く時、ちょうど僕の目の前を赤ん坊の首が笑いながらすーっと追いかけて行った。
僕は這うようにして家に戻ると、祖母の布団に潜りこんで泣いた。
祖母は
「あれはもののけじゃ。あれはもののけじゃ」
と言いながら俺を叱るように抱きしめてくれた。
年寄りの怪談は素直に怖がるべきだということを思い知らされた。
あれは小学校六年のころ、夏のさかりだった。
僕は母方の田舎に一人で泊まりに来ていた。
田舎のせいか夜することがなくて、晩飯を食ったあとはとっとと寝るのがパターンになっていた。
特に寝苦しかったある熱帯夜に蚊帳の中でゴロゴロしているとふいに
ウウウウウウウウウ
と犬が唸るような声がどこからともなく聞こえてきた。
聞き耳を立てていると シッシッシッシという水を切るような足音が家の前を通り過ぎて行ったみたいだった。
僕は起きだして縁側に出てみると暫くしたら家のブロック壁の向こうを犬の気配が戻ってきて、そしてまた通り過ぎて行った。
野犬かなあと思いながら佇んでいると祖母もやってきて
「犬じゃろうか。ちょいと見てくる」
と言って、玄関のほうへ行ってしまった。
僕は壁のすぐ向こうが幅広のドブだったことを思い出して、
「ドブんなかを走ってんのか~」
と納得したが、祖母は大丈夫だろうかと心配になった。
それから少しして祖母が帰ってきた。
「どうやった?」
と聞いたが何故か答えてくれなかった。
祖母は僕を座らせて改まってこう言った。
「あれはもののけじゃ。犬の幽霊じゃ。見てはならんぞ」
祖母はよく恐い話をしてくれたので、これも僕を怖がらせようとしているのだなと思い、
「どんな幽霊?」
と聞くと
「四肢しかない。首も頭もない。それがドブを走っとる」
僕は想像してゾッとした。
「ええか。あれは昔から夏になると出るこどもをさらう山犬の霊じゃ。こどもを探して一晩中走りまわる。絶対に見てはならんぞ」
都会っこを自称する僕も、そうしたものがあってもおかしくない田舎独特の空気に気圧されてビビリあがってしまった。
僕は祖母の言うとおり大人しく布団に入った。
しかし布団を頭から被っても犬の唸り声がかすかに聞こえる。
何度目かに家の前を足音が通り過ぎた時、ふと思った。
頭もないのにどうやって犬がこどもをさらうのか?
一度気になると止らない。
僕はどうしても犬の幽霊を見たくなった。
そもそもリアルな足音を聞いているのに、それが幽霊だと言われてもだんだんうそ臭くなってくる。
祖母の怪談の神通力も子供の好奇心には勝てなかったらしい。
僕はこっそりと部屋を抜け出して玄関へむかった。
外に出て見ると、街灯の明かりがかすかに側溝を照らしていたが肝心の犬の幽霊は見あたらなかった。
僕はやぶ蚊と戦いながら家の前でじっと待っていた。
なにか餌でも投げたら飛んでやってこないかなあ、と考えていた時「それ」がやってきた。
フッフッフッフと荒い息遣いが左手のほうから聞こえてきて黒い影が見えた。
側溝は大人の背丈ほどもあったので、上にいるかぎり犬に飛び付かれることもないと高を括っていた僕は暗い中でよく見ようと見を乗り出した。
黄色い街灯に照らされて犬の頭が見えたとき、僕は
「やっぱりばあちゃんのホラじゃあ。 ただの犬や」
と妙に勝ち誇った気分になった。
が、「それ」が目の前を通り過ぎた時心臓に冷たい物が走った。
犬はなにかを咥えていた。
僕には全く気付いていないのか、犬は血走った目で泥水を刎ねながら走り去って行った。
僕はその一瞬にわかった。
人間の赤ん坊がその顎に咥えられていた。
首がぶらぶらしていて、今にも千切れそうだった。
僕は腰を抜かしてその場にへたり込んだ。
1歩も動けなくなったが、「ばあちゃんはこれ見てほっといたんか」という考えがぐるぐる頭を回った。
大人に教えなあかん大人に教えなあかんと呟いてるつもりがカチカチ歯の根が合わなかった。
そうしているとまた犬の足音が近づいてきて、目を反らせないでいると今度は赤ん坊の首が根元からなくなっていた。
そして犬が走り去って行く時、ちょうど僕の目の前を赤ん坊の首が笑いながらすーっと追いかけて行った。
僕は這うようにして家に戻ると、祖母の布団に潜りこんで泣いた。
祖母は
「あれはもののけじゃ。あれはもののけじゃ」
と言いながら俺を叱るように抱きしめてくれた。
年寄りの怪談は素直に怖がるべきだということを思い知らされた。
お堂の人形
2010.05.13 (Thu) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
52 名前:>゚)+++< 投稿日:03/04/27 00:08
今から5年前、学生時代俺が体験した話。
サークルの部室で先輩に怪談を話してもらってて
「本当に恐い体験がしたいのなら、今からI市にある○○寺に行って来い」
と言われ、早速友達と二人で行ってみた。
その寺には本堂とそれを囲むように3つのお堂があった。明かりが全くついてなく誰もいなかった。
悪ノリしてお堂の1つ目に勝手に入った。
真っ暗なのでライターでお堂の中を照らしてみたが何も無い。
続いて2つ目のお堂、これも特に変わった様子は無かった。
「何だ、大したこと無いな」
とか言いながら3つのお堂に入った。
自分は霊感とか全く無いのだが、入ってすぐこのお堂は他の2つと違う妙な雰囲気を感じた。
何だかたくさんの人に見られているような気がした。友達がライターを点けてみるとそこには・・・
壁一面の棚に何百体もの人形が並べられていた。
この寺は人形の供養をする寺だった。
全部の人形がこちらに顔を向けて飾ってあった。
だいたいが雛人形だったが、ところどころに外国産の大きい人形もいた。
とたんに眩暈がしてそのまま気を失った。
自分が倒れる直前にどさっと音がして友達が隣に倒れるのが見え、まずいなと思った。
数時間後、先輩に起こされ目を覚ました。
僕らの帰りがあまりに遅いので先輩が様子を見に来てくれたのだった。
「ごめんなさい、何だか急にくらっとして・・・」
と先輩に言うと
「当たり前だ!お前らこんないたずらなんかするな!!」
と激しく怒られた。
初めは先輩が何を言っているのか分からなかったが、辺りを見回すと・・・
棚の上に並べられていた人形が全て降ろされ、僕らと先輩の周りを囲んでいた。
その後、泣く泣く三人で人形を元の棚に戻したが、なぜか何体かの人形がお堂の外に逃げ出していたので大変困った。
今から5年前、学生時代俺が体験した話。
サークルの部室で先輩に怪談を話してもらってて
「本当に恐い体験がしたいのなら、今からI市にある○○寺に行って来い」
と言われ、早速友達と二人で行ってみた。
その寺には本堂とそれを囲むように3つのお堂があった。明かりが全くついてなく誰もいなかった。
悪ノリしてお堂の1つ目に勝手に入った。
真っ暗なのでライターでお堂の中を照らしてみたが何も無い。
続いて2つ目のお堂、これも特に変わった様子は無かった。
「何だ、大したこと無いな」
とか言いながら3つのお堂に入った。
自分は霊感とか全く無いのだが、入ってすぐこのお堂は他の2つと違う妙な雰囲気を感じた。
何だかたくさんの人に見られているような気がした。友達がライターを点けてみるとそこには・・・
壁一面の棚に何百体もの人形が並べられていた。
この寺は人形の供養をする寺だった。
全部の人形がこちらに顔を向けて飾ってあった。
だいたいが雛人形だったが、ところどころに外国産の大きい人形もいた。
とたんに眩暈がしてそのまま気を失った。
自分が倒れる直前にどさっと音がして友達が隣に倒れるのが見え、まずいなと思った。
数時間後、先輩に起こされ目を覚ました。
僕らの帰りがあまりに遅いので先輩が様子を見に来てくれたのだった。
「ごめんなさい、何だか急にくらっとして・・・」
と先輩に言うと
「当たり前だ!お前らこんないたずらなんかするな!!」
と激しく怒られた。
初めは先輩が何を言っているのか分からなかったが、辺りを見回すと・・・
棚の上に並べられていた人形が全て降ろされ、僕らと先輩の周りを囲んでいた。
その後、泣く泣く三人で人形を元の棚に戻したが、なぜか何体かの人形がお堂の外に逃げ出していたので大変困った。
消えた自殺者
2010.05.13 (Thu) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
38 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/04/26 19:10
数年前の正月あけて間もない頃のことです。
その日は昼過ぎまでに上げなければならない資料があって前日から徹夜で仕事をしていました。
やっと資料が完成したのが12時30分頃、そのあといったん食事にでて会社に戻ろうとしたのが13時30分前でした。
徹夜あけで食後、しょぼしょぼする目をこすりながらフラフラと会社の前の通りを歩いていたのですが、いつもは多少の人通りがあるのにその日は何故か誰も歩いておらず、妙に静かだったのを覚えています。
会社のオフィスはさほど広くもない7階建て雑居ビルの6階にあって、入り口正面にエレベーター、右手が階段です。
私はいつものように、ビルの入り口にある自動販売機で缶コーヒーを買おうとしました。ここのコーヒーはあまり見ないマイナーなメーカーのためか、100円なのです。
しかし、何度お金を入れても戻ってきてしまいます。
その頃偽造硬貨が流行っていたのでチェックを厳しくしたのかなと思いましたが、こちらも意地になっています。
7-8回目にやっとお金が入りました。
コーヒーを取りだし、上にあがろうとして何気なく6階のオフィスを見上げると、窓を開けて皆が下を覗き込んでいるのに気付きました。
道路を隔てた向かい側がスポーツクラブで、その4階がプールになっています。一階あたりの高さが違うので
ちょうど斜め上か覗ける位置にあります。スタイルのいい娘がいると、時々若い社員が覗いていることがあるので、この時も単に相変わらず好きだな~、と思っていました。
ところが、エレベーターで6階に昇り、踊り場の右手にあるオフィスのドアを開けると、窓際に社員の殆んどが集まって下を見ていました。
「あれ? わざわざ下まで行ってみてきたの?」
「え? いや、飯食って帰ってきた所だよ」
と、私は答えました。
「えー? 度胸あるなぁ」
「なにが?」
私は訳がわからず聞くと、同僚は窓の下を指差しました。
つられて私が覗くと・・・
今しがた、私がコーヒーを買った自動販売機の前に女性が横たわっていました。
上半身には青いビニールシートがかけてあります。
シートの下から出ている足で女性と分かりました。
すでに周りを警察官が行ったり来たりしていました。
「この上の階から?」思わず私は同僚に聞きました。
「何言ってんだよ、この階。入り口に靴があっただろう?」
私がオフィスのドアを開けると、目の前の踊り場には確かに赤い靴がきちんと揃えてありました。
「え? なんで?」
今、帰ってきた時は確かに誰もいなかったし、勿論、自動販売機の前にも何もありませんでした。
私がエレベーターの中で居眠りでもしていて、その間に飛降りがあったのだろうか? とも考えました。
しかし、時計は1時半過ぎを指していました。
昼休みが終わって、20分程の間に、飛降り自殺があったそうです。
1階の店の人が気付いてすぐ通報したそうですが、今しがた見た様子ではもう事切れているようでした。
私が聞いてみると、下を覗いていた社員は、誰も私が下を歩いていたことに気付かなかったそうです。
同僚は、単に私が横を通ってきただけだと思っていたようでした。
でも、確かにあの時は誰もおらず、何もなかったはずなのに。
「だってほら」
私は今しがた買ってきた熱い缶コーヒーを同僚にさしだしました。
数年前の正月あけて間もない頃のことです。
その日は昼過ぎまでに上げなければならない資料があって前日から徹夜で仕事をしていました。
やっと資料が完成したのが12時30分頃、そのあといったん食事にでて会社に戻ろうとしたのが13時30分前でした。
徹夜あけで食後、しょぼしょぼする目をこすりながらフラフラと会社の前の通りを歩いていたのですが、いつもは多少の人通りがあるのにその日は何故か誰も歩いておらず、妙に静かだったのを覚えています。
会社のオフィスはさほど広くもない7階建て雑居ビルの6階にあって、入り口正面にエレベーター、右手が階段です。
私はいつものように、ビルの入り口にある自動販売機で缶コーヒーを買おうとしました。ここのコーヒーはあまり見ないマイナーなメーカーのためか、100円なのです。
しかし、何度お金を入れても戻ってきてしまいます。
その頃偽造硬貨が流行っていたのでチェックを厳しくしたのかなと思いましたが、こちらも意地になっています。
7-8回目にやっとお金が入りました。
コーヒーを取りだし、上にあがろうとして何気なく6階のオフィスを見上げると、窓を開けて皆が下を覗き込んでいるのに気付きました。
道路を隔てた向かい側がスポーツクラブで、その4階がプールになっています。一階あたりの高さが違うので
ちょうど斜め上か覗ける位置にあります。スタイルのいい娘がいると、時々若い社員が覗いていることがあるので、この時も単に相変わらず好きだな~、と思っていました。
ところが、エレベーターで6階に昇り、踊り場の右手にあるオフィスのドアを開けると、窓際に社員の殆んどが集まって下を見ていました。
「あれ? わざわざ下まで行ってみてきたの?」
「え? いや、飯食って帰ってきた所だよ」
と、私は答えました。
「えー? 度胸あるなぁ」
「なにが?」
私は訳がわからず聞くと、同僚は窓の下を指差しました。
つられて私が覗くと・・・
今しがた、私がコーヒーを買った自動販売機の前に女性が横たわっていました。
上半身には青いビニールシートがかけてあります。
シートの下から出ている足で女性と分かりました。
すでに周りを警察官が行ったり来たりしていました。
「この上の階から?」思わず私は同僚に聞きました。
「何言ってんだよ、この階。入り口に靴があっただろう?」
私がオフィスのドアを開けると、目の前の踊り場には確かに赤い靴がきちんと揃えてありました。
「え? なんで?」
今、帰ってきた時は確かに誰もいなかったし、勿論、自動販売機の前にも何もありませんでした。
私がエレベーターの中で居眠りでもしていて、その間に飛降りがあったのだろうか? とも考えました。
しかし、時計は1時半過ぎを指していました。
昼休みが終わって、20分程の間に、飛降り自殺があったそうです。
1階の店の人が気付いてすぐ通報したそうですが、今しがた見た様子ではもう事切れているようでした。
私が聞いてみると、下を覗いていた社員は、誰も私が下を歩いていたことに気付かなかったそうです。
同僚は、単に私が横を通ってきただけだと思っていたようでした。
でも、確かにあの時は誰もおらず、何もなかったはずなのに。
「だってほら」
私は今しがた買ってきた熱い缶コーヒーを同僚にさしだしました。
帰り道
2010.05.12 (Wed) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
890 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/04/26 00:54
僕が小さかった時、両親と何処かへ出掛けて帰る時の事でした。
何故か、その時何処へ行って来た帰りなのか覚えておらず、今は父が他界し母は元気ですが、僕は一人暮しをして居る事から、その事を聞く機会を逸してしまいました。
本題に戻りますが、その日は丁度ゴールデンウィークの終りで、帰宅の途に着く車で家へと急く心とは裏腹に、車は遅々として進みませんでした。
父が苛立たしげに「ちっ」と舌打ちした事と、その時フロントガラスにぽたぽたと雨が一滴二滴当たった事だけは、18年経った今でもその光景だけが、切り取られた断片であるかのように、はっきりと鮮明に脳裏に焼き付いています。
どういうやり取りがあったのか分かりませんが、どうやら混雑している国道を避け、未舗装の裏道を通る事になったようでした。
僕は疲れてうとうととして来たときに、がたん、がたんと揺れる振動とがしゅ、がしゅという定期的な音を立て続けるワイパーの音で目覚めた時は既に、真っ暗な山道のようなところを走っていて、眠る前には前後に沢山あった車が一台も見当たらない事に、子供心ながら不思議な気持ちと共に…心細かった事も覚えています。
その道を走り続け、どのくらい経ったかは分かりません。
ただ、後ろから覗き見た母と父の表情が少々強張っていた事と、車内のぴりぴりとした雰囲気を僕は察し、母に「眠い」と言いました。
母はただ一言。
「目を瞑っていなさい」
とだけ言いました。
何時もは明るく朗らかな母の声が微かに震え、父は睨み付けるような表情で雨の帳の向うを凝視していました。
此処で、両親と色々なやり取りがあったと思うのですが、残念ながら良く覚えていません。
眠かったのと、ぴりぴりした雰囲気が嫌で、僕は結局後部座席に身を投げだし、ぎゅっと目を瞑りましたが眠れません。
雨の音に混じり、
「やばいな」
「どうしよう○○さん(父の名です。)、どうしよう」
「南無阿弥陀仏」
等々の両親の話が耳に入りました。
目を開けようとすると、どうして分かったのか父が
「寝なさい!」
と強い口調で僕に言い、僕は仕方が無いので目を瞑り眠った振りをしていました。
何だか、凄く時間が経った気がしたのですが、同じ道を延々と走り続けていたような気がして、両親にばれないように、薄目を開け、フロントガラスの先のヘッドライトに照らされている木々に目を向けた時。
そこに髪の毛が長い、女性が立っていました。
虫の知らせでしょうか。
その女性の事を幽霊というか、言ってはいけないものと直感していたのが今でも不思議です。
真っ青になり、震える手でハンドルを握りながらも、父は只管に道を走り続けました。
数分くらい走った時、前方に白いものが見えました。
それは、数分前に見た女性、その同じ人が同じように雨に濡れ、こちらの車を瞬きもせぬまま、見つめていました。
そして、行けども行けども、その女性は車の先を越すかのように、何度も何度も同じ姿で立ち尽くしています。
僕は我慢出来なくなり、目を開けて母に抱き付きました。
確か、酷く泣いた覚えがあります。
僕が泣き付いたのと期を一にして、前方に立つ女性がとても優しい笑みを浮かべました。
父がその時、何を思ったのかは今はしる由もありません。
ただ、突然急ブレーキをかけた事、そして車の先にぽっかりと奈落のような崖が黒々としたその口を開けていました。
「橋梁工事中」確か、大意はこんなような標識が立っていたのと、その奈落の下から河のように水が流れる音が聞こえていました。
これだけですが、後は何も覚えていません。
その女性はふっと消える瞬間、父を何故か指差して責めるような表情を浮かべている光景が、覚えている最後の光景です。
父はその後、3年経って交通事故で他界しました。
僕が小さかった時、両親と何処かへ出掛けて帰る時の事でした。
何故か、その時何処へ行って来た帰りなのか覚えておらず、今は父が他界し母は元気ですが、僕は一人暮しをして居る事から、その事を聞く機会を逸してしまいました。
本題に戻りますが、その日は丁度ゴールデンウィークの終りで、帰宅の途に着く車で家へと急く心とは裏腹に、車は遅々として進みませんでした。
父が苛立たしげに「ちっ」と舌打ちした事と、その時フロントガラスにぽたぽたと雨が一滴二滴当たった事だけは、18年経った今でもその光景だけが、切り取られた断片であるかのように、はっきりと鮮明に脳裏に焼き付いています。
どういうやり取りがあったのか分かりませんが、どうやら混雑している国道を避け、未舗装の裏道を通る事になったようでした。
僕は疲れてうとうととして来たときに、がたん、がたんと揺れる振動とがしゅ、がしゅという定期的な音を立て続けるワイパーの音で目覚めた時は既に、真っ暗な山道のようなところを走っていて、眠る前には前後に沢山あった車が一台も見当たらない事に、子供心ながら不思議な気持ちと共に…心細かった事も覚えています。
その道を走り続け、どのくらい経ったかは分かりません。
ただ、後ろから覗き見た母と父の表情が少々強張っていた事と、車内のぴりぴりとした雰囲気を僕は察し、母に「眠い」と言いました。
母はただ一言。
「目を瞑っていなさい」
とだけ言いました。
何時もは明るく朗らかな母の声が微かに震え、父は睨み付けるような表情で雨の帳の向うを凝視していました。
此処で、両親と色々なやり取りがあったと思うのですが、残念ながら良く覚えていません。
眠かったのと、ぴりぴりした雰囲気が嫌で、僕は結局後部座席に身を投げだし、ぎゅっと目を瞑りましたが眠れません。
雨の音に混じり、
「やばいな」
「どうしよう○○さん(父の名です。)、どうしよう」
「南無阿弥陀仏」
等々の両親の話が耳に入りました。
目を開けようとすると、どうして分かったのか父が
「寝なさい!」
と強い口調で僕に言い、僕は仕方が無いので目を瞑り眠った振りをしていました。
何だか、凄く時間が経った気がしたのですが、同じ道を延々と走り続けていたような気がして、両親にばれないように、薄目を開け、フロントガラスの先のヘッドライトに照らされている木々に目を向けた時。
そこに髪の毛が長い、女性が立っていました。
虫の知らせでしょうか。
その女性の事を幽霊というか、言ってはいけないものと直感していたのが今でも不思議です。
真っ青になり、震える手でハンドルを握りながらも、父は只管に道を走り続けました。
数分くらい走った時、前方に白いものが見えました。
それは、数分前に見た女性、その同じ人が同じように雨に濡れ、こちらの車を瞬きもせぬまま、見つめていました。
そして、行けども行けども、その女性は車の先を越すかのように、何度も何度も同じ姿で立ち尽くしています。
僕は我慢出来なくなり、目を開けて母に抱き付きました。
確か、酷く泣いた覚えがあります。
僕が泣き付いたのと期を一にして、前方に立つ女性がとても優しい笑みを浮かべました。
父がその時、何を思ったのかは今はしる由もありません。
ただ、突然急ブレーキをかけた事、そして車の先にぽっかりと奈落のような崖が黒々としたその口を開けていました。
「橋梁工事中」確か、大意はこんなような標識が立っていたのと、その奈落の下から河のように水が流れる音が聞こえていました。
これだけですが、後は何も覚えていません。
その女性はふっと消える瞬間、父を何故か指差して責めるような表情を浮かべている光景が、覚えている最後の光景です。
父はその後、3年経って交通事故で他界しました。
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