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繋 が っ た
2010.06.18 (Fri) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
204 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/05/18 02:54
私が学生だった頃の話です。
友人が親元を離れ、一人暮らしをすることになりました。
引越しの手伝いをし、そのまま泊りがけで飲み会をしようということになり、早速手伝いに行きました。
新居は古い木造アパートで、四畳半の台所と六畳の和室、それにユニットバスという造り。
目の前は空き地で、風の通りは良いのですが、夏は薮蚊が多そうだな、などとのんびりと思っていました。
日中は引越しの片づけを手伝い、夜になって飲み会が始まりました。飲み会とはいえ、まだ引っ越した初日です。一応回りの住民にも気遣って、そんなに馬鹿騒ぎをすることも無く、集まった数人でまったりと話をしながら時を過ごしていました。
何の話をしていたのか、もう忘れてしまったのですが、別に怖い話をしていた訳でもありません。しかし、話をしながら私はあることに気が付きました。
この家は古い木造アパートだけあって、部屋の電灯が蛍光灯ではなく電球でした。
そのため部屋には陰影があり、話している私たちの姿も壁にぼんやりと影が浮かんでいます。
その影が、多いのです。光の加減で影が二重になることがあるので、そのせいかとも思ったのですが、影の位置は私たちの間にあり、まるで一緒に話を聞いているようでした。
こんな影の居る家に越してきた友人が気がかりでしたが、引越し初日にそれを言って無駄に怖がらせるのも悪い気がして、翌日何もこの事は話すことなく帰宅しました。
その日の夜、この事が気がかりだったせいなのか、夢を見ました。
場面は友人の家。時刻は夜中。昨夜と同じ状況で、電球の明かりの下、友人達と話をしている自分。
そして視線の先には昨夜と同じように一つ多い壁の影。
夢の中の影は私がじっと見ていると、そのうちゆっくりと左右に揺れ始めました。
まるで私に見られている事に気が付き、私を挑発するような動きです。
影からは悪意が感じられ、私は後悔していました。
あの影の存在に、気付かなければ良かったのに。
ふと周りを見回すと、友人達はいつの間にかおらず、この部屋には私と影だけが残っていました。
影は、最初は人の形を保っていたのですが、揺れているうちに形を変え、四つん這いになっていきます。
なにか、動物の思念の集合体のように私には感じられました。
それも邪念を持った集合体。
私は逃げ道を探し、じりじりと後ろに下がってゆきます。
六畳の狭い部屋の中、正面に影の映る壁。左横が窓。右横が四畳半の台所と玄関へ続く障子戸。背後が正面と同じくざらざらとした質感の、昔ながらの素材の壁。
来るな。来るな。来るな。来るな。来るな。
心の中で祈るように呟きながら、後ろに下がる私。影は揺れながら壁から離れ、立体となって私に近付いてきます。
後もう少しで壁に背が付いてしまう。
もう駄目だと思った瞬間、私の背後の空間が急に広がりました。
壁面が消え、その代り、私の家の自分の部屋が現れたのです。
自分の部屋の、窓がある面がそのまま友人の部屋の壁面に替わったのでした。
これで逃げられる。
そう思った私は急いで窓から自分の部屋へと入り込み、ガラス窓を閉めました。
私が自分の部屋に逃げたことを、影に知られたくなかったのです。
が、閉める瞬間、影と目があったような気がしました。
しまった。繋がってしまった。
何がどう繋がったのか、そんな論理的なことは考えられませんでした。
ただ、「繋がった。」と思った瞬間、私は一気に覚醒しました。
一気に現実の世界に戻ったのです。
が、目が覚めた途端、私の耳にガラス窓を叩く音が聞こえました。
コンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコン・・・。
風で木の枝が当たった等という音ではありませんでした。
明らかに規則的なノックの音。
体は金縛りに合い、動けません。繋がったのは、友人と私の部屋。
そしてあの世とこの世の事だったのでしょうか?
私は恐怖のあまり失神したようで、次に気がついた時には朝になっていました。
が、しばらくの間、夜になると金縛りにあって窓を叩く音が聞こえるという現象は続きました。
その後ですが、結局影は窓を開けて私の部屋に入ってくるまでのことは出来なかったようで(それでも十分恐怖でしたが)、しばらくすると諦めたのかこの現象は終わりました。
件の友達にはそれと無く様子を聞いてみたところ、
「うん。何か居るようで、時々勝手に電気がついたり扉が開いたりするよ。でも、気にしないから別に平気。」
とあっさりと返されてしまいました。
気にしなければただの影やポルターガイスト程度で済んでいたものを、必要以上に意識しすぎて、私の家(の外側)にまで呼び寄せてしまった。ということでしょうか。
以来、人以外の「何か」を見た時にも、必要以上に興味を持ったり怖がったりはしないように、押さえるようになりました。
私が学生だった頃の話です。
友人が親元を離れ、一人暮らしをすることになりました。
引越しの手伝いをし、そのまま泊りがけで飲み会をしようということになり、早速手伝いに行きました。
新居は古い木造アパートで、四畳半の台所と六畳の和室、それにユニットバスという造り。
目の前は空き地で、風の通りは良いのですが、夏は薮蚊が多そうだな、などとのんびりと思っていました。
日中は引越しの片づけを手伝い、夜になって飲み会が始まりました。飲み会とはいえ、まだ引っ越した初日です。一応回りの住民にも気遣って、そんなに馬鹿騒ぎをすることも無く、集まった数人でまったりと話をしながら時を過ごしていました。
何の話をしていたのか、もう忘れてしまったのですが、別に怖い話をしていた訳でもありません。しかし、話をしながら私はあることに気が付きました。
この家は古い木造アパートだけあって、部屋の電灯が蛍光灯ではなく電球でした。
そのため部屋には陰影があり、話している私たちの姿も壁にぼんやりと影が浮かんでいます。
その影が、多いのです。光の加減で影が二重になることがあるので、そのせいかとも思ったのですが、影の位置は私たちの間にあり、まるで一緒に話を聞いているようでした。
こんな影の居る家に越してきた友人が気がかりでしたが、引越し初日にそれを言って無駄に怖がらせるのも悪い気がして、翌日何もこの事は話すことなく帰宅しました。
その日の夜、この事が気がかりだったせいなのか、夢を見ました。
場面は友人の家。時刻は夜中。昨夜と同じ状況で、電球の明かりの下、友人達と話をしている自分。
そして視線の先には昨夜と同じように一つ多い壁の影。
夢の中の影は私がじっと見ていると、そのうちゆっくりと左右に揺れ始めました。
まるで私に見られている事に気が付き、私を挑発するような動きです。
影からは悪意が感じられ、私は後悔していました。
あの影の存在に、気付かなければ良かったのに。
ふと周りを見回すと、友人達はいつの間にかおらず、この部屋には私と影だけが残っていました。
影は、最初は人の形を保っていたのですが、揺れているうちに形を変え、四つん這いになっていきます。
なにか、動物の思念の集合体のように私には感じられました。
それも邪念を持った集合体。
私は逃げ道を探し、じりじりと後ろに下がってゆきます。
六畳の狭い部屋の中、正面に影の映る壁。左横が窓。右横が四畳半の台所と玄関へ続く障子戸。背後が正面と同じくざらざらとした質感の、昔ながらの素材の壁。
来るな。来るな。来るな。来るな。来るな。
心の中で祈るように呟きながら、後ろに下がる私。影は揺れながら壁から離れ、立体となって私に近付いてきます。
後もう少しで壁に背が付いてしまう。
もう駄目だと思った瞬間、私の背後の空間が急に広がりました。
壁面が消え、その代り、私の家の自分の部屋が現れたのです。
自分の部屋の、窓がある面がそのまま友人の部屋の壁面に替わったのでした。
これで逃げられる。
そう思った私は急いで窓から自分の部屋へと入り込み、ガラス窓を閉めました。
私が自分の部屋に逃げたことを、影に知られたくなかったのです。
が、閉める瞬間、影と目があったような気がしました。
しまった。繋がってしまった。
何がどう繋がったのか、そんな論理的なことは考えられませんでした。
ただ、「繋がった。」と思った瞬間、私は一気に覚醒しました。
一気に現実の世界に戻ったのです。
が、目が覚めた途端、私の耳にガラス窓を叩く音が聞こえました。
コンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコン・・・。
風で木の枝が当たった等という音ではありませんでした。
明らかに規則的なノックの音。
体は金縛りに合い、動けません。繋がったのは、友人と私の部屋。
そしてあの世とこの世の事だったのでしょうか?
私は恐怖のあまり失神したようで、次に気がついた時には朝になっていました。
が、しばらくの間、夜になると金縛りにあって窓を叩く音が聞こえるという現象は続きました。
その後ですが、結局影は窓を開けて私の部屋に入ってくるまでのことは出来なかったようで(それでも十分恐怖でしたが)、しばらくすると諦めたのかこの現象は終わりました。
件の友達にはそれと無く様子を聞いてみたところ、
「うん。何か居るようで、時々勝手に電気がついたり扉が開いたりするよ。でも、気にしないから別に平気。」
とあっさりと返されてしまいました。
気にしなければただの影やポルターガイスト程度で済んでいたものを、必要以上に意識しすぎて、私の家(の外側)にまで呼び寄せてしまった。ということでしょうか。
以来、人以外の「何か」を見た時にも、必要以上に興味を持ったり怖がったりはしないように、押さえるようになりました。
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閉ざされたフロア
2010.06.17 (Thu) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
47 名前:1 投稿日:03/05/17 01:04
数年前に勤めていたバイト先でのはなしです。
そのバイト先のオンボロ工場は4階建てですが、使用されているのは1階と2階だけです。3階と4階は十数年前までは倉庫として使われていたそうですが、現在は全く人の出入りはありません。
社員の話によれば、施錠されたまま鍵も紛失してしまって、そのまま、無駄な上のフロアの放置を気にするものは誰もいなくなってしまったということなのだそうです。
倉庫の中に何が仕舞われていたのか、最後に使用されたのがいつなのか、もう誰も覚えていません。
ある日のことです。1階と2階との間のみで往来する汎用のエレベーターが故障してしまって、普段ほとんど使用されたことの無い貨物専用のエレベーターが臨時で使われることになりました。
山積みにされた機械や荷物をどけるとその小型エレベーターは隅っこで埃にまみれてひっそりと佇んでいました。
稼動するかどうか心配はあったのですが、電源スイッチを入れると何の故障も無くそれは扉を開けました。
1階で貨物を積み入れ、2階に送ります。
よく見ると、3階と4階の行き先ボタンもありました。
僕らアルバイト学生はこれを見て全員が同じことを考えました。
「上のフロアに行ける唯一の手段である」と。
30分間の休憩時間、社員の姿がなくなるのを確認して、僕達はジャンケンを始めました。負けた者二人が三階と四階を探検してくるのです。
Aがビリで四階、僕はその次だったんで三階を探検しなければならなくなりました。
それぞれ懐中電灯を手に、エレベーターに乗り込みました。
貨物専用なので、扉が閉まった時点から暗闇です。
まず三階で止まりました。僕らは息を飲み、扉が開くのを待ちました。
ひんやりしたカビ臭い空気が流れ、ゆっくり扉が開きました。
懐中電灯で照らすと、フロアは二階とほぼ同じ作りになっているらしいことがわかりました。
「じゃぁお先に・・・」
僕はAを残して恐る恐るエレベーターから出ました。
「気をつけてな」
Aがそう言い終らぬうちに扉は閉まりました。
エレベーターは四階へ上って止まりました。
取り残された僕は、まずフロアの照明スイッチを探しました。
多分二階と同じ場所にあるだろうと思って奥のほうへ歩いて行ったのですが見つかりませんでした。
とりあえず壁伝いに歩いて探すことにしました。
ほとんどがらんどうになっていて、目を引く物と言えば山積みにされたコンテナ、埃を被った作業机、乱暴な殴り書きの「禁煙」の張り紙、それと、えらく古い型のエアコンくらいでした。
壁伝いに半周ほどしましたがスイッチはみつかりません。
道路沿いの窓まで歩いて、外を眺めると、いつも見ている二階からの風景とちょっと違うようでなんだか新鮮な感じがしました。窓の周辺は月明かりで多少良く見渡すことができました。
てるてる坊主がひとつぶら下がっていました。
Aはいまごろ何やってるだろう・・・
と思った時にちょうどエレベーターの扉が開き、Aが出てきました。
「おーい、そろそろ戻ろー」
「はーい」
エレベーターに乗り込み、社員に見つからないように僕らはそっと
二階へ戻りました。
僕もAも、待ち構えていた他のバイト学生たちにこれといって話すほどの冒険譚は何も無かったんで、さほど盛り上がることも無く休憩時間は終わりました。
深夜、仕事が終わり、帰り支度をしながら僕はAと先ほどの探検についてちょっと話しました。
Aの行った四階には中身のわからないダンボールや貨物が多少あったそうですが、やはり他には目を引くようなものは何もなかったということでした。
僕はと言えば、印象に残ったものと言えば、「禁煙」の張り紙と窓際のてるてる坊主ぐらいで、幽霊の一匹くらい出ても良かったのに、とクスクス笑ってしまいました。
Aもつきあいでちょっとニヤッと笑いましたが、すぐに真顔にもどりました。
それはちょうど僕らが自転車に乗って道路を渡ろうとしていた時でした。
Aは笑うのをやめ、しばらくボーっとしていました。
「どうした?幽霊にでもとりつかれたんじゃないの?」
僕はニヤニヤしながら冗談を言いました。
「さっき月明かりがどうって言ってたよね」
Aがそう言うのを聞いて僕はアッ!と思いました。
月は出ていませんでした。でも確かに窓の辺りは明るく照らされていました。
「じゃぁあれは町の明かりに照らされていたのを勘違いしちゃっただけなのかなぁ・・・」
たしかに月を見た気もしたんですが、気のせいだったようにも思えますし、現に月は出ていませんから、そうとしか言い様がありません。
そして道路を渡り終えたところで、やがてAが再び口を開きました。
「ヤバイかも・・・」
彼の言う意味がはじめ良くわからなかったんですが、彼の視線の先を見たときに僕もそれを理解し、頭の中がパンクしそうになってしまいました。何がなんだかわからなくなってしまったのです。
道路を渡ったところで初めて高い塀で囲われた工場の三階四階の壁が見えるのですが、そのどこにも、窓が付いていなかったのです。
僕はさすがにもうその工場でバイトする気になれずにそのまま辞めてしまいました。
Aも数週間後に辞めたそうです。
数年前に勤めていたバイト先でのはなしです。
そのバイト先のオンボロ工場は4階建てですが、使用されているのは1階と2階だけです。3階と4階は十数年前までは倉庫として使われていたそうですが、現在は全く人の出入りはありません。
社員の話によれば、施錠されたまま鍵も紛失してしまって、そのまま、無駄な上のフロアの放置を気にするものは誰もいなくなってしまったということなのだそうです。
倉庫の中に何が仕舞われていたのか、最後に使用されたのがいつなのか、もう誰も覚えていません。
ある日のことです。1階と2階との間のみで往来する汎用のエレベーターが故障してしまって、普段ほとんど使用されたことの無い貨物専用のエレベーターが臨時で使われることになりました。
山積みにされた機械や荷物をどけるとその小型エレベーターは隅っこで埃にまみれてひっそりと佇んでいました。
稼動するかどうか心配はあったのですが、電源スイッチを入れると何の故障も無くそれは扉を開けました。
1階で貨物を積み入れ、2階に送ります。
よく見ると、3階と4階の行き先ボタンもありました。
僕らアルバイト学生はこれを見て全員が同じことを考えました。
「上のフロアに行ける唯一の手段である」と。
30分間の休憩時間、社員の姿がなくなるのを確認して、僕達はジャンケンを始めました。負けた者二人が三階と四階を探検してくるのです。
Aがビリで四階、僕はその次だったんで三階を探検しなければならなくなりました。
それぞれ懐中電灯を手に、エレベーターに乗り込みました。
貨物専用なので、扉が閉まった時点から暗闇です。
まず三階で止まりました。僕らは息を飲み、扉が開くのを待ちました。
ひんやりしたカビ臭い空気が流れ、ゆっくり扉が開きました。
懐中電灯で照らすと、フロアは二階とほぼ同じ作りになっているらしいことがわかりました。
「じゃぁお先に・・・」
僕はAを残して恐る恐るエレベーターから出ました。
「気をつけてな」
Aがそう言い終らぬうちに扉は閉まりました。
エレベーターは四階へ上って止まりました。
取り残された僕は、まずフロアの照明スイッチを探しました。
多分二階と同じ場所にあるだろうと思って奥のほうへ歩いて行ったのですが見つかりませんでした。
とりあえず壁伝いに歩いて探すことにしました。
ほとんどがらんどうになっていて、目を引く物と言えば山積みにされたコンテナ、埃を被った作業机、乱暴な殴り書きの「禁煙」の張り紙、それと、えらく古い型のエアコンくらいでした。
壁伝いに半周ほどしましたがスイッチはみつかりません。
道路沿いの窓まで歩いて、外を眺めると、いつも見ている二階からの風景とちょっと違うようでなんだか新鮮な感じがしました。窓の周辺は月明かりで多少良く見渡すことができました。
てるてる坊主がひとつぶら下がっていました。
Aはいまごろ何やってるだろう・・・
と思った時にちょうどエレベーターの扉が開き、Aが出てきました。
「おーい、そろそろ戻ろー」
「はーい」
エレベーターに乗り込み、社員に見つからないように僕らはそっと
二階へ戻りました。
僕もAも、待ち構えていた他のバイト学生たちにこれといって話すほどの冒険譚は何も無かったんで、さほど盛り上がることも無く休憩時間は終わりました。
深夜、仕事が終わり、帰り支度をしながら僕はAと先ほどの探検についてちょっと話しました。
Aの行った四階には中身のわからないダンボールや貨物が多少あったそうですが、やはり他には目を引くようなものは何もなかったということでした。
僕はと言えば、印象に残ったものと言えば、「禁煙」の張り紙と窓際のてるてる坊主ぐらいで、幽霊の一匹くらい出ても良かったのに、とクスクス笑ってしまいました。
Aもつきあいでちょっとニヤッと笑いましたが、すぐに真顔にもどりました。
それはちょうど僕らが自転車に乗って道路を渡ろうとしていた時でした。
Aは笑うのをやめ、しばらくボーっとしていました。
「どうした?幽霊にでもとりつかれたんじゃないの?」
僕はニヤニヤしながら冗談を言いました。
「さっき月明かりがどうって言ってたよね」
Aがそう言うのを聞いて僕はアッ!と思いました。
月は出ていませんでした。でも確かに窓の辺りは明るく照らされていました。
「じゃぁあれは町の明かりに照らされていたのを勘違いしちゃっただけなのかなぁ・・・」
たしかに月を見た気もしたんですが、気のせいだったようにも思えますし、現に月は出ていませんから、そうとしか言い様がありません。
そして道路を渡り終えたところで、やがてAが再び口を開きました。
「ヤバイかも・・・」
彼の言う意味がはじめ良くわからなかったんですが、彼の視線の先を見たときに僕もそれを理解し、頭の中がパンクしそうになってしまいました。何がなんだかわからなくなってしまったのです。
道路を渡ったところで初めて高い塀で囲われた工場の三階四階の壁が見えるのですが、そのどこにも、窓が付いていなかったのです。
僕はさすがにもうその工場でバイトする気になれずにそのまま辞めてしまいました。
Aも数週間後に辞めたそうです。
白い物
2010.06.16 (Wed) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
689 名前:669 投稿日:03/05/14 00:38
これもまた中3の時に経験した実体験。
まずその時に住んでた家には色々と逸話があって、井戸の上に家を立てたから水神が怒っているだの、昔明治時代頃に家の合った場所で殺人事件があっただの言われてた。
その逸話のせいなのかなんなのかは知らないけどその土地に住んでる人間には色々と不吉な事が起こった。
俺らが住む前の家の人も母親が癌にかかったり息子が人間不信で色々大変だったらしい
そんなとこだと聞いても別段嫌な気はしなかったし霊的な事も住んでいる時には全く感じなかった(俺に霊感ってやつがないからかも知れないが)
それでもやっぱり不幸な事は起きた
俺の母親が前の家族の母親同様癌にかかった(早期発見だったから命の危険とかはならなかったけど)
それだけだったら単なる偶然だったかも知れないけど、奇しくも3月3日の雛祭りに隣の家が火事になってその貰い火でうちも全焼
道路に面してる部分は綺麗に残ってたから全焼には見られなかったけど全焼した
消火作業も終わって家に入れるようになった時に物凄く嫌な雰囲気だった、家が燃えてきな臭い匂いとススで汚れてるちょっと前まで寝ていた家が一瞬で別の空間になった…
そんな気がした
家が燃えてから暫くは近くの市民会館の様な所で寝泊りしてたんだけど、ノートPCを買ってもらってフロッピーが必要に感じた
いつかは取りに行こうと思ってたんだけど、家が燃えてから「夜だけは絶対入りたくないなぁ~」なんて思ってたから昼間に取りに行きたかった
でも昼間は学校もあったし、遊んだりでフロッピーの事なんて頭になかった
友達の家で夜遅くまで遊んで市民会館に帰る途中にふとフロッピーの事を思い出した
しかも通り道に家がある、その時はなぜか家に入る事に恐怖等は全然沸かなかった
布団を敷きっぱなしだったせいか未だに消火の時の水が乾ききってなくて足場がグチャグチャな自分の部屋に入って1分ぐらいフロッピーを探した
その日は異様に月明かりが照っていて少しは俺の部屋も見えた(道路に面してる2階が俺の部屋だったから)
その時今までまったく感じなかった別空間の恐怖って奴が急に沸いてきた
それで押入れの上の天袋をふっと見た
そしたら人の頭ぐらいの大きさの丸い物がそこにあった
「天袋にこんな物入れてないぞ………」
と思った途端急に鳥肌がザワザワと立って妙な寒気がした
1分ぐらいその【白い物】に釘付けになった、まったく体が動かない、声も出ない…今思うとこれが金縛りってやつなんだろうね
急に手に持ったレーザーポインタに気がついて
「何かあるなら分かる筈だ、思って照らさないよりかましだろう」
と【白い物】にレーザーを当ててみた
そしたら【白い物】がフッ…と消えた
俺はなぜか「やばい!」って思って一目散に家から飛び出して自転車をこいで寝泊りしてるとこまで逃げた
その間ずっと鳥肌がたってたね…
アレが水神なのか殺された人なのかは分からないけど霊感がないながらにもアレはなにか霊的なモノだと感じた
乱文ですまん、分かりづらいかもしれないけどこれが俺の経験した初めての霊体験でした
あんま怖くないかな?
696 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/05/14 00:44
>道路に面してる部分は綺麗に残ってたから全焼には見られなかったけど全焼した
それは全焼といわないのでは。。。フロッピー云々のくだりを読むと、特に。
702 名前:669 投稿日:03/05/14 00:48
>>696
なんて言うのかな、俺の部屋側は綺麗に焼け残ったけど後ろは見るも無惨に燃え尽きてたのさ
それで火災保険屋に見てもらったら天井も燃え落ちてるから全焼ですねって言われたんよ
微妙に俺も半焼じゃなかったのかなとかはその時は思ったんだけどね
これもまた中3の時に経験した実体験。
まずその時に住んでた家には色々と逸話があって、井戸の上に家を立てたから水神が怒っているだの、昔明治時代頃に家の合った場所で殺人事件があっただの言われてた。
その逸話のせいなのかなんなのかは知らないけどその土地に住んでる人間には色々と不吉な事が起こった。
俺らが住む前の家の人も母親が癌にかかったり息子が人間不信で色々大変だったらしい
そんなとこだと聞いても別段嫌な気はしなかったし霊的な事も住んでいる時には全く感じなかった(俺に霊感ってやつがないからかも知れないが)
それでもやっぱり不幸な事は起きた
俺の母親が前の家族の母親同様癌にかかった(早期発見だったから命の危険とかはならなかったけど)
それだけだったら単なる偶然だったかも知れないけど、奇しくも3月3日の雛祭りに隣の家が火事になってその貰い火でうちも全焼
道路に面してる部分は綺麗に残ってたから全焼には見られなかったけど全焼した
消火作業も終わって家に入れるようになった時に物凄く嫌な雰囲気だった、家が燃えてきな臭い匂いとススで汚れてるちょっと前まで寝ていた家が一瞬で別の空間になった…
そんな気がした
家が燃えてから暫くは近くの市民会館の様な所で寝泊りしてたんだけど、ノートPCを買ってもらってフロッピーが必要に感じた
いつかは取りに行こうと思ってたんだけど、家が燃えてから「夜だけは絶対入りたくないなぁ~」なんて思ってたから昼間に取りに行きたかった
でも昼間は学校もあったし、遊んだりでフロッピーの事なんて頭になかった
友達の家で夜遅くまで遊んで市民会館に帰る途中にふとフロッピーの事を思い出した
しかも通り道に家がある、その時はなぜか家に入る事に恐怖等は全然沸かなかった
布団を敷きっぱなしだったせいか未だに消火の時の水が乾ききってなくて足場がグチャグチャな自分の部屋に入って1分ぐらいフロッピーを探した
その日は異様に月明かりが照っていて少しは俺の部屋も見えた(道路に面してる2階が俺の部屋だったから)
その時今までまったく感じなかった別空間の恐怖って奴が急に沸いてきた
それで押入れの上の天袋をふっと見た
そしたら人の頭ぐらいの大きさの丸い物がそこにあった
「天袋にこんな物入れてないぞ………」
と思った途端急に鳥肌がザワザワと立って妙な寒気がした
1分ぐらいその【白い物】に釘付けになった、まったく体が動かない、声も出ない…今思うとこれが金縛りってやつなんだろうね
急に手に持ったレーザーポインタに気がついて
「何かあるなら分かる筈だ、思って照らさないよりかましだろう」
と【白い物】にレーザーを当ててみた
そしたら【白い物】がフッ…と消えた
俺はなぜか「やばい!」って思って一目散に家から飛び出して自転車をこいで寝泊りしてるとこまで逃げた
その間ずっと鳥肌がたってたね…
アレが水神なのか殺された人なのかは分からないけど霊感がないながらにもアレはなにか霊的なモノだと感じた
乱文ですまん、分かりづらいかもしれないけどこれが俺の経験した初めての霊体験でした
あんま怖くないかな?
696 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/05/14 00:44
>道路に面してる部分は綺麗に残ってたから全焼には見られなかったけど全焼した
それは全焼といわないのでは。。。フロッピー云々のくだりを読むと、特に。
702 名前:669 投稿日:03/05/14 00:48
>>696
なんて言うのかな、俺の部屋側は綺麗に焼け残ったけど後ろは見るも無惨に燃え尽きてたのさ
それで火災保険屋に見てもらったら天井も燃え落ちてるから全焼ですねって言われたんよ
微妙に俺も半焼じゃなかったのかなとかはその時は思ったんだけどね
小さな塊
2010.06.15 (Tue) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
624 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/05/13 18:59
友達のから聞いた話
友達はの会社の総務部に勤めている。
さほど大きい会社ではないので、部といっても部長を含め3人しかおらず新人採用の面接なども総務が行っていた。
一昨年の新人採用の面接での事。
その日最後の新人面接は短大出たての女性だった。
リクルートスーツを着た初々しい感じの子だったそうだ。
入り口ではきはきと挨拶して、折りたたみ椅子に腰をかけた。
その時友達は彼女の太腿から、何か赤っぽいものがのびている事に気付いた。
まさか? 生理?
友達はとっさにそう思った。彼女もその視線に気付いたのか、ちらと膝元を見やったが、とくに気にする様子もなく、すぐに顔をあげた。
部長も気付いているのかないのか、型どおりの質問を始めた。
友達も気付かないふりをして、書類に目をむけたのだが、どうしても気になる。
ちらりと目をむけてみると、それは濃いピンク色をした紐のようなもので、彼女の足元に絡み付いている。
くるぶしの後ろあたりに、小さな塊が二つ、かすかにうごめいて見える。
胎児・・・?
そう思ったとたん、二つの塊がこちらに顔を向けた。
ビーダマのような目がはっきりと友達を見た。
気が付くと、面接は終わっていた。
挨拶をして扉から出る彼女の足元を再び見つめてみたが、そこには何もなかった。
「面接中に妙なところジロジロ見てるんじゃない」
当然友達は部長に叱られたが、今見たものが生々しく、目の錯覚とも幻覚とも思えなかった。
友達がそれを説明しようかどうか躊躇していると、部長がぼそりと言った。
「成績も態度も申し分ないんだが、あの子は見合わせた方がいいな・・・」
え? と思って友達が部長を見直すと
「お前も見たんだろ」
そう言って部長は手を縮め、胎児の格好をして見せた。
友達のから聞いた話
友達はの会社の総務部に勤めている。
さほど大きい会社ではないので、部といっても部長を含め3人しかおらず新人採用の面接なども総務が行っていた。
一昨年の新人採用の面接での事。
その日最後の新人面接は短大出たての女性だった。
リクルートスーツを着た初々しい感じの子だったそうだ。
入り口ではきはきと挨拶して、折りたたみ椅子に腰をかけた。
その時友達は彼女の太腿から、何か赤っぽいものがのびている事に気付いた。
まさか? 生理?
友達はとっさにそう思った。彼女もその視線に気付いたのか、ちらと膝元を見やったが、とくに気にする様子もなく、すぐに顔をあげた。
部長も気付いているのかないのか、型どおりの質問を始めた。
友達も気付かないふりをして、書類に目をむけたのだが、どうしても気になる。
ちらりと目をむけてみると、それは濃いピンク色をした紐のようなもので、彼女の足元に絡み付いている。
くるぶしの後ろあたりに、小さな塊が二つ、かすかにうごめいて見える。
胎児・・・?
そう思ったとたん、二つの塊がこちらに顔を向けた。
ビーダマのような目がはっきりと友達を見た。
気が付くと、面接は終わっていた。
挨拶をして扉から出る彼女の足元を再び見つめてみたが、そこには何もなかった。
「面接中に妙なところジロジロ見てるんじゃない」
当然友達は部長に叱られたが、今見たものが生々しく、目の錯覚とも幻覚とも思えなかった。
友達がそれを説明しようかどうか躊躇していると、部長がぼそりと言った。
「成績も態度も申し分ないんだが、あの子は見合わせた方がいいな・・・」
え? と思って友達が部長を見直すと
「お前も見たんだろ」
そう言って部長は手を縮め、胎児の格好をして見せた。
あるはずのない手
2010.06.15 (Tue) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
528 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/05/13 03:31
私、毎年同じ時期に風邪をひくんです。
1月末~2月頭にかけて。それも39度を超える。
こんな習慣がはじまったのも、6,7年位前。
あの出来事が起きてからでした。
あの日私は、夜中突然の吐き気で目が覚めました。
今までに味わった事の無い、猛烈な吐き気。
朦朧とする意識の中、トイレへ駆け込み、そして気づけば朝でした。
当時学生だった私は学校を休みました。
高熱で行ける状態ではなかったのです。
風邪には強かったため、ここまでの高熱は初めての経験でとても辛かったです。
それからまる2週間、自宅で点滴の日々が続きました。
体力は落ち立つ事さえもままならない状況で、それは起きました。
その日も自宅で点滴を済ませた後、布団の中、体の痛みにじっと耐えていました。
ただじっと。私には何かをする体力は残されていませんでした。
そんな時、ふっと。ホントに何気なくふっと自分の左肩に目をやったのです。
そこには手がありました。
あるはずの無い手が、そこにはありました。
重さをまるで感じないのに、私の左肩に触れる感触は実際のもののように感じました。
記憶では若い女の人の手だったように思います。それがポンっと置かれていたのです。
・・・こんな状況に置かれたら、みなさんどのような行動にでますか?
私は大声を上げてしまい、その手を肩から振り払ってしまいました。
そのせいで母親が何事か、と私の部屋に大急ぎで駆けつけてしまうのですが・・・
その手を見てから、急激に熱の下がり、体調も日に日に回復していました。
母親には、その手はご先祖様の物で、お前を助けてくれたんだよ。そう言われました。
私自身もそう信じていたのですが・・・
その後、霊感の強い知人にこの話をしたところ、こう言われました。
「お前、その手を払わなければ、死んでいたんじゃないか?」
毎年、この時期になると不安になります。
猛熱のなか朦朧となりながら、今年は大丈夫だろうか・・・と。
私、毎年同じ時期に風邪をひくんです。
1月末~2月頭にかけて。それも39度を超える。
こんな習慣がはじまったのも、6,7年位前。
あの出来事が起きてからでした。
あの日私は、夜中突然の吐き気で目が覚めました。
今までに味わった事の無い、猛烈な吐き気。
朦朧とする意識の中、トイレへ駆け込み、そして気づけば朝でした。
当時学生だった私は学校を休みました。
高熱で行ける状態ではなかったのです。
風邪には強かったため、ここまでの高熱は初めての経験でとても辛かったです。
それからまる2週間、自宅で点滴の日々が続きました。
体力は落ち立つ事さえもままならない状況で、それは起きました。
その日も自宅で点滴を済ませた後、布団の中、体の痛みにじっと耐えていました。
ただじっと。私には何かをする体力は残されていませんでした。
そんな時、ふっと。ホントに何気なくふっと自分の左肩に目をやったのです。
そこには手がありました。
あるはずの無い手が、そこにはありました。
重さをまるで感じないのに、私の左肩に触れる感触は実際のもののように感じました。
記憶では若い女の人の手だったように思います。それがポンっと置かれていたのです。
・・・こんな状況に置かれたら、みなさんどのような行動にでますか?
私は大声を上げてしまい、その手を肩から振り払ってしまいました。
そのせいで母親が何事か、と私の部屋に大急ぎで駆けつけてしまうのですが・・・
その手を見てから、急激に熱の下がり、体調も日に日に回復していました。
母親には、その手はご先祖様の物で、お前を助けてくれたんだよ。そう言われました。
私自身もそう信じていたのですが・・・
その後、霊感の強い知人にこの話をしたところ、こう言われました。
「お前、その手を払わなければ、死んでいたんじゃないか?」
毎年、この時期になると不安になります。
猛熱のなか朦朧となりながら、今年は大丈夫だろうか・・・と。
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