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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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湯船から

2010.07.17 (Sat) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

855 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/06/10 01:32
あれはまだ、私がその小さな会社に入ったばかりの頃のできごとでした。

従業員は全部で10人ぐらいの家族的な雰囲気の、なかなか良い会社でした。
ある日、慰安旅行で温泉にいきました。平日にわざわざ会社を休業してやって来たかいがあって、我々の他には数人しか泊まり客はいないので、まるで貸し切りのようです。

おきまりの宴会も終わり、旅館のバーで先輩たちと飲んでいましたが、当時若かった私は、飲みすぎたためか眠くなってしまい、
「すみません、僕は先にやすませてもらいます。」
そう言って席を立ちました。

「まだ、早いよもう少し付き合えよ。」
「もっと飲んでいけよ。」
そんな声を無視して部屋に戻りました。ふとんは敷いてありましたが、だれもいません。

しかし睡魔には勝てず眠ってしまいました。
しばらくして目を覚ますと、夜中の二時ごろでした。何人か寝ていましたが、まだ、出かけている人もいるらしく、空きふとんもいくつかありました。

また寝ようとしましたが、目が冴えて眠れません。どうするか、そうだ、風呂に行こうと思いました。
タオルを手にして旅館の明るい廊下を歩いていきました。旅館の人に会ったので尋ねました。

「まだ、お風呂開いていますよね。」
「はい、24時間あいています。」

再び廊下を進み、風呂場に着きました。脱衣所で浴衣を脱いでタオルを持って湯船の方の扉を開けました。誰もいない事を期待していましたが、手前に並んでいるシャワーと蛇口のある場所に、太ったおじさんが髭を剃っていました。

かるく会釈をしてすこし離れた、入り口のすぐ側のところで身体を洗ってから、風呂に入りました。

他には誰もいないので、のびのびとつかっていました。シャンプーもしようと湯船からあがりました。
シャワーのところまで行き、椅子に腰掛けた時、なにげなく、おじさんを見るとまだ髭を剃っている。
ずいぶん丁寧だな。
そう思い、視線をおじさんの目の前の鏡に移すと、その中に妙なものが見えました。

湯船の端に黒いものがある。うしろを振り向くと湯船には何もありません。
また、鏡を見ると、湯船から両手が這うように出ている、黒いのは頭のようです。

顔は見えません、あわてて湯船を見ても誰もいません。鏡をのぞくと、右手を前に出し身体をズズズとひきずる。次に左手を前してまたズズズと身体をひきずり、少しずつおじさんに近づいていきます。

湯船を見ても、何もありません。
そのうえ鏡の中のそれは右手に何かを握っています。
カミソリです、丁度床屋さんで使うような。

それを手に握り、ズル、ズルとおじさんににじり寄ります。しかし、おじさんには、見えてないのか、平気で髭を剃り続けています。湯船を見ても誰もいません。

無我夢中で立ち上がり、脱衣所に戻り扉を思いっきり閉めました。
間もなく、おじさんの悲鳴が聞こえるはずだ。いそいで逃げろ、心の声が叫ぶ。

あったまっているはずの身体には鳥肌がたっています。しかし、何の音もしない、早く逃げなくては、あぶないぞ、大変だぞ、しかし、静寂。

何故か、扉を開けてみたい、そんな誘惑がしました。走って逃げろ、心の声がします。
手がとびらにかかっています。そして、手に力が入り、ガラリと音をたてて扉を開けました。

誰もいません、おじさんも、得体の知れない、あの物体も。

今度こそ、浴衣を必死にはおって、自分の部屋に戻りました。
その後、その会社は辞めて現在はちがう仕事をしています。結婚し、妻から、
「温泉に行きましょう。」
と言われても、その時はいいよと言っても、何だかんだ、理由をつけ絶対にどこの温泉にも行きません。


 








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草の根BBS

2010.07.16 (Fri) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

735 名前:草の根BBS 1/4 投稿日:03/06/09 10:34

このお話は、80年代末に、ある草の根BBSで実際にあったこととして語られたものです。
それ以前には見かけたことはありませんが、もしかしたら、それ以前にもどこかで語られていたものかもしれません。

ある若い男がいました。Aとしましょう。
Aは霊が見えると常々主張する医者の息子でした。
金持ちのボンボンであることをいいことに、BBSに常駐しては(当時はまだモデムでつないでいたので、常駐するにも金が必要だった)傍若無人な振る舞いをしていました。

今で言う荒らしみたいなもんですが、当時は荒らしにもそれなりの技術が必要でしたし、AもBBSに常駐していることから、BBSのトラブル発生時にはいち早く対応したり(ホストの近所に住んでいたらしい。でもその後、BBS管理者をクソミソにけなすおまけつき)と、まあウザがられつつも受け入れられていたのです。

しかし、Aから度重なる個人攻撃を受けた後輩の男(Bとしましょう)がついに立ち上がったとき、悲劇は起こりました。いや喜劇かもしれません。BはAをウザいなぁと感じていたCおよびBBS管理者D先輩と結託し、AをBBSから追い出す作戦を開始したのです。

ウザい奴には面と向かって言っても通じないということが、それまでのBBSでの会話で判明していたので、Bたちは強硬手段に出ることにしました。

まず、Aがつないでいるその時に、ホストの98を落としてしまいました。
Aが管理者D先輩の部屋に電話をかけてきますが当然居留守です。
そうするとAは車で部屋までやってくるでしょう。それを待ち受けます。

Aが合鍵を使ってDの部屋を開けました。ガチャン。でも室内は真っ暗です。
ブレーカーを落としてあるので当然です。

「なんだブレーカー落ちてるのか?」
とか言いながらAがブレーカーを上げます。
玄関の明かりが点きます。すると目の前に、天井からぶら下がった女の死体(実は演劇をやっている奴から借りたマネキン)がブラーンと垂れ下がっていました。

コンセントをショートさせたままなので、一瞬後またブレーカーは落ちて部屋の中は真っ暗に。
しかしビビリのAにはこれで充分でした。変な悲鳴を上げてAは逃げ出そうとしますが、Aが入った後、BとCで外からつっかい棒をかましてあり、玄関の扉は開きません。

Aが中で泣き叫ぶのをBとCはニヤニヤしながら聞いていました。

しばらくして、中のAが大人しくなったので、いまさらのようにBとCは扉を開けました。
「あれAさん?何してるんですか?」
しかしそこでBとCは凍りつきました。

Aが玄関先で失禁して白目をむいて倒れていたのです。

中に吊るしてあったマネキンはなぜか、くるくると回転していました。とりあえずAはそのまま放置して、マネキンを片付けたりしてると部屋の主のDも戻ってきました。
「なんかAさんがぶっ倒れちゃったんですよ藁」
「うわー小便漏らされちゃったよ…」
そうこうしてるとようやくAが気がつきました。

「あ、あれ?」
「なあA、お前なんで人の部屋で小便もらして気絶してるんだよ?」
Dが問いかけるとAは「う!」と一言叫んで、開いてるドアからサンダルも履かずに外に駆け出し、そのまま車に乗って行ってしまいました。

残った3人がマウンテンデューを飲みながら、
「あいつこれでもうBBSには来ないかな」
などと話していると、Aから電話が入りました。

近くのデニーズで会いたいというのです。Dの車にBとCも乗り込んで向かいました。
店に着くと、Aが落ち着きない様子で待っていました。Dの部屋の鍵を持って来ていました。

「これ返します。あのBBSからは抜けさせてください。いきなり勝手言ってすみません。いままでDさんのお手伝いで管理とかしてきたけど(誰も頼んでねーよ!の無言の突っ込みあり)もう限界です」

BとCはもう笑いをこらえるのに必死な状態です。
Dが、いかにも意外そうな口調でAに問いかけます。
「なあ理由教えてくれよ、大体なんでさっきは俺の部屋にいたんだ?」

口ごもるAを、BとCもはやしたてます。
「なんか気になりますよ!」
「教えてくださいよ!」
暫くして、漸くAは語り出しました。

「…いや、最初女の幽霊かと思ってビビったんだけど、暗がりに目が慣れてきて、よく見たらマネキンだったんだよ。それでなんだ、いたずらかよ、ってちょっと安心したり、むかついたりしたんだ。でも、なんか変なんだよ。

 そのマネキンが、こっちを睨んでいるみたいで、しかもなんか、すこしづつ動いているみたいな気がするんだよ。…で、最初はゆらゆら揺れてる感じだったんだけど、そのうち、マネキン自体がくるくる回り出したんだ。別に振動も何もない部屋の中でだよ。

 あ~、こりゃまずい、どっかとつながって、なんか呼んじゃったな、って思って、とにかく外に出なきゃってドアノブを回すんだけど、回らないんだよ。いや違うな。回るんだけど、鍵が壊れちゃったみたいに、ぜんぜん手ごたえがないんだよ。

 で一回ドアの方を向いたら、もう怖くて後ろを振り向けなくってさ。相変わらずマネキンは回っている気配がするし…で、目を閉じて南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏って唱えてたら、ふっと気配が消えたわけ。

あー去った、って安心したら、
『 つ な ぐ な ! 』
耳元で一言。老婆の声で。

 気がついたら、みんないただろ?怖いわ恥ずかしいわで慌てて逃げ出したんだよ。俺もうあの部屋には行かない、いや行けないや。このBBSもやばそうなんで、やめます」

「やばそうってなんだよ?」
これから部屋に帰らなければならないD先輩が尋ねます。

「さっき、『みんないた』んですよ。D先輩とBとC、あと、その後ろでこっちを睨んでた老婆の霊。なんか地縛霊系の奴っぽかった。偶然あの場所につながって、連れてこられたみたいな感じで、恨みの念がものすごい感じでした。先輩も引っ越したほうがいいと思いますよ。あの部屋は、もうだめです」
そう言うと、Aは席を立って去ろうとしました。


「あと、言い忘れたんですが、」
Aが去り際に言いました。

「BBSが落ちる瞬間、あの老婆のビットマップを仕込むなんて、まさかD先輩にもできませんよね?俺の98に、なにか来てないといいんですけど…」

Aが去った後、BとCはD先輩と話しました。
「いや、ホスト落とすのだって、いきなりモデム抜いただけだし…あれはAのハッタリですよ!」
「俺もそうだろうと思うけどさ、あの部屋に一人で住んでる俺の身にもなってみろよ…」

その後しばらくして、D先輩は引っ越し、そのBBSは自然消滅したそうです。
老婆の霊が本当にいたのか、いたとしたら今はどこにいるのかはわかりません。

僕がその話を聞いたときは、「この話題をBBSで振ると、その老婆がやってくる」なんてありがちなオチを聞きましたが、その老婆がやってきても「つなぐな」と言ってみたりとか、モデムを誤動作させるとかしかしないそうなので、ほのぼの系と言えなくもない…

#大体いまどきモデムなんて使ってないよ、どうすんだ?>老婆の霊(w


 








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犬が見たもの

2010.07.15 (Thu) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

622 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/06/08 05:57
私が5歳くらいの頃の話を。

母の友達が家を新築したので、遊びに行った(車で、ちょっと遠かったのを覚えている)。

そこの家には大きな犬がいて(今にして思えば中型犬くらいなんだけど)、子供心に凄く怖かった。
しかし、犬は人懐っこくて怯える初見の私にもフレンドリーだった。

ちょっと慣れてきたせいもあり、母親達が家の中で話し込んでいる間、私は庭で犬に遊んでもらっていた。

小一時間もたった頃だろうか、何故か急に犬が吠え出した。低く唸ったりもして、とにかく怖い。
私に向かって吠えてるのだと思いこみ、怯えつつコンクリの塀みたいなとこに登って逃れた。

犬は吠えつづけるんだけど、「あれ」と思った。犬は、私を見ていない。

不安定な塀の上で「あれー?」と、子供心に違和感を覚えた。
途端になんだか腕を引かれるような感覚。

バランスを崩して塀から外側に落ちそうになった瞬間、庭側から母にぐいと腕を引かれて抱きとめられた。
犬はまだ私の立っていたあたりに向かって吠えていたが、飼い主である母の友達に宥められた。

でも、犬はしばらく視線を外そうとしなかった(遊んでくれてた時と目つきが違うのも覚えている)。
私は犬を怖がって塀に登っては危ない、と二人に怖い顔で説教された。

洒落にならないのは、塀の外側が崖だったということ。そして、犬は何を見ていたんだろうか。


 








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洗濯機

2010.07.15 (Thu) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

561 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/06/07 00:05
俺、居間で寝てるんです。

寝る時は居間のどまんなかって感じでかなり広い範囲を見渡せる。

洗濯機やら飯食ってるテーブルやらテレビなんかも見えるのね。

で、深夜2時ごろ真っ暗にして寝ようとしたら、何か違和感を感じた。

何だ?と思って暗闇の中、寝ながら見渡してみた。部屋を。

違和感の元が洗濯機だってことはすぐにわかった。

仰向けに寝てる位置からまっすぐ奥にある洗濯機。

暗闇の中で異常なサイズのTシャツが洗濯機にたれさがってた。

洗濯機を覆い隠すほどに大きいそれを見て、驚愕した俺はすぐに電気をつけた。

そして確認してみると、確かに大きくて黒いTシャツがあった。

でも、記憶がここで途切れていて、記憶が戻ったのがどこからかは明白でないけど、

多分、朝の8時ごろだったとは思う。

記憶が飛んだことは皆あるかな?記憶が飛んだことに気づいた時、その恐怖は異常なものだよ。

記憶なくなっただけならよかったんだ。ただ、母にあんなことを聞いてしまったことを後悔してるね。今も。

「俺今日何時ごろ起きたっけ?」

「何時に起きたかわからないよ。私より先に起きてたんだから。」


「それにしても洗濯機の前で何やってたんだい?」


これ以来、俺は洗濯機には近づいてませんし、二階で寝てます。


 








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「牛の首」の話

2010.07.14 (Wed) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

540 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/06/06 20:11
「牛の首」という恐ろしい怪談がある。

この話は江戸時代にはすでに知られていたようで、寛永年間に書かれた庶民の日記にすでにその名は出ている。

とはいえ、そこに記されているのは「牛の首」という怪談の名前だけで、話の内容は「今日、牛の首という怪談を聞いたが、あまりにも恐ろしい話なのでここには書けない」として語られてはいないのだが。

このように文献にはっきりとした形で残ることはなかった「牛の首」だが、その物語は口授で今日まで語り継がれている。

だが、私はその話をここに記すつもりはない。
あまりに恐ろしい話なので、思い出したくないのだ。

その代わりに「牛の首」を知っている数少ない人物の一人の身に起きたエピソードを語ってみようと思う。
その人物は小学校の教師である。

彼は学校の遠足の時に、バスの中で怪談を子供たちに語り聞かせていた。
普段は騒々しい子供たちも今日は真剣に彼の話に耳をそばだて、本気で怖がっている。

これに気をよくした彼は、最後にとっておきの怪談である「牛の首」を披露することにした。
彼は声を潜めると子供たちにこう言った。

「これから話すのは『牛の首』という怪談だ。牛の首とは・・・」

ところが、彼が話を始めた途端にバスの中に異変が起きる。
子供たちが物語のあまりの恐ろしさに怯え、口々に「先生、もうその話しはやめて!」と訴えだしたのだ。
ある子供は真っ青になりながら耳を塞ぎ、別の子供は大声を上げて泣き叫ぶ。

ところが、それでも彼は話をやめようとしない。
彼の目は虚ろで、まるで何かに取り付かれたかのようであった・・・


しばらくするとバスが急に停止した。
異変を感じて正気に戻った彼が運転席を見ると、バスの運転手が脂汗を流しながらぶるぶると震えている。
おそらくこれ以上は運転を続けられないと思い車を止めたのであろう。

さらに辺りを見まわすと、生徒たちは皆口から泡を吹いて失神していた。

それ以来、彼が「牛の首」について何かを話す事はなかったという。


 








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