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いっぱいいる
2010.07.20 (Tue) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
21 名前: __投稿日:03/06/10 17:46
昔話です。
今から20年ほども前の話ですが、私は写真学校の学生でした。
今はどうなのか知りませんが、学校の課題が出ると仲のいい同級生が集まって誰かのアパートを暗室にしてプリントをしていたものです。
窓に暗幕を張り、現像液、停止液、定着液を作り、水洗の用意も、と一人分の課題を済ませるには準備が大変なので何人かの間でローテーションを組んでお互いに部屋を提供していました。
部屋を借りる側は印画紙や、差し入れの酒やつまみを持ってくるのが暗黙の了解のようになっていましたね。
その日は私が部屋を暗室として提供する日でした。集まったのは私を入れて7人。
誰かがプリントしている間、残りの6人は暗室電球の赤い光の下でジュースや酒を飲みながら世間話や恋愛相談に熱をいれていたものです。
順調に作業も進み、7人が課題のプリントを終えたころ時計は午前2時を回っていました。
暗幕を外し、薬液を処分し酒を飲み始めたとき、誰かが、
「もう少しなんか食べるもの欲しいよなぁ。」
と言い、他のみんなもそれに賛同しました。
7人でジャンケンをし、3人が買い出し部隊としてコンビニへ行くことになり、部屋の主である私はジャンケンに負けてしまいました。その時一緒に行くことになったのが、同じアパートで私の部屋の隣に住むNと、その日来ていた女子2名のうちの1人、S子でした。
私の住むアパートから路地を抜け、商店街を通り、お不動さんを通り過ぎた最初の角を右に曲がって焼鳥屋のある路地を150mほど進むと、幹線道路に出ます。
コンビニはその幹線道路に出てすぐ左手にありました。
外に出た私たちは表参道のキーウェストクラブってどんな店かな?とか、ホンダのアコードエアロデッキってカッコいいよな!とか、まぁそんな他愛も無い話をしながら夜風に吹かれて歩いていました。
お不動さんを通り過ぎ、焼鳥屋の路地に入って10mも進んだときでしょうか、真ん中に居たS子が居ません。後ろを振り返ると、路地の入り口で立ち竦んでいました。
「どうした?」
と声をかけるとS子は真っ青な顔で両手を思いきり振りながら、私たち2人を手招きし始めました。
仲間内では霊感があることで知られていたS子の尋常ではない様子に私たちも訝りながらS子の元へ戻りました。
S子の側に行くとなおも彼女は青白い顔のまま路地を注視しています。というより、視線を逸らす事が出来ないと言った風でした。
改めて
「どうした?」
とS子に聞くと、彼女は視線を前に向けたまま、一言だけ言いました。
「いっぱい、居る」
私とNは路地の方へ目をやりましたが、いつもと同じ路地にしか見えません。
「どこに?」
とNが聞きました。
S子は
「ちょうど真ん中の辺りに居るっ。こっちに向かって・・・」
S子が言葉を呑みました。
その刹那、Nが声をあげました。
「痛ッ!」
Nは左の頬をさすりながら口元をゆがめて無理に笑顔を作りながら私の方を向いていいました。
「おい、こんなときに冗談やめろよっ!!」
私には何が何だか判りません。
S子は歯の音が聞こえるほど震えていました。
「冗談って、何がだよっ?!」
私はNに言い返しました。
「今、俺のほっぺたぶったろがっ!!」
Nの顔は笑ってません。
その時、路地に向かって真ん中のS子を挟むように、右にN、左に私が立っていました。
その位置関係で私たち2人は前に出て呼び戻された訳ですから、路地に対してNと私は背中を向けていた訳です。その距離1.5mほどでしょうか。
当然、私がNの左の頬を叩ける訳が無いのです。
「どうやったらおまえの左のほ・・・」
私の言葉は最後まで出ませんでした。
今度は私が右の頬を叩かれたのです。
冷たく、水気を含んだような・・・例えが見つかりません・・・。
とにかくここから離れないと 何だか判らないが 危ない。
声をかけても無反応なS子を体格のいいNが抱え上げ、一目散にアパートへと走りました。
無事アパートへ帰り着き自分の部屋に入ったとき、出かける前と部屋の雰囲気が違うような気がしました。
正確には「部屋にいる友人達」の雰囲気が、でしょうか。
彼らはこちらを見て、
「どうした?S子だいじょうぶなんか?」
と聞きました。
S子も現場を離れたせいか、少し落ち着いた様子で水を1杯飲むとみんなを見渡して、言いました。
「気がついた?」
部屋で待っていた4人は口々に
「やっぱり!?」
とか
「あぁ・・・」
とか口に出しています。
私とNにはなんの事だか判りません。
4人のうちのもうひとりの女子、Yが泣き出しました。
「だって、一人多かったんだもん。」
説明によると、現像の作業中から部屋の中にもう一人「誰かが」いたらしいのです。
ジュースや酒を飲んでいたコップ、みんなが自分の部屋から持ってきて、洗った後持って帰っているコップ。
数えると1個多い。
S子に
「気づいてた?」
と聞くと、
「気づいてた」
と。
現像の作業が終わって後片づけをはじめた頃には居なくなっていたようで、気にはしてなかったそうですが、路地に同じような感じの影が佇んでいたそうです。
その日は皆、一人で帰りたくないということで隣のNの部屋で朝まで起きていました。
明るくなってきた頃、S子に
「あのまま進んでたら、俺達どうなってた?」
と聞きました。
彼女は、
「通りの真ん中のあたりに大きな穴が開いてて、そこからいっぱい這い出てきてたの。多分、引きずり込まれたんじゃないかな・・・。」
「・・・・・。」
しばらくして私とNは引っ越しました。
今でも、あの路地が何だったのか、どんな曰く因縁があったのかは謎のままです。
東京23区、山手通から内側に少し入った所に、いまでもその路地はあります。
お き を つ け て。
昔話です。
今から20年ほども前の話ですが、私は写真学校の学生でした。
今はどうなのか知りませんが、学校の課題が出ると仲のいい同級生が集まって誰かのアパートを暗室にしてプリントをしていたものです。
窓に暗幕を張り、現像液、停止液、定着液を作り、水洗の用意も、と一人分の課題を済ませるには準備が大変なので何人かの間でローテーションを組んでお互いに部屋を提供していました。
部屋を借りる側は印画紙や、差し入れの酒やつまみを持ってくるのが暗黙の了解のようになっていましたね。
その日は私が部屋を暗室として提供する日でした。集まったのは私を入れて7人。
誰かがプリントしている間、残りの6人は暗室電球の赤い光の下でジュースや酒を飲みながら世間話や恋愛相談に熱をいれていたものです。
順調に作業も進み、7人が課題のプリントを終えたころ時計は午前2時を回っていました。
暗幕を外し、薬液を処分し酒を飲み始めたとき、誰かが、
「もう少しなんか食べるもの欲しいよなぁ。」
と言い、他のみんなもそれに賛同しました。
7人でジャンケンをし、3人が買い出し部隊としてコンビニへ行くことになり、部屋の主である私はジャンケンに負けてしまいました。その時一緒に行くことになったのが、同じアパートで私の部屋の隣に住むNと、その日来ていた女子2名のうちの1人、S子でした。
私の住むアパートから路地を抜け、商店街を通り、お不動さんを通り過ぎた最初の角を右に曲がって焼鳥屋のある路地を150mほど進むと、幹線道路に出ます。
コンビニはその幹線道路に出てすぐ左手にありました。
外に出た私たちは表参道のキーウェストクラブってどんな店かな?とか、ホンダのアコードエアロデッキってカッコいいよな!とか、まぁそんな他愛も無い話をしながら夜風に吹かれて歩いていました。
お不動さんを通り過ぎ、焼鳥屋の路地に入って10mも進んだときでしょうか、真ん中に居たS子が居ません。後ろを振り返ると、路地の入り口で立ち竦んでいました。
「どうした?」
と声をかけるとS子は真っ青な顔で両手を思いきり振りながら、私たち2人を手招きし始めました。
仲間内では霊感があることで知られていたS子の尋常ではない様子に私たちも訝りながらS子の元へ戻りました。
S子の側に行くとなおも彼女は青白い顔のまま路地を注視しています。というより、視線を逸らす事が出来ないと言った風でした。
改めて
「どうした?」
とS子に聞くと、彼女は視線を前に向けたまま、一言だけ言いました。
「いっぱい、居る」
私とNは路地の方へ目をやりましたが、いつもと同じ路地にしか見えません。
「どこに?」
とNが聞きました。
S子は
「ちょうど真ん中の辺りに居るっ。こっちに向かって・・・」
S子が言葉を呑みました。
その刹那、Nが声をあげました。
「痛ッ!」
Nは左の頬をさすりながら口元をゆがめて無理に笑顔を作りながら私の方を向いていいました。
「おい、こんなときに冗談やめろよっ!!」
私には何が何だか判りません。
S子は歯の音が聞こえるほど震えていました。
「冗談って、何がだよっ?!」
私はNに言い返しました。
「今、俺のほっぺたぶったろがっ!!」
Nの顔は笑ってません。
その時、路地に向かって真ん中のS子を挟むように、右にN、左に私が立っていました。
その位置関係で私たち2人は前に出て呼び戻された訳ですから、路地に対してNと私は背中を向けていた訳です。その距離1.5mほどでしょうか。
当然、私がNの左の頬を叩ける訳が無いのです。
「どうやったらおまえの左のほ・・・」
私の言葉は最後まで出ませんでした。
今度は私が右の頬を叩かれたのです。
冷たく、水気を含んだような・・・例えが見つかりません・・・。
とにかくここから離れないと 何だか判らないが 危ない。
声をかけても無反応なS子を体格のいいNが抱え上げ、一目散にアパートへと走りました。
無事アパートへ帰り着き自分の部屋に入ったとき、出かける前と部屋の雰囲気が違うような気がしました。
正確には「部屋にいる友人達」の雰囲気が、でしょうか。
彼らはこちらを見て、
「どうした?S子だいじょうぶなんか?」
と聞きました。
S子も現場を離れたせいか、少し落ち着いた様子で水を1杯飲むとみんなを見渡して、言いました。
「気がついた?」
部屋で待っていた4人は口々に
「やっぱり!?」
とか
「あぁ・・・」
とか口に出しています。
私とNにはなんの事だか判りません。
4人のうちのもうひとりの女子、Yが泣き出しました。
「だって、一人多かったんだもん。」
説明によると、現像の作業中から部屋の中にもう一人「誰かが」いたらしいのです。
ジュースや酒を飲んでいたコップ、みんなが自分の部屋から持ってきて、洗った後持って帰っているコップ。
数えると1個多い。
S子に
「気づいてた?」
と聞くと、
「気づいてた」
と。
現像の作業が終わって後片づけをはじめた頃には居なくなっていたようで、気にはしてなかったそうですが、路地に同じような感じの影が佇んでいたそうです。
その日は皆、一人で帰りたくないということで隣のNの部屋で朝まで起きていました。
明るくなってきた頃、S子に
「あのまま進んでたら、俺達どうなってた?」
と聞きました。
彼女は、
「通りの真ん中のあたりに大きな穴が開いてて、そこからいっぱい這い出てきてたの。多分、引きずり込まれたんじゃないかな・・・。」
「・・・・・。」
しばらくして私とNは引っ越しました。
今でも、あの路地が何だったのか、どんな曰く因縁があったのかは謎のままです。
東京23区、山手通から内側に少し入った所に、いまでもその路地はあります。
お き を つ け て。
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時空の歪み三題(18)
2010.07.19 (Mon) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
417 本当にあった怖い名無し 2008/08/19(火) 01:27:35 ID:K1kz/KVAO
先日の実際体験した話。
とても不思議な体験をしました。
仕事で新橋に来てて夜、同僚と食事をして有楽町から電車で船橋の自宅へ帰ろうと電車を待っていると携帯がなり、娘が高熱をだし救急車で病院へ搬送したとの連絡がありました。
私は駅のホームで焦っていました。時間は夜10時27分腕時計をみた瞬間でした。
自宅の玄関のドアの前にいました…
時計をみると10時28分
狐につままれた気分でしたどんなに急いでも一時間はかかるのに、どういう状態で何で帰ってきたのでしょう?
病院に行っても相手にされず、会社の同僚、仲間に言っても精神的な病気と言われるし。
でも私は1分で有楽町から千葉の船橋の自宅に帰ったのです…テレポーテーションでしょうか 。
369 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・[] 投稿日:03/12/22 14:42
私が小学生のとき。家の近くに空き地があってそこで古い1円玉をひろった。
昭和32年でのもので、なぜか家に持って帰った。
それから大事に置いていたんだけど、そのうち飽きて使ってしまったんだ。
そしたらある日、家のトイレで頭に何かコツンと当たった。
なんかが落ちてきて、なんだ??と思って拾ってみるとその昭和32年の1円玉だった。
それから何度使ったり両替したり捨てても、気がつけばサイフの中に昭和32年の1円玉が入っている。
まぁ、偶然かもしれないけど・・・
でもトイレでいきなり落ちてきたのはビックリした。
120 本当にあった怖い名無し sage 04/10/02 21:21:13 ID:s0XPeI91
あー、そういえばこんな事があった
飲み物買いに自販機前で財布から120円出して財布をポケットにしまって金を自販機に入れようとしたら20円しかなかったんだよ
変だな??と思って落としたのかと辺りを探したけど何もなし、それに落ちた音はしなかった。
数日後同じように自販機で飲み物を買う為に財布から120円だして、自販機に金を入れようとしたらチリーンって音がして100円がアスファルトの地面に落ちた。
手の中には120円ちゃんとある・・・この間消えた100円だったみたい。
ポケットに入ってるわけないし、袖にはひっかかる場所はない。なのに手の周りの手以外の場所から消えた100円が落ちた。
この100円は何処に行ってたんだろう・・・。今でも不思議
先日の実際体験した話。
とても不思議な体験をしました。
仕事で新橋に来てて夜、同僚と食事をして有楽町から電車で船橋の自宅へ帰ろうと電車を待っていると携帯がなり、娘が高熱をだし救急車で病院へ搬送したとの連絡がありました。
私は駅のホームで焦っていました。時間は夜10時27分腕時計をみた瞬間でした。
自宅の玄関のドアの前にいました…
時計をみると10時28分
狐につままれた気分でしたどんなに急いでも一時間はかかるのに、どういう状態で何で帰ってきたのでしょう?
病院に行っても相手にされず、会社の同僚、仲間に言っても精神的な病気と言われるし。
でも私は1分で有楽町から千葉の船橋の自宅に帰ったのです…テレポーテーションでしょうか 。
369 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・[] 投稿日:03/12/22 14:42
私が小学生のとき。家の近くに空き地があってそこで古い1円玉をひろった。
昭和32年でのもので、なぜか家に持って帰った。
それから大事に置いていたんだけど、そのうち飽きて使ってしまったんだ。
そしたらある日、家のトイレで頭に何かコツンと当たった。
なんかが落ちてきて、なんだ??と思って拾ってみるとその昭和32年の1円玉だった。
それから何度使ったり両替したり捨てても、気がつけばサイフの中に昭和32年の1円玉が入っている。
まぁ、偶然かもしれないけど・・・
でもトイレでいきなり落ちてきたのはビックリした。
120 本当にあった怖い名無し sage 04/10/02 21:21:13 ID:s0XPeI91
あー、そういえばこんな事があった
飲み物買いに自販機前で財布から120円出して財布をポケットにしまって金を自販機に入れようとしたら20円しかなかったんだよ
変だな??と思って落としたのかと辺りを探したけど何もなし、それに落ちた音はしなかった。
数日後同じように自販機で飲み物を買う為に財布から120円だして、自販機に金を入れようとしたらチリーンって音がして100円がアスファルトの地面に落ちた。
手の中には120円ちゃんとある・・・この間消えた100円だったみたい。
ポケットに入ってるわけないし、袖にはひっかかる場所はない。なのに手の周りの手以外の場所から消えた100円が落ちた。
この100円は何処に行ってたんだろう・・・。今でも不思議
壁のシミ
2010.07.17 (Sat) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
869 名前:壁のシミ 投稿日:03/06/10 05:51
自分の友人から聞いた話をひとつ。
友人は大学時代あるアパートに下宿した。
そこはかなり古かったけど格安な物件で。
住み始めてすぐ気になったことが、、、
夜遅くたまにドンドンドンと壁を叩く音がするのだ。
20分くらいその一定のリズムで叩きつづける音がやまない。
毎晩てわけでもないから最初は無視していたが、あるとき気づいた。
その音はかならず金曜日の夜やってきて、
しかも決まった時刻に始まり、決まった時刻に終わる。
それに気づいて急に君が悪くなった。
そこは角部屋だから叩いてるやつは隣の部屋の奴以外ありえない。
隣は人は住んでるみたいだったが、一度も顔を見たことがなかった。
根が小心な友人は文句を言いにも行けずにいた。
そしてまた金曜の夜いつもの時刻あれが来た。
隣の部屋と接する壁に耳を横付けると、確かにその壁からドン…ドン…ドン…と音がする。
機械的な一定のリズムと強さで。。。
友人は気味が悪い分、むかついてきたので、ダーン!と壁を蹴ってやった。2度3度。。。
すると隣の部屋からもダーンダーンダーン!と強く叩き返してきた。
友人は完全に頭にきて部屋を飛び出し、隣の部屋を訪ねた。
玄関でブザーを鳴らすとそこの住人が出てきた。
くらーい目をした男だった。
友人が
「どういうつもりだよ、ドンドン壁を叩きやがって。。。」
強い口調で言うと、男は。
何言ってんだ、そっちが叩くから叩き返したんじゃねえか。
と言い返す。
さらに男は、
「今だってお前の部屋にいる奴が叩いてるやないか。」
と言う。。。
友人は呆気にとられた。
男に引っ張られるように隣の部屋に入ると、自分の部屋と接する壁からドン…ドン…ドン…と音が鳴りつづけていた。。。。
次の週の金曜、友人はその友人B君を部屋に呼んだ。
B君は仲間うちでも有名な霊感の持ち主だった。
そして夜、いつものあの時刻にあれがやって来た。
ドン…ドン…ドン…ドン…
音が鳴り始めてすぐにB君は言った。
「この部屋はすぐに出て行ったほうがええわ。」
その理由を尋ねると、B君はなかなか答えてくれなかった。
それでもしつこく食い下がると、
「いやな…そこの壁にシミができてるのわかるやろ」
B君の指差す方向を見ると確かにはっきりわかるシミが壁にできていた。
はいった時、壁紙は張り替えていてこんなシミは絶対なかったはずなのに。
「そこの前に頭から血を流した女の人が正座してて…」
「ずっと壁に頭を打ち付けてんねん、ドン…ドン…ドン…て」
自分の友人から聞いた話をひとつ。
友人は大学時代あるアパートに下宿した。
そこはかなり古かったけど格安な物件で。
住み始めてすぐ気になったことが、、、
夜遅くたまにドンドンドンと壁を叩く音がするのだ。
20分くらいその一定のリズムで叩きつづける音がやまない。
毎晩てわけでもないから最初は無視していたが、あるとき気づいた。
その音はかならず金曜日の夜やってきて、
しかも決まった時刻に始まり、決まった時刻に終わる。
それに気づいて急に君が悪くなった。
そこは角部屋だから叩いてるやつは隣の部屋の奴以外ありえない。
隣は人は住んでるみたいだったが、一度も顔を見たことがなかった。
根が小心な友人は文句を言いにも行けずにいた。
そしてまた金曜の夜いつもの時刻あれが来た。
隣の部屋と接する壁に耳を横付けると、確かにその壁からドン…ドン…ドン…と音がする。
機械的な一定のリズムと強さで。。。
友人は気味が悪い分、むかついてきたので、ダーン!と壁を蹴ってやった。2度3度。。。
すると隣の部屋からもダーンダーンダーン!と強く叩き返してきた。
友人は完全に頭にきて部屋を飛び出し、隣の部屋を訪ねた。
玄関でブザーを鳴らすとそこの住人が出てきた。
くらーい目をした男だった。
友人が
「どういうつもりだよ、ドンドン壁を叩きやがって。。。」
強い口調で言うと、男は。
何言ってんだ、そっちが叩くから叩き返したんじゃねえか。
と言い返す。
さらに男は、
「今だってお前の部屋にいる奴が叩いてるやないか。」
と言う。。。
友人は呆気にとられた。
男に引っ張られるように隣の部屋に入ると、自分の部屋と接する壁からドン…ドン…ドン…と音が鳴りつづけていた。。。。
次の週の金曜、友人はその友人B君を部屋に呼んだ。
B君は仲間うちでも有名な霊感の持ち主だった。
そして夜、いつものあの時刻にあれがやって来た。
ドン…ドン…ドン…ドン…
音が鳴り始めてすぐにB君は言った。
「この部屋はすぐに出て行ったほうがええわ。」
その理由を尋ねると、B君はなかなか答えてくれなかった。
それでもしつこく食い下がると、
「いやな…そこの壁にシミができてるのわかるやろ」
B君の指差す方向を見ると確かにはっきりわかるシミが壁にできていた。
はいった時、壁紙は張り替えていてこんなシミは絶対なかったはずなのに。
「そこの前に頭から血を流した女の人が正座してて…」
「ずっと壁に頭を打ち付けてんねん、ドン…ドン…ドン…て」
湯船から
2010.07.17 (Sat) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
855 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/06/10 01:32
あれはまだ、私がその小さな会社に入ったばかりの頃のできごとでした。
従業員は全部で10人ぐらいの家族的な雰囲気の、なかなか良い会社でした。
ある日、慰安旅行で温泉にいきました。平日にわざわざ会社を休業してやって来たかいがあって、我々の他には数人しか泊まり客はいないので、まるで貸し切りのようです。
おきまりの宴会も終わり、旅館のバーで先輩たちと飲んでいましたが、当時若かった私は、飲みすぎたためか眠くなってしまい、
「すみません、僕は先にやすませてもらいます。」
そう言って席を立ちました。
「まだ、早いよもう少し付き合えよ。」
「もっと飲んでいけよ。」
そんな声を無視して部屋に戻りました。ふとんは敷いてありましたが、だれもいません。
しかし睡魔には勝てず眠ってしまいました。
しばらくして目を覚ますと、夜中の二時ごろでした。何人か寝ていましたが、まだ、出かけている人もいるらしく、空きふとんもいくつかありました。
また寝ようとしましたが、目が冴えて眠れません。どうするか、そうだ、風呂に行こうと思いました。
タオルを手にして旅館の明るい廊下を歩いていきました。旅館の人に会ったので尋ねました。
「まだ、お風呂開いていますよね。」
「はい、24時間あいています。」
再び廊下を進み、風呂場に着きました。脱衣所で浴衣を脱いでタオルを持って湯船の方の扉を開けました。誰もいない事を期待していましたが、手前に並んでいるシャワーと蛇口のある場所に、太ったおじさんが髭を剃っていました。
かるく会釈をしてすこし離れた、入り口のすぐ側のところで身体を洗ってから、風呂に入りました。
他には誰もいないので、のびのびとつかっていました。シャンプーもしようと湯船からあがりました。
シャワーのところまで行き、椅子に腰掛けた時、なにげなく、おじさんを見るとまだ髭を剃っている。
ずいぶん丁寧だな。
そう思い、視線をおじさんの目の前の鏡に移すと、その中に妙なものが見えました。
湯船の端に黒いものがある。うしろを振り向くと湯船には何もありません。
また、鏡を見ると、湯船から両手が這うように出ている、黒いのは頭のようです。
顔は見えません、あわてて湯船を見ても誰もいません。鏡をのぞくと、右手を前に出し身体をズズズとひきずる。次に左手を前してまたズズズと身体をひきずり、少しずつおじさんに近づいていきます。
湯船を見ても、何もありません。
そのうえ鏡の中のそれは右手に何かを握っています。
カミソリです、丁度床屋さんで使うような。
それを手に握り、ズル、ズルとおじさんににじり寄ります。しかし、おじさんには、見えてないのか、平気で髭を剃り続けています。湯船を見ても誰もいません。
無我夢中で立ち上がり、脱衣所に戻り扉を思いっきり閉めました。
間もなく、おじさんの悲鳴が聞こえるはずだ。いそいで逃げろ、心の声が叫ぶ。
あったまっているはずの身体には鳥肌がたっています。しかし、何の音もしない、早く逃げなくては、あぶないぞ、大変だぞ、しかし、静寂。
何故か、扉を開けてみたい、そんな誘惑がしました。走って逃げろ、心の声がします。
手がとびらにかかっています。そして、手に力が入り、ガラリと音をたてて扉を開けました。
誰もいません、おじさんも、得体の知れない、あの物体も。
今度こそ、浴衣を必死にはおって、自分の部屋に戻りました。
その後、その会社は辞めて現在はちがう仕事をしています。結婚し、妻から、
「温泉に行きましょう。」
と言われても、その時はいいよと言っても、何だかんだ、理由をつけ絶対にどこの温泉にも行きません。
あれはまだ、私がその小さな会社に入ったばかりの頃のできごとでした。
従業員は全部で10人ぐらいの家族的な雰囲気の、なかなか良い会社でした。
ある日、慰安旅行で温泉にいきました。平日にわざわざ会社を休業してやって来たかいがあって、我々の他には数人しか泊まり客はいないので、まるで貸し切りのようです。
おきまりの宴会も終わり、旅館のバーで先輩たちと飲んでいましたが、当時若かった私は、飲みすぎたためか眠くなってしまい、
「すみません、僕は先にやすませてもらいます。」
そう言って席を立ちました。
「まだ、早いよもう少し付き合えよ。」
「もっと飲んでいけよ。」
そんな声を無視して部屋に戻りました。ふとんは敷いてありましたが、だれもいません。
しかし睡魔には勝てず眠ってしまいました。
しばらくして目を覚ますと、夜中の二時ごろでした。何人か寝ていましたが、まだ、出かけている人もいるらしく、空きふとんもいくつかありました。
また寝ようとしましたが、目が冴えて眠れません。どうするか、そうだ、風呂に行こうと思いました。
タオルを手にして旅館の明るい廊下を歩いていきました。旅館の人に会ったので尋ねました。
「まだ、お風呂開いていますよね。」
「はい、24時間あいています。」
再び廊下を進み、風呂場に着きました。脱衣所で浴衣を脱いでタオルを持って湯船の方の扉を開けました。誰もいない事を期待していましたが、手前に並んでいるシャワーと蛇口のある場所に、太ったおじさんが髭を剃っていました。
かるく会釈をしてすこし離れた、入り口のすぐ側のところで身体を洗ってから、風呂に入りました。
他には誰もいないので、のびのびとつかっていました。シャンプーもしようと湯船からあがりました。
シャワーのところまで行き、椅子に腰掛けた時、なにげなく、おじさんを見るとまだ髭を剃っている。
ずいぶん丁寧だな。
そう思い、視線をおじさんの目の前の鏡に移すと、その中に妙なものが見えました。
湯船の端に黒いものがある。うしろを振り向くと湯船には何もありません。
また、鏡を見ると、湯船から両手が這うように出ている、黒いのは頭のようです。
顔は見えません、あわてて湯船を見ても誰もいません。鏡をのぞくと、右手を前に出し身体をズズズとひきずる。次に左手を前してまたズズズと身体をひきずり、少しずつおじさんに近づいていきます。
湯船を見ても、何もありません。
そのうえ鏡の中のそれは右手に何かを握っています。
カミソリです、丁度床屋さんで使うような。
それを手に握り、ズル、ズルとおじさんににじり寄ります。しかし、おじさんには、見えてないのか、平気で髭を剃り続けています。湯船を見ても誰もいません。
無我夢中で立ち上がり、脱衣所に戻り扉を思いっきり閉めました。
間もなく、おじさんの悲鳴が聞こえるはずだ。いそいで逃げろ、心の声が叫ぶ。
あったまっているはずの身体には鳥肌がたっています。しかし、何の音もしない、早く逃げなくては、あぶないぞ、大変だぞ、しかし、静寂。
何故か、扉を開けてみたい、そんな誘惑がしました。走って逃げろ、心の声がします。
手がとびらにかかっています。そして、手に力が入り、ガラリと音をたてて扉を開けました。
誰もいません、おじさんも、得体の知れない、あの物体も。
今度こそ、浴衣を必死にはおって、自分の部屋に戻りました。
その後、その会社は辞めて現在はちがう仕事をしています。結婚し、妻から、
「温泉に行きましょう。」
と言われても、その時はいいよと言っても、何だかんだ、理由をつけ絶対にどこの温泉にも行きません。
草の根BBS
2010.07.16 (Fri) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
735 名前:草の根BBS 1/4 投稿日:03/06/09 10:34
このお話は、80年代末に、ある草の根BBSで実際にあったこととして語られたものです。
それ以前には見かけたことはありませんが、もしかしたら、それ以前にもどこかで語られていたものかもしれません。
ある若い男がいました。Aとしましょう。
Aは霊が見えると常々主張する医者の息子でした。
金持ちのボンボンであることをいいことに、BBSに常駐しては(当時はまだモデムでつないでいたので、常駐するにも金が必要だった)傍若無人な振る舞いをしていました。
今で言う荒らしみたいなもんですが、当時は荒らしにもそれなりの技術が必要でしたし、AもBBSに常駐していることから、BBSのトラブル発生時にはいち早く対応したり(ホストの近所に住んでいたらしい。でもその後、BBS管理者をクソミソにけなすおまけつき)と、まあウザがられつつも受け入れられていたのです。
しかし、Aから度重なる個人攻撃を受けた後輩の男(Bとしましょう)がついに立ち上がったとき、悲劇は起こりました。いや喜劇かもしれません。BはAをウザいなぁと感じていたCおよびBBS管理者D先輩と結託し、AをBBSから追い出す作戦を開始したのです。
ウザい奴には面と向かって言っても通じないということが、それまでのBBSでの会話で判明していたので、Bたちは強硬手段に出ることにしました。
まず、Aがつないでいるその時に、ホストの98を落としてしまいました。
Aが管理者D先輩の部屋に電話をかけてきますが当然居留守です。
そうするとAは車で部屋までやってくるでしょう。それを待ち受けます。
Aが合鍵を使ってDの部屋を開けました。ガチャン。でも室内は真っ暗です。
ブレーカーを落としてあるので当然です。
「なんだブレーカー落ちてるのか?」
とか言いながらAがブレーカーを上げます。
玄関の明かりが点きます。すると目の前に、天井からぶら下がった女の死体(実は演劇をやっている奴から借りたマネキン)がブラーンと垂れ下がっていました。
コンセントをショートさせたままなので、一瞬後またブレーカーは落ちて部屋の中は真っ暗に。
しかしビビリのAにはこれで充分でした。変な悲鳴を上げてAは逃げ出そうとしますが、Aが入った後、BとCで外からつっかい棒をかましてあり、玄関の扉は開きません。
Aが中で泣き叫ぶのをBとCはニヤニヤしながら聞いていました。
しばらくして、中のAが大人しくなったので、いまさらのようにBとCは扉を開けました。
「あれAさん?何してるんですか?」
しかしそこでBとCは凍りつきました。
Aが玄関先で失禁して白目をむいて倒れていたのです。
中に吊るしてあったマネキンはなぜか、くるくると回転していました。とりあえずAはそのまま放置して、マネキンを片付けたりしてると部屋の主のDも戻ってきました。
「なんかAさんがぶっ倒れちゃったんですよ藁」
「うわー小便漏らされちゃったよ…」
そうこうしてるとようやくAが気がつきました。
「あ、あれ?」
「なあA、お前なんで人の部屋で小便もらして気絶してるんだよ?」
Dが問いかけるとAは「う!」と一言叫んで、開いてるドアからサンダルも履かずに外に駆け出し、そのまま車に乗って行ってしまいました。
残った3人がマウンテンデューを飲みながら、
「あいつこれでもうBBSには来ないかな」
などと話していると、Aから電話が入りました。
近くのデニーズで会いたいというのです。Dの車にBとCも乗り込んで向かいました。
店に着くと、Aが落ち着きない様子で待っていました。Dの部屋の鍵を持って来ていました。
「これ返します。あのBBSからは抜けさせてください。いきなり勝手言ってすみません。いままでDさんのお手伝いで管理とかしてきたけど(誰も頼んでねーよ!の無言の突っ込みあり)もう限界です」
BとCはもう笑いをこらえるのに必死な状態です。
Dが、いかにも意外そうな口調でAに問いかけます。
「なあ理由教えてくれよ、大体なんでさっきは俺の部屋にいたんだ?」
口ごもるAを、BとCもはやしたてます。
「なんか気になりますよ!」
「教えてくださいよ!」
暫くして、漸くAは語り出しました。
「…いや、最初女の幽霊かと思ってビビったんだけど、暗がりに目が慣れてきて、よく見たらマネキンだったんだよ。それでなんだ、いたずらかよ、ってちょっと安心したり、むかついたりしたんだ。でも、なんか変なんだよ。
そのマネキンが、こっちを睨んでいるみたいで、しかもなんか、すこしづつ動いているみたいな気がするんだよ。…で、最初はゆらゆら揺れてる感じだったんだけど、そのうち、マネキン自体がくるくる回り出したんだ。別に振動も何もない部屋の中でだよ。
あ~、こりゃまずい、どっかとつながって、なんか呼んじゃったな、って思って、とにかく外に出なきゃってドアノブを回すんだけど、回らないんだよ。いや違うな。回るんだけど、鍵が壊れちゃったみたいに、ぜんぜん手ごたえがないんだよ。
で一回ドアの方を向いたら、もう怖くて後ろを振り向けなくってさ。相変わらずマネキンは回っている気配がするし…で、目を閉じて南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏って唱えてたら、ふっと気配が消えたわけ。
あー去った、って安心したら、
『 つ な ぐ な ! 』
耳元で一言。老婆の声で。
気がついたら、みんないただろ?怖いわ恥ずかしいわで慌てて逃げ出したんだよ。俺もうあの部屋には行かない、いや行けないや。このBBSもやばそうなんで、やめます」
「やばそうってなんだよ?」
これから部屋に帰らなければならないD先輩が尋ねます。
「さっき、『みんないた』んですよ。D先輩とBとC、あと、その後ろでこっちを睨んでた老婆の霊。なんか地縛霊系の奴っぽかった。偶然あの場所につながって、連れてこられたみたいな感じで、恨みの念がものすごい感じでした。先輩も引っ越したほうがいいと思いますよ。あの部屋は、もうだめです」
そう言うと、Aは席を立って去ろうとしました。
「あと、言い忘れたんですが、」
Aが去り際に言いました。
「BBSが落ちる瞬間、あの老婆のビットマップを仕込むなんて、まさかD先輩にもできませんよね?俺の98に、なにか来てないといいんですけど…」
Aが去った後、BとCはD先輩と話しました。
「いや、ホスト落とすのだって、いきなりモデム抜いただけだし…あれはAのハッタリですよ!」
「俺もそうだろうと思うけどさ、あの部屋に一人で住んでる俺の身にもなってみろよ…」
その後しばらくして、D先輩は引っ越し、そのBBSは自然消滅したそうです。
老婆の霊が本当にいたのか、いたとしたら今はどこにいるのかはわかりません。
僕がその話を聞いたときは、「この話題をBBSで振ると、その老婆がやってくる」なんてありがちなオチを聞きましたが、その老婆がやってきても「つなぐな」と言ってみたりとか、モデムを誤動作させるとかしかしないそうなので、ほのぼの系と言えなくもない…
#大体いまどきモデムなんて使ってないよ、どうすんだ?>老婆の霊(w
このお話は、80年代末に、ある草の根BBSで実際にあったこととして語られたものです。
それ以前には見かけたことはありませんが、もしかしたら、それ以前にもどこかで語られていたものかもしれません。
ある若い男がいました。Aとしましょう。
Aは霊が見えると常々主張する医者の息子でした。
金持ちのボンボンであることをいいことに、BBSに常駐しては(当時はまだモデムでつないでいたので、常駐するにも金が必要だった)傍若無人な振る舞いをしていました。
今で言う荒らしみたいなもんですが、当時は荒らしにもそれなりの技術が必要でしたし、AもBBSに常駐していることから、BBSのトラブル発生時にはいち早く対応したり(ホストの近所に住んでいたらしい。でもその後、BBS管理者をクソミソにけなすおまけつき)と、まあウザがられつつも受け入れられていたのです。
しかし、Aから度重なる個人攻撃を受けた後輩の男(Bとしましょう)がついに立ち上がったとき、悲劇は起こりました。いや喜劇かもしれません。BはAをウザいなぁと感じていたCおよびBBS管理者D先輩と結託し、AをBBSから追い出す作戦を開始したのです。
ウザい奴には面と向かって言っても通じないということが、それまでのBBSでの会話で判明していたので、Bたちは強硬手段に出ることにしました。
まず、Aがつないでいるその時に、ホストの98を落としてしまいました。
Aが管理者D先輩の部屋に電話をかけてきますが当然居留守です。
そうするとAは車で部屋までやってくるでしょう。それを待ち受けます。
Aが合鍵を使ってDの部屋を開けました。ガチャン。でも室内は真っ暗です。
ブレーカーを落としてあるので当然です。
「なんだブレーカー落ちてるのか?」
とか言いながらAがブレーカーを上げます。
玄関の明かりが点きます。すると目の前に、天井からぶら下がった女の死体(実は演劇をやっている奴から借りたマネキン)がブラーンと垂れ下がっていました。
コンセントをショートさせたままなので、一瞬後またブレーカーは落ちて部屋の中は真っ暗に。
しかしビビリのAにはこれで充分でした。変な悲鳴を上げてAは逃げ出そうとしますが、Aが入った後、BとCで外からつっかい棒をかましてあり、玄関の扉は開きません。
Aが中で泣き叫ぶのをBとCはニヤニヤしながら聞いていました。
しばらくして、中のAが大人しくなったので、いまさらのようにBとCは扉を開けました。
「あれAさん?何してるんですか?」
しかしそこでBとCは凍りつきました。
Aが玄関先で失禁して白目をむいて倒れていたのです。
中に吊るしてあったマネキンはなぜか、くるくると回転していました。とりあえずAはそのまま放置して、マネキンを片付けたりしてると部屋の主のDも戻ってきました。
「なんかAさんがぶっ倒れちゃったんですよ藁」
「うわー小便漏らされちゃったよ…」
そうこうしてるとようやくAが気がつきました。
「あ、あれ?」
「なあA、お前なんで人の部屋で小便もらして気絶してるんだよ?」
Dが問いかけるとAは「う!」と一言叫んで、開いてるドアからサンダルも履かずに外に駆け出し、そのまま車に乗って行ってしまいました。
残った3人がマウンテンデューを飲みながら、
「あいつこれでもうBBSには来ないかな」
などと話していると、Aから電話が入りました。
近くのデニーズで会いたいというのです。Dの車にBとCも乗り込んで向かいました。
店に着くと、Aが落ち着きない様子で待っていました。Dの部屋の鍵を持って来ていました。
「これ返します。あのBBSからは抜けさせてください。いきなり勝手言ってすみません。いままでDさんのお手伝いで管理とかしてきたけど(誰も頼んでねーよ!の無言の突っ込みあり)もう限界です」
BとCはもう笑いをこらえるのに必死な状態です。
Dが、いかにも意外そうな口調でAに問いかけます。
「なあ理由教えてくれよ、大体なんでさっきは俺の部屋にいたんだ?」
口ごもるAを、BとCもはやしたてます。
「なんか気になりますよ!」
「教えてくださいよ!」
暫くして、漸くAは語り出しました。
「…いや、最初女の幽霊かと思ってビビったんだけど、暗がりに目が慣れてきて、よく見たらマネキンだったんだよ。それでなんだ、いたずらかよ、ってちょっと安心したり、むかついたりしたんだ。でも、なんか変なんだよ。
そのマネキンが、こっちを睨んでいるみたいで、しかもなんか、すこしづつ動いているみたいな気がするんだよ。…で、最初はゆらゆら揺れてる感じだったんだけど、そのうち、マネキン自体がくるくる回り出したんだ。別に振動も何もない部屋の中でだよ。
あ~、こりゃまずい、どっかとつながって、なんか呼んじゃったな、って思って、とにかく外に出なきゃってドアノブを回すんだけど、回らないんだよ。いや違うな。回るんだけど、鍵が壊れちゃったみたいに、ぜんぜん手ごたえがないんだよ。
で一回ドアの方を向いたら、もう怖くて後ろを振り向けなくってさ。相変わらずマネキンは回っている気配がするし…で、目を閉じて南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏って唱えてたら、ふっと気配が消えたわけ。
あー去った、って安心したら、
『 つ な ぐ な ! 』
耳元で一言。老婆の声で。
気がついたら、みんないただろ?怖いわ恥ずかしいわで慌てて逃げ出したんだよ。俺もうあの部屋には行かない、いや行けないや。このBBSもやばそうなんで、やめます」
「やばそうってなんだよ?」
これから部屋に帰らなければならないD先輩が尋ねます。
「さっき、『みんないた』んですよ。D先輩とBとC、あと、その後ろでこっちを睨んでた老婆の霊。なんか地縛霊系の奴っぽかった。偶然あの場所につながって、連れてこられたみたいな感じで、恨みの念がものすごい感じでした。先輩も引っ越したほうがいいと思いますよ。あの部屋は、もうだめです」
そう言うと、Aは席を立って去ろうとしました。
「あと、言い忘れたんですが、」
Aが去り際に言いました。
「BBSが落ちる瞬間、あの老婆のビットマップを仕込むなんて、まさかD先輩にもできませんよね?俺の98に、なにか来てないといいんですけど…」
Aが去った後、BとCはD先輩と話しました。
「いや、ホスト落とすのだって、いきなりモデム抜いただけだし…あれはAのハッタリですよ!」
「俺もそうだろうと思うけどさ、あの部屋に一人で住んでる俺の身にもなってみろよ…」
その後しばらくして、D先輩は引っ越し、そのBBSは自然消滅したそうです。
老婆の霊が本当にいたのか、いたとしたら今はどこにいるのかはわかりません。
僕がその話を聞いたときは、「この話題をBBSで振ると、その老婆がやってくる」なんてありがちなオチを聞きましたが、その老婆がやってきても「つなぐな」と言ってみたりとか、モデムを誤動作させるとかしかしないそうなので、ほのぼの系と言えなくもない…
#大体いまどきモデムなんて使ってないよ、どうすんだ?>老婆の霊(w
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