都市伝説・・・奇憚・・・blog
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線路を走る落ち武者
2012.08.07 (Tue) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
夏の夜。トモ子はいつも通り、10時に家を抜け出した。
「今夜10時、いつものコンビニにな」
学校で集合の約束を交わしてから、待ちに待った時間。部屋に鍵をかけ、裏口からこっそり外に出る。
門限の時間に娘がしている事に、両親は気付いているのか、それとも知らぬふりをしているのか、居間からはテレビの音しか聞こえない。後者だとしても、男の友達に会いに行く事を知ったら、一騒動起こるだろう。
だが、別に非難される覚えはないとトモ子は思う。自分達はなにも悪い事をしていない。コンビニの駐車場に座って話をしているだけなのだから。
大声で騒ぎ立てないよう注意しているし、ゴミも散らかさない。集まるのも入口から離れた区画を選んでいるし、車が来たら、邪魔にならないようコンビニ店内に一時避難する。
何も問題はないはずだ。
一緒に行く約束をしていた女の子と合流してから、トモ子はコンビニの駐車場に到着した。
既に何人かが集まり、話題の花を咲かせている。
ここに集まっている事を、学校の皆は知らない。コンビニで清涼飲料を買って、トモ子も話の輪に加わった。
ここでする事は、学校にいる時と変わりない。流行りの曲や最新の映画の話などで盛り上がるだけ。
それでも、トモ子は毎回の集まりで、違った自分がここにいるような優越感を感じてしまう。
都会の学生達はどうなのだろう。ジュースを飲みながら、トモ子は考えてみた。繁華街やクラブなど、もっと楽しい場所に出かけているに違いない。
しかし、楽しさの本質としては、自分達も劣っていない事を確信していた。夜中に家を抜け出し、仲間達と会っているという事が、自分が大人に近付いている様な感覚を与えてくれるのだから。
何かをやるのが楽しいのではない。違う自分になるのが嬉しいのだ。
夜が深まる中、トモ子達はもうすぐ来る夏休みの話題など、他愛もない話に熱中していた。
夜気が温く感じたが、ずっと外にいれないという程ではない。時折コンビニで何か買う時以外、誰もその場から動かない。
既に深夜の二時を回り、コンビニのすぐ近くの踏切もさっきから沈黙し続けている。それでも、帰ってしまうのが勿体ない気がして、皆時間に気付かないふりをしていた。
明日は休み。多少遅くなっても大丈夫だろうと。
終電からしばらく経った頃、喉の渇きを覚えたトモ子はジュースでも買おうと立ち上がった。
その時、突然、踏切の警報が鳴り、遮断機が下がった。
「なんだこんな時間に」
男子が驚いて声を上げ、女子は不安そうに顔を見合わせる。コンビニの店員も、不思議そうに踏切の方に視線を向けるのが見えた。
「幽霊電車でも通るんじゃないか」
誰かの冗談混じりな言葉。
幽霊だけが使う電車が、深夜の町をこっそり走っている。その想像に興奮した皆は、踏切の前まで歩いていった。
赤色が点灯し、音がやかましい。しかし何も通る様子がない。
幽霊電車は目に見えないのではないか、と話し合いながら、線路の先を見つめた。レールが溶け込む闇の向こうには、何も見えない。
いや、何かがやってくる。一歩一歩、重い金属が擦れ合う音を立てて走ってくる。
「何だ……?」
心に不安を掻き立てるそれに、全員が思わず踏切から一歩退いてしまう。
荒い息の様な音も響いてきた頃、街灯の光にその姿が浮かび上がった。
頭の頭上を剃り上げ、脇に長い髪の毛を垂らした落ち武者だった。黒い鎧は所々で糸がほつれ、金属片が落ちかかっている。
血と泥に汚れた足袋で砂利を踏みしめながら、落ち武者はトモ子達の前を走り過ぎていった。
「……何? 今の……」
高校生達は、その後ろ姿を呆然と見送った。落ち武者がいなくなっても、遮断機は上がらない。警報器の音も鳴り続く。
全員が誘われる様に、再び落ち武者が走ってきた方に視線を向ける。すると、再び闇の中から、何かが近づいてくるのが見えた。距離が縮まるにつれ、白い色がどんどんはっきり見えてくる。
今度は、髪を振り乱した女だった。死に装束を着て、体長が2mもある。
どうやら落ち武者を追いかけているようだ。両手を前に突き出しながら、足音も立てずに落ち武者が消えた方へ走り去っていく。
誰も、何も言えないまま、お互いの顔を見合わせた。
遮断機の警報が止み、夜の町に再び静寂が戻った。
(※暗さんからの投稿です。ありがとうございました)
「今夜10時、いつものコンビニにな」
学校で集合の約束を交わしてから、待ちに待った時間。部屋に鍵をかけ、裏口からこっそり外に出る。
門限の時間に娘がしている事に、両親は気付いているのか、それとも知らぬふりをしているのか、居間からはテレビの音しか聞こえない。後者だとしても、男の友達に会いに行く事を知ったら、一騒動起こるだろう。
だが、別に非難される覚えはないとトモ子は思う。自分達はなにも悪い事をしていない。コンビニの駐車場に座って話をしているだけなのだから。
大声で騒ぎ立てないよう注意しているし、ゴミも散らかさない。集まるのも入口から離れた区画を選んでいるし、車が来たら、邪魔にならないようコンビニ店内に一時避難する。
何も問題はないはずだ。
一緒に行く約束をしていた女の子と合流してから、トモ子はコンビニの駐車場に到着した。
既に何人かが集まり、話題の花を咲かせている。
ここに集まっている事を、学校の皆は知らない。コンビニで清涼飲料を買って、トモ子も話の輪に加わった。
ここでする事は、学校にいる時と変わりない。流行りの曲や最新の映画の話などで盛り上がるだけ。
それでも、トモ子は毎回の集まりで、違った自分がここにいるような優越感を感じてしまう。
都会の学生達はどうなのだろう。ジュースを飲みながら、トモ子は考えてみた。繁華街やクラブなど、もっと楽しい場所に出かけているに違いない。
しかし、楽しさの本質としては、自分達も劣っていない事を確信していた。夜中に家を抜け出し、仲間達と会っているという事が、自分が大人に近付いている様な感覚を与えてくれるのだから。
何かをやるのが楽しいのではない。違う自分になるのが嬉しいのだ。
夜が深まる中、トモ子達はもうすぐ来る夏休みの話題など、他愛もない話に熱中していた。
夜気が温く感じたが、ずっと外にいれないという程ではない。時折コンビニで何か買う時以外、誰もその場から動かない。
既に深夜の二時を回り、コンビニのすぐ近くの踏切もさっきから沈黙し続けている。それでも、帰ってしまうのが勿体ない気がして、皆時間に気付かないふりをしていた。
明日は休み。多少遅くなっても大丈夫だろうと。
終電からしばらく経った頃、喉の渇きを覚えたトモ子はジュースでも買おうと立ち上がった。
その時、突然、踏切の警報が鳴り、遮断機が下がった。
「なんだこんな時間に」
男子が驚いて声を上げ、女子は不安そうに顔を見合わせる。コンビニの店員も、不思議そうに踏切の方に視線を向けるのが見えた。
「幽霊電車でも通るんじゃないか」
誰かの冗談混じりな言葉。
幽霊だけが使う電車が、深夜の町をこっそり走っている。その想像に興奮した皆は、踏切の前まで歩いていった。
赤色が点灯し、音がやかましい。しかし何も通る様子がない。
幽霊電車は目に見えないのではないか、と話し合いながら、線路の先を見つめた。レールが溶け込む闇の向こうには、何も見えない。
いや、何かがやってくる。一歩一歩、重い金属が擦れ合う音を立てて走ってくる。
「何だ……?」
心に不安を掻き立てるそれに、全員が思わず踏切から一歩退いてしまう。
荒い息の様な音も響いてきた頃、街灯の光にその姿が浮かび上がった。
頭の頭上を剃り上げ、脇に長い髪の毛を垂らした落ち武者だった。黒い鎧は所々で糸がほつれ、金属片が落ちかかっている。
血と泥に汚れた足袋で砂利を踏みしめながら、落ち武者はトモ子達の前を走り過ぎていった。
「……何? 今の……」
高校生達は、その後ろ姿を呆然と見送った。落ち武者がいなくなっても、遮断機は上がらない。警報器の音も鳴り続く。
全員が誘われる様に、再び落ち武者が走ってきた方に視線を向ける。すると、再び闇の中から、何かが近づいてくるのが見えた。距離が縮まるにつれ、白い色がどんどんはっきり見えてくる。
今度は、髪を振り乱した女だった。死に装束を着て、体長が2mもある。
どうやら落ち武者を追いかけているようだ。両手を前に突き出しながら、足音も立てずに落ち武者が消えた方へ走り去っていく。
誰も、何も言えないまま、お互いの顔を見合わせた。
遮断機の警報が止み、夜の町に再び静寂が戻った。
(※暗さんからの投稿です。ありがとうございました)
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マリエ
2012.08.06 (Mon) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
859 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:04/06/29 15:35 ID:hLSEB2YB
ウチの近所にまことしやかに囁かれている「マリエ」というお話です
オッチャンは焦っていた。今日も仕事の接待で深夜になってしまった。
いつものT字路を曲がるとそこには古びた神社があった。
ほろ酔い加減のオッチャンはには見慣れた風景だったがその日は何かが違っていた
ぽーん、ぽーん・・・
一定の間隔で音が刻まれている。
不思議に思いながらもオッチャンは歩調をはやめたのだがふと、神社に目をやると浴衣を着た小学生くらいの女の子がボールをついて遊んでいる。
深夜の神社の境内で少女がたった一人でだ・・・
違和感を感じて目をこらすとまだ昼間の熱気がのこっている深夜だというのに、浴衣ではなく古い着物をきていたのだ
余り深くかかわらない方がいい。オッチャンは薄ら寒いものが背筋を通り抜けるのを感じたのか感じていないのか、そのまま神社の前を通り過ぎた。
860 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:04/06/29 15:36 ID:hLSEB2YB
ぽーん、ぽーん・・・
音がオッチャンの後ろをついてくる。
酒のせいで上がっていた体温は急速にさめて行き、いままでかいていた汗が冷や汗になるのがわかる。
・・・後ろを振り返ると少女がついてきていた。
うつむいてボール、いや、古風なマリをつきながら。
その少女の脚は前に進んでいるにもかかわらず全く動いていなかった。
そのまま脚を動かさず、マリをついている手だけを動かしながらオッチャンに近づいてきたのだった。
死に物狂いではしる。走る。疾る。
息が続かない身体にムチをうってはしる。
しかし「その音」は確実に近づいてきている。
「その音」がおっちゃんの近くまで来たときオッチャンは振り向いてしまったのだ。
ぽーん、ぽーん・・・
すぐ背後に少女がいた。ソレはずーーとうつむいていたのだがゆっくりと顔を上げ、吸い込まれそうな漆黒のまなざしをオッチャンのつま先から膝、腰、胴・・・
そのまま視線を上げながら首まできた時
オッチャンはまだ暗い明け方に道端にぶっ倒れて気絶していたところを発見された。
あのまま眼があっていたらどうなっていたのかは誰にも判らない。
861 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:04/06/29 15:40 ID:hLSEB2YB
後日談
ひとりのバイク乗りが「マリエ」の話をきいていた。
地元の峠でも名の知れた走り屋でした。
CBR600という、とてつもなく速いバイクを操る彼は若すぎたのだ。
下りの峠をバイクで攻め込むときの恐怖は並大抵のものではない。
しかし、それでも速い彼は怖いもの知らずと呼ばれた。
その彼が神社の前に居た。
ぽーん、ぽーん・・・
軽快なエンジン音とともにこの世のものと思えない不思議な音もそこにあった。
3秒もあれば時速120km/hを出すことのできるバイクに乗る彼は「ソレ」がバイクにはついてこれないとタカをくくっていた。
アクセルを開ける。近所の家の窓ガラスが震えるような咆哮が上がる。
クラッチを繋げる。古びたアスファルトでタイヤの表面をちぎりながら黒々とマークをつける。
つぎの瞬間、意識ごと身体を置いて行きそうな強烈な加速で神社の前から疾走する。
863 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:04/06/29 15:46 ID:hLSEB2YB
ヘルメット越しなのに「その音」は聞こえてきた。
「その音」は確実に近づいてきたのだった。
エンジンの調子が悪いわけではない。快調そのものだ。
しかしやがて「その音」がすぐ背後まで迫ってきたのだった。
バックミラーには何も写っていない。
バイクに伏せながら彼は後方を振り返ってしまった。
そこには脚を全く動かさず。
髪を振り乱しながら、前傾姿勢になって必死にドリブルをしている少女の姿があった。
なにを祀っているっているかはよくわからない道祖神の横を通り過ぎたところで少女の速度が落ちた。
肩で息をしながらうつむいたままマリをついていたがその姿のままゆっくりと夜の闇に溶けていったそうな・・・・
ウチの近所にまことしやかに囁かれている「マリエ」というお話です
オッチャンは焦っていた。今日も仕事の接待で深夜になってしまった。
いつものT字路を曲がるとそこには古びた神社があった。
ほろ酔い加減のオッチャンはには見慣れた風景だったがその日は何かが違っていた
ぽーん、ぽーん・・・
一定の間隔で音が刻まれている。
不思議に思いながらもオッチャンは歩調をはやめたのだがふと、神社に目をやると浴衣を着た小学生くらいの女の子がボールをついて遊んでいる。
深夜の神社の境内で少女がたった一人でだ・・・
違和感を感じて目をこらすとまだ昼間の熱気がのこっている深夜だというのに、浴衣ではなく古い着物をきていたのだ
余り深くかかわらない方がいい。オッチャンは薄ら寒いものが背筋を通り抜けるのを感じたのか感じていないのか、そのまま神社の前を通り過ぎた。
860 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:04/06/29 15:36 ID:hLSEB2YB
ぽーん、ぽーん・・・
音がオッチャンの後ろをついてくる。
酒のせいで上がっていた体温は急速にさめて行き、いままでかいていた汗が冷や汗になるのがわかる。
・・・後ろを振り返ると少女がついてきていた。
うつむいてボール、いや、古風なマリをつきながら。
その少女の脚は前に進んでいるにもかかわらず全く動いていなかった。
そのまま脚を動かさず、マリをついている手だけを動かしながらオッチャンに近づいてきたのだった。
死に物狂いではしる。走る。疾る。
息が続かない身体にムチをうってはしる。
しかし「その音」は確実に近づいてきている。
「その音」がおっちゃんの近くまで来たときオッチャンは振り向いてしまったのだ。
ぽーん、ぽーん・・・
すぐ背後に少女がいた。ソレはずーーとうつむいていたのだがゆっくりと顔を上げ、吸い込まれそうな漆黒のまなざしをオッチャンのつま先から膝、腰、胴・・・
そのまま視線を上げながら首まできた時
オッチャンはまだ暗い明け方に道端にぶっ倒れて気絶していたところを発見された。
あのまま眼があっていたらどうなっていたのかは誰にも判らない。
861 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:04/06/29 15:40 ID:hLSEB2YB
後日談
ひとりのバイク乗りが「マリエ」の話をきいていた。
地元の峠でも名の知れた走り屋でした。
CBR600という、とてつもなく速いバイクを操る彼は若すぎたのだ。
下りの峠をバイクで攻め込むときの恐怖は並大抵のものではない。
しかし、それでも速い彼は怖いもの知らずと呼ばれた。
その彼が神社の前に居た。
ぽーん、ぽーん・・・
軽快なエンジン音とともにこの世のものと思えない不思議な音もそこにあった。
3秒もあれば時速120km/hを出すことのできるバイクに乗る彼は「ソレ」がバイクにはついてこれないとタカをくくっていた。
アクセルを開ける。近所の家の窓ガラスが震えるような咆哮が上がる。
クラッチを繋げる。古びたアスファルトでタイヤの表面をちぎりながら黒々とマークをつける。
つぎの瞬間、意識ごと身体を置いて行きそうな強烈な加速で神社の前から疾走する。
863 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:04/06/29 15:46 ID:hLSEB2YB
ヘルメット越しなのに「その音」は聞こえてきた。
「その音」は確実に近づいてきたのだった。
エンジンの調子が悪いわけではない。快調そのものだ。
しかしやがて「その音」がすぐ背後まで迫ってきたのだった。
バックミラーには何も写っていない。
バイクに伏せながら彼は後方を振り返ってしまった。
そこには脚を全く動かさず。
髪を振り乱しながら、前傾姿勢になって必死にドリブルをしている少女の姿があった。
なにを祀っているっているかはよくわからない道祖神の横を通り過ぎたところで少女の速度が落ちた。
肩で息をしながらうつむいたままマリをついていたがその姿のままゆっくりと夜の闇に溶けていったそうな・・・・
心霊写真(4)
2012.08.04 (Sat) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
856 名前:心霊写真 1/2 投稿日:04/06/29 14:50 ID://jqPnln
お袋から聞いた話なんだが、お袋は昔、写真屋で働いていたらしい。
といっても、現像などの仕事ではなく、現像ミスや、二重写しになった写真について説明する係、まあ、いわゆる苦情処理のような物を担当していたらしい。
当然、そんな職業をしていると、いろいろな写真に出会うことが多くなるわけで、年に数回ぐらいは、心霊写真のような物が客によって持ち込まれていたらしい。
もっとも、そのほとんどが二重写しや感光などが原因だったそうだが。
さて、そんなお袋が出会った写真達の中で、どうしても原因が分からなかったものが二枚あったらしい。
そのうちの一枚、お袋が一番最初に出会った心霊写真らしき物はいつものように客の手によって持ち込まれたらしい。
その日、お袋がいつものように仕事をしていると、若い女性が店に入ってきて、写真に変な物が写っていると言ったそうだ。
お袋は、またかと思いつつも、おそらく二重写しの類だろうと思いながら、差し出された写真を受け取った。
その写真には客の女性と、恋人とおぼしき男性が手をつないで写っていたそうだ。
そして男のジャンパーの懐から、真っ白な手が、まるでおいでおいでをするような形で覗いていたそうだ。
それを見てお袋は相当混乱したらしい。
男性の手も女性の手もちゃんと写っていて、周りに人がいる様子もない。
二重写しにしては、はっきり写りすぎている・・・
結局お袋は、わかりませんと言って、客に写真を返したらしい。
858 名前:心霊写真 2/2 投稿日:04/06/29 15:05 ID://jqPnln
お袋が出会った二枚目の写真、それは自分で撮った写真、それも俺を撮った写真だったらしい。
ある日、お袋は幼い俺を撮った写真を整理していたそうだ。
そして、整理もそろそろ終わろうかという頃に一枚の写真に目が止まったらしい。
その写真には玄関先で無邪気に遊んでいる、俺の姿が写っていたらしいが、その俺の後に同じくらいの背格好の影が、重なっていたらしい。
最初、お袋は俺の影かと思ったそうだが、その影とは別に、ちゃんとした俺の影が足下から伸びていたそうだ。
その上、その影には角のような物が生えており、角度的な関係で、まるで俺から角が生えているように見えたそうだ。
俺はそこまで聞いて、体をぶるっと震わせながら聞いた。
「その写真、どうしたの?」
するとお袋は、
「あまりにも気味が悪かったから、破いて捨てた。」
結論、一番怖いのはお袋だ。
お袋から聞いた話なんだが、お袋は昔、写真屋で働いていたらしい。
といっても、現像などの仕事ではなく、現像ミスや、二重写しになった写真について説明する係、まあ、いわゆる苦情処理のような物を担当していたらしい。
当然、そんな職業をしていると、いろいろな写真に出会うことが多くなるわけで、年に数回ぐらいは、心霊写真のような物が客によって持ち込まれていたらしい。
もっとも、そのほとんどが二重写しや感光などが原因だったそうだが。
さて、そんなお袋が出会った写真達の中で、どうしても原因が分からなかったものが二枚あったらしい。
そのうちの一枚、お袋が一番最初に出会った心霊写真らしき物はいつものように客の手によって持ち込まれたらしい。
その日、お袋がいつものように仕事をしていると、若い女性が店に入ってきて、写真に変な物が写っていると言ったそうだ。
お袋は、またかと思いつつも、おそらく二重写しの類だろうと思いながら、差し出された写真を受け取った。
その写真には客の女性と、恋人とおぼしき男性が手をつないで写っていたそうだ。
そして男のジャンパーの懐から、真っ白な手が、まるでおいでおいでをするような形で覗いていたそうだ。
それを見てお袋は相当混乱したらしい。
男性の手も女性の手もちゃんと写っていて、周りに人がいる様子もない。
二重写しにしては、はっきり写りすぎている・・・
結局お袋は、わかりませんと言って、客に写真を返したらしい。
858 名前:心霊写真 2/2 投稿日:04/06/29 15:05 ID://jqPnln
お袋が出会った二枚目の写真、それは自分で撮った写真、それも俺を撮った写真だったらしい。
ある日、お袋は幼い俺を撮った写真を整理していたそうだ。
そして、整理もそろそろ終わろうかという頃に一枚の写真に目が止まったらしい。
その写真には玄関先で無邪気に遊んでいる、俺の姿が写っていたらしいが、その俺の後に同じくらいの背格好の影が、重なっていたらしい。
最初、お袋は俺の影かと思ったそうだが、その影とは別に、ちゃんとした俺の影が足下から伸びていたそうだ。
その上、その影には角のような物が生えており、角度的な関係で、まるで俺から角が生えているように見えたそうだ。
俺はそこまで聞いて、体をぶるっと震わせながら聞いた。
「その写真、どうしたの?」
するとお袋は、
「あまりにも気味が悪かったから、破いて捨てた。」
結論、一番怖いのはお袋だ。
―ドサッ― <毒男シリーズ>
2012.08.03 (Fri) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
50: 毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/11/21(月) 03:40:04.33 ID:G75lp4rB0
学生時代の友達から聞いた話です
実家に住んでいた私は就職が決まり会社に勤めるのをキッカケに念願だった独り暮らしをする事になった。
府内にある会社までなるべく近い所に住もうと思っていた私は、会社の近くの不動産屋に行き自分で希望していた条件に合う賃貸マンションを見つけた。
さっそくそのマンションの3階の1部屋を借りて念願だった独り暮らしをスタートさせる事にした。
私が借りた3階には窓側に小さな踊り場があり簡単に言うとちょっと広いベランダって感じでしょうか。
隣近所はそのスペースをガーデニング等に使っているようだった。
他の階には3階のような広いスペースはなかった。
昔から独り暮しに憧れていた私は毎日毎日充実した日を送っていた。
あの事が起こる前までは・・
会社にも慣れてきた私は仕事も順調にこなし毎日が楽しくてしょうがなかった。
ある日の夜、次の日が日曜で会社が休みだったので遅くまでビデオを見ていた。
ふと時計を見ると午前3時を回っていた、ちょっと小腹が空いた私はカップラーメンを作ろうとキッチンに向かいお湯を沸かしはじめた。
51: 毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/11/21(月) 03:41:20.83 ID:G75lp4rB0
と、その時
「ドサッ!」
窓の外で鈍い音が聞こえた。
慌てて私は窓の外を見てみると踊り場の所に黒い影が見えた。
「なんやろ?上の階のベランダから物でも落ちたんかな?」
と、思いその黒い影をよく見てみました。
ん!?
その影をよく見てみると人の形をしているのです。
女性でした、ピンクのセーターを着た女性が踊り場に倒れていました。
その現場を見た私は瞬時に女性は上から落ちたんだと思いました。
驚いた私は窓を空け踊り場の方に歩んで行きました。
その時です、
「ウ・ウ・ウゥ・・」
女性は生きていました。
かすかに体を痙攣させ顔がこちらの方に向いているのが見えました。
しかし首が変な方向に曲がっており不自然な方向に顔がありました。
52: 毒男 ◆B.DOLL/gBI :2011/11/21(月) 03:42:03.69 ID:G75lp4rB0
「大丈夫ですか!」
と声を掛けてみると女性はこちらの方を見、なんとも言えない苦痛の目で私を見ていました。
ズ・・ズ・・ズ・・・・
女性はこちらの方に向かって這って来たのです。
しかし、数十センチ進んだ所で息絶えたようで動かなくなりました。
その後、警察等が現場検証し自殺と言う事がわかりました。
その女性はこのマンションの10階に住むOLで、彼氏と失恋したのを苦に飛び降り自殺を図ったそうです、部屋から遺書が見つかり動機がわかったようです。
それから数ヶ月後。
その頃は会社も忙しくなり残業が多くなっていました。
会社から帰宅するのも深夜になることが多くなったある日、いつものように会社で残業をし自宅に帰ってきたのが深夜1時くらいだったと思います。
さすがに連日の残業で疲れていた私は、自宅に帰るや否や着替えもせずにベッドに倒れるように横になりました。
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加奈
2012.08.03 (Fri) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
47: 本当にあった怖い名無し:2007/07/13(金) 00:20:37 ID:03rSqLFyO
先日中学校の同窓会があり、当時の俺のクラスではタブー化された話が話題になりました。
携帯なので何度かに分けてお付き合い下さい。
中学校で同じクラスだった加奈(仮)と言う子が居た。
活発で勉強も良く出来る可愛い系の子だった。まあ俺の初恋の人だった。
三年の夏休みに学校の図書室に行った時、偶然にも調べ物をしていた加奈が居た。
図書室には俺と加奈しか居なかった為、進路について話したり雑談したりしながらお互い自分の作業をした。
俺はクラスの友達には言ってなかったが親の仕事の関係で東京の高校に行く事になっていたので加奈にそう打ち明けた。
「そうなんだ、寂しくなるね」
加奈は少し悲しそうな顔をして俺を見た。
好きな子にそんな顔されて多分舞い上がると言うか逆上せてしまったんだと思う。
その場で告白してしまった・・・。
結果ははぐらかされてしまったが、東京に行っても手紙しようね的な仲までは進展した。
夕方になり、途中まで一緒に帰宅。とその帰り道、加奈が忘れ物をしてしまったと言い一人で学校へ戻る事に。
別れ際、加奈が言う。
「弘ちゃん(俺・仮)の事、私も好きだよ」
本当に嬉しかった。今にも踊りだしそうなくらい浮かれて俺は帰宅した。
これが加奈と交わした最後の言葉になるとは思いもしなかった。
48: 本当にあった怖い名無し:2007/07/13(金) 00:44:16 ID:03rSqLFyO
昨日の話からして今日も図書室に行けば会えそうだったので朝から学校へ向かう。
途中で駐在と県警のパトカーが停まっていたが特に気にもとめず学校に向かう。
図書室に加奈の姿は無く、俺は一日図書室で加奈を待っていたがやはり来なかった。
それからほぼ毎日学校へ行くも加奈には会えなかった。
夏休みが終わり、新学期が始まったが加奈は居ない。
担任が帰りにクラスの皆に話があると全員残された。話の内容は要約するとこんな感じ。
加奈は病気になり、県外の病院に入院した。
ご両親はクラスの皆には見舞いに来て欲しくないので病院名とかは言わないで欲しい、との事らしい。
クラス全員が動揺し担任に見舞いに行かせて欲しいと言ったが担任はダメと一点張り。
そんなこんなで数日たった日の放課後、こんな噂が出た。
加奈は夏休み、不良数人に拉致されレイプされたという噂。
精神的に非常にヤバく学校に来られないらしい。
そんな話、信じられなかった。目の前が真っ暗になった。
しかし噂の立った元が別のクラスの女子、駐在の娘である事がわかり話は真実味が増す。
俺は何度も加奈の自宅に行き、話を聞かせて欲しいと懇願するも父親に門前で追い返された。
そして加奈は学校に来ないまま卒業式を迎え、俺は東京の高校に通う事になった。
49: 本当にあった怖い名無し:2007/07/13(金) 01:14:29 ID:03rSqLFyO
高校に通い新しい生活がはじまると加奈の事は次第に薄らいで行った。
それでも加奈と最後に話した内容は時々夢に出た。
高校三年の時に中学時代の友人から加奈の訃報を聞いた。
自殺だったそうだ。自宅で首を吊ったらしい。
俺はその日の内に飛行機に乗り加奈の通夜に出た。
地元でも名家だった加奈の家だが、参列者は少なかった。
受け付けで名簿に名前を書くと係の人に焼香が終わったら親族の部屋に行くように言われた。
涙が溢れたが、なんとか焼香を終え、親族の部屋へ。
部屋には加奈の親父さんと年の離れた姉さんが居た。
そこで俺に語られた事は耳を疑うような悲しく恐ろしい話だった。
憔悴した親父さんの話。
加奈は俺と図書室で会った日の帰りに偶然車で来ていた不良四人に絡まれ車に乗せられ朝方までレイプされたらしい。
家に戻ってきた時は全裸で身も心もボロボロの状態だった。
言動もおかしくケタケタと笑っていた。
噂が立つといけないので県外の病院にて治療を受けた。
精神的なストレスにより痴呆のようになってしまい、さらに検査の結果妊娠も判明。
堕ろそうとしても「これは弘ちゃんの子!」と泣き叫び手に負えず結局堕胎出来ない時期まで来てしまった。
(※続きは『続きを読む』をクリック)
先日中学校の同窓会があり、当時の俺のクラスではタブー化された話が話題になりました。
携帯なので何度かに分けてお付き合い下さい。
中学校で同じクラスだった加奈(仮)と言う子が居た。
活発で勉強も良く出来る可愛い系の子だった。まあ俺の初恋の人だった。
三年の夏休みに学校の図書室に行った時、偶然にも調べ物をしていた加奈が居た。
図書室には俺と加奈しか居なかった為、進路について話したり雑談したりしながらお互い自分の作業をした。
俺はクラスの友達には言ってなかったが親の仕事の関係で東京の高校に行く事になっていたので加奈にそう打ち明けた。
「そうなんだ、寂しくなるね」
加奈は少し悲しそうな顔をして俺を見た。
好きな子にそんな顔されて多分舞い上がると言うか逆上せてしまったんだと思う。
その場で告白してしまった・・・。
結果ははぐらかされてしまったが、東京に行っても手紙しようね的な仲までは進展した。
夕方になり、途中まで一緒に帰宅。とその帰り道、加奈が忘れ物をしてしまったと言い一人で学校へ戻る事に。
別れ際、加奈が言う。
「弘ちゃん(俺・仮)の事、私も好きだよ」
本当に嬉しかった。今にも踊りだしそうなくらい浮かれて俺は帰宅した。
これが加奈と交わした最後の言葉になるとは思いもしなかった。
48: 本当にあった怖い名無し:2007/07/13(金) 00:44:16 ID:03rSqLFyO
昨日の話からして今日も図書室に行けば会えそうだったので朝から学校へ向かう。
途中で駐在と県警のパトカーが停まっていたが特に気にもとめず学校に向かう。
図書室に加奈の姿は無く、俺は一日図書室で加奈を待っていたがやはり来なかった。
それからほぼ毎日学校へ行くも加奈には会えなかった。
夏休みが終わり、新学期が始まったが加奈は居ない。
担任が帰りにクラスの皆に話があると全員残された。話の内容は要約するとこんな感じ。
加奈は病気になり、県外の病院に入院した。
ご両親はクラスの皆には見舞いに来て欲しくないので病院名とかは言わないで欲しい、との事らしい。
クラス全員が動揺し担任に見舞いに行かせて欲しいと言ったが担任はダメと一点張り。
そんなこんなで数日たった日の放課後、こんな噂が出た。
加奈は夏休み、不良数人に拉致されレイプされたという噂。
精神的に非常にヤバく学校に来られないらしい。
そんな話、信じられなかった。目の前が真っ暗になった。
しかし噂の立った元が別のクラスの女子、駐在の娘である事がわかり話は真実味が増す。
俺は何度も加奈の自宅に行き、話を聞かせて欲しいと懇願するも父親に門前で追い返された。
そして加奈は学校に来ないまま卒業式を迎え、俺は東京の高校に通う事になった。
49: 本当にあった怖い名無し:2007/07/13(金) 01:14:29 ID:03rSqLFyO
高校に通い新しい生活がはじまると加奈の事は次第に薄らいで行った。
それでも加奈と最後に話した内容は時々夢に出た。
高校三年の時に中学時代の友人から加奈の訃報を聞いた。
自殺だったそうだ。自宅で首を吊ったらしい。
俺はその日の内に飛行機に乗り加奈の通夜に出た。
地元でも名家だった加奈の家だが、参列者は少なかった。
受け付けで名簿に名前を書くと係の人に焼香が終わったら親族の部屋に行くように言われた。
涙が溢れたが、なんとか焼香を終え、親族の部屋へ。
部屋には加奈の親父さんと年の離れた姉さんが居た。
そこで俺に語られた事は耳を疑うような悲しく恐ろしい話だった。
憔悴した親父さんの話。
加奈は俺と図書室で会った日の帰りに偶然車で来ていた不良四人に絡まれ車に乗せられ朝方までレイプされたらしい。
家に戻ってきた時は全裸で身も心もボロボロの状態だった。
言動もおかしくケタケタと笑っていた。
噂が立つといけないので県外の病院にて治療を受けた。
精神的なストレスにより痴呆のようになってしまい、さらに検査の結果妊娠も判明。
堕ろそうとしても「これは弘ちゃんの子!」と泣き叫び手に負えず結局堕胎出来ない時期まで来てしまった。
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