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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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時空の歪み三題(11)

2009.09.13 (Sun) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

  647 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/06/06 12:34
高校時代妙な体験をした。あまりに妙なのでこれまで一度もまわりから信じてもらったことがない。でもほんとうに体験した100%の事実。

高2の秋。
私の通う高校は文化祭などはまったく無関心なくせに体育祭(というよりその応援合戦)にだけは非常に力を入れていた。各クラスが趣向を凝らした応援をするのだ。
私のクラスは応援席のうしろにおおきな立て看板をつくることになり、支柱にする木材を探すことになった。クラスのAが木材ではないが竹ならただで手に入る、というので竹に決まった。なんでもAの家はちょっとした山を持っており、そこに竹薮もあるというのだ。

早速土曜の午後に竹を伐採にいった。Aと私のほかに3人、合計5人。
竹薮はちょうど山の一番低いところにあった。竹薮のまんなかに細い道(むろん舗装などしてない)があり、山(といっても高さ100mくらいか?)に続いていた。
竹を切り始めたとき。山道の遠くの方から妙な音が聞こえてきた。

ミィーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

人の声でもない。動物の吼える声でもない。機械がだすような音。だが、なんの音かわからない。電動のこぎりかなにかかとも思ったが、Aは今日は誰もこの山に来てないはずだ、という。それに第一、電動のこぎりのようなエンジン音ではない、別の種類の機械から出る音だった。木などを切っているのではない。でも誰かがなにかの機械を山のなかで使っている……5人は顔を見合わせて不思議がった。

648 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/06/06 12:36

ミィーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
ふたたび音がしたとき、私はのこぎりを片手に音のする方にむかっていた。気になってしかたなかったのだ。ほかの四人もついてきた。同じ気持ちだったようだ。
この山に詳しいAを先頭に山道を登って行く。

ミィーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
また聞こえてきた。
音は山道から少しそれた林の方からしていた。ほんの少し歩いた時急に先頭のAが立ち止まり、全員を制すと右の方向を指さした。
指さす方向にあったのはドア。特撮番組の秘密基地さながらに岩場にドアがついていた。
金属製の重そうなドアだが取っ手がない。どうやって開け閉めができるのか、とにかくへんな場所にへんなドアがついていた。

そのドアは開け放たれていた。奥は暗くてよくは見えないがなにやら通路が続いている。
この奥からあの音がした。確証はなかったが誰もがそう思った。
「おいA、なんだこのドア?」
「知らない。こんなものいつできたんだ?」
Aはまったく知らないという。こんな変なものは見たことがない、Aは中を覗きながらぶつぶつとそんなことばを繰返していた。そしてこちらを振り返り、
「とりあえず中を確かめてみようぜ」
と言った。


649 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/06/06 12:37
ドアが突然閉まって閉じ込められたら洒落にならない、ということで開いたドアの下に大きな石を置いて閉まらないようにしてから、怖いからいやだというB、C2人を残して3人で中に入ることにした。

通路に入るとかなり暗くよく見えなかった。喫煙者だった私たちはジッポーを取り出し蝋燭がわりにした。壁を触るとごつごつとした岩の感触がした。しかし自然にできたものでないことは明らかだった。機械で掘ったような直線的なあとがいくつもあったのだ。通路の広さはひとひとり通れるほど。

10mもいったらすぐに「部屋」と呼べるような広い場所に出た。そこで終わり。なにもなかった。誰かがいた形跡すらない。ここじゃなかったのかな、などと話をしていると
「おーい、もどれ!もどってこい!」
と入り口から声がする。

残った2人が叫んでいた。あせったような叫び。尋常でない感じがして急いで戻ると、ドアが動いている。石だけでは押さえにならなかったようでふたりも必死にドアを押しもどしていた。私たちが外に出て5人ともがドアから離れると、
ミィーーーーーーーーーーーーーーーーーーン
という大音響ともにドアが閉まった。止め石が通路をごろっと落ちていくのが見えた。

あの音はこのドアが開閉するときの音だったのだ。
Bの言うにはなんの前触れもなく突然動き始めたという。それで慌てて押さえていたがドアの力はだんだん強くなっていったそうだ。もう少し私たちが遅かったら閉じ込められていたかもしれない。

夕方になっていたこともあり、翌日もう一度調べようということになり、翌日5人でもう一度この場所に行った。しかし、なぜかドアは見つけられなかった。むろん通路もなくなっていた。

Aとはいまもつきあいがあるが、その後一度もドアについては見ていない、という。岩場も異常がないし、あの音ももうしないという。




670 名前: 投稿日:03/06/07 03:06
数年まえ
午後4時頃、大好きな見晴らしのいいドライブコースの高原を車でドライブしていたんだがそしたら、斜め横の辺りを低空で旅客機が飛んでるのよ
こんなとこを、低空で旅客機が飛んでるなんて珍しいな、なんて思いながら俺も飛行機が好きなもんだから車のスピードを20キロくらいに落として飛行機を見ていた

旅客機が緩やかにカーブしながらちゃんと窓の一つ一つも見えるし、少し日が傾いていたもんだからオレンジがかった光りが機体に当たって、ピカ、ピカと反射していてまた綺麗だった
でも、あんなに低空で飛んでいるにも関わらず飛行機の音が全然しない

変だなと思いながら、飛行機が横の土手で視界が邪魔され見えなくなった
もうチョット先に行けば、障害物が無い見晴らしのいいとこに出るから、そこに車を停めて飛行機をじっくり観察しようとと思って、そこに出た

そしたらその飛行機がどこにも見えない
あれ?あれ?といいながらそこらじゅう見渡しても飛行機が見えない
機影すら見えないし、車のエンジン止めて音を聞こうとしても音もまったく聞こえない
そこは標高1000メートルくらいのとこで360度視界が開けているような場所にも関わらずだ

あのスピードで少しの時間目を離した瞬間に消えるものでもないと確信していたのに見渡しても、どこにも飛行機らしき姿が見えない、飛行機の点すら見えない
視力両眼2.0を誇る俺の目でそこらじゅう凝らして見てもだ

雲も無いような素晴らしい天気であり、また午後4時頃と言っても十分明るい季節
空もまだ十分青かった
あれはまさしく謎だ



9 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/06/22 10:38
子供の頃、田舎のおじいちゃんの家で、ひと夏過ごした事がある。
ある日、沢までわさびを取りに山の奥までおじいちゃんと行った時のこと。
町の人がその場所まで分け入った細い道が出来ている。
季節は夏で、青々とした雑草やらシダやらが、その細い道を覆っているが踏み込んだ後が見える道だった。
行きは30分くらいで沢まで着き、わさびを食べる分だけ取ってくる。

根わさびは、しょう油か味噌と混ぜ合わせて熱々のごはんに乗っけて食べると格別の美味しさなんだけど
まぁそれは置いといて…。

そろそろ帰ろうと元来た道を引き返した。
が…、1時間歩いても家に帰れない。

細い道を辿って、というか道はちゃんと合ってる。
目立つ木の位置も、群生してる花の位置もそのまま。
迷った?でもそんな事ありえない、おじいちゃんは山歩きが趣味でこの辺りはいわば庭みたいなものだ。

おじいちゃんは、立ち止まって適当な木の下に腰を下ろした。
「心配すんな、こういうのはたまにある」
そう言うと、煙草を一本吸い出した。

プカーと煙を吐き出し終わると、ドッコイショと言いながら立ち上がりまた歩き出した。
俺は、幼いながらも何だか釈然としない気分でいた。
きっと変な顔をしていたんだろう。
おじいちゃんが俺に言った。
「煙を出すとちゃんと帰れるからな~」

その後、10分ほど歩いてちゃんと家に着いた。

260 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/06/22 10:48
>259
ウ、ウマソウ…(;´Д`) というのはさておき、

煙草に「邪を祓う」効果がある、ってのは聞いたことあるな。
「こういうのはたまにある」と平然と言い放つじいちゃん、すげぇ。
怪異現象じゃなくて、日常なんだな。

261 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/06/22 10:53
>>259
うわぁ、不思議なんだけど、それ以上に映画の一場面みたいで(・∀・)イイ!!話だ。
煙って、狸や狐を化かし返すって意味なのかな。

262 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・投稿日:03/06/22 11:49
水木しげるの本にあったような気がするムジナだったかな
「ばかされてる」と感じたら煙草に火をつけるとどこかで「ぎゃー」と
叫び声がして、まわりが急に明るくなり家に帰れたとか

 








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ポコペン

2009.09.13 (Sun) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

 872 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/10/04 08:48

母が小学生低学年の頃、「ポコペン」という遊びが流行った。

まず鬼になった子が大きな木に額をつけて目をつぶる。
そしてほかの子供は
「ポコペン、ポコペン、誰が突いた」
と歌いながら、1人が鬼の背中を突く。
そして鬼は突いた子供の名前を言い当てる、という遊び。

いつものように母たちが
「ポコペン、ポコペン」
と歌いながら、誰が背中を突くか互いに目配せし合っていた時のこと。

鬼の子が突然、大きな声を出した。
「◯◯ちゃん? ◯◯ちゃんでしょ?」

その時は、みんなあまり真剣に取り合わなかったという。
でも誰が言い出すともなく、その子には鬼をやらせないのが暗黙の了解になったそうだ。

 








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百物語(3)

2009.09.11 (Fri) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

 840 名前:NANASY 投稿日:02/10/01 17:09
今度は私も現場にいた話をひとつ。

友人B君の彼女はケーキ屋でバイトをしていたんですが、ある事情でその店が閉店することになり、大量にローソクをもらって帰ってきていました。

ある日その友人B宅で遊んでいたとき、蝋燭がいっぱいあるから百物語をやろうということになりました。ケーキにたてる小さい蝋燭ですが、さすがに狭い部屋で百本も灯すわけにもいかず、まあ50本くらいでやるかぁということになり、ガラステーブルに油粘土で50本の蝋燭立てをつくって、部屋の明かりを消しました。

男女6人でテーブルを囲み、一人目が話し始めたんですが、どうも寒い。ちょうど今くらいの季節だったんでエアコンもつけてなかったんですが、やっぱり寒い。

狭い部屋で50本もの蝋燭に火がついているにもかかわらず。こりゃぁヤバイか?
なんてお互いに思ってたようですが、なんとか一人目の話が終わりました。

「なんかやばい感じがするね」
などといいながら一つ目の蝋燭を持ち上げ、そっと息を吹きかけた瞬間・・・
テーブルの上の蝋燭が一斉に消えました。

「うぁぁぁっ!」
皆思わず叫んでしまいました。慌ててB君が部屋の明かりをつけ
「なんだよ今の?誰かのいたずらだろ!」
など大騒ぎしている中、私と隣のC子は浮かない顔をしていました。C子に
「見た?」
と聞くと
「見えた」
と答えます。

C子も私と同じものを見たようです。皆が火を消す友人に注目している中、50話もしてたら蝋燭全部溶けんじゃねーの?と心配でテーブルを見ていた私は火が消える直前、ガラステーブルに反射する知らない女性の顔を見たのです。

C子の角度からはそれがふっと息を吹きかける表情まで見えたとか・・・

 








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貸切列車

2009.09.09 (Wed) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

 726 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/09/29 12:36

関東地方の地方鉄道に乗って通勤していた人から聞いた話です。
その人はN市という始発駅から通勤しているのですが、営業区間が短い私鉄で乗車時間は20分ほどもないのです。珍しく車内で座れたため、そのままウトウト寝てしまいました。

目が覚めると、乗っている車両は同じであたりは見知らぬ田園風景のなかでした。その人はボンヤリしながら、
「知らないうちに支線ができて、間違って乗ってしまったのかなぁ・・」
と、余り深く考えないで乗り続けました。となりに座っていた老夫婦の話しを何気なく聞いていると、
「・・・そういえば、おまえにもずいぶん苦労かけたよなあ」
「いえいえ、そんな気にしないで」
となにやら会話をしています。目の前にたってる女子高生たちも、
「そういえば、もう少しいろいろな所いきたかったよねー」
「なんか残念よね」
と、話しています。

しばらく走っていくと、旧字体の漢字が7~8文字くらいあるような難しい名前(本人いわく覚えていないそうです)の駅に停まりました。
そこで3~4人降ります。田舎の無人駅で車掌が切符を受け取ると、電車は再び発車。降りた客は田圃の一本道をずっと遠くまで歩いていきます。

「朝に仕事もしないで、どこに行くのだろう・・・?」
不思議におもいながら電車から眺めていました。同じようにしばらく走っていくと不思議な駅名の駅が現れ、そこで数人づつ降りていきます。

やがて、電車は日暮れになり、すっかり夕方になってきました。
(その人の記憶では、電車は明かりも付けずに夕日の中を 走っていたそうです)そのころには、隣の老夫婦もいなくなり、目の前の女子高生もいなくなり、満員電車も2~3人しかいなくなりました。

まるで地方のローカル線のように暮れゆく田園の景色の中を走っていきます。

727 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/09/29 12:37

(夢うつつとはいえ、)その人もさすがに「会社にいかなくちゃ」とどこかでおもったのでしょう。車掌に聞きに行きました。
「あのーM駅には、いつ着くの?」
車掌はこう答えました、
「お客さん、切符みせてください」
(彼は定期券だったのですが)なぜか切符を探してしまいました。
 
しかしいくら切符を探してもみつかりません。すると、車掌が激怒しました。
「お客さん!!切符無しに乗り込まれちゃこまるんだよ!この電車は貸切りなんだから!早く降りてくれよ!!降りろ!」
彼は車掌に襟首を捕まれ、車内をひきずられます。

車掌は走行中のドアをガラガラっとあけると、その人を車外に放り出しました。彼は列車からほおり出されると、丁度そこは川をまたぐ鉄橋で真っ暗の中を落下して行きました。

・・・・・・・

「おや?ここは」

それが第一声だったそうです。気が付いたときその人は、ある市立病院の病棟で鼻や気管に何本も管を差し込まれた状態で、時刻はもう夜の9時頃だったそうです。

その人が乗った列車は、駅の停車場に激突して多数の死傷者を出した列車だったのです。彼は朝から意識不明で、危篤状態からようやっと生還したのです。

いまから10年ほどまえ、関東近郊のある鉄道で実際にあった事故からの生還者の貴重な話でした

 








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ハウリング

2009.09.08 (Tue) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

721 名前:銀不成 投稿日:02/09/29 10:52
昔は、テレビ局も今みたいにじゃんじゃん予算が使えるわけじゃなくてさ。
ビデオテープもよく使いまわしてたらしいんだよ。特に、テープをいっぱい使うドキュメンタリーとかだと。

だけど、一本、使いまわしても上書きする前の音声が影響を及ぼして、使いまわせないテープがあったらしいんだ。

ハウリング音、ってわかるかな?
あんな感じで、「ピーッ」って聞こえる高い音が、上書きしても残っちゃったんだ。
テレビ局も怖いからお払いしてもらってから焼いたらしいんだけどね。

うん。お払いしてもらわなきゃいけないようなことがあったんだよ。そのテープにはね。
なんと言っても、その映像を取ったスタッフのほとんどが死んじゃったくらいだから…。

音声さんがロケの帰り道で発狂したり、カメラマンが交通事故で死んだり、プロデューサーが脳卒中で倒れたりしたときは、誰も本気では怖がってはいなかったんだけど…。
朝、テレビ局の編集室で変死体になって見つかった人が出て、テレビ局もこれが…例のテープのせいだと思って本格的に調査しようと思ったわけだ。

それで、何人かでそのテープをチェックしようということになった。
そして、これはその人たちから漏れた話なんだ。…もちろん、その人たちももうこの世の人間じゃないけど。

その件のテープってのは、ワイドショーに使おうとしてたテープだった。
そのころ、とある家で一家心中と思われる死体が見つかったんだ。家族4人、両親と小学生の姉妹ね。
で、その家を撮りに行こうってことになった。

家と行っても、数部屋しかない平屋建ての小さい…小屋と言っても差し支えないような建物だった。
で、テープは当然編集前だから、スタッフの話し声も入ってるのね。

「あまりその辺のもの触るなよ、失礼だろ」
「いいだろ、別に…」
「なんか、いやな感じがするから早く帰ろうぜ?」

とか、そんな会話が入っている。


722 名前:銀不成 投稿日:02/09/29 10:53
で、いよいよ一番最後の部屋…心中があった部屋に入ろうとしたとき、音声さんが他のみんなを必死に止めはじめるんだ。

「聞こえないのかよ、ここは止めよう」

って。
で、テープをよく聞くと、ぴーって甲高いハウリングのような音が入ってる。
これは現場でも聞こえていたらしい。



723 名前:銀不成 投稿日:02/09/29 10:55
「ハウリングだろ?気にするなって」
「ハウリングなんかじゃねえよ!」

とかなんとか言い争いしてる間に、カメラマンが襖を開けて中を撮りはじめていた。
中は、たった今まで人が住んでいた、って感じだった。
ビデオにも…算数のドリルとか、畳んだ夕刊とか…そういうのが転がっているのが映ってた。
絞殺と首吊りが死因だったんで血痕は残ってなかったんだけど、部屋のあちこちに暴れて物を倒したような跡があって、すごく生々しい光景だったんだ。
そして、部屋をバックにリポーターの締めが録画される。

「おい、大丈夫か?」

正規の録画が終わった後、他の人が音声さんに声を掛けているのが聞こえる。
音声さんは、なんか震えるような声で、こう繰り返してるんだ。

「殺される…殺される…」

って。それでテープはおしまい。
で、全部見終わったあと、チェックしてた人たちの中の一人がこう言い始めた。

「例の部屋に入る直前のハウリング、襖を開けた途端に低くなりませんでした?」

って。
どうも、音声さんが怯え始めたのはそのハウリングが聞こえてからみたいなんで、みんなそれが気になってはいるところだった。
んで、そこのシーンだけ何度か繰り返して再生してみたんだけど、何に音声さんが怯えているのかがわからない。

で、誰かが何を思ったのか、スロー再生してみたんだよ、そのシーンを。
音声さんやカメラマンの言い争いが、スロー特有のあの低い声で再現される。
で、少しずつスピードを落していってそれが聞こえたとき、見ていた人たちは背筋が凍るかと思ったそうだ。

ハウリングだと思っていたのは、実はすごく速く、何かが喋っているみたいなんだ。



724 名前:銀不成 投稿日:02/09/29 10:56
で、だんだんスピードを落すと…現場では音声さんだけが聞こえていたらしいその言葉の内容がわかってくる。

「…コノヘヤニハイルナコノヘヤニハイルナ…コノヘヤニハイルナ…」

そう、スローに落すと、はっきりこう言ってるのが全員に聞き取れた。

「この部屋に入るな」

って。
もう、それだけでチェックしていた人たちは怖くてテープを止めたかったんだけど、誰も動けずに…カメラマンが襖を開けるシーンになった。
確かにそこでハウリング音の質が大幅に変わっていたようだ。
言葉の内容がこう変わっていたから。

「殺してやる…殺してやる…」

 








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