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鏡の中のナナちゃん
2009.12.30 (Wed) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
914 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/01/29 13:22
私は幼い頃、一人でいる事の多い子供でした。
実家は田舎の古い家で、周りには歳の近い子供は誰もいませんでした。
弟が一人いたのですが、まだ小さくかったので一緒に遊ぶという感じではありませんでした。
父も母も祖父も、弟が生まれてから、以前ほど私をかまってくれなくなって、少し寂しかったのだと思います。
とにかく、その頃の私は一人遊びで日々を送っていました。
私の家は古い田舎造りの家で、小さな部屋がたくさんありました。
南西の隅には納戸があり、古い道具や小物が納められていました。
その納戸に入り込んでは、仕舞ってある品々をオモチャ代わりにして遊ぶのが、当時の私の楽しみでした。
その鏡を見つけたのが何時のことだったのかは、ハッキリしません。
もともと手鏡だったようなのですが、私が見つけたときは、枠も柄も無いむき出しの丸い鏡でした。
かなり古そうなものでしたが、サビや曇りが殆ど無く、奇麗に映りました。
そして、これもいつ頃だったのか良く憶えていないのですが、ある時、その鏡を覗くと私の背後に見知らぬ女の子が映っていました。
驚いて振り返りましたが、もちろん、私の後ろに女の子など居ません。
どうやら、その子は、鏡の中だけにいるようです。
不思議に思いましたが、怖くはありませんでした。
色白で髪の長い女の子でした。
その子は鏡に写る私の肩ごしにこっちを見て、ニッコリと笑いました。
「こんにちは。」
やがて私たちは話を交わすようになりました。
私は彼女の事をナナちゃんと呼んでいました。
両親は、納戸に籠り、鏡に向かって何ごとか喋っている私を見て気味悪く思ったようですが、鏡を取り上げるような事はしませんでした。
それに、大人達にはナナちゃんは見えないようでした。
ある日、私はナナちゃんに、
「一緒に遊ぶ友達がいなくて寂しい」
というようなことを話しました。
すると、ナナちゃんは、
「こっちへ来て私と遊べばいい」
と言ってくれました。
しかし私が、
「どうやってそっちに行ったらいいの?」
と聞くと、ナナちゃんは困ったような顔になって
「わからない」
と答えました。
そのうちナナちゃんが
「・・・聞いてみる」
と小声で言い足しました。
私は誰に聞くのか知りたかったのですが、何となく聞いてはいけないような気がして黙っていました。
それから何日か経ったある日、ナナちゃんが嬉しそうに言いました。
「こっちへ来れる方法がわかったの。私と一緒にこっちで遊ぼう。」
私は嬉しくなりましたが、
いつも両親に、「出かける時は祖父か母へ相談しなさい」と言い聞かされていたので、
「お母さんに聞いてくる」
と答えました。
すると、ナナちゃんは、また少し困った顔になって、
「このことは誰にも話してはいけない。話したら大変なことになる、もう会えなくなるかもしれない。」
というような事を言いました。
私は、「それはイヤだ」と思いましたが、言いつけを破るのも怖かったので黙り込んでしまいました。
するとナナちゃんは、
「じゃあ明日はこっちで遊ぼうね?」
と聞いてきました。
私は、
「うん」
と返事をしました。
「約束だよ。」
ナナちゃんは微笑んで小指をこっちに突きだしてきました。
私はその指に合わせるように小指の先で鏡を触りました。
ほんの少しだけ暖かいような気がしました。
その夜はなかなか眠れませんでした。
両親にはナナちゃんのことは話しませんでした。
しかし、寝床に入って暗闇の中でじっとしていると、いろんな疑問が湧いてきました。
鏡の中にどうやって入るのだろう?
そこはどんな所なんだろう?
ナナちゃんはどうしてこっちに来ないんだろう?
こっちへ帰ってこれるのだろうか?
そんな事を考えるうちに、だんだん不安になってきました。
そして、ナナちゃんのことが少し怖くなってきました。
次の日、私はナナちゃんに会いに行きませんでした。
次の日も、その次の日も、私は納戸には近寄りませんでした。
結局、それ以来、私は納戸へ出入りすることを止めたのです。
月日が経ち、私は町の高校へ行くために家を出ました。
卒業しても家に戻ることもなく近くの町で働き始め、やがて私は結婚して所帯を持ちました。
その頃になると、ナナちゃんのことはすっかり忘れていました。
結婚後しばらくして、妻が妊娠し、しばらく親元に戻ることになりました。
すると、家事をするのも面倒だし、誰もいない家に一人で居るのも寂しかったので、私は何かと用事を作って頻繁に実家に帰る事が多くなりました。
その日も、実家で夕食を食べ、そのまま泊まることにしました。
夜中に目が覚めてトイレに立ちました。
洗面所で手を洗いながら、何気なく鏡を覗きました。
廊下の途中の仕切が開いていて、その向こうの暗闇にあの納戸がうっすらと見えていました。
その時、おやっと思いました。
トイレに来る時にはその仕切を閉めた覚えがあったのです。
振り返ってみると、やっぱり仕切は閉じています。
しかし、もう一度鏡を見ると、仕切は開いていて、納戸の白い扉が闇に浮かび上がるように見えています。
全身が総毛立ちました。
と、その扉が少し動いたような気がしました。
その瞬間、私はナナちゃんの事を思い出しました。
とっさに「ヤバイッ」と思いましたが、鏡から目を離すことは出来ませんでした。
やっぱり扉は動いています。
もう一度振り返っても廊下の仕切は閉じたままです。
鏡の中では納戸の扉がもう半分以上開いていました。
開いた扉の向こう、納戸の奥の闇に白いモノが浮かんでいました。
これまでにない恐怖を感じながらも、わたしはその白いモノを凝視しました。
それは、懐かしい少女の笑顔でした。
そこで私の記憶は途切れています。
気がつくと、私は布団の中で朝を迎えていました。
気味の悪い夢を見た・・
そう思った私は、実家にいるのが何となく嫌になり、その日は休みだったのですが、すぐに自宅に帰る事にしました。
私の自宅のマンションには住民用に半地下になった駐車場があります。
日中でも薄暗いそこに車を乗り入れ、自分のスペースに停めた後、最後にバックミラーを見ました。
すると、私のすぐ後ろにナナちゃんの顔がありました。
驚いて後ろを振り返りましたが、後部座席には誰もいません。
バックミラーに目を戻すと、ナナちゃんはまだそこに居ました。
鏡の中からじっとこっちを見ています。
色白で長い髪を両側で結んだナナちゃんは、昔と全く変わっていないように見えました。
恐怖のあまり視線を外すことも出来ず、震えながらその顔を見返していると、やがて、ナナちゃんはニッコリと笑いました。
「こんにちは。」
どうしてあの時、来てくれなかったの?私ずっと待っていたのに。」
ナナちゃんは相変わらす微笑んだまま、そう言いました。
私が何と言って良いのかわからずに黙っていると、ナナちゃんは言葉を継ぎました。
「ねえ、私と今からこっちで遊ぼう。」
そして、ミラーに映った私の肩越しにこっちに向かって手を伸ばしてきました。
「こっちで遊ぼう・・・」
「ダメだ!」
私は思わず大声で叫びました。
「ごめん。ナナちゃん。僕は、もうそっちへは行かない。行けないんだ!」
ナナちゃんは手を差し伸べたまま黙っています。
私は、ハンドルを力一杯掴んで震えながら、さっきよりも小さな声で言いました。
「僕には妻もいる。子供だって、もうすぐ生まれる。だから・・・」
そこで私は俯いて絶句してしまいました。
しばらくそのままの姿勢で震えていましたが、やがて、私は恐る恐るミラーの方を見ました。
ナナちゃんは、まだそこに居ました。
「そう・・わかった。○○ちゃんは大人になっちゃったんだね。もう私とは遊べないんだ。」
ナナちゃんは少し寂しそうにそう言いました。
「しょうがないよね・・」
ナナちゃんは、そこでニッコリと笑いました。
本当に無邪気な笑顔でした。
私はその時、ナナちゃんが許してくれた、と思いました。
「ナナちゃん・・」
「だったら私はその子と遊ぶ。」
私がその言葉を理解出来ぬうちに、ナナちゃんは居なくなってしまいました。
それっきり、ナナちゃんは二度と私の前に現れることはありませんでした。
2日後、妻が流産しました。
以来、今に至るまで、私達は子供をつくっていません。
現在、私はナナちゃんの事を弟に話すべきなのか、本当に迷っています。
私は幼い頃、一人でいる事の多い子供でした。
実家は田舎の古い家で、周りには歳の近い子供は誰もいませんでした。
弟が一人いたのですが、まだ小さくかったので一緒に遊ぶという感じではありませんでした。
父も母も祖父も、弟が生まれてから、以前ほど私をかまってくれなくなって、少し寂しかったのだと思います。
とにかく、その頃の私は一人遊びで日々を送っていました。
私の家は古い田舎造りの家で、小さな部屋がたくさんありました。
南西の隅には納戸があり、古い道具や小物が納められていました。
その納戸に入り込んでは、仕舞ってある品々をオモチャ代わりにして遊ぶのが、当時の私の楽しみでした。
その鏡を見つけたのが何時のことだったのかは、ハッキリしません。
もともと手鏡だったようなのですが、私が見つけたときは、枠も柄も無いむき出しの丸い鏡でした。
かなり古そうなものでしたが、サビや曇りが殆ど無く、奇麗に映りました。
そして、これもいつ頃だったのか良く憶えていないのですが、ある時、その鏡を覗くと私の背後に見知らぬ女の子が映っていました。
驚いて振り返りましたが、もちろん、私の後ろに女の子など居ません。
どうやら、その子は、鏡の中だけにいるようです。
不思議に思いましたが、怖くはありませんでした。
色白で髪の長い女の子でした。
その子は鏡に写る私の肩ごしにこっちを見て、ニッコリと笑いました。
「こんにちは。」
やがて私たちは話を交わすようになりました。
私は彼女の事をナナちゃんと呼んでいました。
両親は、納戸に籠り、鏡に向かって何ごとか喋っている私を見て気味悪く思ったようですが、鏡を取り上げるような事はしませんでした。
それに、大人達にはナナちゃんは見えないようでした。
ある日、私はナナちゃんに、
「一緒に遊ぶ友達がいなくて寂しい」
というようなことを話しました。
すると、ナナちゃんは、
「こっちへ来て私と遊べばいい」
と言ってくれました。
しかし私が、
「どうやってそっちに行ったらいいの?」
と聞くと、ナナちゃんは困ったような顔になって
「わからない」
と答えました。
そのうちナナちゃんが
「・・・聞いてみる」
と小声で言い足しました。
私は誰に聞くのか知りたかったのですが、何となく聞いてはいけないような気がして黙っていました。
それから何日か経ったある日、ナナちゃんが嬉しそうに言いました。
「こっちへ来れる方法がわかったの。私と一緒にこっちで遊ぼう。」
私は嬉しくなりましたが、
いつも両親に、「出かける時は祖父か母へ相談しなさい」と言い聞かされていたので、
「お母さんに聞いてくる」
と答えました。
すると、ナナちゃんは、また少し困った顔になって、
「このことは誰にも話してはいけない。話したら大変なことになる、もう会えなくなるかもしれない。」
というような事を言いました。
私は、「それはイヤだ」と思いましたが、言いつけを破るのも怖かったので黙り込んでしまいました。
するとナナちゃんは、
「じゃあ明日はこっちで遊ぼうね?」
と聞いてきました。
私は、
「うん」
と返事をしました。
「約束だよ。」
ナナちゃんは微笑んで小指をこっちに突きだしてきました。
私はその指に合わせるように小指の先で鏡を触りました。
ほんの少しだけ暖かいような気がしました。
その夜はなかなか眠れませんでした。
両親にはナナちゃんのことは話しませんでした。
しかし、寝床に入って暗闇の中でじっとしていると、いろんな疑問が湧いてきました。
鏡の中にどうやって入るのだろう?
そこはどんな所なんだろう?
ナナちゃんはどうしてこっちに来ないんだろう?
こっちへ帰ってこれるのだろうか?
そんな事を考えるうちに、だんだん不安になってきました。
そして、ナナちゃんのことが少し怖くなってきました。
次の日、私はナナちゃんに会いに行きませんでした。
次の日も、その次の日も、私は納戸には近寄りませんでした。
結局、それ以来、私は納戸へ出入りすることを止めたのです。
月日が経ち、私は町の高校へ行くために家を出ました。
卒業しても家に戻ることもなく近くの町で働き始め、やがて私は結婚して所帯を持ちました。
その頃になると、ナナちゃんのことはすっかり忘れていました。
結婚後しばらくして、妻が妊娠し、しばらく親元に戻ることになりました。
すると、家事をするのも面倒だし、誰もいない家に一人で居るのも寂しかったので、私は何かと用事を作って頻繁に実家に帰る事が多くなりました。
その日も、実家で夕食を食べ、そのまま泊まることにしました。
夜中に目が覚めてトイレに立ちました。
洗面所で手を洗いながら、何気なく鏡を覗きました。
廊下の途中の仕切が開いていて、その向こうの暗闇にあの納戸がうっすらと見えていました。
その時、おやっと思いました。
トイレに来る時にはその仕切を閉めた覚えがあったのです。
振り返ってみると、やっぱり仕切は閉じています。
しかし、もう一度鏡を見ると、仕切は開いていて、納戸の白い扉が闇に浮かび上がるように見えています。
全身が総毛立ちました。
と、その扉が少し動いたような気がしました。
その瞬間、私はナナちゃんの事を思い出しました。
とっさに「ヤバイッ」と思いましたが、鏡から目を離すことは出来ませんでした。
やっぱり扉は動いています。
もう一度振り返っても廊下の仕切は閉じたままです。
鏡の中では納戸の扉がもう半分以上開いていました。
開いた扉の向こう、納戸の奥の闇に白いモノが浮かんでいました。
これまでにない恐怖を感じながらも、わたしはその白いモノを凝視しました。
それは、懐かしい少女の笑顔でした。
そこで私の記憶は途切れています。
気がつくと、私は布団の中で朝を迎えていました。
気味の悪い夢を見た・・
そう思った私は、実家にいるのが何となく嫌になり、その日は休みだったのですが、すぐに自宅に帰る事にしました。
私の自宅のマンションには住民用に半地下になった駐車場があります。
日中でも薄暗いそこに車を乗り入れ、自分のスペースに停めた後、最後にバックミラーを見ました。
すると、私のすぐ後ろにナナちゃんの顔がありました。
驚いて後ろを振り返りましたが、後部座席には誰もいません。
バックミラーに目を戻すと、ナナちゃんはまだそこに居ました。
鏡の中からじっとこっちを見ています。
色白で長い髪を両側で結んだナナちゃんは、昔と全く変わっていないように見えました。
恐怖のあまり視線を外すことも出来ず、震えながらその顔を見返していると、やがて、ナナちゃんはニッコリと笑いました。
「こんにちは。」
どうしてあの時、来てくれなかったの?私ずっと待っていたのに。」
ナナちゃんは相変わらす微笑んだまま、そう言いました。
私が何と言って良いのかわからずに黙っていると、ナナちゃんは言葉を継ぎました。
「ねえ、私と今からこっちで遊ぼう。」
そして、ミラーに映った私の肩越しにこっちに向かって手を伸ばしてきました。
「こっちで遊ぼう・・・」
「ダメだ!」
私は思わず大声で叫びました。
「ごめん。ナナちゃん。僕は、もうそっちへは行かない。行けないんだ!」
ナナちゃんは手を差し伸べたまま黙っています。
私は、ハンドルを力一杯掴んで震えながら、さっきよりも小さな声で言いました。
「僕には妻もいる。子供だって、もうすぐ生まれる。だから・・・」
そこで私は俯いて絶句してしまいました。
しばらくそのままの姿勢で震えていましたが、やがて、私は恐る恐るミラーの方を見ました。
ナナちゃんは、まだそこに居ました。
「そう・・わかった。○○ちゃんは大人になっちゃったんだね。もう私とは遊べないんだ。」
ナナちゃんは少し寂しそうにそう言いました。
「しょうがないよね・・」
ナナちゃんは、そこでニッコリと笑いました。
本当に無邪気な笑顔でした。
私はその時、ナナちゃんが許してくれた、と思いました。
「ナナちゃん・・」
「だったら私はその子と遊ぶ。」
私がその言葉を理解出来ぬうちに、ナナちゃんは居なくなってしまいました。
それっきり、ナナちゃんは二度と私の前に現れることはありませんでした。
2日後、妻が流産しました。
以来、今に至るまで、私達は子供をつくっていません。
現在、私はナナちゃんの事を弟に話すべきなのか、本当に迷っています。
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風呂場で映ったもの
2009.12.30 (Wed) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
909 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/01/29 13:14
私の弟にはもうすぐ2才になる息子がいます。
その子が風呂に入るのをすごく嫌がるそうなんです。
服を脱がそうとすると座り込み、抱き上げて無理矢理風呂場に連れて行っても、入っている間中泣き通し。
気に病んだ弟が母親に相談したところ、
「子供なんてそんなもんだ。そのうち収まるさ。」
と軽くあしらわれてしまいました。
それでも、4人の子を育て上げた母の言葉の説得力は絶大で、子煩悩の弟夫婦も、ひとまず気長に構えることにしたようです。
さて、そう思い直してみると、今度は我が子のそんな有様がおもしろくなってきました。
泣きながら小さな手足を振り回し、スキあらば親にしがみつこうとする仕草が、なんとも愛おしい。
それで、その一部始終をビデオに撮っておこうと思い立ちました。
自他共に認める親バカの弟は、嫁が妊娠した直後にDVカメラを買って以来、事あるごとに子供の成長を記録してきました。
最近では、撮った映像をパソコンに取り込み、編集加工するのが楽しみになっています。
だからこの時も、映像で記録しておけば、おもしろいエピソードになるだろう、弟はそんな風に考えたそうです。
早速、嫁にカメラを持たせて、風呂場のドアから泣き喚く子供の入浴姿を撮影しました。
その晩、子供が眠りについてから、弟は早速映像をパソコンに落とし、編集作業にとりかかりました。
再生してみると、映像は湯煙で曇りがちで、手振れも多い。
その中から使える部分を取り出して編集する作業に、弟は没頭しました。
「で、その途中、妙なモンに気付いたんだよ。」
そう言って弟は私に動画を見せてくれました。
画面にはワーワーと泣く子供が映っています。
浴槽でも洗い場でも、大騒ぎしながら父親にまとわりついて、なかなか離れようとしません。
が、どの場面でもその顔は必ずカメラの方を向いているのです。
洗い場では、弟が子供の体をぐるりと廻しながら正面と背中を洗っていますが、そんな時も、子供は首を無理に捻るようにして顔をカメラの方に向けて泣いている。
あたかも、ある方向から目を背けるように、何かに怯えているような仕草で。
カメラの反対側にはシャワーや鏡があります。
鏡は湯気で曇っていますが、途中一度だけ、シャワーの湯がかかって曇りが取れます。
その直後、子供の泣き顔のアップで鏡は見えなくなるのですが、一瞬、そこに何かが映っているように見えました。
「ここなんだけど・・・」
弟は、映像を戻して、その部分をスロー再生しました。
鏡には少女が映っていました。
長い髪を両側で結んだ色白の女の子
年格好は小学校の低学年くらいに見えます。
弟も嫁も、こんな子に見覚えはないそうです。
「俺もこれを見つけた時はマジでゾッとしたよ。だけど・・」
その子は鏡の中から弟の子供の方を見てニッコリと笑っていました。
友達と遊んでいる時のような、本当に無邪気な笑顔で。
「・・この子の笑顔を見てると、なんだか怖いって気持ちも薄らいできてさ。息子のこと、
友達だって思ってんじゃないかな・・」
そう言って弟は少し笑いました。
私の弟にはもうすぐ2才になる息子がいます。
その子が風呂に入るのをすごく嫌がるそうなんです。
服を脱がそうとすると座り込み、抱き上げて無理矢理風呂場に連れて行っても、入っている間中泣き通し。
気に病んだ弟が母親に相談したところ、
「子供なんてそんなもんだ。そのうち収まるさ。」
と軽くあしらわれてしまいました。
それでも、4人の子を育て上げた母の言葉の説得力は絶大で、子煩悩の弟夫婦も、ひとまず気長に構えることにしたようです。
さて、そう思い直してみると、今度は我が子のそんな有様がおもしろくなってきました。
泣きながら小さな手足を振り回し、スキあらば親にしがみつこうとする仕草が、なんとも愛おしい。
それで、その一部始終をビデオに撮っておこうと思い立ちました。
自他共に認める親バカの弟は、嫁が妊娠した直後にDVカメラを買って以来、事あるごとに子供の成長を記録してきました。
最近では、撮った映像をパソコンに取り込み、編集加工するのが楽しみになっています。
だからこの時も、映像で記録しておけば、おもしろいエピソードになるだろう、弟はそんな風に考えたそうです。
早速、嫁にカメラを持たせて、風呂場のドアから泣き喚く子供の入浴姿を撮影しました。
その晩、子供が眠りについてから、弟は早速映像をパソコンに落とし、編集作業にとりかかりました。
再生してみると、映像は湯煙で曇りがちで、手振れも多い。
その中から使える部分を取り出して編集する作業に、弟は没頭しました。
「で、その途中、妙なモンに気付いたんだよ。」
そう言って弟は私に動画を見せてくれました。
画面にはワーワーと泣く子供が映っています。
浴槽でも洗い場でも、大騒ぎしながら父親にまとわりついて、なかなか離れようとしません。
が、どの場面でもその顔は必ずカメラの方を向いているのです。
洗い場では、弟が子供の体をぐるりと廻しながら正面と背中を洗っていますが、そんな時も、子供は首を無理に捻るようにして顔をカメラの方に向けて泣いている。
あたかも、ある方向から目を背けるように、何かに怯えているような仕草で。
カメラの反対側にはシャワーや鏡があります。
鏡は湯気で曇っていますが、途中一度だけ、シャワーの湯がかかって曇りが取れます。
その直後、子供の泣き顔のアップで鏡は見えなくなるのですが、一瞬、そこに何かが映っているように見えました。
「ここなんだけど・・・」
弟は、映像を戻して、その部分をスロー再生しました。
鏡には少女が映っていました。
長い髪を両側で結んだ色白の女の子
年格好は小学校の低学年くらいに見えます。
弟も嫁も、こんな子に見覚えはないそうです。
「俺もこれを見つけた時はマジでゾッとしたよ。だけど・・」
その子は鏡の中から弟の子供の方を見てニッコリと笑っていました。
友達と遊んでいる時のような、本当に無邪気な笑顔で。
「・・この子の笑顔を見てると、なんだか怖いって気持ちも薄らいできてさ。息子のこと、
友達だって思ってんじゃないかな・・」
そう言って弟は少し笑いました。
主人を返して!
2009.12.29 (Tue) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
625 名前:すげー長いっす 投稿日:03/01/27 23:25
それは私が一人暮らしを始めて3日目のことでした。
その日、私は仕事がうまくいき、お客さんと遅くまで繁華街で呑んでいました。
私の借りたマンションは、駅から徒歩2分という立地条件の良さで、遅くまで呑んでいても大丈夫♪という気軽さも手伝って、いつもよりもゆっくり呑んでいましたが、何とか最終に間に合いました。
マンションはそこから快速で2つめの駅です。10分程で駅に着きました。
それから、駅前のロータリーを横切って、ゆっくりとマンションに向かいました。
ゆっくり呑んでいたとはいえ、かなりな酒豪の私にとっては、やっとエンジンが掛かってきた!というところでの「おひらき」でしたので、まだまだ呑み足りない私は、マンションのすぐ脇にあるコンビニで、ビールやらおつまみやらを買って、マンションの玄関に着きました。
マンションは、バブル時代に建てられたマンションで、当時は分譲のみでしたが、今は分譲貸しもしていて、当時、分譲で購入した人も住んでいましたが、入居者の殆どが私のような賃貸契約者でした。
総大理石の玄関に入ると、女性が子供を二人連れて、来客用のこれまた大理石で出来たイス(ベンチ?)に座っていました。
ショートヘアで、年の頃は35,6歳くらい。思いっきり頑張って、箪笥から引っ張り出した一張羅を着てきましたーって感じで、私的には可笑しかった。
管理人室には管理人は居ませんでした。定時の5時で帰っていました。
私は内心、こんな夜中に子連れの女性・・・??と思いましたが、無視してそのままエレベーターホールに行き、8階のボタンを押しました。
エレベーターの中で私は、
酷くやつれた女の人だったなー。子供は二人共、幼稚園くらいかな??それにしても、何をしていたのだろ、あんな所で・・・。
などと考えながら、部屋のキーを鞄の中から取り出しました。
8階に着き、エレベーターを降りてすぐ右側のドア。
そこが私の新居です。
カギを開け、電気を点けて部屋の中へ。
着替えるのも面倒なので、すぐに買ってきたビールとおつまみを取り出して、グラスを用意して、ソファーに座り、テレビを見つつ、一人で酒盛りを始めました。
何気なくテレビの横に置いてある時計を見ると、午前2時過ぎでした。
ピンポーン♪
突然、玄関のチャイムが鳴りました。
線路脇の部屋とはいえ、この時間はもう電車も止まっているので、割合静かな時間なので、本当に心臓が口から飛び出そうなくらいに驚きました。
こんな時間に誰?知り合いだったら電話してから来るよな~などと思って、きっとお隣のご主人が間違えたのだ。と勝手に思い込んでいました。
しかし、またピンポ-ン♪と鳴りました。
仕方がないので、インターホンの受話器を取り、
「はい」
と出ました。
相手は
「・・・・・・」
無言です。
あぁ、やっぱりお隣のご主人が間違えて、それで・・・と思っていましたが・・・
また、ピンポーン♪ピンポーン♪けたたましく2度、鳴りました。覗き穴から見てみようかとも思いましたが、面倒だったし、また受話器を取り、今度はとても怪訝そうに
「はい!」
と答えました。
「・・・えして・・・」
女性のか細い声が聞こえました。
「は?」
と答えました、いえ、そう答えるしかありませんでした。
嫌がらせかな?こういうの、流行っているのかな?などと思いながら
「どちら様ですか?」
と聞いてみました。
するとまた
「・・・えして・・・」
としか聞こえません。
女の人・・・さっきの下に居た人かな???
「すみません、よく聞こえないんですが?」
と言うと、今度ははっきり
「主人を返して!!!」
と聞こえました。
私は?????でした。
当時、不倫はおろか、彼氏も居ませんでしたから。
「あの~。お宅をお間違いじゃないですか?」
と聞いてみました。
「早くココを開けなさいよ!居るんでしょ?主人、そこに居るんでしょ?!」
と叫ぶや、ドアを激しく叩き始めました。
冗談じゃない!こんなことを隣近所に噂されたら・・・と、私は仕方なくドアを開けました。
そこには、やはりさっき下で見た子連れの女性が立っていました。
ズカズカと部屋に上がり込み、ありとあらゆるドアを開けまくり、ベランダも押し入れも全てのドアを開け放して、私の居るリビングに来ました。
これで、勘違いで気が済んで帰ってくれるものだと、私は思っていました。
リビングに座り、今度は泣きながら、
「主人を返して」
と訴えてきました。
私は何度も何度も
「間違いです。私は3日前・・・正確にはもう4日前にこちらへ入居したばかりですので、あなたのご主人なんて、知りません!」
と言い続けました。
とうとう土下座までして
「主人を返して」
と言い出しました。
私はとても怖くなりました。勘違いとはいえ、他人の家に子連れで、しかも土足で入り込んで、泣くわ、喚くわ、挙句の果てには土下座までして・・・。
「そんなに大事なダンナなら、首に縄でも付けとけばいいでしょ?!」
思わず言ってしまいました。
「あなたはとても綺麗ね・・・それに若い・・・おしゃれだし、私には無いものを全て持っている・・・あなただったら、男の人なんていくらでも寄り付くでしょう?私の主人なんか、取るに足らないでしょう?だったら、さっさと返してくれても良いでしょう?」
「そう仰られても・・・本当に、私は無関係なんです!そりゃ、あなたには同情しますけど・・・」
また、その女性はさめざめと泣き始めました。子供達は、これだけ大騒ぎしていたにも関わらず、ぐっすり眠っています。
どこまでいっても平行線だなー。もう、明日にして欲しいー!
内心、そう思っていました。そんな気持ちが顔に出ていたのか、女性は立ち上がって、ゆっくりと子供達を抱き上げ、(この時、私は不謹慎ながら、お母さんって強いだけじゃなくて、力持ちにもなるんだなーなどと感心していました。)
ベランダの方へフラフラと歩き始めました。
何をするんだろう??とじーっと見ていると、ベランダへ出て子供を一人、下に投げ落としました。
その瞬間がスローモーションのように、私にはゆっくりと長い時間に思えました。
ドサッ!
私は慌ててベランダへ行き、下を覗き込みました。
当たり前ですが、小さな子供が頭から血を流して倒れていました。
「何をしているの!救急車!!救急車!!」
叫びながら私は、側にあった電話の受話器を取りました。
女性を横目で見ながら・・・と、今度は物凄く大きな音がしました。
もう一人の子供を落とそうとしているではありませんか!
受話器を放り投げ、慌てて私はベランダへ走り寄りました。
遅かった・・・子供は一足違いで投げ落とされてしまいました。
女性は笑いながら私の顔を覗き込み、手すりから身を乗り出して
「これで、あなたの罪は一生消えない」
と言い残して、自らも飛び降りました。
私は部屋の中に居るのが怖くなって、人だかりができるであろう、親子が飛び降りた場所へ、駆けつけました。
マンションの玄関から、ちょうど8階上が私の部屋のベランダです。
玄関を出て、そこにあるハズの親子の体を探しました。
・・・見つかりませんでした。そんなハズはありません。
確かに目の前で、二人の子供を次々に投げ落とし、自分も飛び降りたのです!
マンションの周りをウロウロと探し回りましたが、見つかりませんでした。
何が何だか、訳が分からなくなって、私は部屋に戻りました。
腑に落ちなくて、まんじりともせずに朝を迎えました。
休日だったのですが、いつもならゆっくりお昼頃まで寝ているのですが、昨夜のこともあり、9時になり管理人室のカーテンが開くのと同時に、管理人を捕まえました。
勿論、私の部屋、803号室の前の住人やこのマンションについて、詳しく聞くために。
昨夜のことを管理人に説明しましたが、管理人はシラを切るだけで、何も教えてはくれませんでした。
不動産屋、管理会社、どちらにも電話しましたが、何も聞けませんでした。
ただ・・・お隣の奥さんが・・・
引越しのご挨拶に伺ったときに、
「あなた、お一人で住まわれるのですか?」
と薄ら笑いを浮かべていたことを思い出しましたが・・・
それは私が一人暮らしを始めて3日目のことでした。
その日、私は仕事がうまくいき、お客さんと遅くまで繁華街で呑んでいました。
私の借りたマンションは、駅から徒歩2分という立地条件の良さで、遅くまで呑んでいても大丈夫♪という気軽さも手伝って、いつもよりもゆっくり呑んでいましたが、何とか最終に間に合いました。
マンションはそこから快速で2つめの駅です。10分程で駅に着きました。
それから、駅前のロータリーを横切って、ゆっくりとマンションに向かいました。
ゆっくり呑んでいたとはいえ、かなりな酒豪の私にとっては、やっとエンジンが掛かってきた!というところでの「おひらき」でしたので、まだまだ呑み足りない私は、マンションのすぐ脇にあるコンビニで、ビールやらおつまみやらを買って、マンションの玄関に着きました。
マンションは、バブル時代に建てられたマンションで、当時は分譲のみでしたが、今は分譲貸しもしていて、当時、分譲で購入した人も住んでいましたが、入居者の殆どが私のような賃貸契約者でした。
総大理石の玄関に入ると、女性が子供を二人連れて、来客用のこれまた大理石で出来たイス(ベンチ?)に座っていました。
ショートヘアで、年の頃は35,6歳くらい。思いっきり頑張って、箪笥から引っ張り出した一張羅を着てきましたーって感じで、私的には可笑しかった。
管理人室には管理人は居ませんでした。定時の5時で帰っていました。
私は内心、こんな夜中に子連れの女性・・・??と思いましたが、無視してそのままエレベーターホールに行き、8階のボタンを押しました。
エレベーターの中で私は、
酷くやつれた女の人だったなー。子供は二人共、幼稚園くらいかな??それにしても、何をしていたのだろ、あんな所で・・・。
などと考えながら、部屋のキーを鞄の中から取り出しました。
8階に着き、エレベーターを降りてすぐ右側のドア。
そこが私の新居です。
カギを開け、電気を点けて部屋の中へ。
着替えるのも面倒なので、すぐに買ってきたビールとおつまみを取り出して、グラスを用意して、ソファーに座り、テレビを見つつ、一人で酒盛りを始めました。
何気なくテレビの横に置いてある時計を見ると、午前2時過ぎでした。
ピンポーン♪
突然、玄関のチャイムが鳴りました。
線路脇の部屋とはいえ、この時間はもう電車も止まっているので、割合静かな時間なので、本当に心臓が口から飛び出そうなくらいに驚きました。
こんな時間に誰?知り合いだったら電話してから来るよな~などと思って、きっとお隣のご主人が間違えたのだ。と勝手に思い込んでいました。
しかし、またピンポ-ン♪と鳴りました。
仕方がないので、インターホンの受話器を取り、
「はい」
と出ました。
相手は
「・・・・・・」
無言です。
あぁ、やっぱりお隣のご主人が間違えて、それで・・・と思っていましたが・・・
また、ピンポーン♪ピンポーン♪けたたましく2度、鳴りました。覗き穴から見てみようかとも思いましたが、面倒だったし、また受話器を取り、今度はとても怪訝そうに
「はい!」
と答えました。
「・・・えして・・・」
女性のか細い声が聞こえました。
「は?」
と答えました、いえ、そう答えるしかありませんでした。
嫌がらせかな?こういうの、流行っているのかな?などと思いながら
「どちら様ですか?」
と聞いてみました。
するとまた
「・・・えして・・・」
としか聞こえません。
女の人・・・さっきの下に居た人かな???
「すみません、よく聞こえないんですが?」
と言うと、今度ははっきり
「主人を返して!!!」
と聞こえました。
私は?????でした。
当時、不倫はおろか、彼氏も居ませんでしたから。
「あの~。お宅をお間違いじゃないですか?」
と聞いてみました。
「早くココを開けなさいよ!居るんでしょ?主人、そこに居るんでしょ?!」
と叫ぶや、ドアを激しく叩き始めました。
冗談じゃない!こんなことを隣近所に噂されたら・・・と、私は仕方なくドアを開けました。
そこには、やはりさっき下で見た子連れの女性が立っていました。
ズカズカと部屋に上がり込み、ありとあらゆるドアを開けまくり、ベランダも押し入れも全てのドアを開け放して、私の居るリビングに来ました。
これで、勘違いで気が済んで帰ってくれるものだと、私は思っていました。
リビングに座り、今度は泣きながら、
「主人を返して」
と訴えてきました。
私は何度も何度も
「間違いです。私は3日前・・・正確にはもう4日前にこちらへ入居したばかりですので、あなたのご主人なんて、知りません!」
と言い続けました。
とうとう土下座までして
「主人を返して」
と言い出しました。
私はとても怖くなりました。勘違いとはいえ、他人の家に子連れで、しかも土足で入り込んで、泣くわ、喚くわ、挙句の果てには土下座までして・・・。
「そんなに大事なダンナなら、首に縄でも付けとけばいいでしょ?!」
思わず言ってしまいました。
「あなたはとても綺麗ね・・・それに若い・・・おしゃれだし、私には無いものを全て持っている・・・あなただったら、男の人なんていくらでも寄り付くでしょう?私の主人なんか、取るに足らないでしょう?だったら、さっさと返してくれても良いでしょう?」
「そう仰られても・・・本当に、私は無関係なんです!そりゃ、あなたには同情しますけど・・・」
また、その女性はさめざめと泣き始めました。子供達は、これだけ大騒ぎしていたにも関わらず、ぐっすり眠っています。
どこまでいっても平行線だなー。もう、明日にして欲しいー!
内心、そう思っていました。そんな気持ちが顔に出ていたのか、女性は立ち上がって、ゆっくりと子供達を抱き上げ、(この時、私は不謹慎ながら、お母さんって強いだけじゃなくて、力持ちにもなるんだなーなどと感心していました。)
ベランダの方へフラフラと歩き始めました。
何をするんだろう??とじーっと見ていると、ベランダへ出て子供を一人、下に投げ落としました。
その瞬間がスローモーションのように、私にはゆっくりと長い時間に思えました。
ドサッ!
私は慌ててベランダへ行き、下を覗き込みました。
当たり前ですが、小さな子供が頭から血を流して倒れていました。
「何をしているの!救急車!!救急車!!」
叫びながら私は、側にあった電話の受話器を取りました。
女性を横目で見ながら・・・と、今度は物凄く大きな音がしました。
もう一人の子供を落とそうとしているではありませんか!
受話器を放り投げ、慌てて私はベランダへ走り寄りました。
遅かった・・・子供は一足違いで投げ落とされてしまいました。
女性は笑いながら私の顔を覗き込み、手すりから身を乗り出して
「これで、あなたの罪は一生消えない」
と言い残して、自らも飛び降りました。
私は部屋の中に居るのが怖くなって、人だかりができるであろう、親子が飛び降りた場所へ、駆けつけました。
マンションの玄関から、ちょうど8階上が私の部屋のベランダです。
玄関を出て、そこにあるハズの親子の体を探しました。
・・・見つかりませんでした。そんなハズはありません。
確かに目の前で、二人の子供を次々に投げ落とし、自分も飛び降りたのです!
マンションの周りをウロウロと探し回りましたが、見つかりませんでした。
何が何だか、訳が分からなくなって、私は部屋に戻りました。
腑に落ちなくて、まんじりともせずに朝を迎えました。
休日だったのですが、いつもならゆっくりお昼頃まで寝ているのですが、昨夜のこともあり、9時になり管理人室のカーテンが開くのと同時に、管理人を捕まえました。
勿論、私の部屋、803号室の前の住人やこのマンションについて、詳しく聞くために。
昨夜のことを管理人に説明しましたが、管理人はシラを切るだけで、何も教えてはくれませんでした。
不動産屋、管理会社、どちらにも電話しましたが、何も聞けませんでした。
ただ・・・お隣の奥さんが・・・
引越しのご挨拶に伺ったときに、
「あなた、お一人で住まわれるのですか?」
と薄ら笑いを浮かべていたことを思い出しましたが・・・
ダム
2009.12.28 (Mon) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
487 名前:487 投稿日:03/01/26 05:43
昔、オレが大学生のころの話。
ある日、友達にドライブに誘われた。
別に行く所がある訳じゃないのはわかってたんだけど、ま、ちょっとくらいって思って行く事にした。
あの時本当に行くんじゃなかったと、今すごい後悔してる。
ドライブはいつもどおり別にどこに行く訳でもなく、仲のいい友人同士でくっちゃべってるだけだった。
そこら中走り回って話題も尽きてきた頃、友達が心霊スポットに行こうと言いだした。
別にいくとこもなかったし、ネタも尽きてたから皆も乗り気だった。
自殺者がたえないというダムだった。
ダムに車を乗り入れ、ちょっと広い場所に車を止めた。
下を見て
「こっから飛び下りるのか、こえぇ~。」
とか言ってた。
すると友人が下におりる階段をみつけた。
みんな幽霊とか信じてなかったし、4人もいたから行こうよってなった。
なんかガキのころ思い出してドキドキしてた。
本当にこの時は何にも思ってなかった。
遊園地のお化け屋敷に入るくらいの気持ち。
結構長い階段をジッポの灯をたよりに降りて行った。
下迄降りるとダムから凄まじい勢いで水が吹き出してるのが目前に見えた。
ドォォォォォーーーーって凄い音だった。
草の生い茂った水辺に立って、すげーって4人で見てた。
水の音がすごいから話も大声でしてた。
そしたら水のドォォォーって音に交じって、
「・・んで・・・」
って聞こえた。
ん?っと思ったけど友達が2人で喋ってたので、その会話の一部がちょっと聞こえたんだと思った。
そんでオレももう一人の友達と
「ここすごいなー、ここに飛び込んだら死体あがってこないよなー。」
とか言ってたら、
「・・・んで・・・・が・・」
ってまた聞こえた。
さっきより強く聞こえた。つーか女みたいな声だぞって思った。
ちょっと怖くなったけど、友達が喋りかけてきたので気のせいだろうと思ってそのまま会話続けてた。
そしたら、友達がオレを通り越して向こうを見たので、その目線の先に振り返ると、さっきまで喋ってた友達二人がキョロキョロとあたりを見回してた。
友達が
「どしたー。」
って声をかけると、そいつらは近くに来て
「変な声聞こえなかった?」
って言った。
オレはゾッとした。
そして
「オレも聞こえた。」
って相槌をうとうとした瞬間、
「・・・んで私が・・・きゃ・・・」
・・・。
オレ達はみんなで顔を見合わせて黙ってた。水のけたたましい音に交じってそれは明らかに聞こえた。
みんな聞こえたっていうのが表情で分かった。
しばらく黙ってた。
怖いもの見たさっていうのか、もう一度その声を聞こうと静かにしてた。他の三人はどうかわかんないけど。
でもしばらく聞こえなくて、友達が
「なに、今の・・・」
って言った。
それからみんなで
「おいおい、幽霊?マジ?」
とかなってた。
まだ冗談半分だった。
「もう一回聞こえないかな?」
と言いみんな再び黙った。
水のドォォォォーって音がずっと聞こえてた。
すると一瞬その音が遠くなった感じがして、今度はハッキリ聞こえた。
「なんで私が死ななきゃならないの!?」
女の絞り出すようなかすれ声。水面を見た友達が悲鳴をあげた。
水面のダムから吹き出した水しぶきで白く霧がかったような所に女がいた。
いたというか浮かび上がっていたというか・・・。
顔の青黒いような女の顔が暗いのにはっきり見えた。
オレ達は悲鳴をあげながら必死で階段を駆け上がった。
暗いので何度も転びながら必死で上まで登り、車にとびのってダムを後にした。
明るくなる迄みんなでいて、朝方解散した。
その後、その時の友達同士で、マジで怖かったとか話してて他の友達とかにも言ってた。
「あそこで幽霊見た」
って。
そしたらその友達(仲はいいけどあまり遊ばない)が
「マジ?じゃあオレも言ってみよっかなー。」
って言った。
案内しろって言われて本気で断った。
その友達は仲のいい連中でそこに行き、死んだ。
三人で例の階段をおり、何かを見た三人はオレらと同じく、慌てて階段を登ったが、上について一人いないのに気付いた。
待っても、待ってもその友達は上がってこなかった。
二人は降りて確認もできず、かといってそこから立ち去る事もできず。
車でルームライトをつけっぱなしにして朝迄震えていたらしい。
朝、おそるおそる階段を降りてみると、階段ですごい形相で死んでいる友達を見つけた。
二人はその友達のあまりの形相に生死を確認することもなくその場から逃げた。
そして警察に通報した。
友達は体にアザがあり、階段から落ちた事が確認できたそうだが、それが死因というわけではなく、原因不明の死だということだった。
一緒に行った二人の内、一人は気がおかしくなっていた。
もう一人が警察やら死んだ友達の両親やらに事の成りゆきを説明したらしい。
死んだ友達の父親はオレらがそのダムに行くことを勧めたと思い、4人全員の家に怒鳴り込んできた。
「息子が死んだのはお前らのせいだ。遊び半分で死者がさまよう場所に行くな。」
オレは行くことを勧めた訳じゃないと思いつつも、なにも言い返せず黙っていた。
友達の父親が散々オレに怒鳴り散らした後、帰り際に一緒に来ていた友達の母親が
「ごめんなさい、あの人息子が死んで悲しいんです。怒りのぶつけ所がなくて・・・息子は自分の判断であそこに行ったんですよね。息子の死はあなたがたのせいじゃない。」
って言った。
それを聞いてふいに涙が出た。
やっぱりどこかで責任を感じていた。
次の日友達の父親から電話があった。
昨日は怒鳴り散らしてすまないと謝ってきた。
オレは何も言えず電話を切った。
その後、一緒にダムに言った4人の友達で、ダムでの話をすることはなかった。
死んだ友達と一緒にダムに行き一人になってしまったやつもオレらと一緒にいるようになった。
5人でたまに気がおかしくなってしまったやつの病院に見舞いに行ったりするが、それでもダムでのことを話す事はない。
本当に恐ろしかった。
幽霊を見てもまだ怖さを理解してなかった。
友達の死でやっとそれがどういうものなのか解った気がした。
二回目にダムに行き、唯一無事な友達がダムの下でどんな体験をしたか、今も聞いていない。
そしてこれからも聞くことはないだろうと思う。
昔、オレが大学生のころの話。
ある日、友達にドライブに誘われた。
別に行く所がある訳じゃないのはわかってたんだけど、ま、ちょっとくらいって思って行く事にした。
あの時本当に行くんじゃなかったと、今すごい後悔してる。
ドライブはいつもどおり別にどこに行く訳でもなく、仲のいい友人同士でくっちゃべってるだけだった。
そこら中走り回って話題も尽きてきた頃、友達が心霊スポットに行こうと言いだした。
別にいくとこもなかったし、ネタも尽きてたから皆も乗り気だった。
自殺者がたえないというダムだった。
ダムに車を乗り入れ、ちょっと広い場所に車を止めた。
下を見て
「こっから飛び下りるのか、こえぇ~。」
とか言ってた。
すると友人が下におりる階段をみつけた。
みんな幽霊とか信じてなかったし、4人もいたから行こうよってなった。
なんかガキのころ思い出してドキドキしてた。
本当にこの時は何にも思ってなかった。
遊園地のお化け屋敷に入るくらいの気持ち。
結構長い階段をジッポの灯をたよりに降りて行った。
下迄降りるとダムから凄まじい勢いで水が吹き出してるのが目前に見えた。
ドォォォォォーーーーって凄い音だった。
草の生い茂った水辺に立って、すげーって4人で見てた。
水の音がすごいから話も大声でしてた。
そしたら水のドォォォーって音に交じって、
「・・んで・・・」
って聞こえた。
ん?っと思ったけど友達が2人で喋ってたので、その会話の一部がちょっと聞こえたんだと思った。
そんでオレももう一人の友達と
「ここすごいなー、ここに飛び込んだら死体あがってこないよなー。」
とか言ってたら、
「・・・んで・・・・が・・」
ってまた聞こえた。
さっきより強く聞こえた。つーか女みたいな声だぞって思った。
ちょっと怖くなったけど、友達が喋りかけてきたので気のせいだろうと思ってそのまま会話続けてた。
そしたら、友達がオレを通り越して向こうを見たので、その目線の先に振り返ると、さっきまで喋ってた友達二人がキョロキョロとあたりを見回してた。
友達が
「どしたー。」
って声をかけると、そいつらは近くに来て
「変な声聞こえなかった?」
って言った。
オレはゾッとした。
そして
「オレも聞こえた。」
って相槌をうとうとした瞬間、
「・・・んで私が・・・きゃ・・・」
・・・。
オレ達はみんなで顔を見合わせて黙ってた。水のけたたましい音に交じってそれは明らかに聞こえた。
みんな聞こえたっていうのが表情で分かった。
しばらく黙ってた。
怖いもの見たさっていうのか、もう一度その声を聞こうと静かにしてた。他の三人はどうかわかんないけど。
でもしばらく聞こえなくて、友達が
「なに、今の・・・」
って言った。
それからみんなで
「おいおい、幽霊?マジ?」
とかなってた。
まだ冗談半分だった。
「もう一回聞こえないかな?」
と言いみんな再び黙った。
水のドォォォォーって音がずっと聞こえてた。
すると一瞬その音が遠くなった感じがして、今度はハッキリ聞こえた。
「なんで私が死ななきゃならないの!?」
女の絞り出すようなかすれ声。水面を見た友達が悲鳴をあげた。
水面のダムから吹き出した水しぶきで白く霧がかったような所に女がいた。
いたというか浮かび上がっていたというか・・・。
顔の青黒いような女の顔が暗いのにはっきり見えた。
オレ達は悲鳴をあげながら必死で階段を駆け上がった。
暗いので何度も転びながら必死で上まで登り、車にとびのってダムを後にした。
明るくなる迄みんなでいて、朝方解散した。
その後、その時の友達同士で、マジで怖かったとか話してて他の友達とかにも言ってた。
「あそこで幽霊見た」
って。
そしたらその友達(仲はいいけどあまり遊ばない)が
「マジ?じゃあオレも言ってみよっかなー。」
って言った。
案内しろって言われて本気で断った。
その友達は仲のいい連中でそこに行き、死んだ。
三人で例の階段をおり、何かを見た三人はオレらと同じく、慌てて階段を登ったが、上について一人いないのに気付いた。
待っても、待ってもその友達は上がってこなかった。
二人は降りて確認もできず、かといってそこから立ち去る事もできず。
車でルームライトをつけっぱなしにして朝迄震えていたらしい。
朝、おそるおそる階段を降りてみると、階段ですごい形相で死んでいる友達を見つけた。
二人はその友達のあまりの形相に生死を確認することもなくその場から逃げた。
そして警察に通報した。
友達は体にアザがあり、階段から落ちた事が確認できたそうだが、それが死因というわけではなく、原因不明の死だということだった。
一緒に行った二人の内、一人は気がおかしくなっていた。
もう一人が警察やら死んだ友達の両親やらに事の成りゆきを説明したらしい。
死んだ友達の父親はオレらがそのダムに行くことを勧めたと思い、4人全員の家に怒鳴り込んできた。
「息子が死んだのはお前らのせいだ。遊び半分で死者がさまよう場所に行くな。」
オレは行くことを勧めた訳じゃないと思いつつも、なにも言い返せず黙っていた。
友達の父親が散々オレに怒鳴り散らした後、帰り際に一緒に来ていた友達の母親が
「ごめんなさい、あの人息子が死んで悲しいんです。怒りのぶつけ所がなくて・・・息子は自分の判断であそこに行ったんですよね。息子の死はあなたがたのせいじゃない。」
って言った。
それを聞いてふいに涙が出た。
やっぱりどこかで責任を感じていた。
次の日友達の父親から電話があった。
昨日は怒鳴り散らしてすまないと謝ってきた。
オレは何も言えず電話を切った。
その後、一緒にダムに言った4人の友達で、ダムでの話をすることはなかった。
死んだ友達と一緒にダムに行き一人になってしまったやつもオレらと一緒にいるようになった。
5人でたまに気がおかしくなってしまったやつの病院に見舞いに行ったりするが、それでもダムでのことを話す事はない。
本当に恐ろしかった。
幽霊を見てもまだ怖さを理解してなかった。
友達の死でやっとそれがどういうものなのか解った気がした。
二回目にダムに行き、唯一無事な友達がダムの下でどんな体験をしたか、今も聞いていない。
そしてこれからも聞くことはないだろうと思う。
復讐
2009.12.28 (Mon) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
449 名前:449 投稿日:03/01/24 18:21
その横断歩道は歩行者が少ないってんで普段は車道の信号は点滅なのね。
そんでボタン押して待ってたら車道の信号が赤になって、横断歩道の信号が青になる。
だけどその点滅信号ってめったに赤になることなんてないから、点滅になれた車がよく事故おこしてたんだよね。
そんでそのひき逃げ事件もおこった。お母さんとその子供も即死だったらしい。
暗くなったばかりのころにもの凄いスピードでひかれたらしくて、お母さんは頭が割れて脳ミソが飛び散ってて、頭がグチャグチャ。
なんでも顎から上が取れちゃったみたいになってたらしい。
子供(3才くらいだったかな?)も車の下に入り込んでしまって後輪に頭を踏まれて頭が潰れた状態だったそう。
後で事故現場行ったら横断歩道の白いとこに血の跡すごい残ってた。
その後、親子をひいた車が見つかったんだけど盗難車で結局犯人は見つからなかった。それが7~8年前の話。オレが高校生のころ。
その後オレは他の県の大学に行った。
卒業してから、また実家に戻って地元に就職した。
ちょうどそのころに、当時だと5~6年前か、昔あったひき逃げの犯人が捕まったって聞いた。どうして犯人がわかったのかはわからないけど。
犯人はオレの4つくらい上の男でメッチャ近所のチンピラだった。
そういえば見た事あるかもしれないってくらいの。
ひき逃げがあった信号はそのころはもう押しボタン式ではなく、ちゃんと普通に変わるようにされてた。
まぁ広い直線の道だし、交差点ではないといえど最初からこうするべきだろ、って感じだったんだけど。
母親に話を聞いたら、
「もう○○さん(ひき逃げ犯)結婚して子供もいるのに、奥さんとお子さんがかわいそうだねぇ・・・。」
ってことだった。その後その奥さんと子供も何度か見かけた。
すごいキレイな奥さんで普通にいいな~って思った覚えがある。
地元に帰ってから半年くらいたってようやく仕事もなれたってくらいの時、また例の横断歩道で事故があった。
その横断歩道は職場からまぁまぁ近くて事故がおこったのはすぐ耳に入ってきた。
野次馬に行きたかった(不謹慎?)けど、仕事ほっぽりだしていくにはちょっと距離があったんで、遠くからパトカーや救急車の赤いランプだけ見てた。
会社の上司が、信号が押しボタン式をやめてからは珍しいなって言っていて、昔のひき逃げ事件を思い出した。
家に帰るとイキナリ母親が
「今日事故があったの知ってる!?」
って言ってきた。
「あのひき逃げ横断歩道だろ?会社からパトカーとか見たよ。」
って言ったら、
「ひかれたの・・・○○さんの奥さんとお子さんなんだよ!」
って。
・・・そのときはちょっとゾッとした。
「・・・死んだの?」
って聞いたら、母親はだまってうなずいた。
母親も子供もどちらも死んでしまったらしい。そしてやっぱりひき逃げ。
「もしかしたら犯人は昔ひき逃げされた母子のオヤジなんじゃないの?」
とか言ってた。
ゾッとした反面、明日会社で話そうとか、話のネタが出来た(不謹慎?)くらいにしか思ってなかった。
案の定次の日はオレが話す前からその話でもちきりだった。
その時に昔ひき殺された母子のオヤジはその後引っ越してしまったと聞いた。
仕事から帰るとオヤジが仕事先から家に電話してきた。
なんでもオヤジの知り合いが昨日の事故の犯人だということがわかったらしい。
つきあいのあった人なのでちょっと仲間内で集まって警察に行ってみるから遅くなるという内容の電話だった。
オレもオフクロも夜遅く迄起きてた。やっぱり話が聞きたくて。
オヤジが帰って来てから話を聞いて、オレは心底ゾッとした。
警察では面会もさせてもらえず、警察もなにも話してくれなかったらしいが、その人(今回のひき逃げ犯)と仲のいい人がその人が出頭(ある意味の自首だったらしい)する前に聞いた話では、その人はその日、友人と夕食を食べて帰宅途中だったらしい。
車の運転中に軽いめまいを覚えたが大丈夫だろうと車を走らせていた。
が、目をさますと自分の部屋で仕事着姿のまま寝ていたらしい。
酒は申し訳程度にしか飲んでないのにおかしいなと思い、時計をみたら仕事が始まっている時間だった。
慌てて身支度して、車に乗ろうと外にでるといつもバックで駐車するのに、その日は前から突っ込んで駐車していた。フロントを見て驚いた。
割れたフロントガラス、へこんだボンネット、その上血しぶきと肉片が至る所に付着していた。
慌てたその人は必死で前日のことを思いだそうとし、友人に電話し、考えた末に警察に出頭したということらしい。
鑑識の結果○○の妻と子供をひいたのはその人の車に間違い無いという結果になり緊急逮捕されたそうだ。
そこまで話した後、オヤジは警官から聞いた話をしてくれた。
○○の妻と子供の遺体の状況の話だった。
母は頭が割れ、顎から上がとれて離れた所に吹っ飛んでたらしい。
そして子供は車の下に入り込んでタイヤで頭を踏まれ頭がつぶれていた。
・・・5年前の事件と同じだ。
家族4人(弟がいます。)でシーンとなった。すげーゾッとした。
その後、事件の経過をまたオヤジがその人に聞いて来た。
なんでもハンドルにも血痕が付着しており、その血が誰の物かわからず困っているということだった。
その血痕はちょうど血まみれの手でハンドルを握ったような形になっていたそうだ。
その後、横断歩道で幽霊を見たという話や前回のひき逃げ犯の男が精神に異常をきたして病院にいる等、いろいろ噂を聞いたが、それらは本当かどうか分からない。
ただ、近所でキレイな奥さんとその子供を見ることはなくなった。
本当にあの人達がそんな悲惨な死に方をしたのだと思うととても怖い。
昔悲惨な殺され方をした母子が復讐をしたのだろうか?
今でも職場に通うのにその横断歩道を車で横切るが、いつも思う。
もういいだろ、復讐終わっただろ?だからオレの車は使わないでくれ、って。
その横断歩道は歩行者が少ないってんで普段は車道の信号は点滅なのね。
そんでボタン押して待ってたら車道の信号が赤になって、横断歩道の信号が青になる。
だけどその点滅信号ってめったに赤になることなんてないから、点滅になれた車がよく事故おこしてたんだよね。
そんでそのひき逃げ事件もおこった。お母さんとその子供も即死だったらしい。
暗くなったばかりのころにもの凄いスピードでひかれたらしくて、お母さんは頭が割れて脳ミソが飛び散ってて、頭がグチャグチャ。
なんでも顎から上が取れちゃったみたいになってたらしい。
子供(3才くらいだったかな?)も車の下に入り込んでしまって後輪に頭を踏まれて頭が潰れた状態だったそう。
後で事故現場行ったら横断歩道の白いとこに血の跡すごい残ってた。
その後、親子をひいた車が見つかったんだけど盗難車で結局犯人は見つからなかった。それが7~8年前の話。オレが高校生のころ。
その後オレは他の県の大学に行った。
卒業してから、また実家に戻って地元に就職した。
ちょうどそのころに、当時だと5~6年前か、昔あったひき逃げの犯人が捕まったって聞いた。どうして犯人がわかったのかはわからないけど。
犯人はオレの4つくらい上の男でメッチャ近所のチンピラだった。
そういえば見た事あるかもしれないってくらいの。
ひき逃げがあった信号はそのころはもう押しボタン式ではなく、ちゃんと普通に変わるようにされてた。
まぁ広い直線の道だし、交差点ではないといえど最初からこうするべきだろ、って感じだったんだけど。
母親に話を聞いたら、
「もう○○さん(ひき逃げ犯)結婚して子供もいるのに、奥さんとお子さんがかわいそうだねぇ・・・。」
ってことだった。その後その奥さんと子供も何度か見かけた。
すごいキレイな奥さんで普通にいいな~って思った覚えがある。
地元に帰ってから半年くらいたってようやく仕事もなれたってくらいの時、また例の横断歩道で事故があった。
その横断歩道は職場からまぁまぁ近くて事故がおこったのはすぐ耳に入ってきた。
野次馬に行きたかった(不謹慎?)けど、仕事ほっぽりだしていくにはちょっと距離があったんで、遠くからパトカーや救急車の赤いランプだけ見てた。
会社の上司が、信号が押しボタン式をやめてからは珍しいなって言っていて、昔のひき逃げ事件を思い出した。
家に帰るとイキナリ母親が
「今日事故があったの知ってる!?」
って言ってきた。
「あのひき逃げ横断歩道だろ?会社からパトカーとか見たよ。」
って言ったら、
「ひかれたの・・・○○さんの奥さんとお子さんなんだよ!」
って。
・・・そのときはちょっとゾッとした。
「・・・死んだの?」
って聞いたら、母親はだまってうなずいた。
母親も子供もどちらも死んでしまったらしい。そしてやっぱりひき逃げ。
「もしかしたら犯人は昔ひき逃げされた母子のオヤジなんじゃないの?」
とか言ってた。
ゾッとした反面、明日会社で話そうとか、話のネタが出来た(不謹慎?)くらいにしか思ってなかった。
案の定次の日はオレが話す前からその話でもちきりだった。
その時に昔ひき殺された母子のオヤジはその後引っ越してしまったと聞いた。
仕事から帰るとオヤジが仕事先から家に電話してきた。
なんでもオヤジの知り合いが昨日の事故の犯人だということがわかったらしい。
つきあいのあった人なのでちょっと仲間内で集まって警察に行ってみるから遅くなるという内容の電話だった。
オレもオフクロも夜遅く迄起きてた。やっぱり話が聞きたくて。
オヤジが帰って来てから話を聞いて、オレは心底ゾッとした。
警察では面会もさせてもらえず、警察もなにも話してくれなかったらしいが、その人(今回のひき逃げ犯)と仲のいい人がその人が出頭(ある意味の自首だったらしい)する前に聞いた話では、その人はその日、友人と夕食を食べて帰宅途中だったらしい。
車の運転中に軽いめまいを覚えたが大丈夫だろうと車を走らせていた。
が、目をさますと自分の部屋で仕事着姿のまま寝ていたらしい。
酒は申し訳程度にしか飲んでないのにおかしいなと思い、時計をみたら仕事が始まっている時間だった。
慌てて身支度して、車に乗ろうと外にでるといつもバックで駐車するのに、その日は前から突っ込んで駐車していた。フロントを見て驚いた。
割れたフロントガラス、へこんだボンネット、その上血しぶきと肉片が至る所に付着していた。
慌てたその人は必死で前日のことを思いだそうとし、友人に電話し、考えた末に警察に出頭したということらしい。
鑑識の結果○○の妻と子供をひいたのはその人の車に間違い無いという結果になり緊急逮捕されたそうだ。
そこまで話した後、オヤジは警官から聞いた話をしてくれた。
○○の妻と子供の遺体の状況の話だった。
母は頭が割れ、顎から上がとれて離れた所に吹っ飛んでたらしい。
そして子供は車の下に入り込んでタイヤで頭を踏まれ頭がつぶれていた。
・・・5年前の事件と同じだ。
家族4人(弟がいます。)でシーンとなった。すげーゾッとした。
その後、事件の経過をまたオヤジがその人に聞いて来た。
なんでもハンドルにも血痕が付着しており、その血が誰の物かわからず困っているということだった。
その血痕はちょうど血まみれの手でハンドルを握ったような形になっていたそうだ。
その後、横断歩道で幽霊を見たという話や前回のひき逃げ犯の男が精神に異常をきたして病院にいる等、いろいろ噂を聞いたが、それらは本当かどうか分からない。
ただ、近所でキレイな奥さんとその子供を見ることはなくなった。
本当にあの人達がそんな悲惨な死に方をしたのだと思うととても怖い。
昔悲惨な殺され方をした母子が復讐をしたのだろうか?
今でも職場に通うのにその横断歩道を車で横切るが、いつも思う。
もういいだろ、復讐終わっただろ?だからオレの車は使わないでくれ、って。
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