都市伝説・・・奇憚・・・blog
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名前
2010.09.11 (Sat) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
186 :本当にあった怖い名無し:2007/05/24(木) 14:09:14 ID:dA6qFxFs0
寒い。ここは寒い。
俺は今どこに居るのだろうか。
凍えてしまいそうだ。
ああ、ずっと下のほうに赤い渦が見える。
「俺」?
名前、俺の名前は何だったろうか。
思い出せない。怖い。
誰か居ないのか?
自分の名前が分からない…誰か、誰か!
誰か、母さん、俺の名前を言ってくれ!
赤い渦からたくさんの黒い手が伸びてきた。本当にたくさんだ。
黒い手に足をひっぱられる…
違う!俺にはちゃんと名前があるんだ。
ちょっと忘れてるだけ、すぐに思い出すから足をひっぱらないでくれ!
なあ、俺の名前は何だったかなあ!?
誰か名前呼んでくれよ!
誰か!!
-------------------------------------------------------
私の兄がバイクで事故を起こし、生死の境を11時間さまよった時に
「死ぬ一歩手前に見た」
という光景の手記です。
兄は事故直後、救急車に乗せられた時に、うわごとで
「俺の名前…名前を呼んでくれ…」
とずっとつぶやいていたそうで、救急隊員の方が免許証を見て
「○○さん!あなたは○○さんですよ!」
と言い続けてくれたそうだ
その方のおかげか兄は奇跡的に命をとり止め、後遺症もなく今でも元気です。
(※白さんからの投稿です。ありがとうございました。)
寒い。ここは寒い。
俺は今どこに居るのだろうか。
凍えてしまいそうだ。
ああ、ずっと下のほうに赤い渦が見える。
「俺」?
名前、俺の名前は何だったろうか。
思い出せない。怖い。
誰か居ないのか?
自分の名前が分からない…誰か、誰か!
誰か、母さん、俺の名前を言ってくれ!
赤い渦からたくさんの黒い手が伸びてきた。本当にたくさんだ。
黒い手に足をひっぱられる…
違う!俺にはちゃんと名前があるんだ。
ちょっと忘れてるだけ、すぐに思い出すから足をひっぱらないでくれ!
なあ、俺の名前は何だったかなあ!?
誰か名前呼んでくれよ!
誰か!!
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私の兄がバイクで事故を起こし、生死の境を11時間さまよった時に
「死ぬ一歩手前に見た」
という光景の手記です。
兄は事故直後、救急車に乗せられた時に、うわごとで
「俺の名前…名前を呼んでくれ…」
とずっとつぶやいていたそうで、救急隊員の方が免許証を見て
「○○さん!あなたは○○さんですよ!」
と言い続けてくれたそうだ
その方のおかげか兄は奇跡的に命をとり止め、後遺症もなく今でも元気です。
(※白さんからの投稿です。ありがとうございました。)
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黒い斑点
2010.09.09 (Thu) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
509 :1/4:2009/01/28(水) 09:04:40 ID:HdK35VVa0
今から5年前、僕がまだ大学生の時の話しです。
当時、東京郊外にあるアパートで一人暮らしをしていて、寝る時は布団を1組ギリギリ敷けるくらいの狭いロフトで寝ていました。
ある冬の夜の事、いつものようにロフトで寝ていると、ガサガサ変な物音で目が覚めました。
眠い目を擦り、ロフトから顔だけ出し下の部屋を見てみると、暗闇の中何かが部屋の中をグルグル動き回ってるのがわかりました。
まだ寝ぼけていたので、最初は犬か猫でも迷い込んで来たのかな?って思っていたのですが、だんだん目が覚めて来て、そんな訳ないだろ!って気付きました。
ビビリながらも息を潜めてじっと見ていると、目が慣れてきて動いているそれが何かわかりました。
それの正体は5~6才くらいの人間(?)の男の子で、手首から先が無いのに四つん這いで部屋の中を走り回っていました。
男の子は裸で髪の毛が所々しか生えて無く、良く見ると体に黒い斑点がポツポツと幾つも有り、ガリガリにやせ細っています。
僕はあまりの出来事に恥ずかしながら思いっきり
「ギャー!!!」
と悲鳴をあげ、喚き散らしてしまいました。
男の子はゆっくりこちらを見ると
「アァー…ゥアァー…」
と言いながら、凄い勢いでロフトの下へ来て、こちらに向かってジャンプし始めました。
さすがにロフトまではジャンプしても届かないのですが、男の子は狂ったようにピョンピョン飛び跳ねています。
僕は後ずさりし、ロフトの隅で枕を抱えガタガタ震えていたのですが、ふとロフトと下の部屋を繋ぐハシゴが目に入りました。
あのハシゴに気付かれたら終わりだと思い、震えながらもハシゴをロフト側にあげようとしていると、さっきまでジャンプしていた男の子が僕の行動に気付き、手首から先が無い腕でハシゴにしがみ付いてきました。
この時初めて男の子の顔を見たのですが、目は両目とも黒目が異常に大きく、上唇が真ん中から鼻まで裂けていました。
黒い斑点は顔にもありました。
僕はハシゴから男の子を振り払おうと、ハシゴを上下に揺すったのですが、男の子は腕を絡めつけ中々離れません。
僕はあまりの怖さに力が抜け、手が滑りハシゴを下の部屋に落としてしまいました。
ガタン!!という音が響き、思わず目を閉じてしまいましたが、恐る恐る目を開けてみると男の子はどこにもいません。
僕は何が何だかわからず呆然としていると後ろから
「キキキ…」
と声がし、ビックリして振り返るといつの間にか後ろに男の子がいて、黒い目を光らせこちらを見てニタニタ笑っていました。
驚きのあまり僕はロフトから転がり落ち、体を強打したにも関わらず、急いで起き上がり玄関へ向かって猛ダッシュしました。
その後、近くに住む友人の家まで行ったのは覚えているのですが、気が付くと病院のベッドで寝ていました。
友人曰く、夜中にインターホンが何度も鳴り僕が
「助けて!ヤバイ、助けて!」
と叫んでいるので、何事かと思い玄関を開けると僕が血だらけで座っていたそうです。
僕は友人の顔を見るなり気絶してしまったらしく、友人は救急車を呼び、僕は病院に運ばれそのまま丸一日寝ていたらしいです。
僕は幸い右手を捻挫しただけで、後は細かい擦り傷程度でしたが、医者や友人に事の経緯を話すと、頭を打ったんじゃないかと思われ何度も検査されました。
アパートには友人に行ってもらい入院用の着替えなどを取ってきてもらったのですが、ハシゴが落ちていただけで何もいなかったと言っていました。
僕もあれが現実とは思えず、夢でも見ていたのだろうと思う事にしました。
今でもそう思っています。というか思いたいです。
ただその事件後半年くらい背中に黒い斑点がポツポツ出てきましたが…。
(※白さんからの投稿です。ありがとうございました)
今から5年前、僕がまだ大学生の時の話しです。
当時、東京郊外にあるアパートで一人暮らしをしていて、寝る時は布団を1組ギリギリ敷けるくらいの狭いロフトで寝ていました。
ある冬の夜の事、いつものようにロフトで寝ていると、ガサガサ変な物音で目が覚めました。
眠い目を擦り、ロフトから顔だけ出し下の部屋を見てみると、暗闇の中何かが部屋の中をグルグル動き回ってるのがわかりました。
まだ寝ぼけていたので、最初は犬か猫でも迷い込んで来たのかな?って思っていたのですが、だんだん目が覚めて来て、そんな訳ないだろ!って気付きました。
ビビリながらも息を潜めてじっと見ていると、目が慣れてきて動いているそれが何かわかりました。
それの正体は5~6才くらいの人間(?)の男の子で、手首から先が無いのに四つん這いで部屋の中を走り回っていました。
男の子は裸で髪の毛が所々しか生えて無く、良く見ると体に黒い斑点がポツポツと幾つも有り、ガリガリにやせ細っています。
僕はあまりの出来事に恥ずかしながら思いっきり
「ギャー!!!」
と悲鳴をあげ、喚き散らしてしまいました。
男の子はゆっくりこちらを見ると
「アァー…ゥアァー…」
と言いながら、凄い勢いでロフトの下へ来て、こちらに向かってジャンプし始めました。
さすがにロフトまではジャンプしても届かないのですが、男の子は狂ったようにピョンピョン飛び跳ねています。
僕は後ずさりし、ロフトの隅で枕を抱えガタガタ震えていたのですが、ふとロフトと下の部屋を繋ぐハシゴが目に入りました。
あのハシゴに気付かれたら終わりだと思い、震えながらもハシゴをロフト側にあげようとしていると、さっきまでジャンプしていた男の子が僕の行動に気付き、手首から先が無い腕でハシゴにしがみ付いてきました。
この時初めて男の子の顔を見たのですが、目は両目とも黒目が異常に大きく、上唇が真ん中から鼻まで裂けていました。
黒い斑点は顔にもありました。
僕はハシゴから男の子を振り払おうと、ハシゴを上下に揺すったのですが、男の子は腕を絡めつけ中々離れません。
僕はあまりの怖さに力が抜け、手が滑りハシゴを下の部屋に落としてしまいました。
ガタン!!という音が響き、思わず目を閉じてしまいましたが、恐る恐る目を開けてみると男の子はどこにもいません。
僕は何が何だかわからず呆然としていると後ろから
「キキキ…」
と声がし、ビックリして振り返るといつの間にか後ろに男の子がいて、黒い目を光らせこちらを見てニタニタ笑っていました。
驚きのあまり僕はロフトから転がり落ち、体を強打したにも関わらず、急いで起き上がり玄関へ向かって猛ダッシュしました。
その後、近くに住む友人の家まで行ったのは覚えているのですが、気が付くと病院のベッドで寝ていました。
友人曰く、夜中にインターホンが何度も鳴り僕が
「助けて!ヤバイ、助けて!」
と叫んでいるので、何事かと思い玄関を開けると僕が血だらけで座っていたそうです。
僕は友人の顔を見るなり気絶してしまったらしく、友人は救急車を呼び、僕は病院に運ばれそのまま丸一日寝ていたらしいです。
僕は幸い右手を捻挫しただけで、後は細かい擦り傷程度でしたが、医者や友人に事の経緯を話すと、頭を打ったんじゃないかと思われ何度も検査されました。
アパートには友人に行ってもらい入院用の着替えなどを取ってきてもらったのですが、ハシゴが落ちていただけで何もいなかったと言っていました。
僕もあれが現実とは思えず、夢でも見ていたのだろうと思う事にしました。
今でもそう思っています。というか思いたいです。
ただその事件後半年くらい背中に黒い斑点がポツポツ出てきましたが…。
(※白さんからの投稿です。ありがとうございました)
独り言
2010.09.08 (Wed) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
675 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/07/04 02:29
今から10年近く前の中学生の頃こんなことがありました。
トイレでの話です。
深夜は私は尿意で目を覚ましました。眠い目をこすりながらも階段を降りトイレの電気をつけ、ドアを開けました.
私は男ですので、もちろん立って用を済ませます。
すぐに、チョロチョロと小便が出始めたのですが、「あれ」と何か不思議な気配を感じました。
いつもと何か違います。
「ん?」と気をつけて周囲をみると、タンクの上についている蛇口。
そこには芳香剤や水草のようなものが、普段置かれているのですが。
今、普段見なれないものが置かれていました。
それはもさもさした黒いボールのようなものでした。
私は好奇心と、用をたしている間の手持ちぶさたから、そのボールのようなものを手に取りました。
そして、「くるっ」とこちら側をむけると、一瞬なにがなんだか訳がわからなくなりました。
それは目をつむった人の顔だったのです。
しばらく私は放心したように、その顔を見つめていました。
そして、あることに気がつきました。
「あ、自分の顔だ」と。
その瞬間です。閉じていた目がゆっくり開きこちらを「に~」と見つめてきました。
そして、口元が悪戯っぽく「きゅっ」とつりあがりました。
ここで、やっと私に正常な感覚が戻ったのか、
「ぎゃーーーー!」
大きな悲鳴をあげました。しかし、やはりパニックだったのでしょう、その頭は投げ捨てもせず、ずっと持ったままでした。
持ったまま、その顔から目をそらすことも出来ず、しばらく悲鳴をあげる続けていました。
この後、自分がどうしたのかはよくわかりません。
ただ、駆けつけた両親によると廊下にうずくまり、ぼそぼそと独り言を言っていたようです。
すこしだけ私も覚えています。確かに何か独り言を言いながら、両親に脇を抱えられ部屋まで戻っていったと思います。ただ、この記憶は夢のようにぼやがかかり、ハッキリしません。
そして、その独り言は、
「いいません、いいません、いいません・・・」
だったような気がします。
あれは、なんだったんでしょう??
今、ここを読んでいて、ふっと思い出したので書いてみました。
今から10年近く前の中学生の頃こんなことがありました。
トイレでの話です。
深夜は私は尿意で目を覚ましました。眠い目をこすりながらも階段を降りトイレの電気をつけ、ドアを開けました.
私は男ですので、もちろん立って用を済ませます。
すぐに、チョロチョロと小便が出始めたのですが、「あれ」と何か不思議な気配を感じました。
いつもと何か違います。
「ん?」と気をつけて周囲をみると、タンクの上についている蛇口。
そこには芳香剤や水草のようなものが、普段置かれているのですが。
今、普段見なれないものが置かれていました。
それはもさもさした黒いボールのようなものでした。
私は好奇心と、用をたしている間の手持ちぶさたから、そのボールのようなものを手に取りました。
そして、「くるっ」とこちら側をむけると、一瞬なにがなんだか訳がわからなくなりました。
それは目をつむった人の顔だったのです。
しばらく私は放心したように、その顔を見つめていました。
そして、あることに気がつきました。
「あ、自分の顔だ」と。
その瞬間です。閉じていた目がゆっくり開きこちらを「に~」と見つめてきました。
そして、口元が悪戯っぽく「きゅっ」とつりあがりました。
ここで、やっと私に正常な感覚が戻ったのか、
「ぎゃーーーー!」
大きな悲鳴をあげました。しかし、やはりパニックだったのでしょう、その頭は投げ捨てもせず、ずっと持ったままでした。
持ったまま、その顔から目をそらすことも出来ず、しばらく悲鳴をあげる続けていました。
この後、自分がどうしたのかはよくわかりません。
ただ、駆けつけた両親によると廊下にうずくまり、ぼそぼそと独り言を言っていたようです。
すこしだけ私も覚えています。確かに何か独り言を言いながら、両親に脇を抱えられ部屋まで戻っていったと思います。ただ、この記憶は夢のようにぼやがかかり、ハッキリしません。
そして、その独り言は、
「いいません、いいません、いいません・・・」
だったような気がします。
あれは、なんだったんでしょう??
今、ここを読んでいて、ふっと思い出したので書いてみました。
箱の中の少女
2010.09.08 (Wed) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
636 名前:631:1/5 投稿日:03/07/03 18:07
十年以上前の話です。当時、私の祖父は腕の良い建具職人でした。
私はそんな祖父の仕事ぶりを眺めるのが好きで、よく仕事場に出入りしていました。
その日、私はいつものように祖父の家を訪れ、落ちている木ぎれを拾って遊んでいました。
目の前で、祖父が作業台の前に座って黙々と仕事をしています。
ごつい手が器用に動いて、木を削ったり部品同士を組み合わせたり、その技の冴えに、私はしばし遊びの手を止めて見とれていました。
しばらくして、妙なものに気づきました。
祖父の背後の壁に、使い込まれて黒光りする木の板が何枚か立てかけてあったのですが。
その板と板の隙間からおかっぱ髪の少女の顔が覗いています。
板と壁の隙間から顔の右半分を出して覗いているような格好で、体は見えません。
白い顔の半分だけが、暗い部屋の隅にぽつんと浮かんでいるように見えました。
私は、黙々と手を動かしている祖父の横を通り過ぎ、壁際へと歩み寄りました。
私が近づいても白い顔は微動だにせず、祖父の背中をジッと見つめていました。
やはり体と顔の左半分は見えませんが、壁と板の間には人が入れる程の隙間はありません。
私は少女の顔に声をかけようとしました――
「…話しかけたらあかんぞ」
突然祖父が声を上げました。聞いたこともないような低い声。
振り返ると、祖父は相変わらず作業台に向かったままでこちらに背を向けています。
――おじいちゃん、この子だれ?
「そいつはな、俺がそこの木で作った箱の中におった女や。ええから放っとけ」
その言葉の意味は分からなかったのですが、私はとりあえず壁際から離れました。
その後も祖父は背後を振り返ることなく仕事を続けていました。
私は再び木ぎれで遊び始めましたが、何となく気になって祖父の背後を見やると、いつのまにか顔は姿を消しており、後には艶めいた黒い板が並んでいるばかり。
祖父の家にはその後も良く遊びに行きましたが、その顔を見ることはありませんでした。
それから十年程たった一昨年の初春、祖父は病に倒れて入院し、間もなく亡くなりました。
葬儀の当日、棺の中に入れるために祖父の思い出の品を集めました。
その中に小さな木の箱がありました。10cm角くらいの黒っぽい艶のある箱。
それを見た途端、あの日壁に立てかけられていた木の板が脳裏に浮かびました。
――あの板で作られた箱ではないか?
持ってみると意外にも重い。蓋がないので振ってみましたが、何の音もしません。
死の直前まで面倒を見ていた叔母が言うには、晩年の祖父はこの箱をとても大切にしており、病院でも枕元に置いていたそうです。
それではと、箱は祖父の頭の側に置くことにしました。
やがて葬儀が始まりましたが、その際に妙なことがありました。
お坊さんがしきりに棺の方を覗き込むのです。不審に思った父が聞くと
「この人、本当に死んでますよね?」
などと良く分からないことを言います。父は少しあきれた様子でした。
お経を読んでいる最中にも、お坊さんはしきりに棺を気にするような仕草を見せ、
何度か読経が止まりかけました。
葬儀が終わり、祖父の遺体は火葬場で焼かれました。
焼き上がった骨を拾うために親族が呼ばれ、焼却炉から大きな台が運ばれてきました。
近づくとまるでストーブのように熱い台の上には、白い骨が灰に埋もれていました。
それを鉄の箸で拾うと、係員が骨の部位を教えてくれます。
「…頭蓋骨はあとで蓋に使うので置いといて下さい」
「のど仏はどれ?」
「これです」
拾った骨は次々に壺に入れられました。しかし壺はなかなか一杯になりません。
「もっと拾って下さい」
「はぁ…でも、あまり残ってないんですね」
「ここの炉は新しいので、殆ど焼けてしまうんです」
「お年寄りの方は大抵少ないですよ」
「この方のは多い方です」
「丈夫な人でしたから…」
「これは?」
「それは骨盤ですね」
「その横が太股の骨ですね」
「これは?」
「のど仏ですね」
部屋にいた皆が怪訝な顔を見合わせました。のど仏の骨はさっき壺に入れたはずです。
係員が集めた頭骸骨を調べ始めました。
「これは――骨が多いですね…」
それからが大変でした。警察が来て、私達は帰ることが出来ずに火葬場に釘付けです。
火葬場の職員と警察が調べたところ、骨は大方が灰になっていたものの、とにかく頭部の骨が二人分ある事が判明しました。ただ、それが誰の骨なのかが不明です。
私達は何度も取り調べを受けましたが、なぜこんな事になったのか見当もつきません。
棺の蓋は出棺の直前に参列者の目の前で釘を打ったのですが、その時まで、もちろん棺の中に人の首など入っていませんでした。
入っていたものと言えば祖父の遺体と遺品の数々、それにあの黒い箱だけです。
大きさからいって、箱の中に人の頭が入っていたとは思えません。
では、中に骨だけが入っていたのか?
しかし、肉の付いていない剥き出しの骨は、すぐに燃えてしまい後には残らないそうです。
結局、何の結論も出ないまま、夜更け過ぎには解散となりました。
祖父の遺骨は一時警察に預けられましたが、四十九日までには返してもらったようで、今は墓の下に埋まっています。
身元不明の骨については、後日のど仏の部分を警察から譲ってもらいました。
それを小さな箱に入れて祖父の墓の隣に埋め、墓石の代わりに大きな石を置きました。
今のところ特に変わった事はありません。
ことの真相は今も分からずじまいです。
十年以上前の話です。当時、私の祖父は腕の良い建具職人でした。
私はそんな祖父の仕事ぶりを眺めるのが好きで、よく仕事場に出入りしていました。
その日、私はいつものように祖父の家を訪れ、落ちている木ぎれを拾って遊んでいました。
目の前で、祖父が作業台の前に座って黙々と仕事をしています。
ごつい手が器用に動いて、木を削ったり部品同士を組み合わせたり、その技の冴えに、私はしばし遊びの手を止めて見とれていました。
しばらくして、妙なものに気づきました。
祖父の背後の壁に、使い込まれて黒光りする木の板が何枚か立てかけてあったのですが。
その板と板の隙間からおかっぱ髪の少女の顔が覗いています。
板と壁の隙間から顔の右半分を出して覗いているような格好で、体は見えません。
白い顔の半分だけが、暗い部屋の隅にぽつんと浮かんでいるように見えました。
私は、黙々と手を動かしている祖父の横を通り過ぎ、壁際へと歩み寄りました。
私が近づいても白い顔は微動だにせず、祖父の背中をジッと見つめていました。
やはり体と顔の左半分は見えませんが、壁と板の間には人が入れる程の隙間はありません。
私は少女の顔に声をかけようとしました――
「…話しかけたらあかんぞ」
突然祖父が声を上げました。聞いたこともないような低い声。
振り返ると、祖父は相変わらず作業台に向かったままでこちらに背を向けています。
――おじいちゃん、この子だれ?
「そいつはな、俺がそこの木で作った箱の中におった女や。ええから放っとけ」
その言葉の意味は分からなかったのですが、私はとりあえず壁際から離れました。
その後も祖父は背後を振り返ることなく仕事を続けていました。
私は再び木ぎれで遊び始めましたが、何となく気になって祖父の背後を見やると、いつのまにか顔は姿を消しており、後には艶めいた黒い板が並んでいるばかり。
祖父の家にはその後も良く遊びに行きましたが、その顔を見ることはありませんでした。
それから十年程たった一昨年の初春、祖父は病に倒れて入院し、間もなく亡くなりました。
葬儀の当日、棺の中に入れるために祖父の思い出の品を集めました。
その中に小さな木の箱がありました。10cm角くらいの黒っぽい艶のある箱。
それを見た途端、あの日壁に立てかけられていた木の板が脳裏に浮かびました。
――あの板で作られた箱ではないか?
持ってみると意外にも重い。蓋がないので振ってみましたが、何の音もしません。
死の直前まで面倒を見ていた叔母が言うには、晩年の祖父はこの箱をとても大切にしており、病院でも枕元に置いていたそうです。
それではと、箱は祖父の頭の側に置くことにしました。
やがて葬儀が始まりましたが、その際に妙なことがありました。
お坊さんがしきりに棺の方を覗き込むのです。不審に思った父が聞くと
「この人、本当に死んでますよね?」
などと良く分からないことを言います。父は少しあきれた様子でした。
お経を読んでいる最中にも、お坊さんはしきりに棺を気にするような仕草を見せ、
何度か読経が止まりかけました。
葬儀が終わり、祖父の遺体は火葬場で焼かれました。
焼き上がった骨を拾うために親族が呼ばれ、焼却炉から大きな台が運ばれてきました。
近づくとまるでストーブのように熱い台の上には、白い骨が灰に埋もれていました。
それを鉄の箸で拾うと、係員が骨の部位を教えてくれます。
「…頭蓋骨はあとで蓋に使うので置いといて下さい」
「のど仏はどれ?」
「これです」
拾った骨は次々に壺に入れられました。しかし壺はなかなか一杯になりません。
「もっと拾って下さい」
「はぁ…でも、あまり残ってないんですね」
「ここの炉は新しいので、殆ど焼けてしまうんです」
「お年寄りの方は大抵少ないですよ」
「この方のは多い方です」
「丈夫な人でしたから…」
「これは?」
「それは骨盤ですね」
「その横が太股の骨ですね」
「これは?」
「のど仏ですね」
部屋にいた皆が怪訝な顔を見合わせました。のど仏の骨はさっき壺に入れたはずです。
係員が集めた頭骸骨を調べ始めました。
「これは――骨が多いですね…」
それからが大変でした。警察が来て、私達は帰ることが出来ずに火葬場に釘付けです。
火葬場の職員と警察が調べたところ、骨は大方が灰になっていたものの、とにかく頭部の骨が二人分ある事が判明しました。ただ、それが誰の骨なのかが不明です。
私達は何度も取り調べを受けましたが、なぜこんな事になったのか見当もつきません。
棺の蓋は出棺の直前に参列者の目の前で釘を打ったのですが、その時まで、もちろん棺の中に人の首など入っていませんでした。
入っていたものと言えば祖父の遺体と遺品の数々、それにあの黒い箱だけです。
大きさからいって、箱の中に人の頭が入っていたとは思えません。
では、中に骨だけが入っていたのか?
しかし、肉の付いていない剥き出しの骨は、すぐに燃えてしまい後には残らないそうです。
結局、何の結論も出ないまま、夜更け過ぎには解散となりました。
祖父の遺骨は一時警察に預けられましたが、四十九日までには返してもらったようで、今は墓の下に埋まっています。
身元不明の骨については、後日のど仏の部分を警察から譲ってもらいました。
それを小さな箱に入れて祖父の墓の隣に埋め、墓石の代わりに大きな石を置きました。
今のところ特に変わった事はありません。
ことの真相は今も分からずじまいです。
アイツからのメール
2010.08.26 (Thu) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
554 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/07/03 05:08
サークルの友人が死んだ
とにかくメールの好きなやつで、いつでも携帯片手の姿しか見た事無かった
学食などでヤツが先に姿を見つけるとメール。「ヤッホー」って、何度も直接声を掛けろと言っても止めなかった。
そんなヤツが死んだ。最初は棺の中に携帯を入れようか?などと話していたらしいが、最近は火葬場もやかましいらしく、骨壷と一緒に解約したヤツの愛機を葬ったと遺族に聞いた。
ヤツが死んでから丁度3日目に21時。
メールの着信音が鳴った。
ヤツ携帯からの着信だった。
それから3日間。
21時になるとヤツの番号からメールが届いた。
仲間内全員に届いたらしく、メールを見たやつの話では、何も書いてなかったらしい。
俺は怖くて見れなかった。
ナンバーを指定する事の出来るショップもあるとは聞くが、悪戯なら勘弁してくれ・・・
携帯は買い換えた。
3日間だけ届けられたメール。
以来、誰の所にもメールは来ない。
サークルの友人が死んだ
とにかくメールの好きなやつで、いつでも携帯片手の姿しか見た事無かった
学食などでヤツが先に姿を見つけるとメール。「ヤッホー」って、何度も直接声を掛けろと言っても止めなかった。
そんなヤツが死んだ。最初は棺の中に携帯を入れようか?などと話していたらしいが、最近は火葬場もやかましいらしく、骨壷と一緒に解約したヤツの愛機を葬ったと遺族に聞いた。
ヤツが死んでから丁度3日目に21時。
メールの着信音が鳴った。
ヤツ携帯からの着信だった。
それから3日間。
21時になるとヤツの番号からメールが届いた。
仲間内全員に届いたらしく、メールを見たやつの話では、何も書いてなかったらしい。
俺は怖くて見れなかった。
ナンバーを指定する事の出来るショップもあるとは聞くが、悪戯なら勘弁してくれ・・・
携帯は買い換えた。
3日間だけ届けられたメール。
以来、誰の所にもメールは来ない。
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