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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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見える人

2010.09.19 (Sun) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

278 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/07/11 20:23
幽霊を直接見たわけじゃないので全然怖くないかもしれないけど。
それでも割と最近の出来事で、今でもこの事で悩んでます。

私はこのオカルト板をしょっちゅう出入りするほどのオカルト好きで、高校でもオカルト研究会なんて妖しげなものに入会するぐらいでした。

それでそこにとても可愛い後輩がいました。
その子は背中まで伸ばしたストレートの黒髪をしていて、初めて見た時はまるで日本人形のようなんて思ったぐらいでした。

肌も白くて綺麗で同性から見ても食べちゃいたいと思うぐらい可愛い子です。
そんなわけだから会の皆が彼女を密かに狙ってました。

でも彼女はいつもどこか冷めていて、会に顔を出してはいてもいつも後の方でニコニコと相槌を打っているばかりで積極的に輪の中に入ってきませんでした。

だから会の中に彼女と仲良しになった者は誰もいませんでした。私はいつもそれをちょっと残念と思っていました。

そんなある日の事、私が街で買い物をしている時に偶然、彼女を見かけたんです。
彼女は建物と建物の狭い路地裏の入り口辺りに立っていて誰かと喋っているようでした。
彼女はとても楽しそうでした。

(もしかして彼氏かな?)と思って、彼氏だったらちょっと悔しいし、私は日頃から彼女に少なからず好意を持っていたので声をかけてみようと彼女に近づきました。

声をかけてみようと彼女に近づくにつれ、私は異常に気がつきました。
彼女は誰もいない虚空に向かって話していたのです。それもひとりごとではなくまるで誰かと会話をしているように。

私はそれに気づいた瞬間、(あ、もしかして危ない人?)と思いました。
普通の人だったらここで彼女は気違いなんだろうと思い敬遠する所でしょうが私は引き下がらなかったのです。
思えばこれが最初の間違いだったのかもしれません。

誰もいない路地裏、虚空に向かって話す少女。
オカルトかぶれの私はこのシチュエーションを見てピンと来てしまったんです。

(もしかして、彼女は霊と喋っているのかも?)

そしてあろう事か、私はこれは彼女と仲良くなれるチャンスかも、なんて思ってしまったんです。
私は意を決して彼女に話しかけました。

「○○ちゃん、その人だーれ?」
その時の私はどうかしていたんでしょう。

私は彼女が話しかけていると思われるモノがさも見えているかのような芝居をしたんです。
彼女は一瞬ひどく怯えたようにこちらを振り向き、しばらく何か悩んだ後、やがて私にこう言いました。
「先輩も、この人が見えるんですか?」と。

それから後、私達はしばらく談笑しました。
彼女は人が変わったように明るく話をしてくれました。
私も嬉しくなって彼女の話を聞きました。

彼女が小さい頃から霊と話ができた事、誰も信じてくれなかった事、一度両親に精神病院に入れられそうになった事、そして自分と同じ能力を持った私に会えてすごく嬉しい等々。

もちろん私にそんな能力なんてありません。霊なんて見えないし話せないです。全部嘘っぱちです。
話のつじつまを合わせるために私は「自分は霊を見る事はできるけど話す事はできない」とさらに嘘を重ねました。
そして彼女はそれを信じ込んでしまいました。

その日から彼女は私にかなり懐くようになりました。
研究会の人達も急に私達が仲良くなったのを見て驚きました。

私はそれで優越感を感じて気分が良くなり、彼女の言った事を一つも信じてはいなかったけど、そんな事どうでも良くなっていました。

ただ、彼女は私に気になる事を言ってきたんです。
「その人、先輩の事とっても気に入ったって言ってますよ」
「えっ?その人って?」
「ほら、先輩の隣にいる人。あれからずっと一緒にいますね」
もちろん私の隣には誰もいません。私は彼女が霊の事を言っているんだとわかりました。

「あ…ああ、これね。そうそう、なんだか好かれちゃったみたいで」
私はまた霊が見えているかのような嘘をつきました。

すると彼女はニッコリと笑って、
「良かった。フフフ、でもそんなにピッタリとくっついてるとまるでとり憑かれてるみたい」
と言いました。私はその時初めて背筋がゾーっとしました。

それからほどなくして私は体調を崩しました。
しかも一向に治る気配は無く、日に日に私は痩せ衰えていきました。

あまりにもタイミングが良くて、もしかしたらあの時の霊のせいかもしれないと思い始めていました。
だんだん学校も休みがちになってしまって、その日もベッドで寝ていました。

そうしたら件の後輩の子が私のお見舞いに来てくれたのです。
私は彼女の優しさに耐え切れなくなって、いままで嘘をついていた事を告白しました。

私が霊が見えるなんていうのは全部嘘だと聞いた彼女は、
「えっ、嘘…だって…それじゃあ……」
と言い、顔面蒼白になりながらうわ言のように呟きました。

「手遅れですよ、もう……」

それから彼女は研究会を辞め、たまに私とすれ違っても目も合わせてくれません。
私は今でも病気がちのままです。


 








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屋上

2010.09.19 (Sun) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

254 名前:ドライもん 投稿日:03/07/11 03:05
小学校1,2年頃の本当の話

当時はコロコロコミック全盛期で、今のジャンプ映画みたいにコロコロコミックの映画が沢山やっていた。
(高橋名人とか毛利名人のスターソルジャー対決なんてのもあったなぁ)
その人気を反映し、夏休みにもなると、数ヶ月遅れで街の公民館にてアニメ上映会がよくあった。

その夏は確かドラハッパちゃんだった。
ドラえもん、ハットリくん、パーマンの夢の競演だ。
当時コロコロ派だったので、見逃すことは許されることではなく、中学生の姉に頼み込んで連れて行ってもらうことにした。

公民館は3階建ての屋上付き、その3階の大会場で上映される。
早い時間から行き、一番前の席に陣取った。
(近い方がお得だとその時は思っていた)

映画は3部構成なので途中2回の休憩が入る。
一本目を見終わり、最初の休憩。

閉め切った会場は蒸し風呂のように暑く、売店でジュースが飛ぶように売れる。
姉がジュースを買ってきてくれたので、飲みながら周りを見ていた。
ふと後ろの方をみると屋上にあがる階段がみえる。

その階段を何人かが上がっていくのが見えた。
上に何があるんだろう、そう思っていると次の映画が始まり、映画に夢中になっていった。

2回目の休憩時間。
後ろの方をみるとまた階段を上っていく人が見える。
「僕も行きたい!!」
そう思って駆け足で階段の方へ行った。

よくよく階段を上っている人達を見ると7,8人の虚無僧の様な帽子をかぶったお坊さんだった。
その人達の後に付いていき、階段を上っていくことにした。
階段は20段ほど上ると踊り場になっており、折り返してさらに10段ほどの階段がある。

その先には屋上へ続く鉄の扉があり、虚無僧達はその扉から外へ出て行ってしまった。
僕も後を追い、その扉を開けた。

扉の先にあったのは広々とした屋上だった。
しかし誰もいなかった。
本当に誰もいない広々とした屋上だった。

「なぁーんだ、つまんない」

そう思い、引き返すために鉄の扉を開けようと、ドアノブを回す。
しかし、扉は開かなかった。
鍵を掛けられたかのようにびくともしない。

「どうしよう、映画が始まっちゃう」
次の映画はドラハッパちゃん総出演、まさにこれを見ようと思って来ていたのだから堪らない。

その時キュピーンと閃いた。
そこの柵から飛び降りれば戻れる。
3階建ての屋上から地上の駐車場へのダイブ。

ナイスなアイディアだと思った。
これしか無いと思った。
飛べると思った。

そして柵によじ登り、遙か下に広がる駐車場に、意を決して飛ぼうとした。
その時、バンと鉄の扉が開き、姉が飛び込んできた。
「あんた なにやってんの!!」
姉の怒鳴る声が聞こえた。

ハッと我に戻った。
凄く怖かった。

だってよく見ると結構高いんですよ。
そこから飛び降りたら死ねます。

飛び降りる瞬間、いつまでも戻って来ない自分を姉が探していたのだ。
姉に柵の上から下ろしてもらい、手を繋いで階段を下りていった。

その時、多分俺泣いていたと思う。
飛び降りようとした事よりも、階段を下りている時が凄く怖かったからだ。
だって階段2段おき位の両端にずらーっと、ものすごく怖い顔で人がしゃがんでこっちを睨付けていたからだ。

あんまりこちらを見ているので、姉の知り合いだと思い、
「この人達って、おねーちゃんの友達なの?」
って姉に聞いたんだ。

でも姉は
「えっ?誰もいないじゃない」
って・・・。

結局、すでに第3部は終わっており、ドラハッパちゃんを観ることは出来なかった。


 








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ババア

2010.09.16 (Thu) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

146 名前:ババア 投稿日:03/07/10 01:16
僕は当時、高校生でした。

これは同じクラスにいた山口という男子生徒の話です。
山口はひょうきん者でどこのクラスにも一人はいる・・・そんな存在でした。

ある日、いつもふざけている山口が神妙な顔をして全く黙っていました。
みんながちょっかいをだしても全く無反応で、妙に青ざめた顔が印象的でした。
僕は女の子にふられたんだろうぐらいに思っていました。

たまたま、その日僕は山口と帰りが一緒になりました。
そこで僕は何かあったのか?と聞いてみましたが、彼は何もしゃべろうとはしませんでした。
女の子にふられて落ち込んでいるというより、むしろ何かに怯えているといった雰囲気でしょうか?

僕はそのときの山口の態度の異常に気付き、しつこく問いただしてみました。
彼は半ば泣きそうな顔をしながら、やっとその重い口を開きました。

「どうせお前は信じてくれないだろうが・・・」
以下は彼の話によるものです。

山口が子供の頃、夢に知らないババアが出てきたそうです。
それも一度や二度ではなく、何度も・・・。

そのババアは紫のスカーフをかぶり、指にはダイヤの指輪を何個もはめて黄色いカーディガンを羽織って・・・一番印象的なのは歯が全部金歯であったことだそうです。

そして夢の中で山口に向かって
「私のかわいいチェルシー。早く大きくなっておくれ。」
そう言っていつもニタニタ笑っていたそうです。

もちろん彼はチェルシーなんて名前ではないし、そんなババアには全く見覚えなんてないといっていました。
子供ながらにも不気味には思っていたそうですが山口も成長するにつれ、その夢は全くみなくなりすっかり忘れていたそうです。
しかし・・・

「昨日また夢に出たんだよ・・・そのババアが・・・」

話によると、ババアは夢の中でこう言ったそうです。

「私のかわいいチェルシーや。大きくなったねぇ。もうすぐ迎えに行くよ。」

私は只の夢だから気にするな、と言ってやりました。
しかし実際のところ彼の凄まじい怯えかたに僕も少し恐怖を感じていました。

学校の最寄の駅に着き、僕らはそこから方向が別なのでそこで別れました。
僕が家に着いた直後、電話がありました。山口からでした。
電話越しの彼はもはや正常ではありませんでした。

彼が落ち着いて話せるようになるまで多少時間がかかりました。
彼は泣いていました。

「さっきババアに会った。」

僕は一瞬で凍り付きました。そんな馬鹿な・・・
彼の話ではババアは夢の中での奴であって・・・

僕と別れた後、彼の乗った電車は満員電車だったそうです。
家の近くの駅に着き、人ごみに押されながら降りた山口のすぐ脇にいたそうです。
夢の中と全く同じ格好で・・・

そして醜く笑みを浮かべて山口に言ったそうです。

「明日迎えに行くよ。チェルシー・・・」

そのままババアは人ごみの中へ消えるようにしていなくなったそうです。
山口は半狂乱のような状態で家にたどり着き、僕に電話したということでした。

正直に言って半分信じられませんでした。
とにかく明日学校で会おう、と言って電話を切りました。

次の日の朝、僕は妙な胸騒ぎを覚えていつもより二時間くらい早く目が覚めました。
そのまま早く学校に行って、山口を待つことにしました。

朝の学校には、ほとんど人がいなく僕はガラーンとした教室でぼんやり外を眺めていました。
そのうち、ぼちぼちと生徒も登校しはじめました。

しかし当の山口はいつまでたっても現れません。だんだん心配になってきた僕は山口の家に電話をしました。しかし山口のおばさんがでて、もう一時間も前に家をでたとのことでした。
だったらもうとっく着いてもいい時間なのに・・・。

結局山口はその日学校には現れませんでした。
その後家族から捜索願が出され、僕も警察で何度も事情聴取されました。

結局ババアのことは誰も信じてくれませんでした。
山口はいまだに行方不明のままです。

僕が本当に恐ろしいと思ったのはここからです。

この話を大学の友達の天野にしたのです。
天野の顔色はみるみる青ざめていきました。

話が全て終わると天野は気を失ったのです。
しばらくして気がついた彼はうわの空でぼそっとつぶやきました。

「そのババア・・・俺の夢にも出てきた。」

ただしチェルシーではなくトムと言っていたそうです。
山口と同じように天野が子供の頃、何度も夢に出てきて。

「私のかわいいトム。早く大きくなっておくれ。」

僕は今度はいつ天野の夢にそのババアが出てくるか心配です。

おしまい


 








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黒板の顔

2010.09.15 (Wed) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

71 名前:sage 投稿日:03/07/09 03:20

私は広島県に住んでまして、今はどうだか知りませんが小学校の夏休み8月6日(原爆投下の日)には集団登校日なるものがありました。
皆で学校に行き原爆の映画などを見せられてた様な感じだったと思います。

小学校3年生の夏休みの集団登校日の事でした。私は近所の友達と一緒に登校してたのですが、その日は遅刻寸前に学校に着いたんですね。

すると教室がやけにザワザワしてたんで
「なんかあったん?」
と聞いたら
「黒板見てみろよ、あの落書きが消えねーんだよ」
と言ってるんですよ。
見たら黒板にすげーでかい顔(?)が書いてあるんです。

ちょっと表現しづらいんですが子供の様な大人の様なはっきりと分ら ないんですが、ぼや~として気味の悪い顔なんですよ。

皮膚のただれたような。。。
普通チョークとかで書いたような線でなくって、手で擦った様な輪郭のはっきりして無い顔でした。

2、3人が黒板けしを持って一生懸命擦ってるんですが消えないらしく一部の女の子たちは気味悪がって泣いてたりしてました。

そうこうしてるうちにチャイムが鳴り先生が教室にやってきました。

先生も教室に入る前から教室の異様な雰囲気を感じたらしく
「なんだ、どうした?」
等と言いながら入ってきました。

先生は黒板を見て、
「うお!?なんだこりゃ」
と言いながら黒板消しを持ってる子から黒板けしを奪い
「誰だ!こんなの書いたやつは」
と怒りながら黒板を一生懸命擦っていました。

「なんだ、消えんじゃないか!誰だ、早く出て来い」
その内、女の子が一人立ち上がり
「私、一番最初に着たんだけど、最初から書いてありました」
と半泣きの声で言ってました。その子はまじめな子だったので先生もみんなもなぜか特に疑わず納得しました。

先生は手で直接擦ったり、爪でカリカリと削ったりしたんですがその顔はまったく消える様子がありませんでした。
クラスの女の子はほとんどシクシク言ってます。

「ちょっと雑巾でやってみるか」
と言い、先生はバケツと雑巾を持って教室から出て行きました。

先生が出て行ってからは教室内は女の子のシクシクだけが聞こえシーンとした状態でした。

急にみんなが一斉に黒板の方を見ました(理由不明)私も同時に見ました。
その為、ガタガタと教室中の机や椅子がズレル音が鳴り響きます。
顔が消えていきます、黒板に吸い込まれるように。

消える間際、その顔は亀裂のような笑みを浮かべ消えていきました。。。

。。。御終い



この話は広島の○浦小学校でのほんとの話です。
文にするとあんまし怖く無いですね。
でも、この小学校卒業生なら大抵知ってる話なので、当時の恐怖を直接聞けるかもしれませんね。


 








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忘れ物

2010.09.14 (Tue) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

940 名前:p 投稿日:03/07/18 01:49





「ナツ!私と一緒に◯◯ホテル行くで!」
「はぁ!?」

いきなり弟の俺とホテルってアンタ。何考えてるんだと。

「何、勘違いしてん!廃墟なん!そのホテル。しらんの?」
「なんで廃墟のホテルに行かんとあかんねん。俺は今忙しいねん」

話を聞くと姉貴は彼氏とその他グループと肝試しに行ったらしいんだが(しかも夕方に)携帯をホテルに忘れてきたらしかった。

彼氏に車で家まで送ってもらい部屋で彼氏にメールしようとした時に気づいたらしい。
「ケンちゃん(姉の彼氏)と、いきゃーえーやん」
「番号覚えてへんもん・・しかもケンちゃん7時からバイトやもん」
「明日、いきゃーええがな!怖いやろ!」
「いやや!明日、学校終わるまで携帯ナシなんか耐えれんもん!」

ちょっと半泣きなので仕方なくめちゃくちゃ文句を言いながら俺は着替えた。
時計を見ると六時。まだ明るいけどライトをバッグに入れて俺のバイクでその廃墟ホテルへ2ケツして向かった。かなりの農道を走ったと思う。

ぶっちゃけ本当に姉貴は天然だ。
大学へ行ってるがドジすぎて親が心配して一人暮らしさせないのもそこにある。

「ここが廃墟ホテル?こんなとこあったんやな」
「アホやなぁ。あんたも地元の人間なら知っときぃ。有名やで?幽霊でるって。」

そげな場所に携帯忘れてくんなと言いたい。
とりあえず玄関の入り口は門が閉まって入れないらしいので裏の厨房の勝手口から入った。

厨房くっせー!
なんやら腐った臭いがする・・・

酒の空き瓶とかコンビニ弁当が散らばって浮浪者が宴会でもした後?のような感じだ。
厨房を抜けるとT字の廊下があり、真っ直ぐ行くとフロント。
左は従業員用の部屋(?)右は階段だ。

「何処に携帯置き忘れたん?ぶっちゃけ俺めっさ怖いねんやー。はよ携帯捕獲して帰ろうで」
「三階の広いベランダで皆で話してた時にイスの上置いたん覚えてるからたぶんそこやと思う。」

俺と姉貴はサッサと階段を上った。
階段の壁に飾られているモナリザの絵がかなり怖かったな。

鳥の羽やら猫の毛らしきものがいっぱい落ちてたし、壁に「後ろを見ろ」とか書いてて恐怖倍増でした。
ホテル内は予想よりは夕日が入り明るい感じだった。

カラスがギャーギャーうるさい。
いろんな事考えてる内に三階へついた。
三階につくと目の前に大きなベランダがあり、机やらイスやら壊れたテレビやらが置かれていた。

「あれ?ない!うちの携帯ない!」
「はぁ?もしかしてケンちゃんの車に忘れたってオチちゃうやろなぁ」
「あ。それかもしれへん」
「ブッコロスよ?」

口論していたが、俺が姉貴の携帯へ電話すれば早かったと気づき俺は電話したんだ。

「チャーララ~♪(ハマアユのマリア)」
向こうから鳴っていた。
とりあえず携帯はホテル内の三階にある事は確信した。
音の鳴る方へ近づく。どうやら309号室。この部屋にあるみたいだ。

「あれ?うちらこの部屋なんか入ってないのに・・」
「その言葉信用できん。天然やからな」

その瞬間俺が姉貴の携帯の着メロが止まった。あれ?留守電なってもーたかな。
と思って自分の携帯を見ると「通話中」と、表示されていた。
俺はパニくったがとりあえず喋ってみた。

「あ、あの!もしもし!?」

「・・・ザァー・・グ・・ウィ・・バ」

わけの分からん雑音しか聞こえない。
俺の直感でこれはヤバイと思った。部屋のドアを開けようとする姉貴を止めた。

「ちょいまって!通話中になってるん!この部屋誰かおるぞ?ヤバイって。」
「え!?浮浪者なんかなぁ?ナツ、携帯取ってきて?姉ちゃん怖いわ」

俺だって怖い。
それに浮浪者なんかじゃない。そんな気がした。俺はヤケクソで部屋を開けた!






え?・・・


誰も・・いない。




そしてニッコリ微笑したピエロのお面の横に携帯があった。
そして姉貴の携帯は油がベットリついていた。ストラップもむしり取られているようだ。

俺が混乱していると部屋の外で待ってる姉貴が悲鳴をあげた。

「ど、ど、どしたん!?」
姉貴はうずくまって震えてなにも答えない。

「どしたんやて!?携帯あったで!?何があったん?」
「あのあの、あのな、白髪のおじいさんが耳ふさいでこっち走ってきたん!ホンマやで!?うち見たもん!叫びながらこっち走ってきたもん!」
「お、お、落ち落ち着き!そんな悲鳴きこえんかった!とりあえず携帯はあったんや!はよ帰るで!?」

ガチガチ歯を鳴らす姉貴を連れて俺は階段を降りた。
正直俺も足ガクガクだ。
なかなか足が言うこと聞いてくれない。一階まで降り厨房のドアを開けようとした時、なぜかフロントを見てしまった。見なきゃよかった。


髪の毛真っ白のおじいさんが首を右、左へ曲げながらこっち見てた・・・・・・・・

もうスローモーションになってた。
自分の行動、姉貴の泣きそうな顔。

アイツはなんか言ってたんだ。
覚えてないのでテキトーになるけどたぶんこう言ってた。

(スゥ、スゥ、スゥ、ネエ。ネエ)

喉に穴あいた感じだった。

「あ゛ぁぁああ!!!」
俺と姉貴は絶叫し、一目散に帰宅した。

それから姉貴の携帯には非通知で無言電話が週一日くらいで掛かる。(現在は解約してますが)

あのホテルはまだあります。
本当に地元じゃ有名な霊のホテルと言われています。横にトンネルがあるので知っている人もいるかも。

霊感があり怖いものしらずな先輩も
「あそこだけはよう行かん。」
と言うくらいでした。

長文スマソー


 








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