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掲示板
2011.02.21 (Mon) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
43 名前:ポカ金 投稿日:03/09/16 01:41
インターネットを回覧している夢を見た。
掲示板を見ていて書き込もうとした時なぜか目が覚めてしまった。
しばらく寝ようとしてたけどすでに目がさえてしまっていたし暗かったけどもう夜明けまであまり間もないのでパソコンで時間をつぶすことにした。
掲示板を見ていていろいろ書き込んでたんだけど時間が早くてレスがつかない、つまんないから使われてなさそうなスレさがして自作自演で荒らし・煽りをしていたらいつのまにかレスがつくようになった。
そのレスは俺の荒らしについてとても丁寧で適切な返し方をしてくれたので俺は
「ああ、なんか俺ってバカなことしてんなぁ、こうゆうマナーのいい人に失礼だなぁ」
と思ってその人に事情を話してあやまった。
その人はすぐにレスしてくれて何回かレスしてるうちに共通の趣味とか見つかって気が合うみたいなんでチャット状態で掲示板をつかっていたんだけど俺がうっかりスレをageちゃったんだ。
そしたら
「ふざけんじゃねえよageんなよ、ぶっ殺すぞ、他の奴がきちゃうだろ!」
って言ってきた、まぁ俺が悪いんだけどなんか頭にきてそいつとの会話を終わらせたくなった。
寝るんで抜けますって書き込んで返事を待った、しばらくして返事が来た。
ごめん気分悪くした?とかもうちょっと話そうよ、とか必死に俺をそこにつなぎとめておきたいらしかった
なんか気持ちわりー奴だなー最初はいい奴だと思ったのに・・・
と思いつつそのまま終わりにして電源をきった
ちょっと眠くなったので寝ようとしたら外で人の話し声が聞こえる
んだよ、こんな早い時間に外で話してんじゃねぇよって思って気にしないで寝ようとしたんだけど、なんか声が耳について離れないしやけに話声が途切れずに聞こえてくる。
気になったので聞いてみた、そしたらそいつはさっき俺が書き込みしていた文をそっくりそのまま読んでいた。
怖くなって暑いけど聞こえないように窓をしめた、でもまだ聞こえる。
もう少しで俺が回線切って終わりにしたところだ、もう終わるな。
外の奴がすべてを話し終わってほっとしていた時俺のいる部屋の中で声がした。
「あやまったじゃん、なんでみんな僕を見捨てるの?」
って聞こえた、なぜか怖いとかじゃなくて泣きたいような気持ちになった。
夢だったのかもしれないけど実際に俺の記憶に残ってる出来事です。
インターネットを回覧している夢を見た。
掲示板を見ていて書き込もうとした時なぜか目が覚めてしまった。
しばらく寝ようとしてたけどすでに目がさえてしまっていたし暗かったけどもう夜明けまであまり間もないのでパソコンで時間をつぶすことにした。
掲示板を見ていていろいろ書き込んでたんだけど時間が早くてレスがつかない、つまんないから使われてなさそうなスレさがして自作自演で荒らし・煽りをしていたらいつのまにかレスがつくようになった。
そのレスは俺の荒らしについてとても丁寧で適切な返し方をしてくれたので俺は
「ああ、なんか俺ってバカなことしてんなぁ、こうゆうマナーのいい人に失礼だなぁ」
と思ってその人に事情を話してあやまった。
その人はすぐにレスしてくれて何回かレスしてるうちに共通の趣味とか見つかって気が合うみたいなんでチャット状態で掲示板をつかっていたんだけど俺がうっかりスレをageちゃったんだ。
そしたら
「ふざけんじゃねえよageんなよ、ぶっ殺すぞ、他の奴がきちゃうだろ!」
って言ってきた、まぁ俺が悪いんだけどなんか頭にきてそいつとの会話を終わらせたくなった。
寝るんで抜けますって書き込んで返事を待った、しばらくして返事が来た。
ごめん気分悪くした?とかもうちょっと話そうよ、とか必死に俺をそこにつなぎとめておきたいらしかった
なんか気持ちわりー奴だなー最初はいい奴だと思ったのに・・・
と思いつつそのまま終わりにして電源をきった
ちょっと眠くなったので寝ようとしたら外で人の話し声が聞こえる
んだよ、こんな早い時間に外で話してんじゃねぇよって思って気にしないで寝ようとしたんだけど、なんか声が耳について離れないしやけに話声が途切れずに聞こえてくる。
気になったので聞いてみた、そしたらそいつはさっき俺が書き込みしていた文をそっくりそのまま読んでいた。
怖くなって暑いけど聞こえないように窓をしめた、でもまだ聞こえる。
もう少しで俺が回線切って終わりにしたところだ、もう終わるな。
外の奴がすべてを話し終わってほっとしていた時俺のいる部屋の中で声がした。
「あやまったじゃん、なんでみんな僕を見捨てるの?」
って聞こえた、なぜか怖いとかじゃなくて泣きたいような気持ちになった。
夢だったのかもしれないけど実際に俺の記憶に残ってる出来事です。
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別の世界へ行く方法
2011.02.20 (Sun) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
484 名前:別の世界へ行く方法 投稿日:03/09/13 02:47
私が小学生だったの頃の話しです。
私達の遊び場の一つに、神社公園という所がありました。
単に神社の隣に公園があるというだけです。
他にも遊び場はありますが、たまに神社公園に行くという感じですね。
ある日、私達はいつものように神社公園で遊んでいました。
いつもと違う事は、昼間でもほとんど人がいないのですが、その日はおばさんが石段の所に腰をかけて、私達の遊ぶ風景を観察していました。
私達も少し気になっていたのか、遊びながらチラチラとおばさんの方を見ていました。
少し疲れた私達は、石畳の所に座ってペチャクチャと話していました。
そこにおばさんが近付いて言いました。
「今はいないけど、私にもあんた達ぐらいの子供がいたんだよ」
しばらく会話をした後、おばさんは笑顔でこう言いました。
「面白い遊びを教えてあげようか」
正直、私達は興味がなかったのですが、断るのも悪いので教えてもらう事にしました。
「別の世界へ行ける方法」
おばさんはこう言いました。
私達は子供でしたが、さすがにそれは信じられません。
私達は少し小馬鹿にした感じで、その方法を聞きました。
「皆で手をつないで目を閉じ、ある呪文を繰り返せばいい」
私はこのおばさんは私達が実際に、それを試して嘘だと分かったらどうするのだろうと思いました。
「で、その呪文はどういうの?」
と誰かが聞きました。
「すしろこいしろのいくしに」
とおばさんは言いました。
急におばさんの声が脅すような低い声に変わりました。
「別の世界と言っても、楽しい世界ではない」
私はその時に分かりました。おばさんは私達を怖がらせようとしてるなと・・。
おばさんは別の世界について説明しました。
「あの世界では、恐ろしき者に追い掛けられる」
「恐ろしき者は、お前達が怯えれば強くなり、お前達が強気ならば弱くなる」
「痛みなども本当のように感じるし、夢のようには逃げられない」
「帰る為には、全員が揃って呪文を唱えなければならない」
「「しおぬけ」と皆で手を繋いで唱え続けなさい」
初めは半信半疑だった私達も、おばさんの話しが本当なのではと思い始めました。
そして、そんな怖い所へは行きたくないという気持ちがありましたが、同時に試してみたいという、強い好奇心がありました。
しばらく相談した結果、私達は実際にやってみる事にしました。
おばさんはもう一つ、注意を付け加えました。
「目を閉じていなければならない、一人でも目を開けていると恐ろしい目にあう」
私は恐ろしい目とはどんな事なのだろうと思いました。
そして私達6人は直線に並んで、手を繋ぎ目を閉じ
「すしろこいしろのいくしに」
と唱え続けました。
・・・・・しかし、ずっと唱えているのに、何も起きません。
なんだ、やっぱり嘘か~、と私達は笑いながら目を開けました。
既におばさんはいませんでした。
「あ、嘘をついて逃げたんだ~」
と私達は話しました。
私達は騙されたのですが、楽しかったので満足した感じでした。
しかし一人だけ暗い顔つきをしています。
「A君、どうしたの?」
と誰かが訪ねました。
Aは言いました
「実は薄目を開けていたんだけど、おばさんの顔が怖かった・・・」
さらに詳しく聞くと、おばさんは私達1人1人顔に近付いて、順番に睨んでいたそうです。
Aの順番になって、Aは怖くて目をつぶったので、立ち去る姿は見ていないとの事でした。
「・・・・・・」
私達は何か後味悪い雰囲気に包まれました。
すでに日は落ちて来て、神社は薄暗くなっています。
「もう帰ろうか」
と、その時です。
ザザザザザと林の方から人が走ってきます。
「こっちに来る!」
私達は一目散に自転車に乗って逃げました。
その後は何もなかったのですが、あの公園では遊ばなくなりました。
しかし私は一度だけ行きました。高校生だった頃です。
友達と学校をサボって映画を見に行った帰りでした。
昼の暑い時間帯は過ぎたのですが、まだ蒸し暑かったです。
ちょうど、その公園の近くに通りかかった私と友人は、近くの自動販売機でジュースを買って、木陰のベンチに座りながら映画の話しをしていました。
そこで私はこの事を思い出し、その友人に話して聞かせました。
友人は自主制作映画を作ろうとしてて、そのテーマはホラー映画だったので、興味をしめしました。
友人はこの神社公園は使えるなといい、あちらこちらを歩きながら見てました。
友人が林の方に入って行ったので、私も立ち上がって追い掛けました。
林の中は日も入らず涼しかったので、心地よかったです。
そこで始めて知ったのですが、地蔵が3体程並んでいる場所がありました。
私はしばらく地蔵を眺めていました、その時、友人が言いました。
「おい、この神社ってなんなんだ?気持ち悪いぞ。」
え?と私が友人の視線の先を追うと、そこには周りの木よりも、ふた回り大きな木がありました。
その木には藁人形が6体も並んで、釘で打ち付けてありました。
「こんな所、早く出ようぜ」
友人は言いました。
私達はそのまま神社を出て、他の人の多い場所に行きました。
長くなりましたが、以上です。
しかし、あのおばさんは何がしたかったのでしょうか?
私が小学生だったの頃の話しです。
私達の遊び場の一つに、神社公園という所がありました。
単に神社の隣に公園があるというだけです。
他にも遊び場はありますが、たまに神社公園に行くという感じですね。
ある日、私達はいつものように神社公園で遊んでいました。
いつもと違う事は、昼間でもほとんど人がいないのですが、その日はおばさんが石段の所に腰をかけて、私達の遊ぶ風景を観察していました。
私達も少し気になっていたのか、遊びながらチラチラとおばさんの方を見ていました。
少し疲れた私達は、石畳の所に座ってペチャクチャと話していました。
そこにおばさんが近付いて言いました。
「今はいないけど、私にもあんた達ぐらいの子供がいたんだよ」
しばらく会話をした後、おばさんは笑顔でこう言いました。
「面白い遊びを教えてあげようか」
正直、私達は興味がなかったのですが、断るのも悪いので教えてもらう事にしました。
「別の世界へ行ける方法」
おばさんはこう言いました。
私達は子供でしたが、さすがにそれは信じられません。
私達は少し小馬鹿にした感じで、その方法を聞きました。
「皆で手をつないで目を閉じ、ある呪文を繰り返せばいい」
私はこのおばさんは私達が実際に、それを試して嘘だと分かったらどうするのだろうと思いました。
「で、その呪文はどういうの?」
と誰かが聞きました。
「すしろこいしろのいくしに」
とおばさんは言いました。
急におばさんの声が脅すような低い声に変わりました。
「別の世界と言っても、楽しい世界ではない」
私はその時に分かりました。おばさんは私達を怖がらせようとしてるなと・・。
おばさんは別の世界について説明しました。
「あの世界では、恐ろしき者に追い掛けられる」
「恐ろしき者は、お前達が怯えれば強くなり、お前達が強気ならば弱くなる」
「痛みなども本当のように感じるし、夢のようには逃げられない」
「帰る為には、全員が揃って呪文を唱えなければならない」
「「しおぬけ」と皆で手を繋いで唱え続けなさい」
初めは半信半疑だった私達も、おばさんの話しが本当なのではと思い始めました。
そして、そんな怖い所へは行きたくないという気持ちがありましたが、同時に試してみたいという、強い好奇心がありました。
しばらく相談した結果、私達は実際にやってみる事にしました。
おばさんはもう一つ、注意を付け加えました。
「目を閉じていなければならない、一人でも目を開けていると恐ろしい目にあう」
私は恐ろしい目とはどんな事なのだろうと思いました。
そして私達6人は直線に並んで、手を繋ぎ目を閉じ
「すしろこいしろのいくしに」
と唱え続けました。
・・・・・しかし、ずっと唱えているのに、何も起きません。
なんだ、やっぱり嘘か~、と私達は笑いながら目を開けました。
既におばさんはいませんでした。
「あ、嘘をついて逃げたんだ~」
と私達は話しました。
私達は騙されたのですが、楽しかったので満足した感じでした。
しかし一人だけ暗い顔つきをしています。
「A君、どうしたの?」
と誰かが訪ねました。
Aは言いました
「実は薄目を開けていたんだけど、おばさんの顔が怖かった・・・」
さらに詳しく聞くと、おばさんは私達1人1人顔に近付いて、順番に睨んでいたそうです。
Aの順番になって、Aは怖くて目をつぶったので、立ち去る姿は見ていないとの事でした。
「・・・・・・」
私達は何か後味悪い雰囲気に包まれました。
すでに日は落ちて来て、神社は薄暗くなっています。
「もう帰ろうか」
と、その時です。
ザザザザザと林の方から人が走ってきます。
「こっちに来る!」
私達は一目散に自転車に乗って逃げました。
その後は何もなかったのですが、あの公園では遊ばなくなりました。
しかし私は一度だけ行きました。高校生だった頃です。
友達と学校をサボって映画を見に行った帰りでした。
昼の暑い時間帯は過ぎたのですが、まだ蒸し暑かったです。
ちょうど、その公園の近くに通りかかった私と友人は、近くの自動販売機でジュースを買って、木陰のベンチに座りながら映画の話しをしていました。
そこで私はこの事を思い出し、その友人に話して聞かせました。
友人は自主制作映画を作ろうとしてて、そのテーマはホラー映画だったので、興味をしめしました。
友人はこの神社公園は使えるなといい、あちらこちらを歩きながら見てました。
友人が林の方に入って行ったので、私も立ち上がって追い掛けました。
林の中は日も入らず涼しかったので、心地よかったです。
そこで始めて知ったのですが、地蔵が3体程並んでいる場所がありました。
私はしばらく地蔵を眺めていました、その時、友人が言いました。
「おい、この神社ってなんなんだ?気持ち悪いぞ。」
え?と私が友人の視線の先を追うと、そこには周りの木よりも、ふた回り大きな木がありました。
その木には藁人形が6体も並んで、釘で打ち付けてありました。
「こんな所、早く出ようぜ」
友人は言いました。
私達はそのまま神社を出て、他の人の多い場所に行きました。
長くなりましたが、以上です。
しかし、あのおばさんは何がしたかったのでしょうか?
女神
2011.02.20 (Sun) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
ある年の春、Y子は女子高生になりました。
入学式から数週間たちましたが、人見知りをする性格のために友達はまだ一人もいません。
そんなある日、Y子の携帯電話に、知らないアドレスからメールが届きました。メールには、
「この画像を待受にして願いをかけると、必ず叶うよ」
という文章と一緒に、こちらに背中を向ける女神の画像が添付されていました。
冗談だろうと思いましたが、人目見てその女神の画像を気に入ったY子は、早速待受に設定しました。
それから冗談半分で、願い事をかけてみました。
「友達がいっぱい、たくさん出来ますように」
翌日。教室に入ったY子の周りに、同級生達が集まってきました。
「Y子ちゃん! それ、LIPSのキーホルダーでしょ?」
Y子の鞄には、女子達の間で話題になっていた、LIPSというブランドのキーホルダーが付いていました。
「可愛いい! Y子ちゃんもLIPS好きだったんだぁ。今度一緒に買い物行こうよ」
願いが本当に叶った!
驚きと同時に、Y子の胸の中は嬉しさで一杯になりました。
(でも……あたし、なんでLIPSのキーホルダーを持ってるんだろ?)
Y子は不思議に思いながら、鞄のキーホルダーを見つめました。買った覚えも、鞄に付けた記憶もなかったのです。
その時、Y子の携帯電話が一通のメールを受信しました。送り主は、知らないアドレスです。
開いてみたY子の目は、そのメールの添付画像を見た瞬間、驚きで見開かれました。
そこには、何処かの店内で、LIPSのキーホルダーを万引きするY子の姿が写っていたのです。
(え!? あたし……こんな事してないよ)
誰かの悪質な悪戯だと思い、Y子はメールを削除しました。
それからもY子は、待受画像の女神に願いをかけました。
テストで良い点がとれますように。
××のライブのチケットが手に入りますように。
K先輩と付き合えますように……
願い事はどれも必ず叶いました。ですが、願いが叶う度に、Y子の携帯電話に知らないアドレスから画像添付のメールが届きました。
添付された写真には何らかの犯罪を犯すY子の姿が写っており、K先輩の恋人になる望みが叶った時には、先輩の前の彼女を階段から突き飛ばすY子の写真が。
先輩が前の彼女に別れを告げられた理由が、度重なる嫌がらせと、何者かに重傷を負わされて怖くなったからだという事をY子は先輩から聞いた事があります。
でも、自分はこんな酷い事していない。Y子はただの悪戯だと、気にしない事にしました。
数日後。Y子は困っていました。
次の日友達と遊びに行く約束をしていたのですが、お金がないのです。
困り果てたY子は、いつものように携帯電話を開き、女神にお願いしました。
「お金が欲しい」
そう願った瞬間、Y子の意識がなくなりました。
ハッと気付いた時、Y子は部屋の真ん中で、一万円札を握り締めたまま立っていました。
(今……何が……?)
呆然としていると、手に持っていた携帯電話からメール受信のメロディが鳴りました。
届いたのは、やはり例のメールです。今度の写真には、居間で母親の財布からお札を抜き取るY子の姿。
Y子は動揺しました。まさか、今まで送られたメールの写真に写っていたのは、本当に自分がした事だったのか?
一万円札を見て、Y子はどうしようか迷いましたが、盗みを知られた時の事を考えただけで恐ろしくなり、返しに行かない事にしました。母親に何を言われても知らないふりをしていよう。
そう決めて、Y子は机から自分の財布を出しました。ところが、
「Y子ちゃん、ママの財布いじった?」
部屋に母親が入ってきたのです。盗んだ一万円札を財布にしまおうとしているY子の姿は、ちょうど母親の目の前に。
「あなた……何て事……親の財布からお金を盗むなんて!!」
母親がY子の頬を叩く、乾いた音が響きました。
Y子は叩かれたショックで気が動転し、思わず叫びました。
「うるさい! あたしの前から消えろ!!」
ハッと気付いた時、Y子は部屋の真ん中に立っていました。
部屋の床には血の海が広がり、Y子は手に血だらけの鋏を持っている。
そして目の前では、腹部から血を流した母親が事切れていました。
「何……これ……」
メールの受信を知らせるメロディが、背後から聞こえました。Y子はさっき、財布を机の引き出しから出す時、携帯電話を開きっ放しで机上に置いていたのです。
呆然としたまま、操られる様にY子は携帯電話を操作しました。知らない送り主からの画像添付メール。メールを開くと、
「いやぁあああ――ッ!!」
Y子は絶叫しました。写真には、母親を鋏で刺し殺すY子が写っていたのです。
「いやぁあああ、何なのよおぉ、これはあぁっ!!」
恐慌に陥ったY子は画面を待受に戻し、
「消して!! 消して!! 何もかもあたしの前から消してえぇっ!!」
泣き喚きながらY子は背中を向ける女神に叫びました。その時です。
画面から、まるで水面から出てくる様に、青白い手が伸びてきました。手はY子の喉を鷲掴みにすると、凄い力で絞め付けました。
床に落ちた携帯電話の画面が明るく発光しました。
Y子が死んでから一時間。部屋は暗くなっており、動くものは何もありません。
誰も操作していないのに再び点灯した待受画面に、異変が現れました。
相変わらず背中を見せていた女神が、ゆっくりと、ゆっくりと振り向き始めたのです。
やがて、完全に振り向いた女神の顔は、爛々と目が光り、牙の生えた口が耳元まで裂けた恐ろしい形相でした。
女神は、すぐ傍で息絶えているY子を嘲る様に、哄笑を上げました。
「あーひゃっひゃっひゃひゃひゃっ、あーひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ……」
な、長かった…;
以前、漫画雑誌で見た都市伝説です。知ってる人結構いるかな?
(暗さんからの投稿です。ありがとうございました)
入学式から数週間たちましたが、人見知りをする性格のために友達はまだ一人もいません。
そんなある日、Y子の携帯電話に、知らないアドレスからメールが届きました。メールには、
「この画像を待受にして願いをかけると、必ず叶うよ」
という文章と一緒に、こちらに背中を向ける女神の画像が添付されていました。
冗談だろうと思いましたが、人目見てその女神の画像を気に入ったY子は、早速待受に設定しました。
それから冗談半分で、願い事をかけてみました。
「友達がいっぱい、たくさん出来ますように」
翌日。教室に入ったY子の周りに、同級生達が集まってきました。
「Y子ちゃん! それ、LIPSのキーホルダーでしょ?」
Y子の鞄には、女子達の間で話題になっていた、LIPSというブランドのキーホルダーが付いていました。
「可愛いい! Y子ちゃんもLIPS好きだったんだぁ。今度一緒に買い物行こうよ」
願いが本当に叶った!
驚きと同時に、Y子の胸の中は嬉しさで一杯になりました。
(でも……あたし、なんでLIPSのキーホルダーを持ってるんだろ?)
Y子は不思議に思いながら、鞄のキーホルダーを見つめました。買った覚えも、鞄に付けた記憶もなかったのです。
その時、Y子の携帯電話が一通のメールを受信しました。送り主は、知らないアドレスです。
開いてみたY子の目は、そのメールの添付画像を見た瞬間、驚きで見開かれました。
そこには、何処かの店内で、LIPSのキーホルダーを万引きするY子の姿が写っていたのです。
(え!? あたし……こんな事してないよ)
誰かの悪質な悪戯だと思い、Y子はメールを削除しました。
それからもY子は、待受画像の女神に願いをかけました。
テストで良い点がとれますように。
××のライブのチケットが手に入りますように。
K先輩と付き合えますように……
願い事はどれも必ず叶いました。ですが、願いが叶う度に、Y子の携帯電話に知らないアドレスから画像添付のメールが届きました。
添付された写真には何らかの犯罪を犯すY子の姿が写っており、K先輩の恋人になる望みが叶った時には、先輩の前の彼女を階段から突き飛ばすY子の写真が。
先輩が前の彼女に別れを告げられた理由が、度重なる嫌がらせと、何者かに重傷を負わされて怖くなったからだという事をY子は先輩から聞いた事があります。
でも、自分はこんな酷い事していない。Y子はただの悪戯だと、気にしない事にしました。
数日後。Y子は困っていました。
次の日友達と遊びに行く約束をしていたのですが、お金がないのです。
困り果てたY子は、いつものように携帯電話を開き、女神にお願いしました。
「お金が欲しい」
そう願った瞬間、Y子の意識がなくなりました。
ハッと気付いた時、Y子は部屋の真ん中で、一万円札を握り締めたまま立っていました。
(今……何が……?)
呆然としていると、手に持っていた携帯電話からメール受信のメロディが鳴りました。
届いたのは、やはり例のメールです。今度の写真には、居間で母親の財布からお札を抜き取るY子の姿。
Y子は動揺しました。まさか、今まで送られたメールの写真に写っていたのは、本当に自分がした事だったのか?
一万円札を見て、Y子はどうしようか迷いましたが、盗みを知られた時の事を考えただけで恐ろしくなり、返しに行かない事にしました。母親に何を言われても知らないふりをしていよう。
そう決めて、Y子は机から自分の財布を出しました。ところが、
「Y子ちゃん、ママの財布いじった?」
部屋に母親が入ってきたのです。盗んだ一万円札を財布にしまおうとしているY子の姿は、ちょうど母親の目の前に。
「あなた……何て事……親の財布からお金を盗むなんて!!」
母親がY子の頬を叩く、乾いた音が響きました。
Y子は叩かれたショックで気が動転し、思わず叫びました。
「うるさい! あたしの前から消えろ!!」
ハッと気付いた時、Y子は部屋の真ん中に立っていました。
部屋の床には血の海が広がり、Y子は手に血だらけの鋏を持っている。
そして目の前では、腹部から血を流した母親が事切れていました。
「何……これ……」
メールの受信を知らせるメロディが、背後から聞こえました。Y子はさっき、財布を机の引き出しから出す時、携帯電話を開きっ放しで机上に置いていたのです。
呆然としたまま、操られる様にY子は携帯電話を操作しました。知らない送り主からの画像添付メール。メールを開くと、
「いやぁあああ――ッ!!」
Y子は絶叫しました。写真には、母親を鋏で刺し殺すY子が写っていたのです。
「いやぁあああ、何なのよおぉ、これはあぁっ!!」
恐慌に陥ったY子は画面を待受に戻し、
「消して!! 消して!! 何もかもあたしの前から消してえぇっ!!」
泣き喚きながらY子は背中を向ける女神に叫びました。その時です。
画面から、まるで水面から出てくる様に、青白い手が伸びてきました。手はY子の喉を鷲掴みにすると、凄い力で絞め付けました。
床に落ちた携帯電話の画面が明るく発光しました。
Y子が死んでから一時間。部屋は暗くなっており、動くものは何もありません。
誰も操作していないのに再び点灯した待受画面に、異変が現れました。
相変わらず背中を見せていた女神が、ゆっくりと、ゆっくりと振り向き始めたのです。
やがて、完全に振り向いた女神の顔は、爛々と目が光り、牙の生えた口が耳元まで裂けた恐ろしい形相でした。
女神は、すぐ傍で息絶えているY子を嘲る様に、哄笑を上げました。
「あーひゃっひゃっひゃひゃひゃっ、あーひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ……」
な、長かった…;
以前、漫画雑誌で見た都市伝説です。知ってる人結構いるかな?
(暗さんからの投稿です。ありがとうございました)
二人の子供
2011.02.19 (Sat) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
431 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/09/12 23:51
つい最近起きた出来事なんですが、ちょうど予備校から帰る途中でした。
夜遅くまで自習室にこもっていたので早く帰ろうと思っていました。
そしていつもどうり電車に乗り最寄駅に到着し、自転車に乗り始めたところいつもとは様子が違う事に気付き、なんかやだなーお化けとかでんじゃないかなーなどと考えていました。
走っていると前から小学生の男の子が二人走ってきました。
こんな夜中(だいたい10:30くらい)におかしいなとは思いましたが、最近の小学生は塾に通ってたりもするもんなーとか思ったりしてあまり不思議には感じませんでした。
しかしよく見るとその小学生は動きが変でした。
なんというかこう操り人形みたいな感じでカクンカクンとゆれながらはしってきたので、おもわず怖くなって目をそらしました。すると後ろのほうで声がしているのに気がつきました。
なんか無機質な感じの声で
「た…か…ん…に…」
といっていたような気がします。
もうなんだかわけがわからなくなりながらも夢中でこいでいきました。
いつも通る小学校の前に差し掛かるとなにやらニ階の窓ガラスに人影が見えたのでまたかと思い目をそらしました。
すると後ろからまた声みたいのが聞こえてきました。
「ま…て…う…か…る・・」
といった感じだったような気がします。
さっきとはちょっと違った感じの声でした。
なんと言うか女の子っぽい感じというかトーンの高い感じの声でした。
家まで後少しだったので振り返らず急いで帰りました。
家に到着すると、もう遅いのですぐ寝る事にしました。その日はよく眠れました。
ぐっすりとふかく。すると夢の中で小学校の頃友達がその当時のまま現れました。
僕は何気なく遊んでいると後ろのほうからまた声が聞こえてきました今度ははっきりと聞こえました。
「楽しかったね、今度はなにする?」
と、男の子の声がしました。
するとこんどは
「まって、今日は用事があるからかえるね」
と女の子の声がしました。
そしてこの言葉を聞いたとたん青ざめて起きてしまいました。
起きるともう既に朝でした。その時思い出したのですが、その男のこの声というのは僕の兄貴の声でした、同じ小学校で年子だったのでいつも遊んでいました。
女の子の声は幼馴染の子でした。
兄はその子の事が大好きだったので、いつも僕にその子の事を話してくれました。
しかし小学五年生のとき兄は駅に行こうとしているところをトラックにはねられました。即死でした。
そしてそのまま月日がたち僕が高校3年そう、ついこの間その幼馴染のと予備校で再会し、付き合うようになりました。
ぼくはこの事を思い出したので、怖くなり幼馴染の彼女に携帯に電話をかける事にしましたがいっこうにでなかったので自宅に電話しました。するとまだ帰ってこないらしいんです。
そのまま数日が過ぎ、ちょうど九月四日そうつい9日くらいまえです。彼女が帰ってきたらしいんです。
でもなぜ帰ってこなかったのかはしゃべってくれなかったそうです。
僕もその事について尋ねました。
すると彼女は黙ってうつむいたまま声を出しました。
なにやら無機質の声で
「も…、にげな…で…」
といっていたようですが、僕は怖くなり彼女の家を飛び出して家に帰ってきました。
それからというもの彼女とは連絡を取っていません。
予備校では今日も彼女は欠席していました。
今度勇気を出して電話してみようと思いますが…
つい最近起きた出来事なんですが、ちょうど予備校から帰る途中でした。
夜遅くまで自習室にこもっていたので早く帰ろうと思っていました。
そしていつもどうり電車に乗り最寄駅に到着し、自転車に乗り始めたところいつもとは様子が違う事に気付き、なんかやだなーお化けとかでんじゃないかなーなどと考えていました。
走っていると前から小学生の男の子が二人走ってきました。
こんな夜中(だいたい10:30くらい)におかしいなとは思いましたが、最近の小学生は塾に通ってたりもするもんなーとか思ったりしてあまり不思議には感じませんでした。
しかしよく見るとその小学生は動きが変でした。
なんというかこう操り人形みたいな感じでカクンカクンとゆれながらはしってきたので、おもわず怖くなって目をそらしました。すると後ろのほうで声がしているのに気がつきました。
なんか無機質な感じの声で
「た…か…ん…に…」
といっていたような気がします。
もうなんだかわけがわからなくなりながらも夢中でこいでいきました。
いつも通る小学校の前に差し掛かるとなにやらニ階の窓ガラスに人影が見えたのでまたかと思い目をそらしました。
すると後ろからまた声みたいのが聞こえてきました。
「ま…て…う…か…る・・」
といった感じだったような気がします。
さっきとはちょっと違った感じの声でした。
なんと言うか女の子っぽい感じというかトーンの高い感じの声でした。
家まで後少しだったので振り返らず急いで帰りました。
家に到着すると、もう遅いのですぐ寝る事にしました。その日はよく眠れました。
ぐっすりとふかく。すると夢の中で小学校の頃友達がその当時のまま現れました。
僕は何気なく遊んでいると後ろのほうからまた声が聞こえてきました今度ははっきりと聞こえました。
「楽しかったね、今度はなにする?」
と、男の子の声がしました。
するとこんどは
「まって、今日は用事があるからかえるね」
と女の子の声がしました。
そしてこの言葉を聞いたとたん青ざめて起きてしまいました。
起きるともう既に朝でした。その時思い出したのですが、その男のこの声というのは僕の兄貴の声でした、同じ小学校で年子だったのでいつも遊んでいました。
女の子の声は幼馴染の子でした。
兄はその子の事が大好きだったので、いつも僕にその子の事を話してくれました。
しかし小学五年生のとき兄は駅に行こうとしているところをトラックにはねられました。即死でした。
そしてそのまま月日がたち僕が高校3年そう、ついこの間その幼馴染のと予備校で再会し、付き合うようになりました。
ぼくはこの事を思い出したので、怖くなり幼馴染の彼女に携帯に電話をかける事にしましたがいっこうにでなかったので自宅に電話しました。するとまだ帰ってこないらしいんです。
そのまま数日が過ぎ、ちょうど九月四日そうつい9日くらいまえです。彼女が帰ってきたらしいんです。
でもなぜ帰ってこなかったのかはしゃべってくれなかったそうです。
僕もその事について尋ねました。
すると彼女は黙ってうつむいたまま声を出しました。
なにやら無機質の声で
「も…、にげな…で…」
といっていたようですが、僕は怖くなり彼女の家を飛び出して家に帰ってきました。
それからというもの彼女とは連絡を取っていません。
予備校では今日も彼女は欠席していました。
今度勇気を出して電話してみようと思いますが…
赤い蝋燭
2011.02.19 (Sat) | Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象
K県のとある建物にまつわる噂です。
そこは割りと人の通る道に面した三階建ての建物で、お世辞にも綺麗とは言えません。
隣にはガソリンスタンドがありましたが、数年前に潰れてしまい、今は空き地になっています。
廊下と呼べるほどのものはなく、各階に扉は一つしかありません。
それぞれとある業者が入っているらしいのですが、名前も聞いた事のないようなもので、営業しているのかすら解りません。
そんな建物にも、エレベーターが一基備わっています。
手前の階段を通り過ぎると、すぐにそれは見えてきます。中はとても狭く、大人三人が精一杯といった感じです。
そのエレベーターで、別の世界に行けるらしいです。
黄昏時に、真っ赤な蝋燭を持ってそのエレベーターに乗ります。
すると、ある筈のないボタンが増えていると言うのです。
そのボタンを押すと、赤い蝋燭に勝手に火が灯ります。
エレベーターの扉が開くと、その先には真っ暗な空間があり、一歩踏み出すと無数の灯りがポツポツと灯り始めます。
それは全て蝋燭の灯りです。長さや太さ、火の勢いはそれぞれ違っており、一つ一つに名前が記されています。
つまり、あの有名な、人間の命の残量を示す蝋燭がある所に行けるのです。
数え切れないほどの蝋燭の中から自分のを見つけると、蝋燭の間にいる管理人と呼ばれる者が現れます。
管理人は真っ黒いフード付きの服を着た盲目の男だとも、骸骨姿の死神だとも言われています。
その者は到底人間とは思えない様なおぞましい声で、
「生贄は何処だ」
と問うそうです。
そしたら、ただ無言で持ってきた赤い蝋燭を差し出します。
すると管理人は一度だけ、赤い蝋燭と引き換えに、他人と自分の蝋燭を取り替える権利をくれます。
自分のより太く、長く、火の勢いが強い蝋燭を選べば延命出来ます。
ですが、終始口を開いてはいけません。一言でも喋れば、あっという間に首を狩られてしまいます。
この部分には他にも、
・赤い蝋燭と自分の蝋燭を取り替えられる。
・赤い蝋燭で自分の蝋燭の火力を調節し、蝋燭の溶ける速度を抑えられる。
・管理人から新品の蝋燭を貰う事ができ、赤い蝋燭から好きなだけ火を移せる。
などがあります。
でも、自分の蝋燭を探すのには制限時間があります。
黄昏から、夕陽が完全に沈むまでの短い時間です。その間に何千、何万本という蝋燭の中から自分のを見つけなければいけないのです。
時間が来ると、エレベーターの扉がひとりでに閉まり、一階へと戻っていきます。
蝋燭を見つけられなくても、その時までに再びエレベーターに乗れば戻れますが、そうすると寿命は赤い蝋燭のものになってしまいます。
もし乗れなかった場合、エレベーターの扉が閉まると同時に蝋燭の灯りも全て消え、自分でも気付かない内に管理人に首を狩られてしまいます。
管理人の出てこない別の説では、永久にその空間を彷徨う事になります。
時折、陽が沈んでから無人のエレベーターが一階に来たり、エレベーター内に真新しい赤い蝋が落ちている事があるそうです。
(※暗さんからの投稿です。ありがとうございました。)
そこは割りと人の通る道に面した三階建ての建物で、お世辞にも綺麗とは言えません。
隣にはガソリンスタンドがありましたが、数年前に潰れてしまい、今は空き地になっています。
廊下と呼べるほどのものはなく、各階に扉は一つしかありません。
それぞれとある業者が入っているらしいのですが、名前も聞いた事のないようなもので、営業しているのかすら解りません。
そんな建物にも、エレベーターが一基備わっています。
手前の階段を通り過ぎると、すぐにそれは見えてきます。中はとても狭く、大人三人が精一杯といった感じです。
そのエレベーターで、別の世界に行けるらしいです。
黄昏時に、真っ赤な蝋燭を持ってそのエレベーターに乗ります。
すると、ある筈のないボタンが増えていると言うのです。
そのボタンを押すと、赤い蝋燭に勝手に火が灯ります。
エレベーターの扉が開くと、その先には真っ暗な空間があり、一歩踏み出すと無数の灯りがポツポツと灯り始めます。
それは全て蝋燭の灯りです。長さや太さ、火の勢いはそれぞれ違っており、一つ一つに名前が記されています。
つまり、あの有名な、人間の命の残量を示す蝋燭がある所に行けるのです。
数え切れないほどの蝋燭の中から自分のを見つけると、蝋燭の間にいる管理人と呼ばれる者が現れます。
管理人は真っ黒いフード付きの服を着た盲目の男だとも、骸骨姿の死神だとも言われています。
その者は到底人間とは思えない様なおぞましい声で、
「生贄は何処だ」
と問うそうです。
そしたら、ただ無言で持ってきた赤い蝋燭を差し出します。
すると管理人は一度だけ、赤い蝋燭と引き換えに、他人と自分の蝋燭を取り替える権利をくれます。
自分のより太く、長く、火の勢いが強い蝋燭を選べば延命出来ます。
ですが、終始口を開いてはいけません。一言でも喋れば、あっという間に首を狩られてしまいます。
この部分には他にも、
・赤い蝋燭と自分の蝋燭を取り替えられる。
・赤い蝋燭で自分の蝋燭の火力を調節し、蝋燭の溶ける速度を抑えられる。
・管理人から新品の蝋燭を貰う事ができ、赤い蝋燭から好きなだけ火を移せる。
などがあります。
でも、自分の蝋燭を探すのには制限時間があります。
黄昏から、夕陽が完全に沈むまでの短い時間です。その間に何千、何万本という蝋燭の中から自分のを見つけなければいけないのです。
時間が来ると、エレベーターの扉がひとりでに閉まり、一階へと戻っていきます。
蝋燭を見つけられなくても、その時までに再びエレベーターに乗れば戻れますが、そうすると寿命は赤い蝋燭のものになってしまいます。
もし乗れなかった場合、エレベーターの扉が閉まると同時に蝋燭の灯りも全て消え、自分でも気付かない内に管理人に首を狩られてしまいます。
管理人の出てこない別の説では、永久にその空間を彷徨う事になります。
時折、陽が沈んでから無人のエレベーターが一階に来たり、エレベーター内に真新しい赤い蝋が落ちている事があるそうです。
(※暗さんからの投稿です。ありがとうございました。)
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