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都市伝説・・・奇憚・・・blog

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2008.02.12 (Tue) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

あの恐怖体験をする迄は、私には猫をいじめる癖がありました
猫は用心深く、人の姿を見るなりパッと逃げてしまうので、どうにも気に入らなかったのです
皆さんは、「猫は自分より低い場所に居る物に対してあまり警戒しない」と言う事をご存知でしょうか?
ブロック塀や自動車の屋根の上の様な高い位置に居る猫には、実は容易に近づく事が出来るのです
まず関係のない所に視点を置き、時々猫の方をチラチラうかがいながらそっと近づけば、大抵の場合その場から逃げずに待って居てくれます
(この時チラチラ見る理由は、こちらに敵意がない事を知らせる合図なんだそうです)
私はその方法で難なく猫を捕まえる事に成功しました
それが凶凶しい恐怖体験の始まりだったとは....

そいつは近所で良く見掛ける丸々と太った白い猫で、飼い主は特に居ないらしく皆して餌をやる為これほど太ったようでした
私はその猫の両脇を持って2度3度自分の股の間をぶらぶらさせ、勢いがついた頂点で思い切り空中に放り上げてやったんです
勿論、幾ら猫嫌いの私でも別に地面に叩き付けて殺すつもりはありません
アクロバチックに近くの家の窓の片屋根(ひさし)の上へと着地させる積もりだったのです
ところが、その猫は想像以上に運動神経が鈍かったらしく、あれよあれよと屋根の傾斜を転がって下まで落ちてしまいました
猫は自分の体重を足だけでは支え切れず顔から地面にぶつかり、短く「ぎゃん」という苦痛の悲鳴を上げました
猫というのは私の経験上、ちょっとやそっとでは苦痛の態度を現わしませんから、悲鳴を上げたと言う事は落下のショックで脳か内臓にでもダメージを受けたのかも知れません
この時初めて私は罪悪感に襲われました
心配ですぐに駆け寄ろうとしましたが、猫はおびえて脱兎のごとく逃げてしまいました
それっきりです
以後その猫の姿を見る事は全く無くなってしまったのでした 

しかし!
それから随分月日がたった頃.....
夏の蒸し暑い夜の事でした
私はもうすっかりあの猫の事など忘れてしまい、彼女と二人で扇風機を回しながら楽しくテレビを観ていました
その時です
不意に、
「ニ″ャーーン、ニ″ャーーン、ニ″ャーーン....」
と、粘り付く様な猫のしゃがれた鳴き声が家外の暗闇からネットリと響いて来たんです
咄嗟に目をやると、片側に開け放った曇りガラスの向こうに、いつの間にやら白い影がゆらゆらと揺れて居ました
私は直感的にあの白い猫だと悟りました
次に蛍光灯がゆっくりと薄暗くなって行くのが分かりました
彼女はそれを見上げながらオロオロするばかりでしたが、私は彼女越しに見える窓の白い影から全く目が離せませんでした
なおも薄気味悪い鳴き声が続きます
それはだんだんと、
「ニ″ャーーン、に″ゃーーン、に″ゃーーん....」
猫と言うより人がふざけて猫の物真似をする様な声に変わって行きました
さらにその内、
「ぎゃーーん、ぎゃーーん、ぎゃーーん、ぎゃーーん、ぎゃーーん......」
と、大人の男が赤ん坊の泣き真似をするような不気味な声に変化して行ったんです
私も彼女も逃げる事すら忘れ、完全に怯えて固まってしまいました
そしていきなり!!!
網戸の所から真横に寝た男(人間)の頭がにゅっと出てきて大声で怒鳴ったんです
「ぎゃーーん!!」
私達は余りの光景に自らの目を疑いました
その男の首は、白い猫の横っ腹からキノコの様にニョキッと生えていたからです
(其の他にも気味の悪いぐにょぐにょした何か?もいっぱいくっついていました)









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写るはずがないもの

2008.02.11 (Mon) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

皆さんは写真に写るはずが無い物と言ったら何を思い浮かべるでしょうか?

心霊写真とかは別に写ってもおかしい物ではないと思います。
私は心霊写真が写らない方がおかしいと思います。
理由は心霊はこの世にいるからです。 本題に入ります。

10月3日の夜8時頃、私は彼女と2人で家で食事をしていました。
私の家には子猫が2匹いて、彼女が 
「上京している姉に子猫の写真を送ってあげたい」
と言うことで、 私がカメラを持ち彼女が子猫を抱いている写真を数枚撮りました。
その写真を撮った時は心霊?が写っている事に気づきませんでした。

ポラロイドカメラって霊が写りやすいって言いますよね。
その日は家に彼女を置いて私1人で夜遊びに行きました。
夜遊びから帰って来た時の事です。

彼女が
「変な物が写真に写ってるから怖かった」
と言ってきました。
私は心霊系は好きなのでウキウキして例の写真を見ようとしたら、彼女が一言
 「ヒロ(私)が写ってるんだよね」
と言いました。

私はゾッとしました。
私が写真を撮ったのに、私が写るはずが無いからです。

私がおそるおそる写真を除いてみると、 そこには予想もしなかった、まぎれも無く私の姿が写ってました。
顔が紫色でねじれており、首のあたりに火のような物が付き、叫んでいるような私の顔でした。







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解剖

2008.02.10 (Sun) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

 解剖は、どんな医師でもできるわけではない。解剖には解剖資格を取る事が義務づけられている。
 長野のある山で遭難事件が起きた。真冬のことだったので、遺体はかなり凍っていた。藤原氏が大学病院の解剖室で死因を確定することになったのだが、山岳警備隊が運んできた遺体はガチガチで、解剖台の上に置くとゴトリと音がした。 

「大丈夫ですか」
助手を買って出たインターンが器具を用意しながら聞いた。
 運ばれてきたのは、まだ二十歳を過ぎたばかりという青年だった。
吹雪でルートを見失い、そのまま森の奥で倒れていた。
 
 防寒のために何重にもなった服をハサミで切断すると触診を始めた。
 まるで氷だった。
 「だめだな」
藤原氏は凍ったままでは解剖することはできないと判断し、病院のスタッフにお湯を持ってこさせると次々に遺体へそれをかけた。
「おい、君はマッサージだ」

何をするのか藤原氏の意図を測れないインターンは、ぼうっとしているところを叱咤された。そのうちにバケツでお湯を汲んできた看護婦に『お湯掛け』を任せると藤原氏もインターンと共に遺体のマッサージを始めた。 

「本当は熱い風呂に入れるのが一番なんだけど、さすがにいくら知り合いの病院でも、そこまでは無理だったな」
 小一時間、マッサージを続けたところ少し硬直がやわらいできた。
すると遺体がクックッと唇から声を漏らしたのである。
ギョッとしたインターンに
「今のマッサージで肺が刺激されたんだ」
と告げると、さらにマッサージを続ける。
「先生、ちょっと休憩しましょう」
ブッ続けでマッサージをしていた彼等の顔にも疲労が濃く浮かんでいた。藤原氏は、そうするかと頷いた。 

 しばらく腰を落ち着けていると、解剖室でゴツッという音が響いた。
見に行くと遺体が解剖室から落ちていた。藤原氏はインターンとふたりで遺体を引き揚げると再び、解剖台の上に置いた。そのとき、心なしか体位が変わっているような気がした。 

「たぶん、落下のショックだろうと思ったけど、もともと遺体が解剖台から落ちること自体、ほとんど無い事なんだ」
 ふたりはマッサージを続けた。すると、インターンが喉の奥で悲鳴を上げた。見ると遺体の手元を凝視している。
「手がな、上がってきたんだよ。温まって硬直したのが下がるのは理屈だけど、上がるのはな・・・」
と藤原氏は言った。しかし彼は
「単なる筋反射だ」
と告げたという。
「目から十円玉くらいの氷が出てきたな。たぶん、瞳に張り付いてできた氷だと思うけど」
 結局、解剖を始める事ができたのは夜九時を回っていた。
 
翌朝には地元の警察に死因を報告しなければならないということで、解剖はその晩に行わなければならなかった。
「まず触診してから、身体の正中線を切り、肋骨のカバーを取り外すんだ。肺と心の重さと色を調べてから、胃と腸、頭蓋をノコで削って脳味噌に向かうんだな」
 
 大方の臓器を調べ、生タコのように取り留めもなく動く小腸を調べているとインターンがゲーッと声を上げた。気分が悪くなったのかと思った藤原さんは、
「我慢しろ」
と言ったが顔を上げるとインターンの白衣の裾が遺体に握られていた。
 
「俺も今まで三千体ほど解剖したけど、あんなことは初めてだった」
 藤原さんは
「硬直だ。ビクビクするな」
と言ったが、ふたりとも一度硬直が外れた死体が立て続けに硬直することなんか理論的にないということを知っていた。
「その直後だよ」 

 気管も食道ごと抜いてる遺体の頭蓋を閉めようと脳を戻し、縫合をしようとした瞬間、
 
「ゲラゲラゲラッって笑いやがった」 

 誰が?チャックを閉められたようになった遺体がである。
 驚いたインターンが手を話すと、パックリ頭蓋が口を開けてしまい、脳が床に落ちてしまった。紙のように白くなったインターンの顔があった。
 
「奴は無言のまま、廊下に出るとストーブの前で座りこんでしまった。追いかけて行って、『おい、今のは単にガスが声帯を揺らしただけななんだぞ!何でもないよくあることだ』って声を掛けたけど、無理だとわかったよ。俺の声自体ブルブル震えてたからな」 

 結局、明るくなるのを待って解剖は続けられた。ふたりは解剖室の前の廊下で『仮通夜』をした。
 「翌朝、電話で解剖の許可を取り付けてもらっておいた家族が玄関を入ってきたときに、アッって声を上げそうになった。ソックリの兄貴がいたんだな。インターンの奴なんか今にもブッ倒れちまいそうだった。兄貴が『昨日、夢に弟が出てきて、ふたりでゲームをしたり冗談を言い合ったりして、しっかり別れを済ませてきました』って言うんだな。これぐらいかな、変な話は」 

 藤原さんは、今も長野で暮らしている。







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こっくりさん(2)

2008.02.06 (Wed) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

ただ送るだけではなんだから、オレが小学生の時のはなしでも。
当時微妙に「こっくりさん」が流行っていて、うちも例に漏れずこっくりさんをやっていた。
ある時、私の姉の学年で、昼休みに女子がこっくりさんを行っていた。
ところが、儀式が長引きすぎて、昼休みでは終わらず、5時間目が始まるからと先生に無理矢理止めさせられた。
行き場のないこっくりさんは、女の子の体を媒体に暴走した。 

5時間目は「図画工作」、その日は彫刻刀をもちいて巨大な蝋燭に飾り模様を入れるという単元であった。
刃物というのは、たやすく人を殺せるため、それ相応の分別がある人間でなくてはあまりに危険すぎる。
そして惨劇は起こるべくして起こった。

昼休みにこっくりさんをやっていた女の子の1人が突如立ち上がり、前の席の子の背中に思い切り突き刺したのだ。
先生も相当狼狽したらしく、何にどう対処していいか分からなかったが、先ずは刺した子を抑えて、児童の1人に保健の先生を呼びに行かせた。
すぐさま救急車が学校に到着、刺された子は病院に搬送された。 

以来、オレ達は興味本位でこっくりさんをやることを止めた。
「こっくりさん」の話題を出すことさえ憚られた。
今になって心配なのは、そのとき誰も「憑依していた何か」を払って(鎮めて)いないことだ。
幸いにも、今のところこの話には後日談はないが。










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暗がりの女

2008.02.05 (Tue) Category : ホラー・怪奇現象・不思議現象

飲み会が終わり、一人で繁華街を歩いていたら、背中に視線を感じた。 

振り向くと、暗がりで女が壁から右半分だけ顔を出してこっちをじーっと見ている。
変なのと思ったけど、酔ってていい気分だったので無視を決め込んだ。

しばらくして、さっきの女が別の暗がりからこっちを見てるのに気付いた。ひょっとしてストーカーか?と思ったけど、気にしないことにした。 

でもそれが数日続くとさすがに鬱陶しくなってきた。半分だけ顔出してなんて、ひょっとして恥じらってるつもりか?俺は文句を言ってやろうと女にずかずか近づいていった。 


女は右半分しかなかった。









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